嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆) インペリヤル・ラウンジ・アクアにて

2009-04-28 19:15:26 | 食・レシピ

Imperial_aqua1 さて、リーガルトーキョーで極上の逸足を入手した私はもうチョー上機嫌。なにせ一生モノでございますから、ここは一発、この靴を買ったときはああだったなあ、こうだったなあ、とリンクするオモヒデ(爆)を仕込んでおく必要があるってもんです。このまま戻ってもよいのですが、せっかくのギンザ、それも並木通りでございますよ~(完全おのぼりもうど)。

かねてからの懸案だった帝国ホテル・・・そう徒歩5分ほどですからして、レ・セゾンでディネ・・・といいたひところながら予算が許さず(完全意味明瞭)、こちらのラウンジへとお邪魔いたしますた。そもそもバイキングという「食べ放題」のスタイルを考案したのがこちらの「天皇」と呼ばれた村上シェフなわけですが、その元祖バイキングを供するレストランのお向かい、本館17階のラウンジに突撃。日比谷公園をもろに見下ろす立地にゆったりとしたソファが配置されていて、非常にオトナのフンイキでございます。見渡せば名物アフタヌーンティの混雑も解消して、同窓会のジイさんどもがビール飲んで騒いでいるだけ・・・こちらのみなさまもグランドトータルを見たとたんにシューンとなって日比谷線に乗ってご帰宅まぢか、とみますた(爆)。

渡されたメニュウにはなんと~1800、アフタヌーンティセットとの記載がありましたので、1759分なのにもかかわらず、注文できるのかをお尋ねしましたら、できる、とのご回答(祝)。これが帝国ホテルの接客よのう、と感激しながらそちらは頼まずに(爆)、名物シャリアピン・パイをお願いいたしますた。焼きに20分ほどかかる、というので、間を持たせるために付属のワンドリンクの他にモヒートも所望(いいのか)。えもいわれぬタマネギに漬け込んだと思しきフィレ肉のパイは風味、食感ともにさすが、ですが、さすがに地代と人件費を含んでCP悪し(爆)。本当はタワーのB1にあるブラッスリーのホンモノのシャリヤピン・ステーキをいただきたかったのですが、これですと5000円+コンソメ1900円+グラスワイン時価(爆)、追い討ちをかけるようにSVチャージとTAX(爆)となって、ラウンジのお向かいのバイキングで死ぬほど食う、のほうがリーズナブルだ、と計算している時点で私はインペリヤルにふさわしい客でわありませんがなにか(号泣ののち撤退)。


そんな季節 タルタルにガスパッチョ

2009-04-28 12:12:28 | 食・レシピ

000427_024 16連休だ、といわれてビビリまくってるかたもいらっしゃるでしょうが(爆)、なにニッポンもヨーロッパ並みになったのだ、と考えてみれば・・・って違う違う(汗)

さて、すでに当ホテルにも連休もうどのお客様がチラホラとおみえになっておられます。そんなお客様にはこちら、取れたてのうどを刻んでちらしたガスパッチョに浮かべたまぐろのタルタルで愉しんでいただきましょう。

まぐろと相性のよいアボガドに新タマネギ、トマト、ケイパー、香草を刻んでタルタル仕立てとしたものですが、ガスパッチョに仕込んだ生のうどの甘味が季節を感じさせてくれる一品。ご予約はおいまつえん 0267-62-0251 までどうぞ。白ワインにピタピタ。よろしければシャンパーニュも大量にございますよ~(爆)。


シェトランドフォックスの変遷をたどる(爆)

2009-04-28 11:59:11 | 履き道楽

000427_014_2 靴ヲタねたの連発、ご容赦・・・画像は20年物のシェトランドフォックスのギリー。中敷にアランフラッサーのネームが入っている超レアな一足です。

ギリーの歴史をたどると17世紀の舞踏靴まで遡ってしまうのですが、そのあたりは置いといて(要するにあまり興味がない)、そのルーツを元にかのウィンザー公がジョンロブにギリーをオーダーしたのが、1930年代に大ブレークして今の姿になったものだ、というのが身近な歴史です。

