7時半、起床。
熱いフライパンで現実の目玉焼きを焼く。火を止めてからしばらく余熱で焼いておくと黄身がいい具合に半熟になる。
トースト(目玉焼きのせ)、サラダ、グレープフルーツジュース、紅茶の朝食。
11時20分に武蔵村山さん(仮名)と待ち合わせ、「まやんち」へ行く。
彼女は以前、私の家の近所のかかりつけの歯科医院で歯科衛生士をされていた方で(当時から私のブログの愛読者であった)、いまは転居をして国立の方にお住まいである。前回(5月11日)、「パン日和あをや」でお会いしたとき、次は「まやんち」のピーチメルバをご一緒したいですと言われたのだが、すでに予定が埋まっていて、「来年ですね・・・」ということになっていたのだが、今日予定した人が仕事の都合でキャンセルになったので、歯科医院は木曜日が休みのところが多かったはずと武蔵村山さんのことを思い出し、彼女に連絡して、今日ご一緒することになったのである。
紅茶は私はニルギリを、彼女はダージリンの秋摘みを注文。
「ティーポットのカヴァーがかわいいです」と武蔵村山さん。お子さんの帽子にもなりますよ(笑)。
私は今季7個目の、武蔵村山さんは人生初のピーチメルバである。
おそらく桃の成熟度はピークに近づきつつあるのではなかろうか。今日のピーチメルバは今季食べた中で一番美味しいように思う。武蔵村山さん、ラッキーでしたね。
ピーチメルバを食べ終えて、彼女が言った、「私、最近好きな人ができたんです」。な、なんですと!
卒業生の恋バナには馴れている私だが、人妻で、一児の母親でもある彼女の告白に私はあわてた。「昼顔」か。
「この人です」と彼女はスマホに入っている写真を私に見せて。
三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの登坂広臣である。
最近、彼が出演している映画『ホットロード』(主演は能年玲奈)をDVDで観て、好きになったそうである。そ、そうですか・・・。
最近、彼女は減量を始めたのだが、それもどこかで登坂広臣くんとバッタリ遭うかもしれないので、そのときのためだそうである。そ、そうですか・・・。
以前、ケツメイシのメンバーの一人が蒲田に住んでいて、街でバッタリ遭遇したことがあったそうで、そのとき、ファンであることを告げて、握手をしてもらったそうである。だから登坂広臣くんともきっとばったり遭う日が来ると彼女は信じているのである。そ、そうですか・・・。
『ホットロード』はいい映画ですから、先生もご覧になってください、と彼女は言った。はい、答案の採点が終わったらね。
ランチは場所を変えて、「パン日和あをや」に食べに行く。
電車が多摩川を渡るとき車窓から入道雲が見えた。夏の空である。
矢向駅で降りて、線路沿いの道を歩く。暑い。
歩きながら、彼女のライフストーリーを聞いた。高校時代はちょっとぐれていたそうである。道端でヤンキー座りをしてもらう。うん、似合いますね(笑)。
彼女のお父様は警察官をしていて、お父様にはずいぶんと反抗したそうだだが、その一方で、高校卒業後の進路の一つとして警察官になることも考えたそうだ。結局、専門学校に進んで、歯科衛生士になる道を選んだのだが、身長172センチの彼女が婦人警察官になったらなかなか制服がお似合いだったかもしれない。
「パン日和あをや」に到着。
奥様と目があったようである。
奥様とご挨拶。
さて、何を注文しようかな。新しいメニューがありますね。
8月のドリンクはアイスストロベリーチャイ。
新作、ガッパオコッペ。鶏挽肉のバジル炒めをコッペパンで挟んだもの。武蔵村山さんはパクチーが苦手だそうなので、バジルに替えてもらった。うん、これはいけます。美味しい。
これも新作、海南ベーグル。蒸した鶏肉をベーグルで挟んだもの。うん、これもいけます。美味しい。
私はパクチー入りで、武蔵村山さんはバジル入りで。
彼女はもうお腹がよいそうなので、私だけピザパンとコーヒーを注文。
ごちそうさまでした。夏のメニューはなかなか魅力的ですね。たぶん8月は何度かうかがうことになると思います。
どういう話の流れだったか忘れたが、奥様が『ホットロード』のコミックの話を始めて、武蔵村山さんがそれに食いついた。奥様は映画の方は見ていないが、80年代半ば、北海道の高校生だった奥様は、原作のコミックをリアルタイムで読んでいたそうである。
奥様が大学を卒業生して広告代理店に就職したのはバブルの末期で、スマホの中に入っている当時の写真を見せていただいたが、まさに織田裕二主演の映画『就職戦線異状なし』(1991年)の世界の住人であった。
時刻は2時半を回った。そろそろお暇の時間である。
奥様に写真を撮っていただく。
「パン日和あをや」の夏休みは8日(月)から16日(火)まで。
今夜はシチューにするそうで、パンとスコーンを買っていかれた。
帰りは鹿島田駅(急行が停まる)までの道を歩く。途中の公園で。
並木の日陰がありがたい。
「まやんち」→「パン日和あをや」は話し好きの彼女にとってはいいコースであった。
彼女は立川行き、私は川崎行きの電車に乗る。また会いましょう。
3時過ぎに帰宅。夕食前に講義「日常生活の社会学」の答案の採点作業を終えた。
夕食はポトフ。
今日も夜更かし。就寝は2時半を回る頃。