嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

イタ車はこんなものですよ 第53話 シャマルに成る

2005-05-31 21:41:49 | 
MS_8_1_1001_front早いものである、このプロジェクトがたちあがってからはや10ヶ月。ううむ、長かったぜ。マニイ君の尽力があったからこの程度で済んだようなものの、でなければまだまだブーストかけるまではいってなかった(一部謎)と思われるこのプロジェクトであるが、いよいよセッティングの第1案が出て、引渡しが出来る状態になったようだ。

んま、第1案といってみたって、トクイチオートさんリリースの第1案である。Aさんに関するデータの蓄積はハンパではないはずだ。「まあこれで乗ってみたってちょーだいよ」といって引き渡されたのに不満があるはずはない。だいたいAさんのセッティング・データなんて顧客の中でもナンバーワンの蓄積量ではないのか(爆死)。
たぶんどんぴしゃりのところをついてきていると思われる。巷間言われるシャマル名物の「どっかんターボ」はすでに過去のもの、1500程度からナチュラルな、しかし鋭いブーストが「線形で」立ち上がるそうである・・・(絶句)

エンジンが静かになって、ブーストがナチュラルに仕上がったほかに「ストラトスみたいに仕上がった(完全謎)」というのだが、どういうのだろう??そらま、ショートホイールベースにワイドトレッドはストラトスそっくしなんだが、V8の44・4キロを2800rpmで路面にたたきつけるストラトスというのは前例がない(爆)・・・ううむ、世間イパーンに叫ばれるシャマルの風評をイッキにくつがえす個体の出現となるのだろうか・・・アーウー(C:故大平首相)

想像ばかりしていても始まらないので、明後日引き渡しに立ち会うことにした(爆)。げひひ、スゲー楽しみ!大人の遠足ってかい(違)

#’93ごろのCGの記事を読んでみますと、シャマルって雨の日なんか登りのストレートで3→4のシフトアップでスピンしたがる、そいうのをなだめすかすのが楽しいと書かれてますが、もしかしてM向け(爆)?





TT3・2ドライビング・マニュアル 第2章 トルクバンド

2005-05-30 20:34:14 | 
DSC0329TT3・2にはDSGが搭載されています。アウディジャパンの正規輸入車を買おうとする場合はこのミッションしか選べない・・・本国にはMTももちろん存在するんだけれども、なにぶんあのフラットトルクです(一部意味明瞭)MTモードでころがしてみても自然に3000も回したらシフトアップ、これが現実ぢゃないでしょうか。ゴルフ4R32にお乗りの方には悪いのですが、このエンジンをMTで操ってみたところで楽しくもなんともない。それこそロムでも変えてインテグラみたい(意味明瞭)にしちゃったほうが精神衛生上よろしい・・・とそれくらい2500~4000までのトルク命のエンジンです。私がついATモードで走ってしまうのも実はこれが理由です。
もちろん上まで使えば「それなりに」パワーはついてきますが、ロータリーエンジンみたいにスムーズなのと引き換えにトルク感が薄れて回ってるだけのエンジンになってしまいます。って、実はこれがまたキモチよかったりするんですがね(ホンネ)。Sモードでぶちまわしてるときに最後の500回転くらいを、ミョーにタリイ、と思ったこと、ありませんか?>オーナのみなさま

エンジン音が素晴らしいので熱くなってる分、だまされやすいのですが、実はそうです(爆)。ンギャ~~~ンんなんつって回ってくれるエンジンサウンドはそれこそFなんかいらないぢゃん、と思わせてくれる心地よさですが、このあたりはさっすがアウディ、本当によく演出されています。