なんといっても舌革と呼ばれる部分がないのが特徴。今回リーガルトーキョーでゲットした一足には舌革が付属していて、防水性をはじめとした実用性にも配慮が見られるわけですが、こちらのほうがエレガンス度は高いでしょう。コロンとしたエッグトゥと呼ばれる丸みを帯びたつま先と甲革の切り替えを前よりに持ってきてアシ全体を小さめに見せる80年代のトレンドがしっかり反映されております。

000427_015 こちらのシェトランドフォックスは捨て寸と呼ばれる、靴先の遊びが大きくとられていて靴そのものの全長がずいぶん伸ばされています。90年代からの流れ。エドワードグリーンが202と呼んだショートノーズの木型を廃止して、606、808などのロングノーズ木型に移行してきたことでもわかるように、紳士靴にも控えめながらトレンドがしっかり存在します。ほんの数mmでもまったく別の靴に見えるほど印象を左右する部分なので侮れない。

現在ではヨーロッパ産の靴においてはロングノーズが主流でクラシックなブランドでも全体に非常にスマートな木型が本流となっているようです。ただし、エドワードグリーンではつい最近、82と呼ばれるロングノーズ+ラウンドトゥ(丸いつまさき)の最新型をリリースして、80年代への回帰を匂わせている流れもあるので、このあたりのトレンドはヲタとしては目が離せないところっす。ほんの数mmながらあなどれない。スーツのポケットの位置や着丈などがおいそれといじれないのに似ているのは興味深いです。

000427_021 ギリー同士の比較ではなく、先日話題にしたフルブローグとの比較ですが、履き手は一緒の同サイズの靴を並べてみますとこの違いです。ぽってりしてかわいく見えるのが(爆)80年代の木型。スマートかつシャープ、さらにモードにも見えるのが現在の木型、というわけです。クラシックなスーツにはどちらをもってきてもそれなりに、となります。コテコテの30’sスーツなどにはハデ目に見える現代の木型のほうが相性がよいか、という個人的な印象。

000427_023_2画像の土踏まず周辺に注目・・・いかがです?ものすごい絞込みでしょう。通称、ベベルドウェスト。アディダスのスタンスミスみたいに土踏まずにグリグリくる履き心地(マニヤ様に意味明瞭)がこのシェイプで実現されているのです。そもそもは注文靴のディテールですが、外観の色気(一部意味不明)にも寄与してくるのでマニヤには大変ウケがよいディテールのひとつですね。

既成靴でここまで絞ってある個体は見たことがない・・・と、かように日本製靴のシェトランドフォックスに込めた意気込みはタダモノでわない、のがひしひしと感じられる昨今、今後の展開がひたすらタノシミっす。


加齢なる遠足(爆) リーガルトーキョーにネギをしょって出かける(爆)

2009-04-27 11:55:41 | コスメ・ファッション

000427_2  ズバーン(爆)!!モンダイのギリーシューズでつ(祝)。あまりの濃さに腰を抜かしそうになりますが、こいうレアなモデルは「あるうちに買っておけ」というのがマニヤの鉄則というものでつ(ばかやろうともいいますがなにか)。

冷静になって観察してみますと凝りまくりのディテイルなので、このあたりは手持ちのギリーと一緒に並べて考察してみるとして、リーガルトーキョーに話題を戻しましょう(爆)。

000424_003 件の26年目のコインローファーは「修理可能でしょう」とのことで、めでたく工場送りとなりました。モカ縫い、中敷交換を含むオールソール交換でイッキに新品同様に持っていこうという作戦ですが、リーガルもとい日本製靴では純正パーツで直せない部分は工場からそのまま戻ってきて、都内某所にある工房で手を加えるのだそうです。また、甲革の締め付けのみでアシにフィットさせる構造のローファーはヒモ靴と違い、26年超も履いておりますとさすがにゆるみが出てきます。そのあたりも店に出向いた上で改めてフィッティングをしなおして、中敷などでサイズ調整のようなこともやってみましょう、ということになりました・・・ううむ、靴ヲタにとってこれ以上満足のゆく対応があるでしょうか(感涙にむせぶ)。というわけで仕上がりはたぶん2ヵ月後くらいか。タノシミだ~。

