
ハタ、と気がつけば6月。
年明け早々から気になっていたホテル旅館組合の総会も無事に終了。事前の根回しに3ヶ月かかりますた(ばか)。
GW、常連さんのご滞在ときて、私の5月は一瞬で終わりました(爆)。
そんななか、一服の清涼剤(いまでいうフリスクか(w )のような出来事がこれ!
納車からは2年と少しですが、大々的なリフレッシュがうちのB子さんに施されたのでございます。
登録からは最初の車検、というわけですが、まあね、車検だからといって特にはなにも起きていない。が、待っているあいだに済ませてもらえる整備とはちがって、数日間お預けして、先を見据えて施していただく整備とはまた違います。
今回は各種フィルターに、ベルト数本といったところですが、細部に入念な調整がなされているのか、またしても進化しておりました。
トルク感がほどよく、リニアな加速感が非常にキモチよい。
先日、塩尻のI 君のゴルフ7に乗って、ゴルフとビートルの狭間にレキゼンとある差に落ち込みそうになっていたのですが、今回の整備でそのあたりはリカバーできている気がいたします(気のせいか)。おもにフロア剛性というかカネのかけ方の違い、だろうと思うのですが、南米と欧州の違いが感じられる部分です。
ビートルも決して悪くはないんだが、比べるとアレで~、ってやつでしてね。どこまでいっても分が悪い。
このあたりポロ時代にゴルフとの比較をしたときに痛切に感じた部分ですけれど、近年ポロも大幅にクヲリティアップを果たしているおかげで感じにくくなっている。
現行ゴルフのすごさを、あえてビートルでまた味わわされてしまう、というわけです。だからといって、ゴルフ買ってもまったくつまらないわけです。
ロレックスの定番を買っても、満足はするものの、他に目が行かなくなってしまってつまらない、というのと似ています(ゼータクなお話です)。
素直にゴルフ買っておけばよさそうなものなのに、滑稽なことです。

今日はお天気も最高。5月~6月にたまにある五月晴れというやつです。帰路には、少々迷ったのですが、東海北陸道を選択。
格段に静かになったエンジンを味わいながら、飛騨高山経由で松本を目指します。
このルートは、夕方からは非常にまばらなのが最高です。
中央道経由ですと満遍なく交通量があって、それなりのペースになってしまいますが、こちらは一山に2、3台しかいない(完全意味明瞭)状態ですから、交通環境は抜群によい。
加えて、おいしい山道が、登りくだりともに、てんこ盛りときているので、エアソリューション+低速トルク+低速リニアリティで、全方位にぬかりのないB子さんでのドライブは楽しいなんてえもんぢゃない。あの外観ですけど、なんかバトルスーツ着ているみたい(個人的な感想に過ぎません)

一般道での運転というのは、申すまでもございませんが、周囲のクルマにまみれた状態で、いかに楽しむか。
ペースが合わないし、低速なのはつまらない、なんてのはいうだけムダ。現実見ましょうよ、というわけですよ。
そうではなく、低速でどこをどうすれば楽しめるクルマができるか、トクイチのクルマはそういう仕立てです。
リニアリティに優れる個体では、裏路地の交差点ひとつでも、フィールがキモチよいわけで、そういったことの積み重ねがドライバビリティ総体として感じられるのだと思います。
20インチのタイアに600hpのエンジンがあっても、交差点を曲がるときにはエコカーやKと同じに曲がらなきゃならないわけで、そこをどうしつけるか、どういなすのか、その辺りが追求されたクルマこそが楽しい、というわけですがね(ここ岐阜弁 マイスターの受け売りご容赦)。ちなみにこのしつけ、まずはタイアの適正なフィッティングあったればこそ。そこからの出発がないと到達しない世界です。