さて、最新履き道楽ネタ!コレクション整理を断行しましたのが、たしか今年の初頭。
おもにYオークションで、落札金額の合計で70万円を超える(驚愕)コレクション整理、とくればまあハンパではない(ばかやろうと呼んでください)。端的にいって、新品定価で250万円超の(爆)膨大なコレクションでございましたから、私にとっては大事件。
たまたまベルルッティを連続でお買い上げいただいた落札者さんから、他に売却予定のコレクションがまだ残っているようでしたら、全部引き受けますが、というオファーも頂戴したのですが、時すでに遅し。
手元に残ったのは英国靴数足。あとはバブルの残滓と申しましょうか、80年代に愛用した、シェトランドフォックスをはじめとする、日本製靴のプロダクツが数足、という始末。
寂しいか、いえばそうなのですが、なくても困らない、というのがドレスシューズの世界で、まったく厄介。
ここまで散々、靴を買いあさっては、いろいろと履き込むうちに気がついたのは、靴の基本フォルムはとっくの昔に完成されてしまっていて、クラシックな服装を心がける限り、選択の範囲は非常にせまくて、はっきりしている、ということ。
この一点に気がつくのに、ほとんど35年、費用にして400万円前後(驚愕)をつぎ込んできたわけですが、まったくねえ~。でもね、けしてムダではなかった、と今にして思います。って、なに400万円なんて気がつけばゴルフ1台分にすぎませんて(そういう計算もあるのか)。
いよいよ年齢もきてるし(爆)、選択眼も培われたここらで、今一度自分なりのコレクションをしてみようでわないか、というわけでございます。今後の「履き道楽」はどう展開するのか、自分でも楽しみな昨今。
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YouTube: James Bond Skyfall-Bond shoots glasses scene
いかがです?これがモンダイのシーンでございます。カッコいいでしょう!
が、このシーンに登場した一着は、衣装デザイナーによって巧妙に改変されていて、実は私が最初に買った一着、つまりレプリカのDEPT Bラインのものに酷似しております。
一番大きいのは、フードを取り外した後に残るはずのジッパーが取り去られている点。たしかにこのほうがお洒落ですし、まとまりがよい。
一番目立つフロントの打ち合わせ内部にあるフラップも映画本編では、ほとんど目立ちませんし、一瞬映り込むシーンもありますが、それだけ。つまり、非常にラフな印象のテイラード風ジャケットとして扱われている。
借用画像、ご容赦(爆)。じつは、2着並べてカメラに収めるのを忘れているうちに(どうでもよいともいふ)、1着目のDept BヴァージョンはこのブログでもおなじみのIくんの元に旅立ってしまったのでした(ちゃっかり)。
わたしも一瞬、オトコの2着持ちを覚悟してはいたのですが、それはあまりにもやり過ぎでしょう、ということでIくんに打診したのですが、どうやら気に入っていただけた模様。
ところが、2着を仔細に眺めますと、重大な相違に気がつきます。
このモデルは、テイラードジャケット風にも着られるフィールドコートということでよいと思うのですが、テイラード風ジャケットときた場合にはボタン配置が重要です。
ざっと見れば2つ~3つボタンのJKとして構築されているわけですが、その一番下の第3ボタンの位置が2cmちかくも動かされております。
これ、ものすごく大きくて、はっきりいってオリジナルのほうは全然辻褄があってない。というかテイラードJKというよりも、ただのフィールドジャケット。ところがDept Bのほうでは3つのボタンが文法通りに整理されていて、ごく一般的な3つボタンシングルのJKが出来上がっております。
ううむ、つまりDept Bのほうが衣料としては明らかに洗練されており、オリジナルのTOKITOを大幅に洗練させたものである、ということです。ううむ、なるほど。
というわけで、2着のディテール比較はやろうと思えば無限にできそうな感じで、興味深いのですが、ここから先は買ってみな、ということで(爆)。
今日は、クルマ好きなお客様がお見えになりましたので、夕方から八ヶ岳界隈へと分け入り、普段炎暑に見舞われている下界でくすぶっているB子さんのすす払いを行って参りますた。
