立秋を前に、すでに秋風が吹きまくる昨今。日照不足は実は深刻で、稲の生育がだいぶ遅れているそうな・・・
そんな今日、午前中のお仕事が早く終わりましたので、TTで山岳+アウトバーンを組み合わせた200km程のドライブをしてまいりますた。
おかげさまでTTの嫁ぎ先も決まり、ホッと一息。さびしいのはもちろんですが、コンディションを確かめる意味もあるサヨナラドライブですよ(涙)。
ここまで7年7万キロ。実にさまざまな場所へと連れ出してまいりましたが、実はGTとしての使い方がほとんど。クルマのキャラクターからすれば至極ごもっともで、ゴルフ4シャーシの完成形をあじわった、かな?と(爆)。いまやVW、AUDI全車に搭載されるか、というところまでイパーン化したDSGのパイオニヤモデルだったのをトクイチオートで入念な調律の結果、ノントラブルでここまできたのは素晴らしい!同モデルにお乗りだった方々がことごとくトラブルに見舞われて(いぢりこわしともいいます)ミッション換装となるなか、順調に距離を重ねてまいりますた。
ハルデックス謹製の4MOTIONの制御はごくナチュラルに行われています。ここにもトクイチのデンキ、油脂のテクノロジーが効いていたか、と今更ながらに感動。
VWジマンの狭角V6の咆哮はいまだに素晴らしく、今日はおもわずSモウドのみ使って、聞き惚れてしまったほどでございますが、回して使ってみたところで盛り上がりには欠けるフラットトルクのゴルフ向けだったのは隠せないか(爆)。
が、どこから踏んでもトルクがドバー、と立ち上がるモダーンな仕立てに文句など言ってはバチがあたりますね。トクイチオート推奨のドライセルバッテリーのお陰でトップエンドまで伸びる仕立てとなっていたのは現状でも変わっておりません。
最後にスポーツカーだったか、との問いにははっきりノーと逝っておきましょう。いまだに見飽きない独特のゲージツといってもよいスタイルありきのスポーティ乗用車。どこから踏んでも速いスタイリッシュゴルフ。特異なデザインは昨今、絶好調のAUDIのスタイルを象徴するアイコンでもあった、といえるでしょう。クラシックとは対極にあるモダーンをメカニズム、インテリヤ、ボディ外板ゼンブで表現したオブジェという見方もできます。が、操作部分で手に触れるパーツがことごとくVW・AUDI共用パーツで、タッチが平凡~それ以下。イッキに現実に引き戻されるあたりが量産車の限界だったか。作りこみの禿げしかったセンターコンソール周辺の造形を見るにつけ、あと一歩でコレクターズアイテムの領域なのに、と考えるのは私だけでわないでしょう。
印象はひとことでいって「クール」。お別れするときにもクールでいよう、と思いはするのですが、あのインテリヤにもう身を置くことができないと思うとやはりサビスィ~、っす・・・(涙)。
というわけで、長年にわたり連載してまいりますた「TT3・2ドライビングマニュアル」はこれでおしまい。ご愛読(してないって)、誠にありがとうございました。このTTに乗れてよかった、と心底思います!