嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆)湯治2014-2 R47奥の細道湯けむりラインをたどる

2014-11-30 11:35:03 | 加齢なる遠足(爆)

 

仙台の北、古川という街から、日本海岸の酒田までを横断するR47は、気候変化の激しい国道です。分水嶺を超えるうちにいつの間にやらそれまでの晴天が激変、小雪まじりの真っ暗な空に、なんていうのもざら。特にこの季節はこのルート自体がもろに日本海側と太平洋側の境界線を越える関係で、天気の移り変わりが激しく、この国道を往復するだけで、気温や路面状況が大きく変わります。交通の流れも速く、場合によっては次の信号まで貸切だ、などというのもあまり珍しくありません。

987ボクスターでは、50kmhまでの速度で屋根の開閉ができる関係で、自由自在。多少冷たくとも、外気に当たりたければソク可能ですし、冷えてきたなあと思ったら閉める前にシートヒーターという贅沢な装備もございます。暖房も完備ですし(そりゃそうだ)、ほぼ言うことなし。R47は60kmh程度で流れることが多いのですが、アクセル開度を考えますと、MTモードの4あたりに放り込んでおくと快適。オンボードの燃費計はほとんど役に立たないので有名ですが(爆)、それでも燃費計の他に、可能走行距離計でみると徐々に数値が上がるので、効率が良いのだ、と知れます。

ボトムエンドのトルクが気持ちよく湧いてくる関係で、ほんの2000rpm程度のレスポンス、極上!!野太い排気音は986にはなかったものですが、987のこれは聴かせる、というほどではありませんが、空冷のポルシェに親しんだものにとっては異次元の音の良さです。

この国道とほぼ平行するように走るJR陸羽東線、西線は、奥の細道湯けむりライン、というニックネームを頂戴しているそうなっ!つまりは温泉の宝庫。ただし、クルマなしでは、沿線の両側に点在する温泉群に立ち寄るのさえ難しく、鉄道に乗っている場合、湯けむりラインと聞かされるだけで、温泉好きとしてはただただ歯がゆいだけ、というのを去年の酒田までの往復でイヤというほど体験してしまっております(爆)。

もちろん、駅からはそう遠く無い立地に温泉街がある場合もあるのですが、立ち寄り、となった場合には2時間に一本あるかどうか、というダイアの関係でかなり難しい。なにより、時間的な制約なしに楽しむのが湯浴みですからねえ~。それでも40分がせいぜい。非常にビミョーなのです。

はじめてこのエリアへと出向いて、数日間湯治をして楽しんだのはちょうど1年前。その折にはミゴトに初雪に遭遇。クルマでの移動を諦めたのがつい昨日のことのように思い出されます。11月半ばで、地元の方々も大慌ての早めの初雪でございました。

今年は、例年に比べますと雪が遅れている由で、ラッキー、とばかりに去年、すっぱり諦めた山形方面にこれでもかとある温泉群をボクスターで訪ねてまいりました。

 

画像は最上川べりにある、道の駅とざわ、にて。鳴子からはほんの1時間弱の距離にあります。

最上川が大きく蛇行するビューポイントを生かした立地なのはわかるのですが、敷地内がコリアン一色。韓国のどこかと友好都市提携がある関係らしいのですが、周辺の景観からは浮きまくり。明らかに景観を損ねています。チョゴリやキムチを高価で(爆)売るのも良いのですが、あんまり目立ちすぎちゃうのもねえ~(困惑)。

天気予報によれば、日本海岸でも晴れる予報でしたので、このまま酒田まで、とも考えたのですが、今日は温泉がお目当て。来週には雪にまみれてしまうはずの肘折温泉を目指します。

 

路肩にはところどころ雪が見える中、豪雪地帯に位置する肘折を目指します。山を登りきったあたりでとつぜん視界が開け、なんと月山のお出迎え!ううむ、すばらしい。なんというか荘厳。この季節のこんな豪雪エリアにボクスターで出向く、というのも感慨深いです。月山は初めて拝みましたが、地図や予備知識などなくても、見た瞬間に、はっきりそれとわかる。それくらいの威厳を備えたお山でした。

 

肘折の狭い路地を、沿道の人々の冷ややかな視線を感じつつ(爆)ハデなボクスターで流してゆくと、風情ある温泉街が大体把握できてきました。スポーツカーとしては異例に深く取られたアプローチアングルの恩恵を思い切り受けながら、公設の駐車場にクルマを置き、ガイドブックによれば、混雑必至だという「上の湯」を貸し切りで愉しみます。ああよきかな。

山間のいで湯を思い切り堪能して、クルマに戻っても時間はまだ午前中。

あちこちを行ったり来たりする観光などではなく、このまま東鳴子へと戻り、宿の部屋に備え付けのフルキッチンで、ビールでも飲みながら好きなものをこさえようかな、とこのあたりが湯治のヨロコビというものでございます。


加齢なる遠足(爆)湯治2014-1 またしても東鳴子温泉に突入!