このエンジンを速く、ではなく、気持ちよく走らせるのには4000近辺までのレンジにレブをキープするドライビング、すなわち5000程度まででシフトアップをおこなう。がもっとも適しています・・・トラクションフォース(駆動輪出力・・・後日詳述)を考えたときには当然レッドゾーンまで使って、このトラクションフォースを最大に保つ走り方が「数値的には」速いのですが、「感覚的には」このトルクバンドに重きを置いた走りかたのほうを私はしております。
なぜか・・・キモチよいからです(爆)。
ググっとくるあの感触を楽しんでいる限りTT3・2は世界でもっともリーズナブルなGTといってよいでしょう(爆)
そんな楽しみ方をしてみたってこのクルマの燃費は9キロを割ることはありません。それこそ頭が真っ白になるくらいの狂おしい加速が欲しいのならば他に選択肢はいくらでもあります。そうではなく、40で流しても楽しい、ATモードのまま240(油温)に持ち込んでみても変わらずに楽しめる、そんなクルマは実は他にありません(きつぱり)

とまあ多分にエモーショナルな意見ですが、ご参考までに・・・







オイルサーディンにハイボウル

2005-05-30 19:26:25 | 食・レシピ
DSC0803銀座の某バーでこれ頼むと5000円である(爆)。自分でやると220円くらいなものである(ウイスキ含む)。サーディンをMEIDIYA(爆)に上げたとしても350円くらいなものだ(更爆)・・・とにかくうんまい。サーディンは缶を開けて、上にたまねぎのスライスと塩コショウのシンプルな味付け。そいつをオーブントースターに放り込んで待つこと12分で出来上がり。たまねぎは多めにすると後でありがたい(一部意味明瞭)油・・・こいつも最近ではヘルシーなのが使われてるらしいぞ!・・・が、ふつふついってきたら完成である。
これにはハイボウルでキマリ。やっすいウイスキーでよいのだが、グラスにあらかじめ氷、ソーダ、いや、炭酸の順に注いでおいたところへウイスキーをフロートするイメージで注ぐ。
焦げ加減のたまねぎとサーディンにハイボウル・・・嗚呼よきかな・・・(爆死)



列車に乗った男

2005-05-29 14:07:44 | 映画
img1ついでにもう1本(爆)。これもレンタル。コラテラルからうってかわってフランスの田舎町が舞台なんだが、なんともいえない好い雰囲気の1本。ドキドキはらはらがないかと思って安心して観ていたらそうではなかった。静かな盛り上がりの中でなんともコメントしようのないエンディング・・・人間ドラマである(一部謎)。ううむ、これまた映画館で観たい逸品であった。さいきんこいうハズシが多くて困る>自分
というわけでこれまたオススメの92点。
あ、そうそう月末恒例たちよみ大会(爆)で気がついたんすけど、LEON流の見出しの付け方、はやっちゃってますよ(爆死)。ちょいモテだの、ちら見せだの耳障りなことこの上ない、ので使いましょう(違)。今月のLEONでの一番のヒットは「激モテワンコの作り方」でした。もう逝ってくれ、と(爆死)



コラテラル

2005-05-29 13:52:28 | 映画
B0002ZEWXOTSUTAYAで月末恒例の立ち読み大会を敢行していたのだが、ふと最近レンタルDVDをしてないのに気がついてあわてて借りてきた。・・・え、もうレンタルっすかい?、ってなのがならんでいるなか、やっぱこれっしょ・・・トムクルーズさま主演。今回の役柄はシブい。珍しく悪役なんだが、そこはそれとことんカッコよい殺し屋を演じて見せてくれる。カメラワークがステキ。一晩で完結の物語なので場面がすべて夜に限られているのも全体のフンイキ作りに効いている。LAの夜景の美しさも素晴らしい。こういうのを映画館で観たかったんですよ。先日の「ローレライ」なんてなものアニメでやってくれたほうが資源の無駄遣いにならなくてよいのに、と思ったくらいだが、このコラテラルは映画ならではの味がある。文句なしの95点!!

