嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

クルマの機種変更に備えておく-3

2013-08-30 19:02:40 | 
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私的ゴルフ論をやっていると、年が明けてしまいますから(爆)やめておきますが、少なくともゴル2に乗っている頃には現在のようなゴルフのラインナップが小排気量+ターボ一辺倒で売られる時代がやってくる、などとは考えもしなかったものです。

これは善し悪しではなく、時代の流れ。
楽しいか、つまらないか、でいったら間違いなくつまらない(きつぱり)。
E-GOLFのプレスリリースも行われるなか、ガソリンエンジンの終焉というか、そういう進化(対応にすぎない、というべきでしょうが)の現場に居合わせたことは、興味深いわけで、作り手でない限り、受け入れるしかない現実です。
考えようによっては内燃機関のピークをまさにいま味わっているのだ、ということもできるでしょう、多分。

少なくとも私の世代ですと、たしかポパイあたりが言い始めの最初だったかと思うのですが、「ボーイズレーサー」というキーワードのもと、小排気量ながらNAハイチューンのエンジンを積んで、エンジンぶち回して大排気量のクルマに競り勝つ(ばか)というノリがあったのはたしか。

まあね、エンジンぶち回したところで自己満にすぎない。すぐに前走車に追いついてしまうし、アクセルなんて開けてもせいぜいが5割程度まで。ですが、少なくともそういうモノを持って(飼って)いる、という気分ははなかなかなものですた。クルマの世界はとことん自己満。勘違いやタダの思い込みもまたご愛嬌の世界(一生やってろ)。

いまの20代あたりのドライバーさんにそんなことを説いたところで、「ばっかぢゃね(嘲笑)」と言い放たれるのがオチというものですが、クルマ選びのキーワードに欠かせない要素のひとつには、たしかに「高回転型エンジン」という要素があった、というのは忘れては逝けない気がする昨今(ばかですがね)。
すでに遠い昔のノリなのですが、MTをスコスコ操りながら、エンジンの雄叫びを耳に回転をあげてゆくのはキモチ良いことにはかわりない。これ、味わわずしてなにがドライバーか、とそれ位なものです、はい。

というわけで、過給器つきのエココンシャスな今のエンジンはバツ!多少、効率が落ちたところでそれがどうした、と今回はそんな選択をかましましょう(予定にすぎません)。

ちなみに画像は世代違いのDOHC16Vできっちり武装(違)したポロ(爆)。
いまでは考えられないような比較的、高回転でトルクが盛り上がる仕立てで、3500rpmから4500rpmにかけて、2次曲線を描くのがきっちり感じられる希有な存在。また同モデルの他の個体にはけしてみられないアイドリングプラスの極低速からも楽しめるドライバビリティを有するのが大きな特徴。

売るか、となって乗ったとたんに機嫌を損ねる、というのは中古車のジンクスのように語られていますが、うちのポロってのはそもそもそういうレベルにない、と断言しておきましょう(きつぱり)。
中華、こうして書いておりますと、特段の手放す理由がないことに気がつく昨今(爆)。ここまで仕上げるのに10年12万キロですもんねえ(とほひめ)。

以下次号




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クルマの機種変更に備えておく-2

2013-08-28 16:12:32 | 
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私が免許を取得した頃に現役だったゴルフは1(爆)。近所の先輩があのゴルフ1GTIに乗って、ゴルフボール型のシフトノブを操りつつ流しているのをヨダレを滝のように垂れ流しつつ見送ったものです(とほひめ)。

ゴルフ2は隣町に住むあのAさんが2のGTI、それも丸目2灯のヤナセものニッポン上陸第1号車(驚)を乗り回しておられたのをこれもヨダレ滝おとしで見送っては、オレもいつかは、と夢見たものです。

以降、ゴル3はヨーロッパ赴任中の弟に借りて数万km(ヴェントのほうでしたが)も乗りましたし、2はポロの直前に5万km、2のジェッタにもやはり数万km、4はトクイチオートの社有車に数千km(爆)、5も同様(そうくるか)というわけで、一通り変遷を味わって参りました。2以外はキホン借り物だった、というあたりがミソか(爆)。

2003年の秋に走行18万kmのゴルフ2で峠を下っていた折に、Pから飛び出してきたクルマをよけきれず、ガードレールにササって大破。
救急車のなかで、ABSとエアバッグさえあれば、こうはならなかった(うそうそ)、とハンセーする余裕すらあったのですが、事故相手に3ヶ月の入院を強いてしまった、というショックは大きく、事故の翌日にはディーラーに出向いて、ポロ彦さまを契約したのでした(どこがショックだったんだ)。

ポロ彦さまには当時まだ珍しかったルーフにまで及ぶエアバッグやABS 、ESPなどなど、いまでこそ珍しくもないですが、安全装備フル搭載で、これなら救急車いらねえぞ(爆)、と納得して乗ったものです。

ポロ乗りにとりましては、まあ次の目標はゴルフ、となりそうなものですが、いかんせんつい先日リリースの7にしてからが、すべてのモデルで加給エンジン搭載となっております。6はおろか、5の後半からカタログ名「TSI」という呼び名でもって、まさかのツインチャージを行っておりました!