000427_016 さて、前回修理を依頼したアランフラッサーのフルブローグ。これもシェトランドフォックスブランドで売られていたのですが、こちらはお店でも相当な「珍品」だというので話題になったそうです。すでに20年超のご愛用品でございます。今回はヒールの修理。ゴムの張替えだけの依頼だったのですが、画像のようにゴムの他に革部分まで丁寧にオリジナルを守って修理がなされております(驚)。しかもソール全体にもオイルと塗料が塗られていて「かわいがってやってくれよ」とのメッセージが伝わって参ります(爆)。右足にあった、穴飾りの剥がれも無言のまま(爆)修理がされておりました(感涙)。これでまた10年は逝けるか。つうかこのように古くならないタイプの靴は本当に重宝いたします。

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加齢なる遠足(爆) 東京国立博物館 表慶館

2009-04-27 11:08:46 | 加齢なる遠足(爆)

Tonneau 豪雨をおして(爆)、土曜日にポロで上京してまいりますた。トクイチオートのクルマは条件が悪ければ悪いほど平均速度が上がる傾向があり(一部意味明瞭)、ほんの2時間ちょいで目白の駐車場(一部謎)に到着してしまいますた。高速道路では100(米国表示)で巡航を続けられるほど安定しておりましたので、まったくたいしたものです。ちなみに雨量はワイパーを最速にしても追いつかないほどでございました。

上野公園の北側に位置する国立博物館の一角、表慶館という美術館でおこなわれているカルティエのお宝展(爆)ですが、荒れ気味の天候もあってギョーレツもなくスムーズに入館。空いているのか、と思いきや、落し気味の照明のなか、陳列棚の前から動こうとしない、いや「動けない」人並みの嵐に思わずヒキそうになりますたが、冷静に観察してみれば、どうやらお隣で開催中の「阿修羅展」から流れてきたと思しきファッションの団体(一部意味不明)が大半を占拠して騒いでいるだけで、あとはまばらな様子。ひととおり流したあとにここぞ、という展示品まで戻ってじっくり鑑賞する戦略で(爆)攻めてまいりますた。

しょっぱなに1925のタンクルイカルティエ(プラチナ+WG+リザードベルト)が押し寄せてきて、個人的にはすでに満足してしまいますたがなにか(爆)。ロードスターの原型になったといわれるトーチュのワンプッシュクロノグラフなどもあって、マニヤをもうならせます。

2Fの展示の中に画像の個体にそっくりなトノーがあって、これまたヨカター。他の宝石類の嵐はもうもう、コメント不可でございますよ。ダイアとプラチナがデフォルトの世界なわけで、その個数とサイズを競っておられます。これでもかの押し出しとオーラで迫ってくる展示手法ですがセンスがよい。文字や映像を中空に浮き出させてみせる演出も抜群のセンスで感動いたしますた。

1400円の価値おおあり。ウイークデイの晩あたりが狙い目でしょうか。あまりの来館者に閉館時間が18時から20時に変更されているのもむべなるかな。タンキスト、ならびに宝飾マニヤにはオススメっす。5月31日まで。


新シリーズ(爆)今日のまかない 西洋肉ぢゃが

2009-04-24 19:25:12 | 今日のまかない

001126_008 今日からはうちのまかない料理についても記事にしてみましょう(爆)。え?なにアンタんとこはお客様にもまかない出してるんとちゃうんかい?って?・・・ううむ、ビーンゴ、ってうそうそ(爆)。

