フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月10日(金) 晴れ

2019-05-13 13:43:59 | Weblog

8時15分、起床。

パン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

10時に家を出て、大学へ。 

私の研究室の時計は3分ほど遅れている。3分ほど進めている人は多いと思うが、遅らせている人は珍しいだろう。人が時計を実際の時刻よりも進めておくのは余裕をもって行動するためと思われるが、遅らせておく意味は何か。実は意味はとくにない。だだし、理由はある。電池が弱くなったいるためではないかと思われる。では、電池を取り換えればよいではないかと人は思うだろうけれど、電池はちゃんと使い切りたいのである。 

11時半に卒業生のヨウさんがやってくる。平日の昼間にやって来られるのは彼女が休職中だからである。しかし、6月から新しい会社で働くことになって、今日はその報告がてらお茶をしにやって来られたのである。 

「たかはし」に行く。 

2人とも生姜焼き定食を注文。彼女は元々肉が好きだが、体調のよくないときは食欲もなかったそうで、それがいまは昼食に生姜焼き定食を注文できるまでに回復したのである。好きなものが美味しく食べられるというのは健康な証拠である。 

食後は、カフェに直行するのではなく、戸山公園に腹ごなしの散歩に行く。 

日差しは強いが、木陰は気持ちがいい。 

ヨウさんは原色の服を好まれると思っていたが、結婚されてからはこうした細かい柄のワンピースも着られるようになったという印象がある。

この時期、屋外で撮るポートレイトは何といっても新緑がポイントである。新緑と一口にいってもバリエーションというかグラデーションがあり、それが光の当たり具合で変化する。 

新緑と光に加えて、もう1つ、風もポイントだ。この時期の風を「薫風」と呼ぶ。「風薫る5月である」。しかし、風は新緑と違って直接写真に撮ることはできない。風を撮るとは風に揺れるもの、風になびくものを撮るということである。ポートレイトの場合、それは髪の毛である。 

箱根山に登りましょう。

本門寺公園と同様、戸山公園(箱根山地区)も奥行きと高低差があって、ポートレイト撮影には適している。 

新緑と光のポートレイトを撮っていたら、そばを女の子が通り過ぎた。 

光の当たらない緑は深い色になる。盛夏が近づくにつれ新緑は深緑になっていく。

 

箱根山の中腹には教会がある。

 幼稚園併設の教会で子供たちの声がする。

 頂上に上る前にベンチで一休み。

 さて、頂上を目指しましょう。 

登頂。後ろにはさきほどの教会の屋根が見える。

 周囲の木はすべて桜で、満開のときの眺めはそれはそれは見事である。

 さて、カフェに行きましょう。

 

「カフェゴトー」にワープ(笑)。

いちごのクラフティがなんとも美味しそうである。ヨウさんはバナナタルトを注文。 

あれ? 注文したのとは違うなと思ったら、 

「木苺のクランブルチーズケーキ」だった。でも、こちらも美味しいです。 

ヨウさんはこれから不動産屋さんのところに行く。転職に伴って、転居もすることになったそうである。早稲田には近くなったからどうぞ仕事終わりに立ち寄って下さい。 しっかりね。

5限、6限はゼミ。

5限は4年生のゼミ論テーマ報告(3名)。6限はゼミ論テーマ報告(1名)と、私の『日常生活の探究』(左右社)をテキストにした発表とディスカッション。発表は3年生が担当する。「序章」担当のTさんはしっかりと準備されたプレゼンをしてくれた。後に続く人たちのよい刺激になったことだろう。

休憩時間のスイーツ。 

 

新年度4回目のゼミにして初めて一人の欠席者もなく全員がそろったので、記念に(?)写真を撮っておく。 

蒲田には10時くらいに着いた。夕食を「中華つけ麺大王」で食べていくことにする。 

チャーシューつけ麺を注文。最初これが出てきたとき、間違ってチャーシュー麺を注文してしまったかと思ったが、

続いて麺が別皿で出てきたので、やっぱりつけ麺なのだとわかった。 

帰宅すると放送大学の坂井素思先生から本が届いていた。放送大学の新しい科目「経済社会を考えるー消費・産業の様式と庵サンプルー」のテキストである。間々田孝夫先生との共著である。間々田先生には以前、現代人間論系の科目「消費社会論」をご担当していただい。この分野の権威である。一読して、大変に興味深く、かつ読みやすく書かれている。 

1時半、就寝。

明日から2泊3日の信州旅だ。(ブログの更新は滞ると思います)