ガソリン高のピークは越えたか、と希望的観測をしたくなる昨今。こちら長野県中部では廃屋170円越えが常識となってしまいましたが、シリア情勢収束の気配に敏感に反応して若干の値下がりがみられます。
それでもドイツ国内では220円/lだというから、まだよいか。
つい先週とはうってかわって、高気圧にすっぽり覆われたまま推移した、この週末。近場ではございますが、屋根を思い切り開けて、山に分け入り(爆)、ボクスターのすす払いをばして参りますた(そもそもススなんてついてないけどね、ギャハハ~)!
週末のドライブで肝要なのは、ペースカーに捕まらないこと。車間距離を大きめにとって、前をゆくペースカーの速度に支配されないように工夫するのです。
そもそもペースカーは安全運転をしておられるのです。ペースが違うからといって、後方から違法な速度で追いついた挙げ句に車間距離を詰めて、煽ったりするのはこの原油高の昨今、あほんだらとみなされてもモンクいえません(きつぱり)。
直近のアウディはじめ各社からリリースの最新モデルなどはフロントグリルやライト周りに小細工を施して、ミラー越しのアピールを上げてきておられるようですが、なもの自己満も甚だしい!
アウトバーンでのマナーと階級社会からくる国民性が期待できる環境があってこそ、の意匠をこのアジヤの島国のせまーい道路に持ち込んでおいて、そんな下品なドライビングをしても恥ずかしいだけ。
この極東の島国のドライバーはミラー越しにブランドを判別できるほど、「クルマなんかに」興味持ってない現実を認識しておかねばなりません。
もとい、車間距離を詰めると前車のペースに完全に支配されます。べったりと張り付いたまま、煽っている当人は速いつもりでいますけれど、追い越しがままならない以上、前車に完全にコントロールされているのに気づきましょう(爆)。
ですからまあ、クルマのパフォーマンスを味わいたいのだったら、いっそだあれもいないところに行けば良い(爆)。
というわけで、ひたすらまばらな山間を目指して、美ヶ原界隈、ただし松本側ではなく、武石側からの登りで、山腹でデッドエンドとなってしまう山道に出向きました。
期待通り、山の下から上まで往復してみても、完全貸し切り(狂喜)。登りよりも下りのほうが数倍楽しい、というかキモチ良いものですから、ついいい気になって、突っ込みすぎたりしても、シャーシの性能が数段上のようで(爆)、危なげないコーナリングに終始いたします。アンダーのアの字もないんすよ(完全意味明瞭)。
登りではこのクルマのように、アクセルをきっちり開けてやらないと車速がついてこない、位のほうがドライビングプレヂャーは豊かで、アクセルのタイミングと加減で軌跡を自在にコントロールするヨロコビのようなものに目覚めます。
久々にレッドゾーン近辺まで使ってみましたが、トルクの山は終わっているので、あまり意味がないし、楽しくない(爆)。
盛り上がりはするんですがね、ガソリン高いし(けち)。
ここはU教授直伝の、4速ホールド下りの練習でございます。下りが急になればなるほど、ミッドシップの旨味が味わえるわけで、全く楽しいことこの上ない。
ボクスター=アトラクション説の根拠のひとつです。
帰りにはこちらの温泉につかって極上(そうくるか)。山間の鄙びた温泉の代表格みたいなやつですが、こんなところにボクスターで出かけて宿泊してみたいものですのう(とほひめ)。
ちなみにこちらは田沢温泉の有乳湯(うちゆ)という公共の日帰り施設ですが、週末だというのにご覧のように完全貸し切り。連休の翌週で、紅葉前というのもあるのでしょうが、まったくよきかな。たったの300円で硫黄臭ぷんぷんの美肌の湯が味わえるのでおすすめでございます。