このスーパーチャージャーとターボチャージャーのツイン加給は今を遡ること25年、幻のグループS(でしたっけ)のホモロゲ取得用に200台限定生産のランチアデルタS4以来とキタ!!
発表当時にはゴルフにそんな2段加給なんて、有り得ない!と仲間一同と深夜まで語り合ったものですが(爆)、今やそれも合理化されてシングルターボに落ち着いた模様。

カタログの数値上では1.2や1.4のくせに、まあゴルフらしいトルクも出ているし、パワーだって必要十分。でもね~、演出されたパワーとトルクに感じられるんだよねえ。辻褄合わせ、というかね。

トクイチオートのマイスターがTSIのリリースと同時に動き、GTという呼び名の2リットルNAエンジン搭載のゴルフ5を買ったあたりに実は重大なヒントが隠されております。

画像は歴代のゴルフさま。ぶっといCピラーがアイデンティティである、といわれておりますが、その通り。実はこの部分の幅がリアの荷室の奥行きを示しておりまして、ポロオーナーには一番うらやましい部分。ううむ、クヤシ~となるわけです、はい。

以下次号







祝!新シリーズ こんどはこっちか!?クルマの機種変更に備えておく-1

2013-08-28 13:43:24 | 
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長野県東部の今朝の最低気温なんと9度!ほんの数日で亜熱帯性の気候から急転。非常に快適な空気と入れ替わって、ラクになりますた。

いままでは日中の外出はできれば避けたい、という感じだったのが、ひたすら積極的に夏の残務整理中。

さて、日常のアシに使って参りました、2004年式VWポロ=通称ポロ彦さまには9年12万キロにわたって、活躍を続けていただいておりますが、ここへきてダンパーのへたりや足回りからの異音など車齢は隠せない。
というか、車齢というよりも、日頃の使用条件を考えますと、ムリもない。
一日4回、それも2kmに満たない移動の繰り返し、のような使い方での12万kmですから推して知るべし。

ボディとエンジンが絶好調なので、惜しいところですが、次の車検まであと1年となる昨今。そろそろ次期FXの選定にはいっておきます。

トクイチオートでの新車整備から一貫して、出庫のたびにコンディションが「必ず上がってきた」ことを考えますと、誠にお名残惜しいところですが、クルマってのは道具。
愛着を覚えるのは当然として、一方、キカイとしての寿命もまた現実にあるわけで、その辺りの見極め時がきているのです。
直して乗るのか、新しい個体を買うか、その辺りですが、今回は「しゃぶり尽くした」感が強いので、買い換えることに決定。満足度が高かったぶん、コンディションを保っているうちに手放したほうが印象が良い。という言い訳もできるか。

タイミング的には昨今リリースされたばかりのゴルフ7の美中古が出回る時期に当たるかもしれませんし、現行のポロも美味しい個体の中古がわんさか。

ビーエムにも手頃な良品がたくさんあるし、新車にこだわる必要性をまったく感じない昨今、選択肢はほぼ無限。ただし予算にはものすごい制限(爆)。

消費税騒ぎも絡むタイミングですし、いろいろと踊らされそうですが(爆)、今回のこのお買い物、またしても非常に楽しいイヴェントとなることでしょう!





デジカメの機種変更に備えておく-最終回 Leica X2 Edition Paul Smith

2013-08-28 08:03:19 | デジタル・インターネット
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ドカーン!!長らく続けて参りましたシリーズも、あっけなく最終回でございます。まったく縁は奇なもの粋なもの(爆)。
つい先月、湯田中温泉につかっている折に、思い立って丸の内のジョンロブに駆け込んだあとに、ふと寄ったのがこちらのお店。そう、ポールスミスの丸の内店でございます。ジョンロブからはほんの1分。

居心地の良い店内で、件のストライプ入りソファーにふんぞり返りつつ(爆)、なじみの店員さんと世間話を繰り広げていたのですが、そこのジョンロブでポールスミスとのコラボ靴をみてきたんですよ、という話になり、そのなかで、そういえばこちらの御大(ポールスミス)ときたら、ライカとのコラボもやってのけてますよねえ~。というお話しになりました。
もしかしてコラボ好き?ギャハハ~! とかいって、その場は盛り上がったのですが、現物は去年のクリスマス前に発売と同時、というか発売前の予約開始時点で、「瞬時に完売(驚愕)」した由。
この丸の内店でもじつは現物を見た者はいない、というくらいな超レアプロダクツ。いわゆる幻、というやつですね。



