嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

あらたなる「野良着」をさがす

2019-06-30 09:04:54 | 今日の逸品

RLご本人が、ナイトの称号を授かったのでそうで、ご同慶の至りでございます。ベースをブリティッシュとして敬意を払いつつも、NY流のアレンジを施すセンスは超一流なままですが、ここへきて大規模リストラのニュースなども流れました。

梅雨時のいまは、野良仕事の連続でございます。植木屋さんのフォローにはじまり、家中駆けずり回って、まさにエンドレスでございやす。

と、まあそんな日々の労働に欠かせないのがカーゴパンツでございます。ここまではもっぱらユニクロやGAPのセール品ばかりを履いておりましたけれど、相棒たちはそろそろ寿命(涙)。ブームも去って、新作はリリースされなくなってまいりました。

そろそろ違う毛色のやつを探してみるか、というのでオークション中心に漁っておりましたら

RLのこれが2000円で多数転がっているでわありませんかっ(驚愕)。新品時には20000円弱だったものですが、キョーレツなダメージ加工が最初から施されている関係で、店頭で手にとって眺めた折には引いてしまったキヲクがございます。

リーバイス501などでも、あえて洗いの入っていないやつを選び出して、自分でイチからエイジングをしたいショーワな私(爆)としましては、こんなボロに2万円も払えるかい、というのがホンネ。

が、高価だったそれが2000円、送料込み、となればお話は別でございます。珍しく私のサイズがありましたので即決落札で買ってみました。

お尻のところのステッチが念入りすぎるほどで、造りの良さが垣間見えます。

名物の3連ポケット。いったい、なにを入れろ、というのでしょう(爆)。ほつれやヤレ、擦れなどがほとんどなくて、一見した感じとは裏腹に、全然使われていないのかも。でも、それすら分析不能なほどダメージ処理が巧妙っす。

ユーズドテイスト、ってのはわからねえわ。と感じました。最初から古着の風体なので、ボロになっても気にならないというのはメリットなのか(爆)。でも2000円だもんねえ〜。それなりに古いんだろうなあ(よくわからない)。

着心地の悪いローライズなどではなく、ハイライズで動きやすいので思わず同程度のやつをもう一本、調達いたしましたとさ(爆)。ううむ、遅れてきたダメージテイストブームってか?


やはりきたか!!ボクスターに6気筒復活

2019-06-29 17:51:03 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

どかーん、シリーズ名718、型式名982と呼ばれている現行ボクスターさまは、ミッドに4気筒エンジン搭載でここまでやってこられました。が、やはりというか当然というか、ここへきて6気筒エンジンが搭載されたモデルが発表されますた。

ボクスターといっても別格あつかいのスパイダーに載せられたというのが今回のモデル追加ですが、なんとNAの4リットル搭載だというから、さまざまな面でニュースです!

ボクスターのスポーツカーとしてのパッケージは911よりも圧倒的に上なのはよく知られた事実ですが、ポルシェのラインナップ上、ボクスターのパフォーマンスは911をけして上回らない、というのが伝統です。というか社会のルール(爆)。

このお約束は、倍のプライスタッグを下げて売られる911の存続のために守られなければなりません。911をあの価格で販売するためにはけして侵してはならないパフォーマンスの壁がボクスターには生まれながらに立ちはだかっているのです。

ポルシェもショーバイなわけ。といって、諦めていた、というか、お互いにすみ分けていたわけですが、今回の4リットルスパイダーのリリースはそれらの呪縛から解き放たれた印象。

ボクスターのパッケージに4リットル400hp超のパワーユニットを積んでしまった時点で禁断の果実。ボクスターと911のあいだに長年あったヒエラルキーを自ら崩壊させた、というのがこのモデルの意味です。

