フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月19日(金) 晴れ

2010-11-20 12:51:36 | Weblog

  8時、起床。カステラと牛乳の朝食。カステラと牛乳は相性がいい。3時のお八つとしてではなく、朝食としてどうかという問題は別として、昔から好きな組み合わせだ。
 NPO法人 「早稲田健康の杜」のKさんからメールが届く。8月の報告から3ヶ月が経過したのでダイエットの方はその後いかがですかというメールである。Kさんは私のブログをご覧になっている。

  「お食事の写真があり、とても楽しいですね。間食も頻繁ではなく、上手に摂られていますね。気になることは、炭水化物(ごはん・パン・麺)の重ね食べです。うどん+おもち、麺類+ライス、毎日という感じではないので絶対にダメとは言えませんが、少し気をつけられると栄養バランスも良くなりますよ。」

  「重ね食べ」というのは初めて聞く言葉だが、昨日の夕食(天せいろ+牡蠣丼)は典型的な「重ね食べ」ということになる。好物の揚げ餅うどん(うどん+もち)も「重ね食べ」ということになる。う~ん、NGなのか。「絶対ダメとは言えませんが」とあるが、今後、力うどんを食べるたびに、Kさんの「ダメよ」という表情が浮かんできそうだ。ちなみに体重の方は8月の報告のときからさらに1.5キロ減っており、リバウンドはありませんと胸を張って報告できる。
  昼から大学へ。空と雲のコントラストが美しい。蒲田駅で購入した崎陽軒のシューマイ弁当を教務室のデスクで食べる。

  1時から4時まで教務・事務打合せ。これは毎週金曜日の午後に開かれるもので、教務と事務の間で打合せが必要な諸々の案件について主要なスタッフが一堂に会して集中的な検討が行われる。所要時間はそのときによって異なり、2時間から4時間というところだが、今日は少々長めであった。
  4時以降は、2つの案件について担当の事務の方と個別に打合せ。6限のゼミが始まる前に「maruharu」に行って早めの夕食をとる。サーモンとアボガドペーストのサンドウィッチと珈琲。パンは通常のものではなく、オープンサンド用のものにしてもらった。味わい深いパンである。しみじみと味わっていると、入口の硝子戸の向こうから大きな躯体の男性がニコニコしながらこちらに手を振っている。日本文学の兼築先生であった。恥ずかしかったが、しかたがないので、小さく手を振って応える。

  6限は4年生クラスでゼミ論の中間報告。7限は3年生クラスでインタビュー調査の経過報告。
  3年生のKさんが授業の後で、私のところへやってきて、話したいことがあるという。何かと思ったら、先週、京都に行ったのだが、そこで乗った人力車の車夫(という言葉はいまでは使わないのだろうか)の方が、私のことを知っていたという。その人は同志社の学生なのだが、Kさんが早稲田大学の学生だと知って、「僕は早稲田大学に敬愛している先生がいるんです」という話になり、誰のことだろうとKさんが思っていると、「文化構想学部で社会学を教えている大久保先生っていう方なんですが、ご存知ですか?」とKさんに尋ねた。ご存知もなにも自分はその大久保先生のゼミの学生だとKさんが興奮気味に応えると、彼もびっくり仰天。なんたる偶然かという話であった。彼は高校生のときに文化構想学部のパンフレットに載っていた私の記事を読んで(本も読んだのかもしれない)、自分のやりたいことはこういうことなんだと思い定め、文化構想学部に入学すべく受験勉強をしたのだが、残念ながらそれはかなわなかった。しかし、私のブログはいまでもずっと読んでいるそうだ。というわけで、今日のこの記事も読んでいることであろう。籍を置く大学がどこであれ、自分がやりたい勉強を精一杯やってほしいと思う。頑張ってください。


4年生クラスのスイーツ


3年生クラスのスイーツ(宣伝を兼ねて)

  ゼミを終えて、教務室に戻る途中、中庭で男女の学生に声をかけられる。昨日の「The Fence 中庭にさよなら」の企画を立ててくれたS君とTさんだった。人気のなくなった夜のキャンパスで中庭の風景との別れを惜しんでいたところだった。しばらく立ち話をする。日付が替わる少し前に帰宅。


11月18日(木) 晴れ

2010-11-19 11:08:34 | Weblog

  9時、起床。晴天だ。よかった。今日は昼休みに戸山キャンパスの中庭で「The Fence 中庭にさよなら」という学生有志によるパフォーマンスが予定されているのだ。11時に家を出て、大学へ。
  中庭では学生たちがパフォーマンスの準備をしていた。先週の金曜日に複合文化論系2年生のS君から企画の相談を受け、月曜日に和田先生と一緒にS君と面談し、それから3日後に今日の本番を迎えたのである。大した行動力である。こういう学生とはひさしぶりに会った気がする。12時40分からパフォーマンスが始まった。


和田先生が行く


坪内ショーホー君(先生?)