ところでTSUTAYAでジャパニーズラップだかなんだか知らないがひたすらBGMでかかってる曲があったが、あれってお経にそっくりでないかい(爆死)??なに歌ってんだかわからんからやめなさい、と・・・




新シリーズ!!間違いだらけのTT3・2ドライビングマニュアル 第1章ウォームアップ

2005-05-29 09:43:59 | 
DSC0140お待たせいたしました!って待ってないわな(爆死)。新シリーズ登場。「イタ車はこんなものですよ」はどうしたい、と愛読者のみなさまからの矢のような催促(爆)も頂戴しておりますが、肝心のマセラーティシャマルはエンジンにようやく火が入ったところで現在トータルバランスのセッティング中。結果が出次第続きますので少々お待ちください。

というわけで間違いだらけのTTドライビングマニュアルをシリーズ化いたします。前代未聞だぜ、んな乗用車ベースの「スポーティ」クーペにドライビングマニュアルが必要か、という議論もございましょうが、独自路線を走るのが私のスタイルですから、まあひとつ暖かい目で見守ってやってくださいませ(爆)。

DSGがゴルフ5GTIに搭載されるようになり、イッキに市民権を得ようとしている昨今、その夢のシーケンシャルMTをいち早く搭載したTT3・2の「まちがいだらけ」のころがし方は現在どなたも言っておられません。
たったの1年16000キロ乗っただけでなにがわかるんだい、という意見もございましょうが、私なりにTTの姿が見えてきたところで「まちがいだらけの」私的マニュアルを展開してまいります。識者のみなさまには、なにをいまさらわかりきったことを、の連続ですからお読みになる必要はないです(きつぱり)。が、アラ探しはナカナカ楽しいかも(爆死)。また、他のモデルに乗られる方にとっても突っ込みどころ満載の内容になる予定ですからそれはそれで楽しいのではないでしょうか?

というわけで第1章、ウォームアップ・・・とかく暖気、などというとエンジンにばかり気を取られてしまいますが、エンジンの暖気などかけてしまえばそれでよろしい。冬の信州など15分もクルマを放置して暖機運転ではなく暖房運転(一部意味明瞭)をなさっておられる方もいらっしゃいますが、反社会的なので即刻クルマを処分して自転車で通勤しなさい、といいたい(爆)。クルマをとめたままするウォームアップは季節を問わず一切必要ない、と断言しておきましょう。エンジンだけ温めてみてもまったく意味はないのです。そうではなく、タイア、ブッシュ、ダンパー、エンジン、排気管、ブレーキそいったパーツのウォームアップにこそ心血を注ぎます。エンジンかけたらソク発進、TT3・2でいえばキュルキュル・・・ブオオ~ンで15ないし30秒後位に回転が落ちてエンジン音量が収まってきますからそしたらまずはDに入れてブレーキリリースです。

タイアをはじめサスペンション周りにはゴムが大量に使われています。これらを意識的に暖気してやるのとそうでないのとではコーナー進入時の切れ味に違いが生じます。暖気せずにトラクションを与えられたタイアはもうそれだけでダメージを受けています。トレッド表面にもそのあとがありあり、なのでけして良いことはありません。タイアをはじめ、ゴム系部品の暖気には想像以上の時間がかかる、肝に銘じてください。

路地を曲がるのでもステアリングをこじり気味にしてタイアをグリグリしてやるなんつうのもまんざらジョーダンではなくブッシュ、タイアの暖気につながります。かといって路上でF1のパレードラップみたいにジグザクに走って暖気するのも、ヴァカがキター!!というわけで車間距離をとってもらえるのでまんざら悪いことばかりではありません。ただしそいつを知人や同僚に見られた場合はその後のあなたへの視線は一生冷たいものに変わることはこの私が保証します(なみだ目)