もちろんスパイダーは並みのカレラよりは高額なわけですからパフォーマンスは上なのが当たり前だろう、というのはありますけど、それでも画期的。というかバーゲン(爆)。

スパイダーだからいいだろう、というのでもなく、911とボクスターは明確に別々の道を歩み始めた、というのが正確なところか。

ボクスターのリリースからは、はや23年が経過しておりますが、このように進化するとはまったく予測不可能でございました。

ふりかえりますと、そもそものボクスターの誕生にはユーノスロードスターの世界的な成功が深く影響していたと思います。ロードスターが爆発的に売れて、マーケットの存在が明らかになったからこそ、ポルシェのような弱小がオープン2シーターのリリースに踏み切れたのだ、というのが推察されます。

ボクスターの成り立ちでは、フロントセクションを911との共通としてコストを下げながらも、パフォーマンスは徐々に改善されたおかげで、モデルが継続できた、というのがデカイ。

ロードスターは、どちらかといえば地道に進化を遂げて、いまや4世代目。つい先日30thアニバーサリーモデルをリリースなさった、とのことでご同慶の至りですが、パワーに走ったりせずに、ブレないコンセプトには敬服するしかないです。

ものすごい不況下でも生産が継続されたのもリッパ。

これに対比して、ボクスターの進化もまた徹底的にコンサバ。が、コンセプトそのものは不変でもスパイダーのようなスペシャルをシリーズ化させたりしたのはポルシェの面目躍如!

ここへきて、さらに911の呪縛からも解き放たれたというのはボクスターにとってはまた新たな展開なわけです。

内燃機関が風前の灯火となったこの風潮の中で、今回の4リットルスパイダーのリリースは最後っ屁に近い画期的な発表であった、といって梅雨のさなか、喜んでいるところでございます(自分にはカンケーないが)。

 


半袖シーズン到来!ROLEX YACHT MASTER 42

2019-06-11 18:57:12 | 今日の逸品

どかーん、Rolex YACHT MASTER42。とうとうリリースされたヨットマスターの第2世代。ケース直径が40mm→42mmへと拡大、ということわ、現在のスポーツロレックスの主流サイズとなりました。最先端もうどをまとった、という印象ですね。

2000年の発表以来、ケースサイズ40mmに、ロレジウム、またわロレゾールと呼ぶコンビ素材の展開でやってきたこのシリーズにもいよいよ他シリーズでもおこなったアップグレード、つまり大幅値上げが行われてしまったというわけです。

ヨットマスターはマジにヨットを趣味。あるいは職業にしている人向けのシリーズ2をちゃんと持っておられますが、別格扱い。搭載のカウントダウン機能を使うのなんて年に何度あるの、というくらいな特殊時計でして、お話は別でございます。

今回のモデルチェンジはそれとわ違う、普段使いのモデルとしてのテコ入れを感じます。

スーパーゴージャスなサブマリーナであると理解するとスッキリするのでわないでしょうか?

42mmケースは日本人にはデカイって?いへ、時計のサイズなんてえものはその日のうちに慣れてしまうものです。旧型と比較したらデカイ、というだけのお話で、私にはようやくキャラクターに合ったケースサイズになったな、と映ります。

ヨットマスターシリーズのロレックスラインナップ内でのポジションからゆけば、このモデルチェンジ、というかモデル追加は遅すぎるくらいなものですが、満を持して、という印象です。イキナリのWGケースにセラクロ=ムベゼル装備でお値段300弱ときた(のけぞる)。

おそらく、正規店店頭向けにはスポーツ系の在庫を極端に絞って、希少性を演出する昨今の実勢からゆけば、400に限りなくちかい実勢価格となるモデルだと思われます。いよいよアチラがわ(涙)。

というわけで、スガスガしさ全開の、元祖YACHT MASTER 16622。一年の中でも長袖から半袖に移行して、ウデドケイが目立つようになるこの時期、マダムに懇願して、長期間、借り出しております。

現在のようにアチラ側にいってしまう前に手に入れておいて、本当に良かった、といって非常に満足しております。

40mmのケースは、今となっては若干小さめか、とも思えますが、凝縮感が感じられる絶妙サイズ。これはこれで、となります。デイトジャストですら、主流サイズを41mmに拡大した昨今、ロレックスの最新トレンドは明確に大径化に向いておりますが、この辺りは好み。

