嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ながい冬の終わり、あたらしい目標を掲げておくw

2022-02-23 09:05:26 | 秋の夜長のすごしかた

画像は、佐久盆地の西側を望んでいます。八ヶ岳、蓼科山塊のあたりがすっぽりと雪雲に覆われているのがアリアリ。気温、おそらくマイナス10度近辺。

これは夕暮れ時の画像ですけれど、明け方には晴れ渡る関係で、明日の朝もマイナス二桁台を覚悟しなければなりやせんw。

東北や北海道では前代未聞の寒波に襲われているようですけれど、こんなのが日常的にやってくる時代が到来しているのかも。

寒さにも慣れてきたわい、と言いたいところながらこればかりはいけませんや。2月もおしまいのこの時期に来てなお、水道の凍結やらなにやら心配事がつきませんw。

先日、長野県知事の談話で観光、宿泊業者に向けて、長期滞在型観光事業を大々的に募集して復活を図る、というのがあったので、早速プランを練っているところ。

当ホテルでは長期滞在型へのシフトは早く、それこそ2000年から取り組んでおりますから、はや22年にもなります。そのかん、資金不足にさいなまれながらも(爆)ここまで色々と充実させて参りましたけれど、コロナ禍以降はこのように県知事自らが率先してやれ、という

のですから、前代未聞。

はっきりいってチャンスです。観光地でもないし、旅の目的地として選んでいただけるような立地でもないので、ひたすら施設そのものの充実に取り組んでまいりました。こんごもそれは変わりませんが、さらに加速する予定。

おかげさまで、客室の改装はひと通り終わりましたので、お次はパブリックスペースと呼ばれるエリアに手をつけます。ここまですべてが自己資金。奇跡です(爆)。申すまでもなく、前例がないほどに連発された補助金、給付金のおかげw。

さらにここへきて知事自らが、もっとやれや、といってるんですから、乗らないテはございません。

長期滞在でネックとなるのは「飽き」ですから、狭い部屋に閉じこもるのではなく、ホテル内での客室以外の居場所の確保が大切。

何年も前から高級ホテルのラウンジについて研究してきたのですが、これをなんとか実現できないか、今後模索いたします。

こういうのは資金を借り入れてまで行うものではありません。借金して、その挙句、という前例は枚挙にいとまがないほど見てきておりますから避けるとして、なんとかオイシイきっかけがないものか、と春に向けてアンテナを張り巡らす昨今。

 


そろそろ春?かと思いきや、修行の道は険しかったっ(爆)

2022-02-12 15:19:24 | 秋の夜長のすごしかた

立春を過ぎても感染第6波は、天井知らずのイキオイ。ケーザイ方面の流れも春に向けて動いてはいるようですが、マンボウには敵いません。

1月末に事業復活支援金、という頼もしいお名前の給付金がリリースされたので、早速調べてみたのですが、この受給資格には該当しないほどには業績が持ち直しているのにはたまげました。んま、そもそもがヒマな時期との比較になってしまうので減少幅が足りなかっただけか(がっくし)。

まあね、こんなもの、お世話にならずに済むのに越したことはございません。2月3月もなんとかもちこたえたいものでございますw。

そんななか、年明けと同時にどうも客室棟の下水管の調子が悪い。

トイレの水を流そうとすると、水位が便器いっぱいくらいまで上がったのちにゴボゴボと、という感じ。数年に一度はあるアレかい、とタカを括って、定番のスッポン(名称不明)を繰り返したり、棒で下水管を直接つついてみたりしていたのですが、開通の感触がいっこうに得られずw。

寒風吹きすさぶなか、何日もじっくりやってみたのですがこれがキツい(爆)。そりゃそうです。最高気温氷点下のなか、汚水まみれになりながらの作業を繰り返すのでは、いくら私でもメンタルがもちやせん(爆)。なにかの罰ゲームみたい、いや、ホント。

が、これだけやって開通しなかったのもはじめてのことです。こりゃあかなりシツコイか。

というわけで、馴染みの設備屋さんに出動依頼をかけるのですが、シャバは補助金がらみの工事が目白押しで、忙しがっているばかり。ムリをいっても仕方ないし、さいわい受付棟にあるトイレは生きているので、お客様にはご迷惑をお掛けしながらもホテルは稼働しておりました。

待つことほぼひと月で、いよいよホテルは満室つづき(おかげさまで)。来週まではどうしても引き延ばせない、というタイミングの今日の朝早くに設備屋さんが駆けつけてくださいました。

設備屋さんがおっしゃるには、こりゃあトイレットペーパーの詰まりなどという単純なものではなく、配管の内部に木の根が入りこんで流れを妨げているのではないか、との予測でしたけれど、これが見事に当たりますた!

最初は、下水だまりの四角いマスの部分から電気設備屋さんが使う弾力のある棒を差し入れて探ってみたのですが、どこにも詰まっているところがないぞ、というわけです。モンダイの下水管は、全長7mほどの区間でして、両側からつついてみてもギリギリ届かないわけっすw。

だから、器具が届かない区間が詰まっているようだと、そこでアウト。全部掘り返して、下水管ごとそうどっかえとなるわけです。

それなら、というわけで反対側の出口部分のマスから差し入れますと、なんだかつっかかるw(ラッキーです)。どうやらこの辺りらしい。出口のマスからはほんの2mほどのところです。

というわけでツンドラ(凍土)を掘り返してパイプを露出させます。で、パイプを叩いてみると、他の箇所がカンカン、なのにここだけコンコンという音がします。パンパンに内部に詰まって固まっている感触。もしかして凍ってるの?

このままでは凍りついたのが拡がって下水管全体が割れて大惨事となるのでは、という最悪の事態も予測されましたので、即刻、アタリをつけた箇所をグラインダーでカットして内部を見ます。

どうやらビンゴだったようで、ペリリと外側をめくると50センチもの高さに黄金の噴水が噴き上がったことでございました(以下自粛)。

配管を詳しく調べてみますと、すぐ隣にある小規模な竹林からの根っこが配管の内部に侵食しています。こいつが下水管の中に入って成長してしまって流れを堰き止めていたわけね〜。まさに設備屋のいった通り。

こうして新年一発目のトラブルはようやく解決。やはりプロの経験というのはすごい、と感心しきりです。

苦節30日、下水管総どっかえというサイアクの事態も想定されただけに、眠りの浅い日々ではございましたが、新年早々、ひとつきでウンがついた、というオチでどうだ〜(自虐ぎみ)。

 


蔓延防止等重点措置にともなう営業自粛要請

2022-02-03 08:34:05 | ブログ

さてみなさま、立春を目前にしたここへきて、モーレツなオミクロンの第6波。あきらめて、感染拡大防止をやめてしまう国まで出てくる始末で、手がつけられないとはこのことをいうのでしょう、きっと。

まったく困ったものですが、当ホテルでは長野県からの営業自粛要請に応じるかたちでレストランの営業を自粛しております。

宿泊のお客様にお食事をお出しするのは従来通りですから影響ございませんが、地元のファンのみなさまからのご予約は現在、お断りしております。

美味しいものが目白押しのこの季節、まことに心苦しいのですが、感染拡大防止の一環です。何卒ご理解いただきますよう、お願いいたします。