このところ段差のいなしが一段とスムーズになり、クルマ全体にマイルドなフィールが横溢するのが感じられるのが出色。アイドリングから100kmh程度まではほぼ直線的にトルクが立ち上がって、とてもぢゃありませんが、これが1.2エンジン搭載のクルマとは思えない。
スポーティなフィーリングすら感じさせてくださるのは嬉しい誤算というものですが、今日出向いた界隈は、標高なんと1800m超。
外気温もこの通りで、まったく快適。おまけに平日の帰宅時間過ぎですから全線貸し切りのワインディングを、おもうさま、楽しめるというわけでございます。
それにしてもタイアが鳴かない。考えても見てください。標高1800mでこれなんですから。ちなみに袋菓子などを持参いたしますと、パンパンにふくれあがる気圧の中、タイアにも同様のことが起きているはずなのですが、鳴かない。
え、なに?そりゃ進入スピードが遅すぎだろう、って?ま、そのアーウー(懐)。
その昔、同じルートでAさんドライブのランチアデルタインテグラーレが登りですでにブレーキフェードしていた、というくらいに、タイアが跳ねまくってグリップしなくなる症状がでてくる過酷なワインディングで、これなのです。
恐るべし、トクイチオート。恐るべし、エアソリューション。
ちなみに鳴かない、ということは滑っていないわけで、タイアも減らない、というリクツでございます(さらに驚愕)
さて、昨日から始まった夏。こちら長野県中部でもいきなり30度越えの高温に見舞われておりますが、さいわい湿度は控えめ。
それでも、炎天下に散歩などいたしますと、それなりに汗をかくので、体温調節のトレーニングにはうってつけ。
私の場合は、一年を通してこれを続けることで風邪を引きにくい体質が出来上がっていると思います。
真冬にはそれこそ体感でマイナス15度近辺から、この時期の30度越えまで、じつに50度近い温度差のなかを歩いて、体温調節を身体に覚え込ませるのです。
ムリなことをしますと、当然ながくは続きませんから、ムリにならない範囲でテキトーに流している、というのが続けるヒケツですが、おかげでここ数年は風邪など引いたキヲクがございません。って、○○は風邪引かない、の例え通り(ハタと気がつく)?
食生活もそうですが、この1日合計1時間のお散歩がずいぶん効いているな、というのがここ数年の実感。
いまでは、界隈の住人や、各ペットのみなさまたちと知り合いとなってしまい、落ち着いた空気の中、楽しんでおります。
不思議なほど暦通りに推移してゆく四季を楽しみながら、事業計画(なんの)を練るのもまた必要な時間なのか、と。
契約成立からほんの5日ほどではるばる英国から手元にやって参りますた、Barbour x TOKITO。それでは、その詳細をご覧いただきましょう(ビフォーアフターのアフターのほうのBGMここから)。
というか、キホンおんなじ。ただし、凝った造形のフードと前立てにフラップが付加されている関係で、全体に着用感がさらにタイトになって、フィットが動くたびに増す感触がなんともいへませんて。どうやら、Barbourオリジナルの生地にはある程度の伸縮性もあるみたい。
TOKITOになったとたんに、なぜか立体感のようなものが感じられてフシギ。フードの取り付けも平面的にならないようにボタン配置が計算されている他に、フロントのフラップが微妙に効いて、面白い効果。
実はなくてもいいんだが、あればあったで使える、とそんな要素を付加してあるわけです。どちらがどうとはいえないが、ないものとしても扱える、というあたりが見えてくるのも、私のような履歴をたどったものの特権かもね。
色合いも一緒なら、雰囲気も変わらない、ただしゴテゴテした、ともいえる立体感にあふれる独特のテイストがTOKITOなのだ、というわけでございます。
クールに振り返りますと、フラップ一枚とフードにものすごい労力(爆)と、ざっと70000円の出費でこれを手に入れたわけですが、手元にはきっちりこれの派生モデルが一着残っております(汗)。
計算すれば、完璧なマイナス、なわけですが、レプリカに触発された挙げ句に、オリジナルの稀少モデルを手に入れた満足感は、個人的にプライスレス、ということにもなり、このあたりにダンディズムを感じるひととき、と(ばかと呼んでください)いうわけです。
ううむ、男の2着もち、というのもアリなのか(脱力)。
次号では、この興味深い2モデルの比較をおこないます。
いやあ、シロートとしては前代未聞。ほんとうにアホですわ。
でもね、人生ナニゴトも経験。大枚はたいて、経験してみないことには語れませんて。