まあね、この時点では、わたしゃ、くっくのことでアタマもお財布もキャパ一杯。そういうこともあるか、という感じで、お店を辞したのですが、戻ってからあわてて検索してみますと予想通り、各オークションでもプレミヤム付きまくり。
新品正規定価が28万円強のところへ、平気で35万円オーバーのお値段がついています。

ぐはあ~、こりゃダメだわ、と諦めかけていたのですが(最終回といいつつさらに次号へ)


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加齢なるボクスター あらたなるステージへ-5 4輪ホイールアライメント調整

2013-08-26 20:04:23 | 加齢なるボクスター
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さて、肝心のハンドリングでございます。これね、あまりにも違うので、もうタイヘン!

従来のセッティングでは、コーナーへの進入時にブレーキングを遅らせて、フロントタイアへの果汁移動を意識しつつ、巻き込むような動きを作りながらでないと、キレイに曲がれない、という印象でした。
ありあまる安定感はこれはこれでありがたいわけですし、タイアのグリップ圏内だったら、どこまでいってもキホン、オンザレール。つまり強めのアンダーステア~ニュートラル。
ところが、今回のこれはなんだ?

従来通りにフロント果汁でステアリングを回しながらの旋回ですと、切れ込みすぎてダメ!グラグラきちゃう。
回頭が速すぎて、このままではけしてキモチよくない。どうやらドライビングスタイルを変えるのを要求されているらしい(爆)!

ナヌー?となって、いろいろやらかすうちに(爆)、クルマにいわれているのに、気がつきました。

「ステアリングではなく、アクセルで曲がんなさいよ!このヘタレがぁ~(ここMr.オクレの声で)」と。

ウキャー!!そこに気がつけばもうこちらのもの。「イニシャルD」でしたら、ここまででゆうに5話分になるところですが(爆)、そんな5週間も待ってられまへんがな(爆)、とにかくそういうこと。

ブレーキングを早めに終了ののち、コーナーのRにもよるのですが、とにかく出口を早めに読んで、早期のアクセルオンを巧妙に行いながら、フロントの軌跡をコントロールする、とそういうワザが要求されているのがこんかいのセッティング!!

ううむ、たのすぃ~!!登りはまあ、トルクもそこそこですし、キモチよいのは事実ながら、2.7なので911と比べたらアレなんですが、下りときたら、もう本当にアトラクションの世界(完全意味明瞭)!

このように書きますと、旋回時には不安定なのでは?というギモンを禁じ得ないところでしょうが、逆。旋回時はアクセルオンなのです!
したがって、アクセルオンと同時に、リアにどっぷりとトラクションがかかるうえに、車両ぜんたいが安定方向に向かうのが非常にリニアに感じられてタマランチ会長!

これ、もうお宝やわぁ~(さらにMr.オクレ調で)

以下次号。




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履き道楽 JOHN LOBB Westbourneさま その後

2013-08-26 15:35:14 | 履き道楽
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久々の履き道楽ねたご容赦。

おそらく2度とない、あっても没後か(爆)、というくらいに珍しいPaul SmithとJOHN LOBBのコラボレーションの産物=Westbourneさまには、新宿のパークハイアット東京に出向いた折に大活躍していただいたのですが、折からのゲリラ豪雨のなか、2kmほども歩く、というまさにイギリス靴らしい使われ方で試練をあたえてしまいますた。かなり頻繁に履いては、そのたんび、お手入れをして、楽しんでいるところ。

靴の味だしには、遠慮なく履き倒すのが肝心。ゲリラ豪雨を浴びせたらんかい、とは申しませんがね(爆)。
じつに西新宿のパークハイアットから、よせばいいのに2次会会場の歌舞伎町へと移動した結果ですが(ばかそのもの)、イタリヤやフランスあたりの接着靴でしたら、それなりに神経質になるところですが、そこは英国靴。
過保護はいっさい必要ない。というわけで、逝きましたともさ(爆)。

おかげさまで、そこかしこにキズやこすれが生じてくるのですが、そいつをリセットするべく、ワックス、クリームを重層的に塗り込んでゆくうちに、靴が底光りするようになります。
まあ、おおむね6ヶ月経過あたりから、でしょうか。
で、その状態を作ってしまえば、もう安心。ある程度ほったらかしでもオッケイ。

