フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月7日(日) 晴れ

2018-10-08 18:03:18 | Weblog

8時15分、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日の『まんぷく』を録画で観る。内容についてはとくに感想はないが、オープニングの映像はずいぶんと安上がりに作ったなという感を禁じ得ない。ドリカムの歌う主題歌のリズムに合わせて(だろうと思う)福子が海辺及び山野辺をスタスタ、ズンドコ、歩くだけ(ときに寝転んだりする)である。高校の映画部でももう少し何か工夫するのではなかだろうか(笑)。もちろんあえてそういうシンプルな映像にしたのだろうが、「早送り」してしまいたくなる。ちなみにこれまでの朝ドラで一番好きなオープニングは『ひよっこ』のそれだった。

今朝のCDはグレン・グールドの弾く「フランス組曲」(5番・6番)。

今日は真夏日が戻った。

午後1時に蒲田駅で卒業生のアズサさん(論系ゼミ1期生)と待ち合わせ、「マーボ屋」にランチに行く。このところ1期生の人たちと続けて会っているが、「1期生週間」を意図したわけではなく、たまたまである。実際、アズサさんとは9月の半ばに会うはずだったのだが、私が体調を崩して(めまい)今日に延期になったのである。「その後、体調の方がいかがですか?」と彼女に聞かれたが、めまいはそれ以来出ていない。やっぱり夜更かしが続いたせいですね。

「マーボ屋」は彼女の希望。蒲田周辺で私がよく行く店で彼女がまだ行っていないのはここくらいである。なにしろ下丸子の「喜楽亭」にも彼女は行っているのである。そんな人は彼女の他にはいない(笑)。見かけによらずチャレンジャーなのである。

野菜サラダ。

彼女が私の分を取り分けてくれている。気を遣わなくていいですからと言って、サラダ以降は自分でやる。

海老のサクサクフリッター。これは前菜感覚で。

牡蠣とカシューナッツとシメジの甘辛炒め。注文する前に「牡蠣は好き?」と尋ねたら「はい」とのこと。彼女は私と同じで素材レベルでの好き嫌いはないそうである。それは頼もしい。私の秋の三大味覚は秋刀魚、カキ、松茸なのだが、彼女に尋ねたら、「秋刀魚と・・・」と言ってからしばらく考えて、「葡萄」と答えた(笑)。ご飯のおかずでは?と重ねて尋ねると、「秋はいろいろな混ぜご飯が美味しいです」とのこと。栗ご飯とか、松茸ご飯とかね。

四川風麻婆豆腐(ハーフサイズ)。牡蠣とカシューナッツとシメジの甘辛炒めは、けっこう甘めなので、バランスを考えて辛いものも注文した。山椒がピリピリする。ご飯が足りなくなりそうだった。

ランチを食べるとサービスで杏仁豆腐が出る。

池上散歩をしてから「カフェ・スリック」に行くことにする。呑川沿いの道を池上へ。

意外にもアズサさんは池上散歩は初めてだった。

養源寺のところまで来た。この脇の階段坂を上がれば本門寺の境内に出る。

階段坂下にあるご地蔵様にはいつも千羽鶴が供えられている。

急な階段を上る。

本門寺境内の五重塔。本門寺のモニュメントで、重要文化財だ。「関東に4基現存する幕末以前の五重塔のうち、一番古い塔」だそうである。

展望台(池上会館屋上)から五重塔を望む。

暑い日差しを避けて本門寺公園へ。 

「ここは時間がゆっくり流れている気がします」と彼女は言った。このところ仕事がずっと忙しく、連日、23時くらいまで残業なのだそうだ。

静かだ。

木の声を聴く。

風の声を聴く。

噴水のある池のあたりは風が気持ちよい。 

池のそばの子ども広場で。大人だけど(笑)。

さて、そろそろ「カフェ・スリック」に向かいましょう。

 山を下りる前にお参りをしていく。 

池上駅から「カフェ・スリック」に電話をしたところ、「いま満席なので、空いたら電話をしますね」とのことだったので、時間つぶしに東急プラザの「くまざわ書店」に行く。

片岡義男『あとがき』(晶文社)を購入。彼がこれまで出した本の「あとがき」だけを集めた本だ。私は本の「あとがき」を読むのが好きだ。本文よりも「あとがき」の方が好きかもしれない(笑)。そういう私にとって、「あとがき」だけで出来上がった本というのは、鮭の背骨だけの缶詰みたいで、ある意味、とても贅沢だ。だってふつうは「あとがき」というのは一冊の本からは一つしかとれないわけだから。

なかなか電話が来ないので、とりあえず「カフェ・スリック」に行くことにした。客が来たら席を立とうと思っている客がいるかもしれないからだ。

やはりまだ満席だったが、併設のギャラリーを観ていたら、席が空いた。

本日で最後というグレープフルーツジュースのセパレートティーを注文。アズサさんも私のブログを見ていて、これを飲みたかったそうだ。

彼女はラムレーズンのシフォンケーキを注文。

私はハロウィン仕様のシフォンケーキを注文。沿えらえているパンプキンのクリームはモンブラン風である。

「番組の途中ですが、ここで5時のニュースをお伝えします」風のポートレイト(笑)。

この店の支払いは彼女がしてくれた。ごちそうさまです。

 時刻はすでに5時半。外のテラスでポートレイトを撮るにはもう暗い。店の外灯を見上げてもらって撮ったポートレイトは「希望」というタイトルをつけようかしら。

日曜日は5時で閉店のところ、遅くまでお邪魔しました。

蒲田駅まで彼女を送って行く。 

論系ゼミの卒業生は8期生まで来ているが、1期生というのは特別な存在である。文化構想学部の草創期、いろいろなことが試行錯誤の連続で、ゼミの運営もそうだった。いまのゼミの礎を一緒に作ってきたという思いがある。

アズサさんは冬が一番苦手な季節だそうである。次のカフェは春カフェにしましょうか? いまの多忙な日々がどうぞ冬のボーナスに反映されますように! 冬は寒いけれど、冬のボーナスは暖かいといいですね。

夕食はラムチョップ、味噌こんにゃく、サラダ、味噌汁、ご飯。

デザートは葡萄。

2時15分、就寝。