さらに忘れてならないのがブレーキの暖気です。その日最初のブレーキングで信じられないくらい効きが甘くて大汗かいた、なんつう体験をお持ちの方も中にはいらっしゃると思いますがこれもブレーキが適正温度になっていない証拠ですね。ブレーキの場合はそれほど意識せずとも信号前の停止などを繰り返すうちに暖気は完了してしまいますが、ダストの少ないタイプや鳴きのでにくいタイプ、さらにレーシングパッド(!)などに変更なさっている場合はブレーキは「一生」効きません(完全意味明瞭)。すぐに純正に戻しましょう。純正「タイプ」でもダメです。死にたくなかったら純正にしましょう。何度も死にそうになったこの私が言うんだから本当です(爆死)
そんなこんなでウォームアップモードのまま気温にもよるのですが最低10キロは走ってください。もちろんエンジン回転も控えめに保ちます。DSGのDではアクセルをジンワリ踏んでいる限りシフトアップは1400rpm程度で起きてしまい、50kもでていれば6速にはいってしまいます。そんな低回転でエンジンに負荷をかけていたのではなんとも不安になりますが、そこは最新テクノロジー満載のTT3・2のことです。なんの心配も要りません。加速時には5なり4なり2なり(爆)をアクセルの状態、ペダルの踏み込み速度、車速などから自動的に選び出してきますし、燃焼も理想的な状態にコントロールされます。キカイ任せでオッケイです。
ここで回転履歴を与えないとカーボンたまるの回らないエンジンになるのと80年代のジョーシキなどふりかざして騒いでもいけません。気になる場合はそれこそ暖気終了後に楽しみがまっているのです(一部謎)。

さて、水温系も正常の位置・・・というかニッポン向けのTTの水温系は90度以上にふれない仕様になっているそうですね。110度だの130度だのといって不安になったユーザーが何も起きないのにクレームつけてくるから、が理由のようですが、なんとも情けない措置です。使えないメータをつけてくるんぢゃねえ(血叫)、とも思うんですが、きっと見なくてもよいくらいのものなんでしょう>水温計(違)。たまに高い「油温」で走行することが多い私ですからこのあたりは本国のものに換装してしまおうかと考えております。こういった子供だましの措置をしてくるアウディがいかにニッポンジンをナメているか、その表れですね>水温計

この頃にはタイアのフィーリングも柔らかく、シャシー全体が温まってきてしなやかな乗り心地に変化しはじめますが、それでも18インチのとてつもなく硬いサイドウォールを持つタイアは完全には温まっていないはずです。BSなどの国産ブランドは概してウォームアップはやめ。たいしてヨーロッパ系のピレリ、ミシュラン、コンチネンタルなどは暖気には時間がかかります。特にピレリなんて温まらないまま突っ込む(一部意味明瞭)とどこへとんでゆくかわからない性格を持っていますから、その日の運勢を占うにはもってこいです(爆)。

700Z、MXX2,3、PS1、スポコン1などというスポーツ系ハイグリップ(なつかしい)などは各1~2セット、700にいたっては4セットもはきましたが(安かった)、やはり暖気は遅い、と感じました。半分の距離でエクスペディア1、2,3や711、86M(爆)などは温まってましたねえ(とほいめ)。
特にエクスペディアの万能ともいえる性能にはホレボレしたもんです。高いっすけどね。

ハイグリップタイアほどこの温まりにくい傾向が強いです。ご用心。現在はコンチスポコン2、ライン装着もの。TT3・2にはもう少しマイルドな当たりのものが適しているのではないでしょうか?現状ではタイアががんばりすぎで旋回など楽しくもなんともありません。速いことは速いんだけどそれだけ、って感じですね。バランス的には17インチ、あるいは16でもオッケイでしょう。そのほうが楽しいはずです。暖気した後も超高速でしごいてやらないと(完全謎)、オイシイところが出てこないような、本当に硬いタイアです。700Zもそうでした。

最後に排気管です。あまり知られていない事実ですが、マフラーの内部はどのクルマでも水びたしです。で、走行中に少しづつ水が排出されてゆくように全体の形状も考えられています。ちょい乗りを続ける限りこの水がなくなることはありません。だからといって現在ではほとんどのクルマの排気管はステンレスでできていますからサビの心配もまずないです。TTのようなクルマではできれば強い排圧を与えて水気を払っておきたいものですが、実はそんな必要もないほど排気管というか吸気から始まって燃焼、排気にいたる「一本の」流れは計算されつくしています。マフラーのみの交換などしてみてもこの精密な流れが乱れるだけのことです。などとエラソーなことホザいてますが、過去に何本もとっかえひっかえやりくらかして(完全謎)なにも得るもののなかったこの私が言うのですから事実です(爆死)。けして否定しているわけではないです。意味がない、といっているだけです(爆)。