ところで、ナラシに、というわけで塗りたくったディアマントというクリームなのですが、浸透がよいのはわかるんだけど、濃い色の靴にはどうやら向かない模様。

特に革自体がしなっては戻り、を繰り返す靴のアッパー(甲皮)に塗り込んでしまうと、仕上がりはそこそこでも、いざ履いて歩いたが最後、甲の部分から、ディアマントか、もしくは無色のクリームに含まれるロウが割れて、表面が白く濁る。
せっかくのアイリスパープルが台無し、となるのでクリーム共々、即刻、ご退任いただきますた(爆)。

現在はネイビーとレッドのクリームをブレンドしてアイリスパープルに調色したうえで、ごく微量づつ塗り込んで、ことなきを得ております。

また、この2511という木型は、クラシックの典型みたいな古典的なやつ。
#7000のようなモダンなキャラには欠ける反面、靴本来の、足を小さく見せる効果を狙ったカッティングをはじめ、各パーツの意匠。履き心地のマターリとしたフィールが絶妙。
ボールジョイント部分の幅もゆったりしていて、豪雨のなかでも非常にラク(涙)。7000、8000のモダン系との対比では明らかにこちらのほうがホッとできる雰囲気。

ただし、JOHN LOBBのプレステージラインのトップガン=チャペルに比べますと、皮質は全然ダメ。
本来、極上のカーフ一枚革で構成されるチャペルと比べるべきではありませんが、各パーツごとに革質が違うのがツヤに反映されてしまい、いかなジョンログとはいえ、クラスの違いはいかんともしがたいところ。

国内定価は高価過ぎで、このあたりのクラスの存在が判別不能となっているのですが、なものクラスレス社会のニッポンならでは。履き手としては、このあたりはきっちりと認識しておかなければなりません。

チャペルとこれとでは明らかにクラス違いである、というのは事実。国内定価では2万円弱の違いですが、ここのこの差は小さくない!
チャペルと同等のクヲリティ(革質の均一性)が欲しいんだったら、Philip逝きな、と、そういうわけでございます(完全意味明瞭)。やはり、世の中カネらしい(脱力)。

踵あたりを中心に、全体に数mm沈んだところでジャストフィットしそうな予感ですが、そうなるまであと3年くらいはかかるのか?





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デジカメの機種変更に備えておく-9 Leica X2のアレ

2013-08-26 10:35:37 | コスメ・ファッション
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たは~、引き続き、残暑お見舞い申し上げます!

と思ったら、今朝の気温15度(爆)。思わず、押し入れから毛布を引っ張りだしてかぶる始末。

たしか昨日は秋雨前線+南からの湿気=大雨の天気図どおり、沖縄にいるみたいだったのですが、今日のこれはもう完全に秋晴れの空気を呈しております。
半袖ではすでにキツい感じで、たまった長袖のボタンダウンシャツを着回す感じ。それでも最高気温では25度を超えちゃうので、午前と午後で、着るものに困る昨今。こんなのもまたよきかな。

さて、夏の忙しさで中断しておりました、このシリーズですが、中断している間に、なんと「探し物」がみつかってしまい(完全意味明瞭)、私の「デジカメ探しの旅」はあっけなく終了してしまいますた(汗)。

これ、と決めたモデルは話題のリミテッドエディション。
所詮デジカメですからして、いずれ中古市場に出てくるとしても、それまでは、まあ1、2年は待つか、という覚悟で、待つほうをそれなりに楽しみにしていたのですが、まるで私の注文を待っていたかの様に市場に出てきてしまい、驚くばかり。
勘違いの鴨(オレかいぃ~)に限って、それを「ご縁である」と勘違いをばいたし、買いに走ってしまふのでございますた(爆)!

そう、私が買いましたのはLeica X2のアレ!じつに全世界限定1/1500のリリースだったあのモデルでございます。ニッポン入荷数じつに60台弱!!信じられませんが、事実。

画像はあのお方のブチック、丸の内店。蛍光グリーンがアイコンですが、なんとこの色がLeicaのプロダクツに塗られる日が来ようとは(一部謎)。

インプレッションは次号(もったいぶる)!





加齢なるボクスター あらたなるステージへ-4 TIP-Sのレスポンスを味わいに行ってみる 

2013-08-18 20:22:46 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル
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今日は日曜日。事実上、お盆休みの最終日。ですが、さすがに今年の夏はまだまだ。暑さも日のあるうちには凄まじい。

というわけで、午後5時を回る頃、近所のワインディングへとボクスターで出向いて、新装なったセッティングを味わって参りました。
まずは異様なくらいに静かなのと、エンジン始動直後なのにぜんたいが非常にスムーズ。

いったいなにが起きているんだ、という感じのまま交差点で停止。

話題のTIP-Sは低速での「切れ」がよく、非常に印象的。そもそもアイドリング近辺でのトルクの出方が別物になっているので、2速発進である、とはいわれないと気がつかない程度にナチュラルなものに変化しているのにビクーリいたします。避けがたいトルコンスリップの存在を、ボトムエンドのエンジントルクで打ち消せている、という印象。

