フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月28日(土) 晴れのち雨

2015-12-02 12:44:28 | Weblog

7時、起床。

トースト、サラダ(炒り卵、トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

今日から妻と二人で2泊3日の金沢旅行。去年の今頃も妻と二人で箱根旅行をしたが、11月28日は妻の誕生日で、12月3日はわれわれの結婚記念日なので、そのお祝いの意味もある。

飼い猫のはるの世話は娘に頼んだ。25日は娘の誕生日だったのだが、居間のテーブルの上には誕生日プレゼントをおいておいた。半飼い猫のなつの食事は、近所にはごひいきにしてもらっている家が何軒かあるので、大丈夫だろう。

9時32分発の「かがやき507号」は予定より15分遅れて(上野駅で何かトラブルがあったらしい)東京駅を出た。

東京は快晴だったが、

 

しだいに曇天になり、

金沢に着く頃には雨になっていた。

それにしても東京から2時間半で金沢に着いてしまうなんて・・・。

ホテルに荷物を預けて、さっそく内灘へ行くことにした。金沢には何回も来ているが(妻とは二回目であとはひとり旅)、着いたらとりあえず内灘の海岸に行くというの私の中での決まり事である。雨も小降りになってきたので問題ない。

土日限定の一日フリー切符(400円)というのを購入。北陸鉄道浅野川線は金沢と内灘を結ぶ電車だが、金沢⇔内灘は普通に切符を買うと往復で640円かかるからずいぶんと割安である。妻の誕生日が印字されているのも記念になる。

ホームに電車が入ってきてから改札が開くのだが、それを一列で待つ人たち。並ばなくても余裕で座れるのだが、これが地元の慣習らしい。

金沢から終点の内灘まではわずか18分。京浜東北線で蒲田から東京までの時間と同じだ。

海岸までは歩いて20分ほどだが、その前に腹ごしらえ。内灘に来たときは必ずといってよいほど(定休日でない限り)「来」で食事をする。いつも地元の人たちで混んでいる人気の中華料理店だ。

 

さあ、何を食べようかな。

私は来メン。店名を冠した麺である。豚肉の細切りを揚げたものがのっていて、スープは塩味。

妻は鶏天丼。鶏肉の揚げものが入った中華丼である。3分の1ほど私も食べる。

さあ、海へ。

内灘は昔は漁村であったが、いまは金沢のベッドタウンである。

ところが、海岸を目前にして雨が強く降ってきた。イーオンのフードコートで雨が弱まるのを待つ。

紅茶は300円なので、当然、ティーパックだろうと思っていたら、ちゃんと茶葉の入ったポットに入れて(二杯分はある)、お菓子付でテーブルまで運ばれてきたのでびっくりした。

雨はほどなく上がる。

 冬の雨模様の海岸である。人影は少ない。

雲にはムラがあって、それが空に明るさと奥行きを与えている。

 広い砂浜の一角のバラックのような建物群は夏の間だけ営業する海の家である。

右を見ても海と砂浜。

左を見ても海と砂浜。

正面には冬の日本海。

引き上げるころには自然と表情も引き締まっている・・・か?(笑)

海岸には30分ほど滞在した。

15:00発の電車で金沢に戻る。

折り畳み傘しか持って来なかったので、駅ビルで、街歩き用にちゃんとした傘を買う。

ついでに妻はちょうどさがしていたタイプのキャリーバッグを見つけて、これも買いたそうにしていたので、誕生日のプレゼントに買ってあげるよと。

ホテルにチェックイン。

部屋で荷解きをして、ひと休みしてから、再び出かける。

夕暮れ時の浅野川大橋。

その近くにあるひがし茶屋街に行ってみた。街の灯りと小雨に濡れた石畳は風情がある。

石川伝統美術工芸館というところに入ってみる。

町屋を活用したさまざまなお店が営業をしていてなかなか楽しい場所である。

国の重要文化財に指定されている「志摩」という茶屋に入ってみる。

6時近くになるとだんだん人通りも少なくなってくる。北陸新幹線の開業前はこんな感じだったらしい。 

格子戸の家並みが一番美しいのはやはりこの時刻だ。

ひがし茶屋街の一角にある宇多須神社。

さあ、そろそろ引き上げよう。

川岸の風景もすっかり夜の中だ。

金沢駅の方まで散歩しながら帰る。けっこうな距離を歩いた。

夕食はANAのホテルの中にある日本料理の店「雲海」でとることにした。とくに予約はしていなかったので、少し待たされる。

先付三種。(説明されたがメモをとっていないので覚えていません)

お吸い物。

お造り。

牛肉の石焼。

天ぷら。

カニ鍋。

シジミの雑炊。

デザート。

ごちそうさまでした。

宿泊しているホテルは駅の反対側なので、駅の構内を通って帰る。

土曜日の夜は一番観光客でにぎわっている。

たくさん歩いて、今夜は早めの就寝。