
その2よりつづく・・・現代のスケールをもってGTと呼ぶにはまったく洗練度を欠く「粗暴」な振る舞いがマセラーティの提唱するシャマルの姿なのか・・・
アウトストラーダ北岸線(一部意味不明)は交通もまばら。途中、地中海を望みながら踏めるポイントがあったり、ヨーロッパアルプスが地中海へと落ち込むオヤシラーネーゼ近辺には貸切のトンネル(爆)が出現したりして最高油温をためすのにももってこいのアウトストラーダです。ちなみにうちのTTはここの下り坂トンネルでメータ読み275度を記録しております・・・まあいつ死んでもおかしくないですね(ばか)。
また、この界隈のSAおよびお土産やさんにはへしこ(へシーコ)、と呼ばれるイワシの糠漬けが売られているのですが、これが絶品。もう日本酒にあうのなんの!お茶漬けにも抜群・・・
ヲっと、シャマルのお話ですた・・・このアウトストラーダ・ノルド(爆)の路面がこんなに荒れているとはシャマルに乗ってはじめて気がつきました。普通のクルマで同様のペースで走ってもこうはならない、というくらい前後左右上下にゆすられます。突き上げる感じとはまったく違うのですが、とにかく忙しい。スクエアなタテヨコ比なども大いに影響しているのでしょうが、それをいったらTTだって同様なはずなのですが、この違いはなんだぁ~、となります。トクイチオート名物のフラットな感じはかなり薄い。それでもノーマル車に比べれば違うのかもしれませんが、印象的なのはどのような路面であってもけしてタイアが路面を離れないことです。ものすごい上下動にあって「ヌオー」と叫んでみてもタイアはぴたりと路面をグリップしたままで、このいなしだけはミゴトでした。
それにしても華麗なるフルレザーインテリアの向こう側から聴こえてくるV8 3・2ツインターボの雄叫びはすさまじいぞ!100まではごくごく普通の回転音なのですが、120あたりから火がついた感じでグロロ~と唸り始めます。そのまま巡航しようとするとなんだかどうにも不機嫌そうに聞こえてしまう音です。なんだ、アンタこんな速度で流そう、ってのかい、と、クルマに訊かれているような・・・ううむ、なんだかなつかしいぞ!この音、と考えてみて思い出しました!
うちの給湯用ボイラー(650リットルネポン製)の燃焼音がこれとそっくりなのでした(まじ)・・・恐るべしシャマル!まあ、たしかに同じ燃焼には違いないが・・・(うなづきつつ痔号へ)