話が長くなりますた。ようは、このTOKITOデザインのオリジナルモデルが、オークションに出品されてきてしまったのです(モンゼツ)!それも新品未使用。
妙なプレミヤムなしの、ほぼリーズナブルな価格。日本円換算で70000円強。
復刻版のお値段が関税込みでざっと65000円超だったのを考えれば、十分に有り得る。おまけにこれ、英国内からの個人出品でしたから、VATと呼ばれる、物品税20%を賦課された上での購入だとすると、ほぼこのままの価格で買っていることになる。おまけにこのアイテムにはBuyItNowというアイコンがついており、即買いが可能ですよ(悩ましい)。さあてどうする>自分。
というわけで、ほぼ15分、ディスプレイの前で悩んだ挙げ句にポッチリでございますよ。じつに出品からは30分。英国との時差で考えると、ものすごいことですぜ。1watcherでしたから、世間様にほぼ公表されないまま、私のものになったことになります。
まあね、復刻版はさらに洗練されているわけだし、キホン同じものが2着あってもいいぢゃないか、と自分に言い聞かせながらの苦行ではございましたが(勝手にしてくれ)、早速国内向けヤフーオークションの相場を調べに回ったのは内緒というものでございます(完全意味明瞭)。
今後の展開はさらに次号
さて、このモデルには実のところ、オリジナルが存在いたしました。2009の秋冬から立ち上げられた新シリーズ、
Barbour Beacon Heritage Rangeの中にあったSport Jacketがそれです。デザイナーなんと日本人。
その名をTokihito Yoshidaとおっしゃいます。ブランド名TOKITO。
Men's BIGIからBRUTUS編集部のファッション担当を経て、異例に渋かった英国調バイクウエアブランド=ハロルズギヤをはじめ、各ブランドのデザイナー、ディレクターを経て97年に自らの名前を冠したブランドTOKITOを設立。
アマゾンで探し当てた、コート系専門のムックに吉田さんのコメントがあるのを偶然発見したのですが、それによれば、Barbour の膨大なアーカイヴに敬意を払いつつも、着用目的に合わせて進化させてあるのがこのラインだそうです。
Barbourとしての味わいはそのままに、機能性が向上すればよい、とそんなコンセプト。
このシリーズは実に2012年の秋冬をもって、終了。限定ラインということもあり、発売と同時に完売、というのも珍しくはなかったそうな。
というわけで、私が気づいたときには、時すでに遅し。koshinyaさんが着ていたのもこのシリーズなのでした。どうりで、Barbourならではの雰囲気の中に、ヒトクセあるなと思わせるディテール満載だったわけです。
このシリーズの存在は知ってはいても、買おうかという今になって、絶版ぢゃあ仕方ない。オリジナルを横目で眺めつつ、本国の販売店から定価で買ったのが前記事のジャケットです。
到着から2週間ほどたった頃、いきなり関税の請求が届いたのも、今となってはニガヒ思い出というものでございます(涙)。
TOKITOラインのオリジナルは限定制作。ところが、その限定版が、あろうことか映画007Skyfallにご出演!しかも当代一のカッコ良さを誇る、現行ジェームズボンドがご着用、ということで話題一瞬にして沸騰!
オリジナルモデルの新品には、現在でも天井知らずのプレミヤムがついております。
Barbourとしても、このブームといってもよいくらいの盛り上がりを、指をくわえて眺めているわけにもゆかず、なんと別ラインをあらたにこしらえて、巧妙にいじった復刻版を急遽販売、という異例の事態を招いたわけでございます。それがこんかい買ったこれ。
が、その復刻版にしてからが限定モデル。しかもショップさんによれば、入荷と同時に売り切れ、という異常事態を繰り返していて、すでに各所で希望のサイズが手に入らないという事態が起きている、というではありませんか。
どうです、ケチなこの私がイギリス本国とはいえ、定価購入の上に関税まで支払って買ってる(爆)。いかに盛り上がっていたかがお判りいただけるでしょう(爆)。TOKITOデザインのオリジナルに比べますと、ぜんたいにスッキリと洗練されていて、着回しやすそうなのと、Barbourならではの防水性能や耐久性能が期待できそうなので、十分に満足していたのですが、とある晩に、店番をしながら覗いた某海外オークションサイトがいけなかったっ(以下次号)!