僕もこのヨットマスターのあとにデイトジャスト2を巻いたりするとほんの1mmの大径化でも違和感を感じますが、じつはその違和感は2秒でなくなります。最近はそれが1秒程度に短縮されてまいりました(爆)。

シリーズは最近になってブルーやチョコレート、それにPGのケースを使ったバリエーションなどなどを追加していますけれど、普段使いにはこれが一番。

できれば僕も一本欲しいところですが、トケイを巻くウデは一本しかございやせん(爆)。こうやってお借りすれば済むことぢゃないか、といって自分に言い聞かせております。

 


ヲ腰を癒しに温泉に詣でる

2019-06-09 08:36:44 | 今日の逸品

私にとりましては、おなじみの南相木村、滝見の湯でございます。「滝見」とわいえ、実際には対岸から浴室が丸見えになるのを警戒して目隠しが施されている関係で、名前になじまないフツーの浴室なのわヒジョーに残念。

トドの群れを覗きみるやつなんかいねーわ(爆)、と思うんですけどね〜。

んな事情で、浴室からは流れ落ちる滝は意識して中腰になったり、乗り出したりしない限り望めません。

こちらは往復のワインディングの素晴らしさと、まばらな客入りがウリ(爆)。いつ行っても、大抵空いている、というのがウレシいポイントでございます。

通称マグロ部屋と呼ばれる休憩室では周辺が蕎麦の産地だということもあって、有名な相木そばの極上のやつを味わうことができます。最近、食堂スペースを中心にリニューアルが図られた折に飲食メニューも見直したのだそうですが、それ以降ラインナップされている「十割粗挽きそ

ば」は必食レベルです!!そこらの蕎麦屋は顔色無しです。午前中には売り切れる、といういわくつきの逸品ですが、予約が可能。薄いグリーンのみずみずしいお蕎麦はリフレッシュにもってこいでございます。

が、今日の私の目的はお蕎麦ではなく、浴槽内の「デンキ風呂(爆)」。さよう、レンジの設置で痛めた腰を揉みほぐしていただこう、というわけっす(涙)。

結果、よし!ものすごくラクになったので、助かりますた〜!


業務用ガスレンジを40年ぶりに交換する

2019-06-07 17:11:35 | 今日の逸品

どかーん、私の仕事場。じつはつい昨日、このガスレンジを40年ぶりに交換いたしました。

業者に丸投げして、交換されるのを座って待っていた場合には、送料、設置費用込みで50万円オーバーの請求書が届きます。

が、なにそんなものわ、少しの努力と工夫、あと少々の腰痛の覚悟さえあれば(爆)許容範囲に落ち着かせることができるのです(爆)。

業務用のレンジというのはとにかくチョーゼツすげー耐久性が特徴。なのですが、作り手サイドにとりましては、これがアダ。

耐久性がすごい、ということわ買い替えが促されない、ということですからして、長いこと使ううち、会社ごとなくなってしまったり(爆)、品番が変わって、おなじパーツのくせに互換性がなくなったり、と40年も使い続けていたのでは、完全に取り残されて、浦島太郎もよいとこ

ろ。となりそうなところですが、ここがPCなどとは違うところで、ガスレンジの基本構造など昭和30年代からまったく変えられておりません。

なので、今回買ったようなクラシックなレンジもリッパに最新型として売られております(買ったのは中古ですけど)。

ガワはとこっとん丈夫に作られているのに対して、肝心のバーナー部分はカウント不能なほどの「吹きこぼし」のおかげでボロボロにやれてしまうのがガスレンジの通例。一般家庭でも普通にあるでしょ?おもに麺類を茹でるときね〜(苦笑)。