一番大きいのは3速に入った時点でのマナー。以前のセッティングですとスリップ感が多大で、2000rpm前後でトルクを伝達しようかどうしようか、一瞬ですが迷っているようなマナーがみられて、どうにもこうにもかったるかったのが、なぜかポンと切れるようになっている。
変速の感覚が明瞭になっていて、気持ちがよい!
ここがじつは悩みどころだったので、全体のドライバビリティに非常に効いております。ものすごい成果です。

また、4速、1500rpm程度からでも直線的に、キックダウンしないままトルクを伴って加速してしまうため、トルクカーブを味わいやすくなっているのにも驚きます。

もちろんシフトダウンをかまして、4000rpmからの雄叫び(爆)を楽しんでもよいのですが、キモチがよいのはこのトルクが立ち上がるゾーンを、このあたりかな?と想像しながら、タコメーターとにらめっこしながら、味わうほう(U教授、ありがとうございます)。

まあね、スポーツカーとしては、そんな低回転でエンジンまわして楽しいのか、ということになりそうですが、ここはニッポン(爆)!路上の現実をきっちりみておきます。もちろんレッドまで回すとまた違う一面を見せてくれるのでしょうが、この美味しいトルクを味わうと、これで十分、ということになります。

現実の路上で、ボクスターのTIP-Sをいかに味わうか、となった場合には非常に適切な味付け。トップエンドがどうの、マキシマムトルクがどうの、といっても現実には瞬間芸でしか味わえない。
ボトムエンドから、一番使う領域にかけてが、このような仕立てになっているってのは、なんといってもキモチがよいです。
ポルシェのフラット6をニッポンの低速路上でこのような低回転から味わうのを実現したあたりがじつは今回の整備の価値なのだ、と申せましょう!空冷時代とはえらい違いですがね。

クルマはもっと楽しくなる、というのが近年のトクイチオートのキャッチフレーズですが、まさにその通り。それをきっちり実現した整備かな、とそんな仕上がり。

あ、旋回につきましてはまた別の記事で(爆)。




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シリーズ ニッポンの良心(爆)小川軒のレーズンウィッチ

2013-08-18 13:36:21 | 今日の逸品
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この夏もおしまい、ということで振り返りつつ、秋へと思いを馳せているところ。
koshinyaさんに頂戴した、東京土産の古典、といってよい良品。60年代に一世を風靡したラム酒漬けレーズン+バタークリーム+サブレの3要素を絶妙に組み合わせた、ニッポンならではのお菓子。

売る側はガトーなんとか、とかパリとかいって、しきりにフレンチを強調したがっておられるようですが、なにこの洗練度は本国になどすでに存在しないレベル。
ニッポンの職人芸で磨き上げられた逸品といってよいでしょう。

このグループには北海道の六花亭リリースのマルセイバターサンドがあって、通販などにもチカラ入ってるので、すでに全国区でおなじみとなっておりますが、じつは和洋菓子を同時に手がけているお菓子屋さんでは定番中の定番。
それこそ60~70年代にかけて大流行したのがこれ系のレーズンサンドです。

ロングセラーではあるのですが、いかんせん定番すぎて華やかさには欠ける、が、それがどうした!濃厚なラム酒のカヲリとマターリしたバタークリーム、さらに60年代もかくや、と思わせてくれるに十分な歯ごたえのよさを誇るサブレ、と。ああ~、もうひとつ食べたひ!となるのは必至!



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ちなみにこのグループの最安値はやはりコレ(爆)!が、一口食べてみた瞬間に後悔するので、買っては逝けません。
ご存知、「午後の楽しい時間に」シリーズの定番ですが、粗悪品以外の何者でもない(きつぱり)。
質の悪いバタークリームくらいタチの悪いものはございません。
同シリーズのアルフォートは良品認定なのになぜ、と思われるでしょうが、やはり類似品はいけませんや。
唯一、こればかり食って、たまにこのレーズンウィッチを食べるとその有り難みがイタいほどわかる、というね(爆)、そういう役割はあります。

さらにレーズンのまばらさがすごい(爆)。マルセイバターサンド、レーズンウィッチともに6個かそれ以上は入っているのに対して、このガトーレーズンは多くても3個(爆)。まあね、実勢価格を考えたら文句いえないけどさ。





お盆終了!!秋風吹く!!

