その昔、若気の至りでなんとまあ張り込んでネイビーブレザーをテイラーメイドで仕立てたことがある(´・ω・`)Kamakura Kentというお店である。当時は麻布と鎌倉にお店があって、地味ながら注文に忠実な、それこそおろしたその日から15年は着てるんぢゃないか、っつう着心地を提供してくれるので、その後ひいきになった(ぢみに、ですけどね)。まあそんなお店のドアを開ける、っつうのわそれなりの覚悟というか、服にたいしてのビジョン、あるいはポリシーを持っていないとできないことだ。んま当時にはそんなものもってるわけないので、キョーミ本位であったのわいうまでもない(爆死)
同じ袖を通すのならば少しでもキブンよく、というexclusiveなノリなのである。だって2パンツスーツ19800で買える時代にスーツ一着50マソからを払うわけっすからね…ちなみにこのときのブレザーにわ10マソ払った。マクベスのネイビープレザーエンブレムつきが25000だった時代である。ブルックスのオウンメイクだって6マソで買えた…
トクイチオートさんに入庫させるのはまさにこれだ。テイラーメイドのあの心地よさを求めてのことなのだ。んま、工業製品であるクルマをディーラから買って、という時点でテイラーメイドではすでにないが、その先のリフィッティングの余地、その結果、などを考えてみればクルマが別モノになるという観点でテイラーメイドといってよいと思う。なんせクルマと言うのは調整代がそれぞれにある。個々のパーツの調整代などは知れたものであるが、それらの集合体としてのクルマははっきりいってラインオフの状態ではばらんばらんのパーツの集合体に過ぎない。ムリくり動かされているだけの機械である。それらが一定のベクトルの元に調律されたときにものすごいことが起きるんだ、ほんとだ!その先にある、つまりそのコンディションである程度の距離をこなす間に現出するのがトクイチオートのクルマの姿なのだ…
タダーシ、だ!テイラーさんで仕立てたブレザーは着たその瞬間から身体にフィットする…服なんだからあたりまえだ。ところが距離乗ったクルマではそうはいかない!世の中そんなに甘くない(爆)。その距離に至るまでのクルマの履歴を精算する必要があるのだ。クルマのリセットはそんなスイッチ切りかえるようにはいかない。であるから、例えば5マソキロ走行の中古車がトクイチオートを出たその日から別モノへと生まれ変わる、などというのは有り得ない話なのだ。端的に言って、5マソのクルマだったら5マソ、2マソのクルマだったら2マソは走り込まなければ結果は出ない、わたすの経験からそう思う!そういう距離をトクイチセッティングで走ってさらにそのと中で与えられたメニュウを施してしてゆくなかでクルマをテイラーメイドの形に仕上げてゆく、それがわたすの申し上げるトクイチライフである。費用だってそれなりにスゴイ(完全意味明瞭)。車検だなんつっても整備にはほとんどカネかかんないくらいに他の部分に手がはいってしまう。しかもねじ1本いじるのも気がひけるようになってくる(一部謎)
つまりクルマを次々買い換えてしまっては結果出したくても期間が足りないわけね。新車の場合はまったく別の絵が描けるわけなんすが、これについてはまた後日。…ってこんなもんでいいっすか?>N出さん(´・ω・`)
ってモノスゲー独り善がりでしょうが、わたすの15年にわたるトクイチライフはこんなもんです。わかり易い例をひとつここで挙げましょう(´・ω・`)
Aさん所有のジェッタである。こういっちゃなんだが88のゴルフ2ベエスのあのジェッタですぜ。しかもGT16V(「GTI16V」はゴルフ用の呼称、ジェッタではGT16Vが正式名称)でもなんでもない、3ATの前期型。中古車屋の店頭に8000円で並んでいてもだあれも見向きもしない、あのモデルだ(爆死)
が、こいつでFISCO(爆死)を走って、居並ぶランエボ7や993なんかをインからゴボー抜きにして休憩時間に口もきいてもらえなかった、というカナシイ事件がFISCOのコース上で起きた(爆)。あまりの速さにとめてあるクルマにかけよって、なにしてあるんだこのクルマ、と覗きこむんだが、完全などノーマル。しかもAT(爆死)…これがトクイチさん上がりのいわゆるテイラーメイドなのである。まあその内部にははかりしれないファインチューンが施されていた訳なんだが…ちなみにこのジェッタ、いまだに現役である。路上で見かけたらサッサと道を明けたほうがよい(爆)。ってわからねえだろうなあ、フツーのジェッタだし(更爆)
テイラーメイドであるから、オーダー主さまがドライビングする限りこうゆうことが日常の路面でごくフツーに起きる…というわけで第42話に続く…ハアハア(´・ω・`)