麺類を投入したときに沸騰が収まってしまい、そいつを復帰させるのに火力を最大にして、一旦レンジを離れる、と。ココで数瞬後、イッキに吹きこぼれる、というアレですよ。

まあ、当ホテル程度の吹きこぼし率ですと(爆)もって10年がよいところなのですが、うちの場合はマメなお手入れのおかげもございまして、40年もたせますた(驚愕)。

たしか5年ほど前に、ガス会社から点検に回ってきた経験不足の検査員が腐食の進んだバーナーに手を出してくださり、もろくなっていたガスの穴を破壊してしまってから調子が悪くなったのですが、持ち前の我慢強さでもって(ケチともいう)持ちこたえてまいりました。

が、それも限界。というわけです。

これまで使っていたモデルよりもクラシックな感じ。火口が3つにオーブン装備、というレイアウトはいままでと変わらないものを選びますた。

埼玉の中古厨房器具専門店で85000円。1度使用の微中古でございます(爆)。定価は25万円超ですから、お買い得というものでしょう。なんで売りに出たのかな、と訝るレベルの使用感のなさ。1日でも飲食店で使ったら、もう少し痕跡が残りそうなものなんだけど。

厨房器具の世界には、このような微中古が大量に流通しており、まったくフシギなことです。

さて、このような中古の大物を買った場合には輸送がモンダイです。

引っ越し便のような輸送手段に頼ると各段に高価になってしまいますから、設置費用を含まない純粋な軒下までの「搬送」ということで送料を最小限にとどめておき、地元で瓦屋を営んでいる中学の同級生に懇願してフォークリフトで降ろしてもらい、自宅に運びますた。

トラックの荷台から、うんしょ、といって手で持って下ろすわけですが、これわナカナカ勇気のいる作業でございました(爆)。

90X60cmの王道サイズに重量は110kgですから、大人3人はいないと、というところですが、ふたりでやっつけました。

3日間ほどは、B子さんが格納されているガレージにしまっておいたのですが、晴れ間を見つけて馴染みのガス屋(爆)を呼んで、ふたたび二人で作業をばいたしました。腰をやられたのはいうまでもありません(爆)。

今回のハイテク素材。フレキシブルパイプ。通称、フレキ樣。画像のようなビミョーな位置関係にあるバルブ同士をムリして繋げるのにもってこいなパーツですね。最初は、どうにもハマらない。こりゃ本日休業かい、などといってあきらめかけていたのですが、ナセバナル(爆)。

ムリクリやって、最後はガスレンジを持ち上げて上から突き刺すような感じで設置完了でございます。ううむ、おそるべし最新ハイテク素材。

いやあ、すばらしい使い心地です。これでつぎの50年も安泰か(生きてねーし)。

 

 

 


サワヤカな季節の中、ピークがやってきた

2019-06-05 06:40:46 | ブログ

世は令和。新しい時代をむかえても、あいかわらずのにゃキンに勤しんでおられるももちゃんでございます。

さて、例年、5月は気候のわりに、サワヤカな出来事がすくなく、ドロドロと(爆)過ごしているうちに終わるのが通例。

今年もご他聞にもれずいろいろとございましたが、すべてを無事にやっつけてホッとしているところでございます。

今年のホテル旅館組合定例総会の会場は、画像のような老舗ホテル。創業室町年間だというからすごい。当代とって16代目でございます。

会計長の私の役務は、先月の会計監査にはじまり、総会当日の会計報告、予算案承認、ときたらもうおしまい。と書けば簡単ですが、これがなかなか。

何年やっても、この作業にはなれる、ということがないのは不思議なほどでございます(爆)。

案の定、決算、予算編成の作業には苦労いたしましたが、気がつけば例年どおりのこと。

先月の半ばにあった監査からここまで、ほぼ無問題で参りましたのは、非常に助かりますた。苦労の甲斐あったか。

定例総会も無事に終了しましたので、乾杯やら懇親会やらはテキトーにやり過ごして、館内に湧き出ているという名物温泉に浸かります(爆)。

成分はメタケイ酸からなる単純泉ということなのですが、特濃といってよい金気を含んだミネラルたっぷりの源泉掛け流しでございます。室町時代からの温泉ですから、ありがたく浸からせていただきました。

信州は梅雨入り前のいまが一年のうちでもベストシーズン。せいぜい楽しんでおくといたしましょう。