2013-08-17 17:11:37 | まち歩き
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ことしもお盆終了。終盤へきてまたしても南からの湿気が押し寄せて、ゲリラ豪雨のニュースなども各地で聞かれたわけですが、こちらはどうやら無事に推移。15日に恒例の千曲川河川敷花火大会も滞りなく行われて、日程通り。

日本一の規模と盛り上がりを誇る、諏訪湖花火大会はまさかのピンポイントゲリラ豪雨で、50年の歴史のなかで、はじめて中止になったそうですから、その凄まじさ、推して知るべしです。本当に珍しいくらいの湿気に悩まされた夏でございました。
例年、暑いくらいでは全然めげない私ですが、この湿気にはやられた。食べるものに工夫をしてなんとかしのぎましたが、いつも通りに、とはいきませんでした。まあよい経験か。

とまあ、そんな夏ももう晩夏といってよい空気が流れております。今日はどこか爽やかな風が吹いて、あらたなるシーズンを予感させるに十分。
これからは何をするのにも気持ちのよい季節でございます。

とりあえず、この湿気でぼろぼろになった身体を癒すべく、温泉にでも、と思ったら甘かった(爆)。
9月にもまだまだお客様が押し寄せる予定で、全くうれしいことこの上ございません。お客様、ありがとうございます!

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画像はお盆の終わりに、お客様と一緒に食べたニク。
手前がリブロース、中央はサーロイン、奥がフィレですが、久しぶりに炭火で焼き上げました。なんか食しているうちに、元気が戻ってくるのにはたまげました。さすがA5+(完全意味明瞭)!

アブラを落としながら焼き上げた絶品のステーキはやはりカラダによさそう。おかげさまで夏バテなどなく、ますます元気な昨今。
秋は私の一番好きな季節。がんばるぞ~!!





加齢なるボクスター あらたなるステージへ-3 

2013-08-11 17:02:47 | 加齢なるボクスター
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「レディス→メンズ」へのお仕立て直し、というわけで、あらたなるチューニングを施されたうちのボクスターですが、まずTIP-Sのマナーが激変しております。

発進が2速で行われるセッティングなのはじつは90年の911カレラ2で発表された当初から続いた仕様。TIP-Sはボクスターに搭載されているこの08年モデルでおしまい。09からはPDKというツインクラッチを使った、トルクコンバータを介さない全く別のミッションに変更されましたから、18年連綿と続いたなかの最後のモデルだ、ということになります。

発表当初は積極的にシフトはできるが、所詮トルコンである、というのがキホン評価だったと思いますが、そこはポルシェ。というかミッション業界。
ロックアップクラッチのスリップ制御や、ロックアップそのものの素早さ、さらにマニュアルシフトした場合の、トルコン領域を介さないダイレクトシフト等々、スポーツATとして、きっちり磨かれているのを感じます。

このあたり、北海道のU教授に師事すること数年(爆)、ミッションの内部構造に始まり、様々な評価の方法などを叩き込まれたおかげで(それほどでもないが)、にわか知識とはいえ、知ってて乗ることの快感のようなものに目覚めたわけです。

ロックアップが行われてからの、アクセルフィールはMTと同等ですし、全体のフィーリングはむしろMTをうわまわるわけですからして、トルコンATのある意味完成型であったといってよいかも。
また、MTとの比較などを行うから賛否が分かれるわけで、TIP-S搭載の個体はまた別のモデルである、という風にかんがえると非常にスッキリします。
たしか同年代のアウディA4との共用であるといわれていますが、基本が一緒でも制御は全くの別物。

特にポルシェらしいな、と感じるのはブレーキングのGフォースで、落とすギヤを選択できること。
旋回前の強めのブレーキングですと5→2まで落ちることも珍しくなく、その時々の状況で、5→4だったり、→3だったりするのは興味深いです。で、今回、多分気のせいではないと思うのですが、このシフトダウンへの反応が鋭い。
また、特に下り坂で、ある程度の車体の傾斜を感知すると、シフトアップがセーブされるのですが、この度合いが以前よりも敏感に働いている(驚)。
各種センサーへのデンキがちゃんと流れている、というよりも流れ方が変わったおかげかな、と(一部謎)。

アクセルペダルを一定スピード以上で踏み込むか、30%以上のアクセル開度を与えると、瞬時に1速に落ちて、凄まじい加速を行うのですが、まあそんなことはしないのが普通。99%は2速発進です。

が、ボクスターのような絶対パワーや速さよりも、雰囲気やフィーリングを重視するモデルでは、この2速発進はメゲる。ポンと前に出る必要はないが、ダイレクト感のようなものはもっと欲しい、と無い物ねだりをしたくなるわけっす。

このあたりを入庫の折にトクイチオートのKさんとお話ししたのですが、改善できる可能性があるので、トライしてみましょう、ということになったのでした。

結果、すばらしい!きっちり結果がでている!