暖気完了のめどをつけるには帰宅時のクルマのフィーリングを思い出します。あの「トータルな感じ」が出ておればオッケイ、そうでないのならばまだまだジンワリ走ります。

というわけで暖気終了(爆)。はあ~、マニュアル作るってタイヘンっすねえ(爆)





チキンソテーモデナ風?

2005-05-29 07:51:07 | 食・レシピ
DSC0802もうすぐマセラーティのオフ会がうちで催される。マセラーティのなかでも特別に濃いモデルだけの会であるから、料理も濃いものをお出ししたいと思い、試作に余念がない(笑)。マセオリジナルのレンジャーデフのかたちそっくりなパスタを使った一品とか(爆)、トマトソースをロッソマセラーティに近い色に仕上げたり(爆)とか、そいう試作はこちらもクルマ好きなだけに楽しい仕事である。・・・あ、もちろんお客様に供するのである。

今夜はこれ、まあ一見トリモモのテリヤキであるが、ソースにモデナ産のバルサミコ・・・んまミツカンのバルサミコでもほとんど変わらないんだが、キブンです、キブン(爆)、と同量の赤ワインを煮詰めて使ってある。3分の1量になるくらいまで煮詰めたところへ蜂蜜と塩で調味しただけのシンプルきわまるやつなんだが、焼き上がり直前のチキンにフライパンの中でからませてやるとフライパンにこびりついた滋味と絡まりあってなんともいえない風味のある一皿となる。

そいえばこれ、フェラーリ軍団が来ても使えるメニュウだわな・・・げひひ、いっちょ誘致してみたい昨今(一部謎)



ベルルッティのTRIO

2005-05-27 08:17:24 | コスメ・ファッション
r_trioベルルティの新作・・・っつうか新展開!!なんと3ピースで1足とみなされる靴の登場である。ちょいと思いつかなかったが、これもまたよし、か(爆)????。
フツーは左右一足づつ、これで売られるのがフツーの靴、というかジョーシキなところへもう一足、それも左右どちらになるかは買ってのお楽しみ、ご指定は承りません、とキタ(爆死)!!そのうえ、おまけの(?)一足はどちらかというとシックでプレーンなものが与えられというではないか・・・左右で対称、それが靴のジョーシキだったものを見事に覆してくれた・・・もう、あっけに取られてシマウマ・・・

ううむ、こうなるとまさにアート、っつうかやりたい放題(違)。作り手のエスプリを前面に押し出したTRIO、やるねい、と思わせてくれる半面、引かれるお客様も多いはずだ。がこのキョーレツな個性こそがベルルッティの持ち味である。靴のほうで履く人をきっちり選んでくる・・・ベルルッティらしいといえばらしいが、このエスプリに感動して23マソがところお支払いになるお方はオサレなほかにどこかユニークなお方と見たううむ、気になる・・・ええい、実物を見に行かねばなるまい(完全意味明瞭)!!それにしても楽しませてくれます>ベルルッティ



DSGはMTにあらず!

2005-05-26 21:12:18 | 
87229ゴルフ5のGTI…あのチェックのスポーツシートみて、グラグラきてる方も少なくないのではないだろうか。シフトノブがフツーというか今風のやつだったり、4Drしかない、などと文句のつけどころ満載のどうにも中途半端なデビューであるが、なに1年もすればこれぞGTIといえるような3Dr、ゴルフボールシフトバージョンがゼッタイにリリースされている。あわてるな、と申し上げたい(爆)

ところで今度のGTIにはいよいよDSGが搭載されている。試乗記や解説文を読むと、このミッションをMTのように楽しいものだと勘違いしている記事が多いようなので、ちょいと申し上げる。