まかない・・・そもそもは税務処理上は自家消費、として「売り上げ」に計上しなければならないものです(爆)。

が、うちとこのまかないはスベーテ頂き物で「まかなっている」と、これが「まかない」の原点。というわけで今夜は「西洋風肉ぢゃが」。ようはポークソテーに新たまねぎ、芽が20cmも伸びちゃったぢゃがいもにそれぞれ火を通してニンニク醤油で味付けをおこなった一品。自家製のニンニク醤油はたまり醤油を使っていますから、それだけでソースの性格を帯びていますが、オリーブオイルを加えてさらにソースらしい仕立てとなっております。え、なに使った豚肉とか「経費」計上してるだろ、って?・・・んなとんでもない、豚肉のように見えるのはじつはぢゃが芋なのです(ほんとうなのか)。ちなみにまかないにもかかわらずカトラリーはクリストフルacierですのよ、ヲホホ~(謎笑)

ご予約は・・・ってまかないでしたね(爆)。


トレンチコートのディテールを観察する その3 インヴァーティッド・プリーツ

2009-04-24 18:50:32 | コスメ・ファッション

Aquas3_2  こんかいは背中に回ってみましょう(爆)。トレンチはいってみれば野戦服がルーツなわけで、動きやすさが身上。ラグランと呼ばれる肩口を広く取った袖の付けかたもそうですし、ベルトの裏から始まる1mにも及ばんとするベントもそうです。

ジャケットやコートのベントは背中の切れ込みをさす用語ですが、トレンチでは切込みではなく、画像のように畳み込んだものになっております。通称、インヴァーティッド・プリーツ。切込みを入れてしまったのでは雨が吹き込むから、というわけですが、その畳み込みの深さに年季が見て取れます。脚の動きを阻害しない余裕がとられています。また、不要なときにはハタハタ開かないようにボタンで留めることもできる機能性がトレンチらしいっす!バーバリー、アクアスともに同様のディテールですが、リアスタイルの印象はこれでもか、と違う・・・以下痔号(爆)。

画像はオークション出品者様の画像を拝借いたしました。が、新品時のタグやaqua5の解説書まで付属しておりました(驚愕)。全体の程度のよさも窺い知れて、こりゃ一発ですわな(ばか)。それにしてもよい買い物であったことよのう。


これってエコ(爆)?25年目のローファーを再生する

2009-04-24 09:48:42 | 履き道楽

000424_004 ジャーン!!画像が件のローファー。正確には27年目に近い26年もの(爆)。バリバリの現役で、いまだに3日にいっぺんは活躍させておりますがなにか。

これ見て、にやりとなさったお方、40代ですね(爆)。そう、バスのウィージャン、あるいはオールデン・フォー・ユナイテッドアローズのコードバンローファーのもろコピー(爆死)を恥ずかしげもなくおこなっておりました正真正銘の日本製靴製でございます。発売当時はこのモデルでも確か25000円程度の正札がついておりましたが、学生の分際でなものに手が出るわけもなく、今も東京 八重洲に健在のリーガルシューバーで9800円で購入したのを今でも鮮明に思い出します。たとえコピーだろうがなんだろうが、お宝っした!

000424_001 一見ピカピカでどこが四半世紀なんだ、と思わせてくれる外観のコンディションですが(爆)、そこはそれ。ミガキをたの私の靴はだいたいがこんなもんです。が、内情はキビシイでつ。まずは画像のモカステッチの破れと甲革そのものにヒビが・・・いうまでないですが、靴で一番ストレスがかかる部分ですから致し方ないですが、ここは直らないかもね。甲のベルト部分にはさんだ1セント硬貨はお約束。いまぢゃさすがにやりませんが、この1セントすら靴を磨くたびに取り出してタバスコふりかけてピカピカにしてましたもんね(懐)。

000424_002 ソールはもう3枚目。つまりかかとと靴底をまるまる交換した、ということです。25年に2回ですから、使用頻度を考えればまあこんなものか。クルマと一緒でサスペンションOHをしないと本来の性能を発揮できなくなるのはクルマも靴も一緒でつ(完全意味明瞭)。

