フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月12日(金) 晴れ

2016-08-16 13:50:20 | Weblog

8時、起床。

松本旅行から帰り、蒲田での夏休みの日々が始まった。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

松本土産の「モモ・カフェ」のプラムとラズベリーのコンフィチュールを開ける。

コンフィチュールはジャムの一種。複数の素材を組み合わせ、甘さが控えめ、形状もゆるい感じだ。8月中旬の朝の食卓のレギュラーになるだろう。

私は飼い猫のはるを居間から出してやることが多い。階段の辺りが空気の流れがあって涼しいのだろう。

昼食は妻の希望で「phono kafe」に食べに行く。

食事を終えて、私は映画館へ。

かつてたくさんあった映画館だが、いまは「蒲田宝塚」と「テアトル蒲田」の2館(というよりも同じビルの同じフロアーの隣り合う2館なので、2スクリーンのミニシネマコンプレックスというのが適切だろう)のみ。

お目当ての映画はこれ。『シン・ゴジラ』。

場末の映画館の平日の昼間の回にしては観客は多かった。20人以上いる。

ゴジラが東京湾から最初に上陸するのが蒲田(呑川を遡るのだ!)であること。鎌倉に再上陸して東京に向かうゴジラを迎え撃つ自衛隊が陣を張ったのが丸子橋の付近(下丸子)であったこと。この二点だけで、この映画を蒲田の映画館で観ることを格別のものとした。観客たちは自分たちの住んでいる街がゴジラに破壊されるのを「オオ!」と声を上げて楽しんだ。

これからこの映画を観る方々、蒲田の映画館でご覧あれ(笑)。

作品の内容についていえば、ゴジラ対人間の戦いを通して、意志決定機構としての日本国の権力構造(内部構造および外部との関係)を描いた点が見どころである。『踊る大捜査線』の青島刑事は「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きているんだ」と言ったが、会議(意思決定の過程)に注目した点において、『シン・ゴジラは』は逆立ちした『踊る大捜査線』である。

夕食の主菜は焼き茄子の挽肉のせ。

それとシューマイ(二人前)、サラダ、卵と葱の味噌汁、ご飯。

オリンピックは日本人選手の大活躍で、こちらは早くもお腹いっぱいな感じである。