DSGはATである(きつぱり)。MTとの対比で完全無欠だとか、もうMTはいらない、などと騒がれているので誤解しやすいんだが、こいつはあくまでもAT。ドライバーの介在する余地がMT(の代用品)としては少なすぎるのである。したがって誰が走らせてもものすごいドライビング、っつうかシフトチェンジができてシマウマ。そのすごさは実はATモードに現れる。加速ばかりではない、減速時でも巧妙なシフトダウンがおこなわれている。そいつをドライバーが気がつかないくらいに上手にやってのけてしまっているあたりにすごさがある。6で流していた、と思ったらいつの間にやら3に落ちていて次の加速に備えていた、なんてあたりまえに起きる。すごい。おりこうさんである(爆)。すごすぎてMTモードに触らなくなるくらいすごい>ATモード

ところでMTの楽しみってなんだったろう・・・シフトダウン時の回転合わせ。レブとスピードを交互ににらみつつ選択するギヤに応じてスロットルをあわせるあのキンチョー感。アップでも同じだ。アクセルをゼロにせずに次のギヤにあわせて回転を維持しながら右足をキープするあのキンチョー感。4→3→2のヒールアンドトゥが決まることなんてコーナ10個あったら1個で万々歳。2個もあればもうコーフンしてUターンしてもう一回攻めたもんだ(ばか)。また、キマった瞬間の気持ちよさときたらなかった(爆)
200オーバー(油温)からの4速へのシフトダウンなんか、それこそ緊張の極みである。しかもこのままでは追突して全損、そいつを回避するために大抵はフルブレーキングと同時におこなわれる(爆)。ヒールアンドトゥなんて電車の中で38000回くらいは練習したものである(爆死)

発進ひとつとってみてもアイドリングスタートが決まったあの瞬間にはそれなりの征服感があった。バトルの最中にリミッターに当てつつステアリングと格闘するのもまたMTならでは、といってよいだろう・・・そう、楽しかったのである。ヘタレはヘタレなりに次こそは、と誓ってまた精進する(爆)、そいうステップアップしてゆくヨロコビは実はMT車のみのものなのかもしれない。それくらいシフトって難しい・・・や、単にヘタレなだけなんすが(滝汗)

いいかえれば煩雑なのである。その「煩雑だ」という観点から生まれたのがDSGである。シフトを楽しいもの、とはとらえていない。煩雑で、失敗しがちなものというとらえ方から生まれたのがシーケンシャルMTと呼ばれるものではないだろうか。

MTは確かに楽しい。が、常にパーフェクトでないから楽しいのである。キマった、と思えた瞬間にもや、もっとパーフェクトなのがあったのではないか、と、ゴールがないわけである。つねに成功していたのでは向上心なんて生まれない。んま征服のヨロコビというやつだろうか(爆)。MTに前向きに接して努力するドライバーはドライビングに関しても変わっていけると思う。関心が他にどんどん広がってゆくはずだからだ。そこいくと常にカンペキなDSGをどんなに巧妙に操ってみても、うまくなれるとは限らない(一部意味不明)
ヘタレの戯言、ご容赦(爆死)

ま、だからといってDSGがつまらない、というのではまったくないです。現在「DSGドラテク」なるものをまとめておりますので、近日新シリーズにて公開予定。請うご期待(爆)ってしないわな(完全意味明瞭)。





ハルデックスLSC

2005-05-25 19:58:35 | 
R000041259夕べはトクイチオートのご本尊、Iさんと深夜まで語り合ってしまった。静かに語るIさんからは本質をついた高レベルなコメントの嵐。イパーンドライバであるわたしごときにここまで話してくださるとは、と感動する間もなく真実が次々と明らかにされてゆく・・・(完全意味不明)

ハルデックス・・・ボルボをはじめ、VWの4MOTIONなどに使われているLSC・・・最先端のトラクションテクノロジーのひとつなんだが、私のTTにも使われている。
アンダーステアは別に悪いことではない(爆)。安全だし、ステアリングを切り足してやればニュートラルである(TTのばあい)、がつまらない。また、このアンダーをさらに助長してくださるのがこの4MOTIONに採用されたハルデックスカップリングなのである。

