フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月11日(月) 晴れ、一時驟雨

2013-11-12 11:54:41 | Weblog

   8時、起床。朝食は昨夜の残りのおでん。 

   午後、散歩に出る。このときは穏やかないいお天気だった。

   下丸子の「喜楽亭」へ行く。

   客は私一人。いつものチキンカツ定食を食べながら、ご主人とおしゃべり。

   これまでずっと奥さんだと思っていた方はご主人のお姉さんで、ご主人は独身であることを今日初めて知った。

   食後の珈琲は下丸子の一つ隣の鵜の木のギャラリー・カフェ「hasu no hana」で飲もうと思い立つ。先日、「phono kafe」で知り合った、陶芸家の清水さんが出品するイベントはまだ先だが、「hasu no hana」というカフェを見てみたいと思った。

   鵜の木で降りるのは久しぶりだ。カフェに行く前に鵜の木の街を歩く。

   めざす「hasu no hana」は駅からすぐの多摩堤どおり沿いにある。2階の窓のポートレイトは誰かの作品なのだろう。

   客はほかにはいなかった。店主の女性から「三浦さんのお知り合いの方ですか?」と聞かれた。現在、「三浦かおり展」が開催中なのだ。三浦さんの知り合いではありませんが、かくかくしかじかの経緯でこのカフェのことを知ってやってきましたと説明する。

   店主さんは美術館の学芸員のように展示されている作品ついて解説をしてくださった。

   今回の個展は「記憶の果て」というタイトルで、文庫本を切り抜いたり、裁断したり、細長いリールにしたり、それをまた編んだりして作った作品が並んでいる。

   ギャラリー主体のカフェだが、飲み物もスイーツも充実している。りんごジュース、コーヒー、栗の渋皮煮を美味しくいただいた。

   後から二人ばかりお客さんが来たが、一般の方ではなく、作家さんやギャラリーにお勤めの方だった。

   途中で、空が急に暗くなり、激しい雨になった。傘を持っていなかったので、予定していたより、長い時間滞在することになった。

   雨があなったので、店を出る。夕暮れの近づいた鵜の木の街をもう一度散歩してから、蒲田に戻る。

   風が冷たい。後から木枯らし1号だったと知る。

   木枯らしや東京の日の在りどころ  芥川龍之介

   「phono kafe」に寄って行く。

   おからボールの野菜あんかけと紅茶を注文。へんてこな注文だが、美味しそうだったので。

   大原さんを交えて、常連客たちとおしゃべり。

   大原さんのエプロンの柄がなかなかかわいらしかった。外は木枯らしが吹いているが、ここには花畑のようである。