まず発進時に使う微妙なアクセルオンに対する反応が明らかによくなっている他に、トルクの立ち上がりがボトムエンドから明瞭で、ほんの1200rpm程度のところからはっきりと使えるようになっているのに驚きます。

さらにこの音。なんだか野太いエンジン+排気音に変わっております。
この1200~2000rpm、ギヤでいくと1~2速。というあたりは、ご存知の通り、街中でもっとも多用するゾーンですし、ドライバーもこのあたりのフィールにはかなり敏感なもの。それと意識しなくても、エンジン、タイア、その他の回転フィールを感じているわけっす。
トップギヤでトルクゾーンにぶち込んで、なんて、そもそも違法行為ですしね(どの口がいう)

このボトムエンドのマナーが洗練される、ということはクルマの印象に大きく関わってきます。
今回の整備では、電気とオイルの見直しでこうなった、というお話だったのですが、私程度では理解するなんて、到底無理。アタマで考えてもわかりっこないので、せいぜいカラダで味わっておくといたしましょう(なさけなや)。

それにしてもここの改善は大きいです!「街中はつまらない、ので、山に逝く」、という図式はいよいよ過去のものとなる(ほんとうかい)かな?以下次号。

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お盆突入!と同時にあらたなるスペシャリテ誕生!

2013-08-10 20:46:15 | 食・レシピ
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先日koshinyaさんに聞いた話ですと、インドのムンバイからやってきたビジネスマンがいうには、この暑さはゆうに本国を超えている、とのこと(爆)。冗談ぢゃないよ、と。

また、私の知り合いのタイ人もおっしゃいますた、この暑さはバンコクにそっくり、かむしろ上回っている。
ふるさとを思い起こさせる懐かしい暑さである由。ドヒャー!!

と、そんな中、今年もお盆に突入いたしました。おいまつえんは連日満員御礼でございますが、なにこんなのもあと数日。せいぜい気張っておくといたしましょう!

暑さに対抗するのには、ニッポンよりも暑い国々のメニューが非常に参考になります。

今日のこれはもろにインド!
フレッシュなスパイスをふんだんに使ったスパイシーソースにご飯、夏野菜のロースト、塩麹とカレー粉に漬け込んで旨味を凝縮したチキンで構成したスペシャリテ。チキンカレーぢゃね、と考えられたそこのあなた、食べてびっくりでございます。スパイシーチキン、と命名しておきましょう(爆)。

スパイスの鮮度イノチの一皿でございます。前菜までは非常に優しい味付けで推移しておいて、メインでドカーンと強烈な味わいを楽しんでいただく趣向でございます。

ご予約は 0267-62-0251 おいまつえんまでどうぞ。

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp





デジカメの機種変更に備えておく-8 Leica X2

2013-08-10 16:54:10 | デジタル・インターネット
Leicax2yoohama

さあて、いよいよ核心に迫ります!Leicaときた場合には頂点にいるM。セカンドラインのXの2シリーズに当然ながら帰結いたします。

ポルシェでいうとMは間違いなく911。古いレイアウトにとことんこだわっているあたりがよく似ているし、基本の形がほとんど変化していないあたりも驚くくらいに同じ。
カッコ良いとはお世辞にもいいがたいあたりもそうか(爆)。

このあたり、デジタルになってからも同様に進めているのがすごい!
非常に頑固なモノ作りの姿勢が垣間見えてドイツっぽいったらありゃあしない(爆)。
そこへ折からのデジタル化への波に完全に乗り遅れた関係からくる経営難から、たまたまエルメスの血が入って、プレミヤム感すら持ち始めたあたりもポルシェに近いイメージを抱かせてくださいます。以前のライカ、特にMなんて、ただのヲタクアイテムですからね。

そこいくとミョーな枠にとらわれずに、モダンな要素をとりいれつつも、伝統にはきっちり忠実で、しかもMとの比較でゆくと、非常にリーズナブルである、というのがXのラインでございます。
M=911だとすれば、これ、まんまボクスターの立ち位置(完全意味明瞭)。

初代のX1はファインダーなしのアクセサリーシューなしでデザイン的にも完成度が高く、ほぼこいつで決まりだったのですが、デジカメの世界でひと世代前のものを選んでしまうと、ゼッタイに後悔するな、と気がついておりましたので、今回のモデル選定では、かなりなムリを覚悟で、X2に照準を絞ります。

まあね、べつにボクスターに乗ってるからって、X2を選ぶわけではないのですが、店頭に出向いた折に実際にさわりまくってみますとライカらしさが強く、金属ボディの質感、ボディに貼られたレザーの品質。ライツミノルタそっくりの全体ボリューム(寸法そのものはずいぶん違いますが、持った感覚がフシギなくらい酷似しております。重量かな?)、などなどヤラレる要素満載(爆)。
あとはこのところ矢継ぎ早に限定モデルを乱発しているX2のことですからして、どのモデルにするか、という近年のライカならではのお楽しみが待っています。