なんとトクイチさんではすでに5年も前にこいつに対策を施していた・・・詳しくはここには書けないが、まあすごい。分子レベルである。ハルデックスはフォローを必要としていたのである(一部謎)



Southern Comfort

2005-05-23 21:21:59 | うんちく・小ネタ
DSC0800夕方足りないものがあって緊急モードで駆け込んだお酒屋さんに置いてあった。緊急なのも忘れてついビンを手にとってしまった(爆)。ボトルデザインが大幅に変わってしまって持ちやすくなったのはよいのだが、旧型にあったクラシックな美しさが減ってしまって物足りないぞ。リキュール系はボトルデザインで味わいも変わってしまうぞ(違)。

中身は幸いにして以前のままであった。まさにアメリカ南部の良心。名物のバーボンウイスキーに梨、桃などの香料を加えてリキュールとしたものだが、甘さ控えめで一度あじわうと癖になるなんともいえない風味がウリ。
トニックウォーターで割るとオロナミンCにそっくし(爆)なのでハマるが、気がつくとなんともいえない心地よい酔いが・・・オレンジジュースで割ってもよいし、アメリカではコーラで割るのもよく見かけた。スゲー味覚・・・とバカにしてたんだが、やってみればこれはこれで、と納得の濃い味である。疲れたときなどのリフレッシュにも最適です。ホームバーに1本どぞ!



マグロとアボカドのタルタル

2005-05-23 21:13:04 | 食・レシピ
DSC0799両者ともに刻むんだが、今夜のこれにはたまねぎとケイパーも加えてある。歯ごたえと風味を加えるためである。味付けはサワヤカーな生姜のビネグレットでしめてみました。マグロなんて一年中売り場に並んでいて季節感はなくなってしまったが生姜で季節をかんじていただく趣向。オリーブオイルをかけてどうぞ。



ティーダに乗りました

2005-05-23 17:11:21 | 
DSC0798イメージだけでもアレですから、というわけで友人が乗ってきたティーダさまに乗っけてもらいました。フルレザーインテリアをもつゴーカバージョン。なんとオーテックのバッジが張られているぞ。って考えてみればオーテックってボディ架装屋さんですもんね。これもありか、と。

んが、すわってみればもろにミニバン(爆)。乗り降りがしやすい、視界がよい、広々してる・・・そいう受け身な感想しか出てこない。走りは~・・・アー、ウー・・・ヒョーロンカの皆様ってタイヘンすよねえ。ミニバンの走り云々しても仕方ないだろうにしなきゃなんない(爆)
ニッサン流ゴルフ、あるいはフレンチがはいってるのかも、と期待した私が間違ってました(爆)・・・だなんつっても実はゴルフの「らしさ」だって薄れっぱなしだし、フレンチ軍団だっていまやギミック満載。や、むしろ過去にギミックやり倒しのニッサンのティーダのほうがすっきりしてるぢゃんかよ(爆)!

ツヤの感じが上手な木目のプラスチック(爆)と革に囲まれてみてもウソっぽさがかえって際立ってしまい、ザンネン。センスのかけらもない。コストかけられないんだったらいさぎよく他のパターンにすればよさそうなもんだが・・・ニッサンのセンスである。
ファブリック内装のほうはきっともうすこしバランスがよいのかもしれないが、それでもCFからイメージできるラグジャリーってなに、それどこにあんの、って感じ。なんか家具のマルイで売ってるラブソファ6980円(完全意味不明)を思わせてくれるインテリヤであった。

久々にイメージで語れるクルマがキター・・・とデビウ当時には思ったんだが、その実態は・・・アー、ウー(C:故大平首相)。まさにゴーンの幻想??、それとも置き土産(激謎)??
もちろんクルマは工業製品。実用の道具でもある。私のようにクルマをシュミの対象としてみているようなバカヤローが文句付けられるほどティーダの仕上がりは甘いものではない。ティーダはきっと不満の少ない、ユーザーにやさしいすぐれた工業製品である。が、それだけ。