気がつけば、今年も後半。ここまで、毎年恒例の年中行事が目白押し。公私ともに楽しみながら過ごして参りました。
さて、個人的に今年前半の大事件がこのBarbourの購入でございました。長年憧れ続けたのはよいが、そもそもが高価なのと、身近に所有者が少なく、いても着ているシーンにであうことがなかった、というわけできっかけに乏しかったのが原因ですが、私のスタイルもじつはアウトドアーとはご縁がなさそうなのが一番の原因。
911関連での大親友=koshinyaさんが無類の服好きで、お出かけの折にbarbourの超限定モデルを羽織っていたのが運の尽きだったというわけです。
一連のBarbourは、本来ファッションとは無縁なはず。防水に機能を特化してある、作業着、というのがおそらく正しい捉え方なのか、と思うのですが、なに防水だ防寒だと騒いではみても、現代の、それも都会生活ではあまり深い意味を持ちません。
伝統に裏打ちされたアーカイブには無数の型紙が揃っていて、それら一部を製品化したラインナップはくすぐられるものばかりですが、現実にはオーバースペックなものばかり。が、そこがキモ。
400hpだ、500hpだというクルマが売れちゃうのと一緒です(少々違)。
さて、そんなBarbourのラインナップから私が選び出したのは、ご存知(でもないか)Commandar Jacket だったわけですが、このテイラードジャケットの要素を巧妙に織り込みながらも、Barbour名物の防水性能と、モダンなシルエット、着回しの効きそうな雰囲気まで備えている点で、シリーズのなかでは異色ともいえる存在。
ジェームズボンドも気に入るわけだわ(笑)というくらいに洗練された一着がこれ。
たまたま入梅の時期にあたったおかげで、その防水、防寒性能を身をもって知ることになったのですが、たしかにいい!ほとんど最高。3ワラント(後述)ダテぢゃない。
こうなりますと、私のクセでBarbourそれ自体にも興味が及んでしまい、各種文献なども読みあさるうちに進むべき道が見えてきてしまうのでした、嗚呼(詳細さらに次号)。
梅雨真っ只中ではございますが、時折のぞく日差しには、これからやってくる猛暑が感じられる昨今でございます。
さて、おいまつえんでは長期滞在レートをご用意して、避暑のお客様をお待ちしております。
料金は、滞在日数に応じて変わりますが、たとえばひと月通しで、ご滞在の場合には一泊あたり4000円(税別)の特別レートをご案内しております。
昼間には30度越えも珍しくない、こちら長野県中部ですが、16時以降や、早朝などはそれこそ快適至極。
おいまつえんでは、フルキッチン、食器、洗濯機、などなどフル装備のお部屋をご用意して、ご要望にお応えしております。
避暑をお考えのお客様、ぜひともお電話、またはメールでお問い合わせくださいませ。
2014年の夏を長野で、というのはいかがでしょうか?
0267-62-0251
oldpine@seagreen.ocn.ne.jp
長らく続いて参りました、個人的に話題のドラマ、「俺のダンディズム」終了でございます。
最終回はただの復習編に終始、というか、今をときめくエロ可愛さ(死語か)満開の壇蜜さんの出演料に制作料の大半をさらわれてしまったご様子で、ドラマとしての展開がまったくなかったのが残念。
ミナミちゃんとのプラトニックな関係も尻切れとんぼだし、壇蜜のエロさもあとひとつだ(なにが)。
ドラマが終わってみれば、単にオサレな中年が出来上がっていた、とそれだけなんですが、じつはあそこまで似合っていると、モンクも出ない。
ダンディズム、というよりも下心全開の主人公だったはずなのに、いつのまにやらブツヨクの僕(しもべ)となって、一丁上がり、というわけですが、マダムM語るところの各種ウンチクは非常にためになりますた。
嗚呼~、ドラマの終わりはいつも寂しいことよのう。なにかよい深夜ドラマ、ありませんかねえ~?
