ガーン、タイトルは「さむけ」ではなく、「かんき」とお読みください。「さむけ」はしっかりと別のところで「つねに」味わっておりますので、もう結構(爆)。
今朝の野辺山高原で21.7度。ただしマイナス(冷)!!この方面ではピカイチの北海道内陸部をさしおいて、全国一だったそうで、まったくスゲー。
ニュースで数年に一度の猛列な寒波である、ときかされてそうか〜、流石に2月だわーなどとのんびり構えておりましたら、本物のやつがやってきたのですた(爆)。
今回のこれは低温もそうですが、居座り続けておられるのが特徴。襲来から4日経ってもこれってのは、かなり珍しいと思われます。
つい今までのパターンだろう、ってんで警戒の手綱を3日もすれば無意識にゆるめてしまうのですが、4日目の朝、つまり今朝モーレツなのがやってきますた。なんと平地でも15度、ただしマイナスー(涙)。
ちなみに画像はNYマンハッタン。マダムはもうすぐこちらへと出向くそうですが、圧巻の寒さな由。
まあね、寒いのは生まれてこのかた、冬には当たり前のことでございますから、いい加減に慣れているのですが、長野県中部、標高700m前後の場所でも寒さの想定はマイナス10度程度まで。
じつに耐寒装備もそのレベルまでのことでして、今朝のように15度を下回った場合には地獄を見ます。
さすがに外壁部分に露出した配管類には電熱ヒーターが巻きついておられまして、20度、ただしマイナス(しつけーよ)程度でもどうってことわないのですが、そのさきの屋内部分、つまり壁面内部で凍結が起こります(!)。
こうなると手の施しようがない。寒気が抜けるのを待つしかない。
「理科」で習った通り、氷は水に比べて10パーセント程度体積が増しますから、凍結に気がつかずに気温が上がる昼前後まで放置いたしますと、めでたく壁面内で管破裂→水浸み出す→内装台無し、という信じられないような悪夢が訪れるのです(爆)。
推定復元費用、推して知るべし、でございますが、管が破裂した、などというイメージでゆきますと、一箇所からの漏れであると勘違いしそうになるけれど、現実はそう甘くはない。実にここがキモなのですが、壁面内で複数箇所から漏れる、というか滲み出している場合が多いのです。現在では樹脂製の管が主流ですけれど、昭和の頃
から無交換のものな場合も多々あって、その場合は鉄管。配管というのは当然、継ぎ目がございますので、その辺りから漏れる、というのがまず大多数です。最悪の場合、継ぎ目ごとにというのもまんざら珍しくはありません。
場合によっては腐食なども当然みられて、そういう弱った複数あるポイントから漏れてくるのです。破裂、というよりも、ヒビが入る、と表現すればお分かりいただけるでしょう。あな恐ろしや。つまり部分補修では対応不可能。全交換、という始末となって内装の復元を含めて、7桁の大台に乗った事例もないわけでわございません
(きつぱり)。え、なに?ずいぶん詳しいぢゃねえかっ、って?
そんなの経験したからに決まってるぢゃないっすかっ(涙)。
また、住まいがマンションやアパートだった場合(実話です)には下層にまで水が滴ったり、留守宅でこいつが起きたりする(これまた実話です)ことだってないわけぢゃない。こちらはさらに厄介で、最悪の場合、裁判にまで発展することすらあって、想像するだに恐ろしいことでございます。なーむー。
おまけに漏れ出す水も大抵の場合、「有料」なのでございます(完全意味明瞭)。ちなみにこれには救済措置があって、設備屋さんにお願いして、証明書を発行してもらい、そいつを持って水道局に出向きますと、漏れ出した「有料」水道代金の40パーセント程度までが返還される(自治体水道局による)場合があるそうです。
数百円ではなく、数十万円というケースもありますからご用心(さらに実話)。水道ってのはドバドバ漏るばかりではなく、じわじわ滲み出す、というパターンもあるんっすよ〜(経験済みですがなにか)。しかも大抵の場合、一度修理した後に使用水量の異常から、見つかる、とね。「ああ、ここも漏れてるわ」、というわけ。
つまり再手術!!そう、仕上がったばかりの内装を引っぺがして、おこなう再手術でございます(涙)。ここまでくればもう「天罰」レベル(完全意味明瞭)。
総じて、水道管破裂はものすごい高額についちゃう、と言うのを肝に命じましょう。
さあて、このようなことにならないよう、今夜は水のチョロ出しが欠かせないことでございます。まったくもう〜。
折しも、佐渡で1万世帯断水。自衛隊に災害派遣要請、というニュースが流れておりますが、本当に他人事ではございません。じつに上述のパターンが実際に起きて、そいつが広範囲に及んだ結果です。
水道は考えてみれば、キホン、一本の管にすぎない(爆)。佐渡のみなさまには1日も早い復旧をお祈りしております。