クルマの評価基準はひとつではない。安価でしかも高性能、ゼロヨンやってみたって同じ価格帯同士で比べられたら輸入車に勝ち目はない。が、それがどうした、である。日本のこの環境ではこの手のクルマは家電の延長くらいの選び方と使い方しかされないのである。ブランド買い・・・それもよかろう、スペック買い・・・意味を成さないが自己満足度は高い・・・

あ、ティーダのお話でした・・・ようはシュミで語るには            足らないつまらないクルマである。よくできてはいてもそれだけ。
なのでイメージをくすぐってくれるあのCFは即刻おやめなさいといっておきましょう(爆)
わたしのようにティーダを誤解して、イメージ作った挙句、がっくりきてしまうお方続出のはずだからである。
ちょいと古いが初代プリメラみたいなヨーロッパプンプンモデルを期待してたんだが・・・そのヨーロッパ臭も今やどこいっちゃったの?ですねぃ~(とほひめ)




TTのオーバーステア

2005-05-23 07:42:05 | 
02イタリヤンなTTだ、なんつってノーテンキなこといってるとスピンしちゃうよ、という意見が飛び交う中、思い出したんだが、そいえば最初期型のTTにはオーバーステア、それも超高速で、という素質(爆)があった。発売直後だったので結構な話題となり、一部では販売中止かまで騒がれたのでご記憶の方も多いでしょう?

サスペンションジオメトリー、ブッシュ、リアウィング追加、などでそのアブナイと巷間いわれてしまった素質を押さえ込んで現状のアンダー一辺倒のセッティングが出てきた、と理解してるんだが、この初期型にあったセッティングっつうのが非常に気になる昨今。当初はあのスタイルにリアウィングかよぉ!!、なんつってのけぞったものであるが・・・

ま、超高速でオーバーステアが、なんつった日には楽しいだなんていってられない、というのもまた事実ながらTTのシャシーにはそいう要素もある、ということである。
まあ、私が望むのは中速度域までで楽しめるアクセルコントロールというわけなので、まったく違うお話かもしれないんだが、初期型のセッティングも試してみたい昨今・・・ってないものねだり(爆)?
このあたり、初期型のオーナ様のお話も伺ってみたいものである。どこかに最初期型のサスペンションそのままで乗ってるぞ、というお方はいらっしゃいませんか?

画像は初期型のTT・・・どうです、この美しさ!現行のリアウィングが全体の造形をいかにいかにぶち壊してるか明瞭にわかるアングルですねい。TT3・2にくっついてる更に大型のウィングなんざ今すぐにでも取り去りたいと思う今日この頃ですが(爆)、たしかに220(油温)くらいからはリアが軽くなりますからねえ・・・そいう意味では機能してるパーツだからよいのか(爆)!
Form follows the function.てかい。



BMW1er

2005-05-21 08:26:55 | 
R000107995先日試乗に赴いたディーラ様が1もよいので乗りに来いという(爆)。そりゃよいのはわかってるんだが、今の私にFRのあの乗り味はキケンである(一部意味明瞭)。気がついたらハンコもってたりね(爆)。

それにしてもこいつのサイドビューはあのMクーペがちょいとおりこうさんになって戻ってきました、みたいなノリがあってカナーリかっこよい。Mクーペは実はアコガレだったクルマ。スタイルだけでいえば今でも欲しいんだが、いかんせんあれくらいのパワーを伝達し続けた足回りや炎熱地獄に晒され続けたエンジン回りはすでに美味しいところは終わってるとのもっぱらのウワサ。そいつをまたリセットしてどうの、というようなパッションは今の私にはない(買えないともいふ)。

現行の3で少しおとなしくなったバングルデザイン全盛期の象徴ともいえる「エグレ」に投資するのも悪くないかも、と思わせてくれる楽しい存在である。こいつの3Drが出てきたら真剣に考えるとしましょう(爆)