8時半、起床。
11時半に家を出て、12時に鹿島田駅(南武線)で卒業生のMさんとFさん(二人とも論系ゼミ6期生、2016年卒)と待ち合わせ「パン日和あをや」へ行く。
今日は真夏日だ。とりあえず冷たいもので乾杯しましょう。
私はアップルタイダー(氷のバケツに入ったやつ)、Mさんはアイスティー、Fさんはノンアルモヒート(7月のドリンク)。
Fさんはカメラガールだ。大きな一眼レフを首から下げてやってきた。
サーモン、アボカド、クリームチーズのサンドウィッチ。女性には一番人気ではなかろうか。
きゅうりとヨーグルトのスープ(冷製)。たぶん初めて食べた。真夏日のスープだ。
この3月に大学を卒業したばかりの新米社会人である。2人とも23区の職員で、Fさんは北区役所、Mさんは豊島区役所で働いている。
今日はフランスサンド(リンゴ+ブリチーズ+ルッコラ)がメニューに出ていた。これは注文しない手はない。蜂蜜を垂らして食べるのがおすすめ。
定番のB.L.T(ベーコン+レタス+トマト)サンド。厚切りのベーコンがうまい。
食後に私とFさんはコーヒー、Mさんはアップルタイダー。
2月に坂井先生と来たとき、開店4周年のお祝いに贈らせていただいた蘭の花が(一部だが)まだ残っている。
ずいぶんと長持ちするものである。
「パン日和あをや」の定休日は月・火だが、7月には臨時休業日があるそうです。
店を出る前にご主人に写真を撮っていただく。
2軒目のカフェは先週(ホナミさんと)行って満席で入れなかった、矢向駅そばの「ノチハレ珈琲店」に行ってみることにする。
矢向駅までの線路脇の道にはいろいろな花が咲いている。
路傍の花を見つけたらしゃがんで接写するのがカメラガールの習性である。
私が何も言わないのに路上でポーズをとるのもカメラガールの(あるいはタップダンサーの)サービス精神かもしれない。
矢向駅前に到着。
Fさんに影響されてか、八百屋の前で日傘をかかげるポーズをとるMさん。
店頭にはスカイがたくさん並んでいる。夏だ、夏だ。
特大のスイカ(スイカ割り用?)が路上に置かれていた。私がそれを写真を撮ろうとすると、Fさんがそばにしゃがみこんだ。スイカの大きさを自分の顔と比較して表現するためだが、さすがカメラガールである。
「ノチハレ珈琲店」に到着。よかった、中央の4人掛けのテーブルが空いている。
奥様から「先週はいらしていただいたのにすみません」と言われる。「ご繁盛でよろしいじゃないですか」と言うと、「先週の土日の2日間は以上に混んだんです。今週はもう普通にもどっています(笑)」とのことだった。たぶん先週末は梅雨の晴れ間で、みんなが外に出たかったんじゃないでしょうか。今日も汁の晴れ間といえばいえないこともないけれど、これだけ気温が高くなると逆に外出は控えたくなるだろう。
卒業して3か月。新しい環境にも慣れてきたころではないだろうか。
そしてこれからのことを落ち着いて考えるようになるころでもあるだろう。
3人とも梅ソーダ(ジュース)で喉を潤す。
Fさんはようやく新しい出会いに向けて気持ちが外に開かれてきたそうだ。うん、そういう表情をしてますね(笑)。
Mさんはこれまでのつながりを大切にしつつも、その変容については予感していて、3年ぐらい先のことに思いをめぐらしている。うん、そういう表情をしてますね(笑)。
この後、川崎に出て、京浜東北線に乗り、Mさんは品川で山手線に乗り換えて(これから部屋の掃除をするそうだ)、Fさんは東京で降りて駅構内の本屋で買い物だそうだ。
夏を元気に乗り切って、また会いましょう。
私は東京ステーションギャラリーへ昨日から始まった「12Rooms 12Artists」展を見に行く。社交の時間を楽しんだ後は孤独の時間を楽しもう。
日本での営業拠点開設50周年を迎えたグローバル金融グループUBSが所有するアート・コレクションの展示会である。
館内のロッカーは元々無料ではあったが、鍵をするときに百円硬貨が必要だった(後から戻ってくる)。いつのまにかその百円硬貨も必要なくなっていた。
12人のアーティストの作品はそれぞれに興味深かったが、とくに今回の展示会のポスターに使われている絵の作家であるルシアン・フロイドの作品には魅入った。ポスターの絵の前に立って「裸の少女の頭部」というタイトルを見るときまで、私はこの絵のモデルは男性だと思い込んでいた。それも中年のブルーカラーの男性をイメージしていた。それが「少女」だと知ってびっくりした。ルシアン・フロイドの絵には「美しく描こう」という配慮はない。「存在するままを描こう」という意志のみがある。
ルシアン・フロイドはあのフロイドの孫である。彼について知りたくて、館内のショップで、ジョーディ・クレッグ『ルシアン・フロイドとの朝食』(みすず書房、2015)を購入。
閉館時間の6時までいた。また、来よう。
今日はこの後、もう一つお目当てのものがある。東西線にのって神楽坂へ。
「SKIPA」に顔を出す。
8時からお隣の「トンボロ」でバイオリンとチェロのミニコンサートがあるのだ。
それまでの時間を「SKIPA」で過ごす。定食を注文。
食後にアイスチャイ。
のんちゃんが何やら飾りつけをしている。
海藻のようなものを窓の辺りに貼り付けている。
水分がなくても大丈夫なのだそうだ。
この草もそう。へぇ、そういうものがあるとは知らなかった。
まだメニューには出ていないが、梅ジュース(ソーダ)があるというので、のませてもらうことにする。青梅と南高梅の二種があるのだが、味は変わりません(だからメニューでは区別しない)とのことだが、本当か?やっぱり違うんじゃないのかな?
青梅の方を注文。
利き酒ではないけれど、飲み比べてみて下さいといって、コップに南高梅の方ももってきてくれた。(右のコップは水)。
やっぱり違いますよ。青梅の方がすっきりした味わいで、南高梅の方がまろやかでよりフルーティーな味わいがします。のんちゃんも、「ほ、ほんとですね!ブレンドして出そうかな」と言った。二種の梅ジュース(ソーダ)としてメニューに並べたらいいんじゃないですか。お隣の「トンボロ」のブレンドコーヒーのAとBみたいに。
8時から始まったコンサートは満席の盛況だった。
演目はイージーリスニングな作品が多かったが、最後の「バッサカリア」は渾身の演奏だった。拍手。
10時半、帰宅。