フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月28日(日) 曇り

2018-01-31 02:22:47 | Weblog

8時半、起床。

カレーと牛乳のご飯の朝食。いつもであればトーストとカレーだが、パンを切らしていたので、冷蔵庫の中にラップにくるまれていたご飯の残りをチンした。なぜカレーライスにしないのかというと、そういう気分ではなかったからとしかいいようがないが、いまにして思えば、カレーライスでよかった。

10時半に家を出て、大学へ。今日は大学院のドクターの入試の日で、午後3時過ぎから業務があるが、その前に卒業生のカホさん(論系ゼミ4期生)と昼食をご一緒する約束がある。彼女は去年の11月3日に結婚式をあげた。会うのはその時以来である。

早稲田駅で待ち合わせて、彼女が予約をしてくれた鶴巻町の「汐見」というお蕎麦屋さんへ向かう。途中の鶴巻南公園はまだだいぶ雪が残っている。

このあたりは小さな印刷屋さんがたくさんある。

 「汐見」に到着。早稲田正門通りにあるが、普段、ここまでは来ない。カホさんも来るのは初めてで、「早稲田 日曜 ランチ」で検索して見つけた店だそうだ。「食べログ」では「3.58」の高評価である。

11時半の開店だが、すでに満席(予約を含めて)に近い状態だった。

カウンター席に座る。ランチメニューの中から私は鴨御膳をチョイス。

鴨ロースの炙り。 

自家製の豆腐は醤油でなく塩でいただく。

拾割蕎麦の鴨せいろ。

カホさんは天ぷら御膳。

天ぷらは白子と茄子をチョイス(追加あり)。

蕎麦湯。

デザートは杏仁豆腐にコンフィチュール。

「結婚式の素敵なスピーチのお礼に今日はご馳走させて下さい」とのこと。それは、それは。ありがたく、ごちそうになります。

ここから神楽坂まで歩きましょう。ちょっと寒いけど。

向こうに見えるのは赤城神社の境内に建ってるマンションですね。

裏手にあるお稲荷さん。

拝殿前で。

お参りしていく。

神社と言えばお御籤だが、彼女はお御籤には興味がないようである。

「トンボロ」に到着。これで彼女はグランドスラム達成である4期生ではミズキさん、ヨウさんに続いて3人である。

私はブレンドB(コクと苦味)、彼女はカフェオレを注文。

彼女のスマホから結婚式のときの写真を観る。私がスピーチの後に乾杯の音頭をとっているところ。こうして見ると、加藤一二三(ひふみん)みたいな顔しているな。

今日は彼女にお願いして、披露宴で彼女が読み上げたご両親への手紙のコピーをもってきてもらった(実物はお父様がもっていらっしゃる)。

実にいいお手紙だった。

お父様は感涙にむせんでおられましたね。

 黙読する。

黙読ではなく、彼女に朗読してもらって聞きたいところだが、それをしたら、たぶんお店の客全員が泣いてしまうだろう。

「トンボロ」を出る。お隣の「SKIPA」の看板はそのままだ。

「閉店」の札もずっとそのままだ。

近所の白銀公園でポートレートを撮る。

拾った小枝を手に持って。

白いコンクリートの山に登ってみる。

 

平均台で男の子と対決し、容赦なく勝つ。

自分の大人気なさに思わず赤面する。

 セルフタイマーを使ってツーショット。さきほどの小枝を持って。

後ろのベビーカーがいい小道具になっている。

もう一軒、カフェの梯子をしましょう。

その道すがら、雪だるまとツーショット。 

二軒目のカフェは「アミティエ」。「トンボロ」でコーヒーだけにしたのは、ここでスイーツを食べるつもりだったからだ。

私はアールグレー、彼女はダージリンを注文。

私はグレープフルーツのタルト。

彼女はモンブラン。ご主人は栗が苦手なので、彼と一緒のときはモンブランは(好きなのだが)食べないそうだ。へぇ、あなたが食べる分にはかまわないように思うけど(笑)。

小さな円卓はたちまちいっぱいになる。

さて、そろそろ時間です。私は大学へ。彼女は友人たちと渋谷で合流する。

ご主人はいま香港に単身赴任中で、彼女はその間、実家に戻っている。「正式な出戻り」(笑)である。この状態が何年続くのかは定かでないのだが、仕事を辞めて香港に行くという発想は彼女にはない。彼女はずっと働いていたいのだ。 ご主人が帰ってきたら本格的な結婚生活が始まるといってよい。いまは「既婚の独身生活」を味わっている彼女である。お父様のあの涙は何だったのだろう(笑)。でも、これからの時代のライフスタイル、家族の在り方として、ゼミの後輩たち(あるいは未婚の先輩たち)の一つのモデルとなるのではないだろうか。見かけはオットリしているが、芯はあの小枝のようにしなやかなカホさんである。

大学へ。

中庭の雪だるまは壊れている。自然に壊れたのか、壊されたのか。試験の出来の悪かった者が「クソー」と蹴りでも入れたのかもしれない。普通のだるまは七転八起だが、雪だるまは起き上がらない。

会議室での業務は1時間足らずで終わる。

研究室で間もなく始まるゼミ論編集作業の下準備をする。

さて、帰ろう。だいぶ日が長くなってきたな。

夕食はカジキマグロのソテー、サラダ、チンゲン菜と玉子の味噌汁、ご飯。

カジキマグロのソテーは久しぶりだが、私は好きである。マグロのフライなんかも作ってくれないかな。

デザートはハーゲンダッツ(バニラ)。

今夜もナツはお泊りにやってくる。

なにせこの寒さである。書斎の床暖房は朝まで入れたままにしておいてやる。

2時、就寝。