画像は最新の限定モデル。なんと「そごう横浜」とのコラボモデルだそうな。
その名も、X2YOKOHAMA エディションとキタ。

リザードのレザー張りボディにリザードのカメラプロテクター装備だって、大好物ぢゃん(はあと)!!と思ったら型押しレザーだとさ(嘲笑)。さすがそごう(爆)。エルメスだったらそんなことゼッタイ許さないって!以下次号。




加齢なるボクスター あらたなるステージへ-2

2013-08-10 16:32:43 | 加齢なるボクスター
Dsc08271

ところで、新車をかったときに付属してくるトリセツに書かれてある、各種パーツおよび、油脂類の交換サイクルというやつ。あれを守っている方、要注意でございます。

なに、正規ディーラーにいわれた通りにやって何が悪いの?ということになるでしょうが、そんなことではパフォーマンスの40%程度しか味わうことが出来ません。ディーラーの整備は3年あるいは5年後の買い替えが大前提。
クルマが10年、10万キロも保ってしまったのではそれこそショーバイあがったりですからね。故障しない範囲で、徐々に調子を落としてゆかせる、ここがキモっす。ご存知でしたか?

今回の車検整備はボクスターにとっては2度目。車齢5年にして、距離2万と少しというのはいかにも少なすぎですが、仕方ない。気になるのはこの最初の3年間に「ポルシェとして扱われていなかった」事実。ここのリセットがまずは大切。

初回の車検整備はポルシェジャパンで取得していただいたのちに納車。入手と同時にトクイチオートに入庫。各種油脂類と、電気、ブレーキ、アライメントその他、50万円弱の整備を施したのちに乗り始めたのが距離7000km弱の頃。

定期的な油脂類の交換とタイアのエアソリューションの進化で、ここまで非常にマイルドな乗り味を醸して上等だったのですが、いよいよタイアのゴムが限界(溝ではなくゴム質の問題です)である、との判断で交換したのが、ほぼ1年前。

今回の入庫の直後にトクイチオートのマイスターから、「オーナーさんが早期のタックインを望んでいるから、アライメント調整を行いなさい、とタイアにいわれているのですが、いかがいたしますか?」というお電話を頂戴したのですが、このようなあま~いヲサソヒを断れるわけがない(爆)。

じつはいままでのセッティングは、マダムが運転すること「も」想定された、どちらかといえば安定志向のものだったところを、私もそれに合わせて運転していたつもりだったのですが、どうやらタイアの減りまでは誤摩化せなかった模様。入手からマダムが運転したのはじつは一回こっきり(爆)。

せっかく彼女に合わせたアライメントと装備(=TIP-S)だったのですが、まあしゃーない。

というわけで、今回の調整は「レディス→メンズ」への仕立て直し、という内容だったそうです(完全謎のまま以下次号)。





加齢なるボクスター あらたなるステージへ-1

2013-08-10 14:28:05 | 加齢なるボクスター
Dsc08310

タハー、高知県四万十で40.7度記録~!!いやはや、ものすごい猛暑。立秋とは名ばかり?

お盆の民族大移動がすでに始まっているなか、岐阜県各務ケ原市のトクイチオートへと出向いて、車検整備が完了したボクスターを引き取って参りました。

行きも帰りも自分のペースを保とう、などとは考えないようにしよう、といいきかせてはいたのですが、それにしてもイライラします(まだまだ修行が足りません)。
80kmh巡航のトラックを追い越すのに81kmhのトラックが並走して延々走り続ける後ろに、ハイブリッド、K、営業バン、バンガローにしか見えない大型ワゴンが連なって、走行車線80kmh、追い越し車線81kmhの行列がそこら中に蔓延。
数分感のガマンののち、床まで踏んでシュパーン、と車群を抜け出すのですが、世の中あまくない。すぐに同様な車群に追いついてしまい、の繰り返し。おまけに折からのこの暑さですよ。
踏んでもなんの意味もないことに気がつく頃には、この日の最高気温、40度をインパネ表示で目撃!

ですが、その程度でめげる私ではありません。今日は待ちに待った整備上がりのボクスター引き取りの日。おまけに行きに使ったのは有名なトクイチオート謹製のスーパーゴルフですからして、どこをどう走っても楽しめるように出来ている(きつぱり)。

到着早々、テストドライブに出てみよ、とのご案内がありました。エンジンがかかるとなんだかいままでと雰囲気が全然違う。静かといえばそうなんですが、アイドリングからしてエンジン音、排気音が別のクルマのよう。

おもわず、マイスターや、Kさんをみてしまうのですが、にやにやしているだけでなにも教えてくれません。以下次号。