靴底はごらんのようにペナペナで靴先に沿うように変形してしまっていますが、じつはこれがローファーのお宝なのです。歩きやすいことこの上ない。ウエルト(コバの張り出し)もここまでくると劣化というよりも「風化」が始まっており、ヒビが全面に入っています。ここまで履けば靴もオーナーも本望、ってなもんですが、何度でも交換が可能だ、というグッドイヤーウエルトの靴な訳ですから、製造元がもうだめだ、捨ててくれ、というまでは履き続けてみたいものです。

000424 リーガルトーキョーの反応がタノシミっす・・・とニヤニヤしておりましたら、先日注文したコンビのギリーが完成した、との電話がぁ~。ううむ、なんというタイミングのよさだ!早速明日出向いて参ります>リーガルトーキョー

000424_005 中敷もしたがって3枚目ということになります。2枚目はムリをいって、ラルフローレンのロゴが入ったやつですた(爆)。現在ではこれですが、これすらも長年のあいだに私のアシで磨かれてこの始末(爆)。オールソール交換、モカ縫い、中敷き交換ともなれば、クルマでいうとサスペンションOHどころでわない、いわゆるフルレストアなわけですが、クラシックなアイテムというのはこうしてかわいがるものです。続報を待て(爆)!


春の図書館めぐり(爆) メンクラブックスの定番辞典

2009-04-24 07:33:31 | うんちく・小ネタ

000423_001 当ホテルでは今日までで、痔元超一流企業の新入社員研修が終了。送迎も含めてとうちゃんかあちゃんでこなしましたので、少々忙しかったです(爆)。

そんな一区切りついた日のタノシミは図書館めぐり~(そっちかい)。平日の昼前、とあって館内は浅科、望月図書館ともに完全貸切(いいのか)。目につくものを思うさま手にとってパラパラと、というのは本好きな私にとって何物にもかえがたいです。

さて、そんななか、浅科図書館蔵書。87年刊行のメンクラブックス(懐)「男の定番辞典(爆)」を書棚の隅っこに発見いたしました。ううむ、このシリーズはもちろん、絶版となって久しいわけですが、60~80年代のメンズクラブ(婦人画報社刊行のザッシ、現在も存続中)の集大成。VANの創世記から80年代の終わりまで、つまりニッポンのアイビー、トラッドをザッシ方面で支え続けたのがかのメンクラなわけです。現在も当時の紙面を飾っていたモデルさんなどをザッシやチラシ(爆)で見かけることがあるのですが、彼らもすっかり初老の域にさしかかり、ヲジサンファッションなどを着せられているのを見るにつけ、月日の移ろいを感じることよのう。

さて、その定番辞典の156ページになんとバーバリーとアクアスキュータムのトレンチコート比較がしっかり載っているぢゃあーりませんか!この本の特徴は見開きで各アイテムが詳細な写真つきで解説されている点ですが、解説のしがいのあるトレンチコートではそれはそれは丁寧な解説がなされていますぜ。つい先日、私が買った2点と87年当時の記事に登場する2点は寸分たがわず・・・当然といえば当然ですが、クラシックなアイテムというかすでに完成されていたのだなあ、と感慨しきり。この先もきっといじられることはないでしょうから所有し続ける意味もある、ってもんです。大事にしなきゃ>クラシックアイテム。

というわけで25年もの(爆)のリーガルのローファー、フルレストア決定!!リーガルトーキョーに依頼する予定ですが、さてどこまで復元されるのでしょう?詳細痔号・・・ってこのところトラッド回帰がすすんでいますがなにか(爆)。


アラン・フラッサーの「男の服装学」発掘さる(爆)

2009-04-23 20:39:23 | コスメ・ファッション

000423_002 ぬほう!こりは貴重(爆)・・・といっても自分で買ったのはよいが、ひととおり目を通したのちに本棚の隅に追いやられたまま数十年の放置プレー・・・うちのマダムにいい加減に捨てろや、といわれてしぶしぶ整理するうちにザッシのあいだから発掘されたものですがなにか(爆)。

本好きなのはよいのですが、好き過ぎて捨てることができない。ハードカバーの豪華本ならばいざ知らず、週刊誌、月刊誌の類も読んでいるうちに愛着がわいて(爆)しまい、ついついしまいこむ。最近のザッシはそれこそ装丁がキレイだし、紙質だって悪くないですからこれもやはりしまいこむ・・・