え?リバースエッジ?もう見てますよ(爆)。
念のためにお断りしておきますが、私はいわゆる走りやではございません(爆)。
なにより、そんなウデも知識も度胸もない。オマケにカネもないときている(涙)。ただし気持ち良く動くクルマを気持ち良く動かすのに無上のヨロコビを感じるのがこの私、というわけです。
そんな気持ち良さは、じつは日常づかいのためのもの。というわけで、一日に4、5回は出動。それもそれぞれが2km未満の短距離走行、ごくたまに300km超(爆)といった、非常に過酷な条件下での使用でございます。
そのほとんどが60kmh程度までの加速と減速に終始しているわけで、クルマの世界では特に良く論じられるピークパワーだのトルクだのといった世界とはほぼ無縁なのが現実。あくまでも実用域、とくに低速でのドライバビリティに焦点を絞ったチューンがなされているのがうちのB子さんです。
今日はすす払いの意味も込めて、上田から松本へ抜けるR143、通称青木峠を越えたところに湧き出す秘湯=穴沢温泉へと向かい、人車ともにすす払いをして参りますた。
青木峠はスキモノのあいだでは有名。なにがよいか、といえばその、とことんまばらな交通量。
つまりは険しすぎてだあれも来ない。
いまやほぼ並行して、有料トンネルのほかに高速道路もあるし、だいいち道幅が狭いうえに屈曲路の代表格みたいな見通しの利きにくいやっかいなカーブが180、数えようによっては200以上はある。
どうです?走ってみたくなったでしょう(ならないって)?
僕もね、気力があるときでないと使いません。
週末だったり、車幅が大きなB子さんのようなクルマではできれば静かに走りたい。のですが、まあ峠に乗り入れたら最後、Dのままグイグイアクセルがあいてしまいます。
それこそイニシャルDに出てくる道幅が変わったり、上り下りが織り混ざってドライバーに挑んでくるような峠で、それらしいクルマもちらほら。というか、すれ違うのはそんなのばっかりですよ(爆)。
今日は、イエローのロードスター、第3世代のクルマに追いついてしまったのですが、楽しかった。MTとDSGの戦い(完全意味明瞭)。
それまではDでテキトーに流していたのですが、こうなったら俄然やる気ですよ(あほ)。
アチラもミョーなのがキタ、というので、タイアを鳴かせながら引き離しにかかります。
すかさずSレンジに叩き込んで、床まで踏むのですが、タイアが鳴かないのと、旋回中の安定感が段違いなようで、前をゆくNCが通せんぼをしているようにしか見えない。
下りでは特に速くて、コーナー手前できっちり減速、ののち旋回の初期からアクセルを入れられるおかげで、気持ち良いうえに速い!
この低速域からのクルマ全体のリニアリティがどうやら前をゆくクルマとは段違いによい模様で、レイトブレーキングというのでしょうか?ブレーキングを残したままコーナーに進入して、不安定なまま旋回中のNCなんて停止しているようにしか見えない!
こちらはすでに微妙にアクセルが開いているのです!この微妙なアクセルオンについてくるのがトクイチのクルマ!
というわけで、このような低速コーナーでも、リニアリティの勝利でございます。
直線ではもちろん置いてゆかれるか、とも思いましたが、どっこいB子さんではたったの1.2でもじつはターボに磨きがかかっております。ボトムエンドからトルクの嵐で、ほんの60kmh程度までの加速はほぼ2.5リットル並みを誇りますから(そこから上があんまりないんですがね)、まあ同等の加速性能みたい。
旋回途中にもわれらがDSGが夢のような速さでシフトをおこなっておりまして、特技(爆)左足ブレーキングののち、進入はS3→ナカブカシ→旋回中にS2→S2の最大トルクで脱出という、チビリそうになるパターンを繰り返しているうちに峠を越えてしまいました。
DSG初心者ですと、MTモードを使いたがるのが常でございますが(思いきり上から目線、ご容赦)、なにブレーキングさえ間違えなければ、オートマチックモードのほうがよほど速くてスムーズ。TT3.2からこちら、ほぼ9万キロ。ダテにシーケンシャルシフトをあやつってませんぜ(いい気になるなよ)。
チョーシこいて、2のまま上まで回してもトルクがフラットなままで、ボクスターのようには盛り上がらないのに気がついて、はじめて、1.2のターボである、というのがバレるのですが、モンクなどあろうはずもございません。
いやあ、よかった~!でもなんというか不思議。努力不要で、ここまでキモチがよいのは誰のおかげでしょうか?
とおく西の空を拝んだことでございました(爆)。