嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

冬じたく2024  寒い国からきたタイア

2024-12-01 11:29:19 | 今日の逸品

画像は、今季第一波と思われる寒気の流入とみられる八ヶ岳界隈を望んでおります。このように雪雲に覆い尽くされているのですが、私のおります長野県東部の佐久市内ではご覧のような快晴のままなのは助かります。もうちょいとキツいのがきた場合にはこの雲が押し寄せてきて降雪ですね。

こりゃいよいよB子さんの冬タイヤの調達を急がなければ、というわけで岐阜県各務原のトクイチオートにご相談申し上げたところ、すばらしいセットをチョイスしてあるから出向いてきなさい、とのことです。

B子さんの冬タイヤは、新車時の商談で先代のポロ彦さんの下取り金額がつかないところへ、いってこいで(爆)、ディーラーさんに無理をいって下取りがわりにつけていただいたものです(爆)。

ミシュランのX ICEという、当時の最新型。なんと9年も履き続けてしまったので、いい加減にしておかないと、というわけで交換を予定しておりました。が、付属のVW純正アルミホイールの腐食が禿げしく、今回なんとヤフオクで新車はずしと思われる程度良好な個体を調達していただいて装着いたしました。

画像のポルシェライクなセットがそれですw。

なんと北欧のNOKIAという会社のタイアでして、私も全然知らなかったのですが、以前にマイスターと夏前の大雨の中、赤いゴルフ6でドライブした時に履いていたタイアがまさにこのNOKIA製だったときいて納得。

あの時のなんとも高レベルなバランスを持つタイアが今回の装着タイアです。しかもそいつの当然、スタッドレスバージョン。北極圏のスタッドレスなんですからそりゃあーた、って完全に未体験なんですからワクワクでございます。

第一印象は、「ひたすら丸い」。というのはトクイチのコアテクノロジー、テクノフィットの特徴ですが、その次にくるのは夏タイアみたいに扱える、というものです。速度を上げても腰砕けにならず、グリップもほどよい感じ。

見た目の印象としてはオールシーズンよりなのか、という感じですがとんでもない雪上性能を有しておりましたw

じつは、トクイチを辞してのちにラジオを聴いておりましたら、ちょうど折からの冬型の気圧配置で、日本海側を中心に降雪の模様w。こりゃチャーンス、とばかり進路を北にとって東海北陸道経由で飛騨高山から飛騨山脈、通称日本アルプスへと分け入る山道を辿ってみますたw。

なに、1時間プラスになるだけです。なんとももの好きなことですが、雪に出会うこともそうはない長野県中部のドライバーとしては、新品スタッドレスの初おろしの日に雪上ドライブができるとなれば、おそらく空前絶後でしょう。

ためらう理由はございやせん(あほ)、そこの角を右に曲がればいいんです。

東海北陸道ではタイアチェックが行われており、チラリと見ただけでも10台近くが排除されてました。交通量も普段の10分の1以下です。それにしても雪に対して甘い考えのドライバーさんたちの多さに驚きますw。

ここまで走ってくるのに何度となく掲示板で警告されていたのにヘーキで走っちゃう、ってある意味すごい。ちなみにこちらではオールシーズンタイアは走行不可でした。

濃尾平野を後にしながら標高が増すころから、すれ違う対向車はほぼゼロ。そりゃそうです。トンネルの連続をこなすうちにいよいよ路肩から白くなって、雨も氷雨に変わります。タイヤの轍がくっきり見えるやつねw。

このようなシーズン初めの高速道路では、ごくたまにチェーン装着車もいるので要注意です。60kmh程度で流しておられるのでそれと気がついた瞬間のブレーキングでリアが、のようなシーンもあり得ますw。下り坂のコーナーでブレーキングした途端に、なんてえこともないわけぢゃないっすw(あったのか)。

ところがそんな中でも安定感抜群。すぐに収束してことなきを得ました。こんなとき、定員フル乗車だったり、リアにタイア4本積んでるのが案外、効いたりもするんですよ。

画像では、ちょうど雲がかかっているあたりが昨夜の舞台となった飛騨山脈、通称日本アルプスです。雲の向こう側が富山県ですね〜。

気温3度の中、半袖のインバウンドのみがリュック背負ってウロウロしている飛騨高山では晴れていたのですが、標高が上がるうちに天気が怪しくなって降雨ののち降雪、積雪となってまいります。これに凍結、ってのが加わると無事に戻れない可能性が出てきますからw先を急ぎます。

高山からの登りにかかった時点で時刻は1630。気温2°C。日が暮れちゃうと気温が急降下する関係で平湯のお風呂は諦めて(涙)、通過するのですが、案の定、というか期待通りに平湯の手前5kmあたりから15cmほどの積雪に遭遇しました。

トンネルごとに5cmづつ積雪が増えてきます。路面はここらで真っ白。

高低差これでもかの急な登りヘアピンの連続をオンザレールでなぞるのには感動いたしました。対向車も5分に1台程度はあるのですが、さすがにこんな晩に山をおりてくるやつはいません(爆)。

私の前には観光バスが一台おられたのですが、平湯のお宿に辿り着かれたご様子で、さっきから前後にクルマがいらっしゃいませんw。さっきまで真っ白けで走りやすかった道は登りでおしまい。

頂上からの下りは気温が若干上がったのでしょう、シャーベット+部分的な雪。いちばんやっかいな路面でございます。

平湯から後続についたクルマも、B子さんを目標にしようと必死に追いすがってこられるのですが、世の中、そんなに甘いもんぢゃございやせん(爆)。トンネル内のビミョーなRを利用して見えないところでこっそり猛加速を繰り返しているうちにw、見えなくなってしまいますた(いぢわる)。

トンネルを抜けるごとに標高が下がり、路面が改善しますから、あとは松本の郊外まで100kmhコースです(運転はマナーを守って安全に)。

日本一の山岳地帯へはうちの旧ちゃんとつい先月お邪魔したばかりですが、とてもぢゃないけど同じ道とは思えない変貌ぶりでした。

というわけで、どうやら無事に帰宅して、今日はB子さんをきっちりリフレッシュして差し上げました。ブードゥーライドのフルセットで内装中心に磨き上げてしまいましたとさ(あほ)。

画像奥は、夕べ越えてきた立科界隈を望んでおります。このNOKIAのタイア、こちら長野県東部では90パーセントがドライ路面走行となるこれからの季節にはまさにピッタリだと思いました。

例年、スタッドレスタイアを装着した時点で、走り方面の愉しみは春までおあずけという始末なのですが、これは違います。タイア全体にソリッドな印象が強く、そこへテクノフィットとエアソリューションの組み合わせですから、まあ無敵。

冬場でも走るのが楽しくて、待ち遠しい、とそんなタイヤです。

ブレーキの効きももちろん改善されますし、クルマ全体にも優しい印象です。この先数年、せいぜい色々なところへと連れていってもらうことにいたしましょう!これから春までは当ホテルも軟着陸体制w。

ちょいと骨休めに温泉にでも、と画策中でございますが、世のなか、そんなに甘いもんぢゃございやせん、てかいw。