ザッシの山の中から発掘されたこちらはなんと83年9月発行の初版本だ!まさに第2次アイビーブーム真っ盛りの頃に刊行されたアメトラデザイナーの一人。ネオ・ラルフローレン世代ですかね。クラシックスタイルの解説+全世界主要都市のメンズショップガイド、というなかなか興味深い内容ですが、それらのお店はいまだに存続しているのが興味深い。クラシックスタイルというのはそいうものなのでしょう。

ところでアランフラッサーのスーツをいま引っ張り出して着てみますと、とんでもない!クラシックとは名ばかりのバブルの頃に流行った、襟がどよーんと前に落ちている「あの」スタイルをトラッドに落とし込んだビミョーなデザイナールックだったのにはまったくたまげます。サスペンダーを使ってはくパンツや全体のシルエットなど、クラシックな要素はてんこ盛りだったのですが、時の流れ、というのは無常ですね。トレンドを取り込んだものほどすたれてゆく・・・ファッションの性か(完全意味明瞭)。さすがに肩幅はナチュラルショルダーなので、「ナニワ金融道」にはなっておりませんが、フラッサーのスタイルはほんのひとときのモードだったんだなあ、と感慨しきり。そのあたりを踏まえて読んでみるのもまたよし(爆)!


トレンチコートのディテールを観察する(爆) その2 エリのシェイプ

2009-04-22 19:52:00 | コスメ・ファッション

000420_027 ヲタクねたご容赦(爆)。トレンチコートのエリは基本的に立ててご使用ください、ということになっております。

それもポロシャツみたくピンと立てるのでわなく、湾曲させるように立てる、んま、このあたりは実物を手にしてやってみてつかあさい(爆)。いうまでもなく、風雨の吹込みを防止する目的ですが、雨中を延々歩く、という場面ではともかく、現代社会においては、なかなかないシチュエーションだと思われます(爆)。

ところで画像はバーバリーのエリを後ろから見たところ。衿の上部はストレートにカットされています。同様のアングルでアクアスを観察してみますと下の画像のように立体的なカーブを描いております。襟そのものも生地が厚めなせいで湾曲させて立てることができます。着心地にどう影響するのかは一目瞭然。襟周辺のフィット感は防滴性能に直結しますから、襟のシェイプだけを見たときにはアクアスのほうが上だ、といえるでしょう。

000420_026 ステッチの幅もアクアスは抑え目。バーバリーはズドンと太目のものが大胆に通されていて、いさぎよい。このあたりも全体の雰囲気に効いています。オトコらしいのがバーバリー。どこか都会的で洗練されているのがアクアスキュータムだ、というのは一般の通説ですが、なるほど、と思わせてくれるディテールの違いでつ。けれど、生地の厚み、というのか着たときの重量感ではアクアスの圧勝。つまりは素材のコストダウンをステッチその他のディテールをハデにすることで補っているのがバーバリーの本質なのか?と疑いつつさらに痔号へ(爆)。


Story of ・・・カルティエ特別展開催中!

2009-04-22 19:25:50 | コスメ・ファッション

1239963830_2  S.I.H.H.(ヂュネーブ・サロン)で内部のムーブメントからの一貫生産、つまり「マニュファクチュール」宣言をしたとして大騒ぎになったカルティエですが、出品作品を眺めているとそれだけのことはあるか、と感心しきりな昨今。が、カルティエの一貫生産となったときには、おいそれと手がでないわい、となりそうなヨカーン(爆)。

そんななか上野の国立東京博物館でカルティエ特別展開催。出品リストには1915年製のサントスや25年製のタンクL.C.(ルイ・カルティエ)も含まれる模様・・・大方の関心はジュエラーとしての作品群でしょうが、カルティエの庶民ラインのトケイファンとしてもここは見逃せない。高速道路1000円セールの日を選んで出向いてみるといたしましょう(爆)。

会場監修はインダストリアルデザイナー、ヨシオカトクジン。たしかアマダナなんかで売った人でしたっけ?そのあたりからして、興味深いです。


そんな季節 うどのお刺身?

