7時半、起床。
TVで体操男子団体の金メダルのニュースを流していた。おお、獲ったのか!内村のホッとしたような笑顔がいい。
トースト、サラダ、グレープフルーツジュース、紅茶の朝食。『トト姉ちゃん』を観ながら。平塚らいちょう、『はるが来た』に続いて登場ですか。
9時前に家を出る。今日から2泊3日の松本旅行だ。いつも一人旅である。
新宿発10:00のスーパーあずさ5号に乗る。
5月の信州旅行ではホームに降りるときのエレベーターで切符を落として、失くしてしまったのだった。あの切符、一体、どこへ行ってしまったのだろう?
松本までの時間は2時間半。この時間を使って、原稿の校正をする。旅行に出る前に終わらせるはずだったのだが、終わらせることができず、鞄に入れて来た。なんだか売れっ子の作家みたいだが、たんに締め切りにルーズな大学教員です。
ケータイに電話が入る。卒業研究を指導したOさんからだ。志望の大学院に合格しましたという知らせだった。ほう、合格しましたか。よくやった!9月卒業式には行くからね。
松本着。人が多い。
「山の日」が制定された記念のイベントがあるのか。人が多い理由はこれか?
郵便局で原稿を出版社に送り、ホテルに荷物を置いてから、昼食を食べに出る。女鳥羽川を渡る。
「ル・コトリ」。松本に昼に着いたときの食事はたいていこの店でとる。
ランチメニューの中から阿波尾鶏のローストを注文。
冷製コーンポタージュスープ。ペコペコのお腹にしみるスープだ。
阿波尾鶏のロースト。いい歯ごたえだ。肉を喰らっているという感じがする。ライスを頼んだので、ライスに甘目のソースをからめて食べる。旨い!
食後のコーヒー。
松本の調理師学校の生徒さんが研修中だった。卒業したら東京のフレンチレストランに勤めたいそうだ。しっかりね。
ごちそうさまでした。明後日、坂井先生とまた来ます。
中通りへ。
セレクトショップ「coto.coto.」に顔を出す。
ご主人と挨拶。
刺繍作家のヤンヤンさんの作品をいくつか購入する。
カフェ「chiiann」(チーアン)に顔を出す。
「こんにちは」「いらっしゃい」という挨拶もそこそこに「まやんち」の話題になる。
前回来たときは、「chiiann」の奥様が「まやんち」のお菓子教室の生徒さんだったということは知らなかった。ご夫妻も私が「まやんち」の常連客であることは知らなかった。前回から今回までの間に、「まやんち」のお客さんで私のブログをよく見ている方が「まやんち」のまゆみさんに私が「chiiann」に行ったことを教え、まゆみさんが私に「chiiann」と「まやんち」の関係(一種の暖簾分け)について話してくれる一方で、「chiiann」の奥様に電話をして私のことを話したのである。
ご夫妻は下丸子に6年間ほど住んでいたそうである。下丸子といえば「喜楽亭」であるが、ご夫妻は「喜楽亭」に入ったことがないそうだ。たしかにあの外観では入るのに勇気がいりますね(笑)。「でも、チキンカツ定食は美味しいですよ。私は月に一度は食べに行きます」というと、「そうでしたか。勇気を出して入ってみるべきでした」とご主人が言った。
あれこれ話をした。急に旧知の間柄になったみたいだ(笑)。
カステラと紅茶(chiiannブレンド)を注文。
「まやんち」のテイストですね。
若い女性の3人客が入ってきたのを潮時に店を出る。明後日、坂井先生と一緒にまた来ます。
木工と陶器の店「GRAIN NOTE」に顔を出す。
「こんにちは」「いらっしゃい」と奥様と挨拶。
田中一光さんの新作はありますか? 12月に二階のギャラリーで個展を企画していますとのこと。
一度、ホテルに入って、一休みすることする。
カフェ「栞日」(しおりび)に行く。近所に移転したことは知っていた。旧店舗(ビル)は手放さず、ウィークリーステイ(一組限定)のホテルに改装中。
「高橋ラジオ商会」の看板はそのままである。味わいがあっていいかもしれない。
入口を入って左手に古い印刷機が置いてある。これが今回の移転のきっかけであったとは後から知った。
私と一緒にモンシロチョウが入ってきた。
広い店舗になりましたね。
マスターの菊地さん。若い頃の藤田嗣司に似ている(会ったことないけど)。
あの印刷機は前の店舗では狭くて置き場がなかったので、移転を考えたそうだ。前のビルをウィークリーホテルにすることは当初から考えていたそうである。ずいぶんと思い切りましたね。若いからこそできることです。
二階のフロアーへ。
おお、これはすごい!
この個室は個展などに使うつもりとのこと。グループ学習室にもいいですね。
ジンジャエールを注文。
形の違うたくさんのテーブルと椅子が置かれている。
開店祝に5冊ほど購入。
アンドレ・ブルトン、ポール・エリュアール、宇野亜喜良『恋愛』(Ecrit)
谷郁雄(誌)・青山裕企(写真)『透明人間⇔再出発』(ミシマ社)
小沢夏美『よるのうた』(GARGAS)
『八月の水』3号
Chisato Hikita 『a VIDA no Brasil : A Day in The Life』
これからここは松本旅行(ブラタカジ)の拠点になることだろう。
陽が傾いてきた。
カフラスの跡地。あれ?あの建物がなくなっている!
(5月に来たときに撮った写真)
あのときが見納めだったか・・・。
夕食は駅の方へ歩いて「たくま」でとることにする。
この店の椅子は松本民芸家具が使われている。
カツカレーを注文。ルーはスープカレーに近い。カツにはソースをかけて食べる。
宿に戻る。
この宿の名物、屋上露天風呂に入る。
10時頃、このホテルのもう一つの名物、夜泣きそば(無料)を食べる。
午前1時ごろ、就寝。