フェンスが立つ場所に人が並ぶ


時計回りに歩く


白い布でフェンスをイメージ


布を担いで逆回りに歩く


パフォーマンス終了


さよなら中庭


眠るゴジラのような樹影

  「疲れたときに、余白に、ふっとおもいだすままにいくつかの言葉を書く。その言葉を書いてみたくなって書く言葉。「樹」という言葉は、わたしにはそんな一つの言葉だ。・・・(中略)・・・「樹」という言葉は、ただの一語にすぎない。ただ一語にすぎないのだけれども、しかしわたしは、そのただ一語を書くだけで、明るい日射しのしたの、おおきな樹のしたの、おおきな影のなかに、はいることができる。たとえ、どんな深夜にも。」(長田弘『風のある生活』、7頁)

 
スロープ横のメタセコイヤの大木

  パフォーマンスを見とどけてから、「maruharu」に昼食をとりに行く。本日のサンドウィッチ(スパニッシュ・オムレツ)とスープ(豆と野菜のトマトスープ)。いま見たばかりのパフォーマンスのことをマダムに話す。S君のことはマダムも知っている。というのは、私とS君とが初めて話をしたのが、1週間ほど前のここ「maruharu」でのことだからだ。

  4限は大学院の演習。途中から、本部キャンパスそばの喫茶店「バロン」に場所を移す。昔ながらの喫茶店だ。客の年齢層も高い。マダムにいつからやっておられるのかうかがったところ、40数年前からとのこと。1960年代後半だ。喫茶店というものが若者たちの間に根を下ろしたのがそのころだ。

  教務室に戻って、6限の授業の準備をしながら、小林先生(文化構想学部教務担当教務副主任)と雑談。小林先生は俳優の宇梶剛士をソフトにした感じというのが私の印象であるが、デスクが隣同士ということもあり、また、映画という共通の話題があることもあり、よく雑談をする。
  われわれが雑談をしているときに、業務を終えた武田先生と岡部先生が教務室に入ってこられた。すぐには気づかなかったが、武田先生、顔に怪我をされている。どうされたのかと尋ねたら、昨夜、帰宅途中に自転車に乗っていて転倒されたのだという。ハンドルに掛けていた傘が前輪に巻き込まれたらしい。聞いているだけで冷や汗が出る。夜間救急の病院で治療を受けて、本日の出勤。ご苦労様です。どうぞお大事に。
  6限は講義「ライフストーリーの社会学」。授業を終えて、教務室に戻り、9時頃まで雑用。帰りがけに「五郎八」で夕食をとる。天せいろを食べた後、新メニューの牡蠣丼に心引かれたので、ご飯を少なめで注文する。とても美味しかった。支払いは2050円で、ちょっと贅沢な夕食だが(カロリーもオーバーだ)、たまにはいいだろう。11時半頃、帰宅。


11月17日(水) 雨

2010-11-18 01:41:24 | Weblog

  9時、起床。雨が降っている。冷え込んでもいる。ベランダに出て、寒さを体感する。今日は今シーズン初めてコートを着る日となる。朝食は薩摩揚げ2枚ですます。
  昼から大学へ。小雀のために書斎の床暖房を一番弱いレベルで入れたままにしておいてやろうかとも考えたが、やめておく。昼食は蒲田駅で購入した「万世ハンバーグサンド」とミルクホールの珈琲を教務室のデスクで。
  2時から教授会。今日は懸案事項がかなりあって、長時間の教授会になることを覚悟して臨んだのだが、平均的な教授会の時間より少し長い程度で、6時半に終った。先週の運営主任会のように思わぬところで議論が紛糾したりすることもあり、どうも予測が難しい。経験的に言って、こちらが軽く考えているときは紛糾し、こちらが重く考えているときは案外あっさり終るもののようである。では、いつも重く考えていればいいじゃないかというと、その重さを日々抱えているのはそれはそれでしんどいもので、結局、しんどさの総量は同じなのではないかと思う。
  教授会の後、小さな会合が2つほどあってから、恒例のお弁当を食べながらの教務全体会議が10時頃まで続く。11時半頃、帰宅。


今日はお鮨かと期待していたのだが・・・


11月16日(火) 晴れ

2010-11-17 02:06:25 | Weblog

  8時、起床。また青空が戻ってきた。でも気温は戻らない。先週よりも冬が一歩そばに寄ってきた。豚肉とブロッコリーの炒め、トースト、アイスミルクティーの朝食。
  私は午前中に授業をもっていない。だから今日のように会議の予定がなければ、午前中は自宅にいる。それだけでずいぶん余裕が生まれる。明後日の大学院の授業の準備をする。
  昼過ぎに家を出て、大学へ。昼食は「メルシー」のチャーシューメン。壁のメニューには五目そばがある。最近、私の中では五目そば(広東麺)がブームなのだが、「メルシー」の五目そばは、だいぶ以前の記憶なのであいまいなのだが、あんかけではなかったように思う。私が好きなのはあんかけの五目そばなのだ。「メルシー」ではもっぱらチャーシューメンである。

  4限は演習「ケーススタディの方法」。雑誌班によるスローライフ雑誌の分析。6人の大所帯ながら、よく連携がとれた発表で、ちゃんとグループ発表になっていた。


色づいた桜の葉がだんだん落葉になっていく

  授業を終えて、教務室で雑務。途中で、「ごんべえ」に夕食をとりに出る。カツ丼ご飯軽めで。これでパン(朝)→麺(昼)→ご飯(夜)と三種混合のコースをたどることができた。10時半に大学を出て、11時半に帰宅。


11月15日(月) 曇りのち雨

2010-11-16 00:28:30 | Weblog

  9時、起床。穏やかな秋日和にも陰りが見えてきた。また一段と寒くなるのだろう。昨日の夕食の残りの肉じゃが、トースト、冷麦茶の朝食。ブログを更新している時間もなく、10時に家を出て、大学へ。
  11時から学生の面談を一件。昼休み、36号館382教室で現代人間論系の進級ガイダンス。1時15分から「社会学年誌」の編集委員会(「たかはし」のお弁当を食べながら)。2時から研究室でゼミ論の個別指導を6件。一人あたり30分でスケジュールを組んでいるが、そうそう30分では終らない。そのうちに次の学生が研究室に来て、だんだん人数が増えていく。6時に最後の一人が終る。クタクタになる。村に一軒しかない診療所の医師ってこんな感じなのかもしれない。教務室で1時間ほど雑用をしてから小雨の中を帰る。