2009-04-22 18:20:34 | 食・レシピ

000428_002 とれとれのうど!!ご近所さんから頂戴いたしました(感謝)。半径1m以内に近寄るとそこはかとない独特のカヲリにつつまれてタマランチ会長(爆)。うどの収穫の瞬間は忘れがたいです。ここだ~、というので、教えられて鎌なりスコップなりをザクっと地面に突き立てますとあのえもいわれぬカヲリがぷ~んと、ね。

せっかくなのでカルパッチョに添えてみたり、冷製ポタージュなどに仕立ててみましょう。うどのカヲリはビミョーなので火入れをする場合は気をつけないとカヲリが飛んでなに食べてるんだか、ということになってしまいますから要注意(爆)。とりあえずは生でかじる、に一票!

木の芽も出てきましたし、いよいよ信州はベストシーズンに突入です。当ホテルのテラスもオープンいたしました(爆)。ご朝食のお客様に大好評です。ご予約は0267-62-0251 おいまつえんまでどうぞ。


トレンチコート・ディテールの考察 その1

2009-04-21 20:00:49 | コスメ・ファッション

000420_029 さて、一生モノといえるトレンチコートを、不人気ゆえの安価に誘われまして、まさかのオトナ買いを敢行してしまった(ばか)この私。

もっていても別に困らないが、刑事さんでもあるまいし(爆)、そうそう着る機会にも恵まれず・・・が、トレンチというのは所有するだけでもナカナカの気分っす!メンズウェアのディテールには一定のルールがあって、そいつがいちばんキビシイのがコートの分野です。なかでもトレンチコートは厳格だといってよいでしょう。ハズして作るのは勝手ですが、それだとトレンチとは認識されずにあいまいな商品のまま売れ残る、というカナシイ運命が待ち構えているわけですから(爆)いぢれてもせいぜいが着丈程度。あとは面白いくらいに外観上は横並びなのがこのメンズコートの世界でしょう。

このように2大メジャーを並べて比較すると、一見同じように見えても細部の仕上げには「企業姿勢」のようなものが垣間見えて興味深い。今日はそのあたりを考察してみましょう。画像は上がアクアスキュータム、下がバーバリーのベルト部分。ベルトの穴かがりに注目。アクアスは非常に丁寧な仕上げで大きめなのに対してバーバリーは小さめで少々雑に見えるか。トレンチのベルトはバックルに通して〆る、という性格のものではないので(シバって使います)、今となってはそれこそ意味のないディテールですが、ここはコダワリどころってもんです、ハイ。

000420_030 ベルトの右側には背中のベントが見えていますが、この両側のステッチの幅にも微妙な違いがあって、これらディテールの集積が全体の印象の違いに効いてきます。どちらがどう、ではないのですが、こいうディテールがすべてのトレンチコートに反復されていることを考えると、比較するのはそれなりに面白い。

ベルトにぶら下がっているリング、通称Dリングは手榴弾や水筒をぶら下げた名残だ、といわれていて、トレンチの特徴的なディテールとなってこれまた伝承されていますが、実際にぶら下げたらウケるんだろうなあ(大違)。ちなみに両者ともにムクの真鍮が使われていて、このあたりはさすがっす!!(以下痔号)


菜の花の前菜

2009-04-20 19:46:04 | 食・レシピ
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春本番!というよりも初夏にちかいか、とお伝えしたほうがよいこちら長野県東部ですが、地元のセンキョもおわり、街はふたたび静けさを取り戻しております(爆)

さて、今夜の前菜はこれ!菜の花とアスパラを柚子のジュレとともに、というわけです。アクセントに新タマネギのソースを忍ばせて春の要素これでもか。そろそろ山菜も出回ってきておりますので、天麩羅ディナーでもいかがでしょうか?ご予約は0267-62-0251 または oldpine@seagreen.ocn.ne.jpまでどうぞ。御予約、お待ちいたします~。