2014-11-30 11:25:11 | 加齢なる遠足(爆)

昨年に引き続いて、宮城県大崎市の東鳴子温泉へと出向いてまいりますた。

あまりにも居心地が良いので、やみつきになった湯治宿=「いさぜん」にダッジオーブンをはじめ、調理道具を一式持ち込んで、並みいる強豪を相手に(爆)、戦い。もとい、非常に楽しくものんびりした湯治の日々を送ってまいりましたので、ご報告。

こんかいは、雪に阻まれることもなく、山形方面の有名温泉にも出向くことができたので収穫が大きかったです。その顛末は次号。


立科りんごが出荷中な模様

2014-11-18 18:28:24 | 今日の逸品

画像は蓼科山を立科町のりんご畑越しに望む、の図。北西からの風がおもいきり吹いており、気温5度!それでもこの晴れっぷりですからして、充填効率最高(そっちですかい)!B子さんは放っておくとほとんど3桁で走りたがるのでまったく困りものでございます(爆)。

今日は、そんななか、立科町までドライブに出かけてまいりました。といっても、フツーに移動してしまえば、ほんの30分弱で到達してしまいますので、そこはそれ、お好みのワインディングを織り交ぜて、久々にB子さんのすす払いもおこなっておきます(完全意味明瞭)。

B子さんもいよいよ1万キロを超えて、なじみが進んでまいりましたが、極低速からのトルクがものすごい。

トクイチオートで充填していただいたバーダルのオイルが思い切り効いている感じがするのですが、トルクの湧出を楽しむエンジンとして出色のデキ。エコカーだからって、決してあきらめる必要はないな。という印象です。購入をご検討の方には是非ともお勧めしたい昨今。少なくともゴルフ7を買うのよりは楽しいはず。

画像は、りんご貯蔵庫をバックに佇む、B子さん。積み上げられたボックスの中には、ジュースになるというフジがこれでもかと詰まっております。これから月末にかけて、どんどん玉が大きなフジが出荷されてきて、今月いっぱいはこちらの選果場もフル稼働なのだそうです。

こうしてB子さんをサイドから眺めますと、ウィンドウ面積が狭く、ボディ剛性に寄与しているのが伺えるのですが、それでもゴルフにかなわないのが感じられてしまう、ということは相変わらずのスポット溶接でつないでいるんでしょうねえ~。このボディにジマンのレーザー溶接を落とし込んでいただければ、それこそ911なみのボディを手にすることができて、車格イッキにアーップといきたいものですのう。


寒さ本番 いよいよ最終兵器投入かっ-2 TOKITO360 Field Jacket

2014-11-18 08:13:48 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

このジャケットの襟部分は、非常に凝った造形をもっています。袋状になっている内部に、ナイロン製のフードが格納してあるのですが、そのフードのドローコード自体は別体で外部から引っ張れるように細工されています。そこへソリッドアルミの調節金具が付属していたり、背面のジッパーにつけられた紐がゴム製のうえに反射材を織り込んであったり、と2重3重に凝っています。使い込むうちに、それらの意味がどんどん理解できてきて、なるほど~、となる→愛着につながる、という図式でしょうか(爆)。作り込み、というのはこういうことをいうのでしょう、多分。

このTOKITO 360というシリーズは、じつにあのBarbour Beacon Heritage Rangeの発端となった由で、tokitosさんのコメントによれば、2008年の1月にイタリアのディストリビューターさんからの依頼で、Barbourにデザイン提供できないか、というお話が舞い込み、そのときにTOKITO360と全く同じデザインでも良いから、ということだったそうです(出典:The Coat Style /World Photo Press 2012)。

その凝りまくりからくる、襟自体のボリュームがすごく、じつは襟のすわりはよくありません。つまり着用時にはつねに浮いたようになってしまうのですが、おそらく立ち気味にして着用せよ、とのTOKITOさんからのメッセージなのでしょう。

そこへ

どかーん!!レザーを貼り付けてしまったのでしたっ!TOKITOさん、怒るかなあ(爆)?

リアルクロコダイルレザー、といいたいところながら、そんなのムリ(爆)。やる気になれば今の世の中、そんなに努力しなくても実現しちゃいそうですが、まあ数千円で手に入る、牛革の型押しレザーで勘弁していただきました。だいいち、普通の仕立て屋ではレザーの加工自体が不可能で、これもカバン屋の一角で、修理を受け付けているのを思い出して、お店をお訪ねして、ゴリ押しの末、実現していただいたものです(汗)。

まだごわごわしておりますが、キホン牛革なので、早晩なじんで良い感じに成長してくれるでしょう。

どうです、アクセントとしても効いているし、全体に黒系一色よりも2トーンになってさらに引き締まった気がするのは私だけ(爆)?TOKITOさん、やっぱり怒りますよね~(爆)。


履き道楽2014 いきなりクライマックス? John Lobb Deauville #7000 Midnight Suede

2014-11-17 16:13:06 | 履き道楽

みなさま、お待たせいたしますた(べつに待ってないから)!いよいよ2箱目(爆)。なんとまあ、ふたつ目もブーツなのですた。それもあのアコガレのdeauvilleさまでございますよっ(血圧が上がる)!

発表のニュースを読んだ瞬間に全身にデンキが走り(本当かよ)、苦節5年(だったかな)。欲しい欲しいと思い続けてはおりましたが、現実には実物を見ることすらまず叶わないほどの超レアモデルがこの一足なのです。つまり現物を見ずに買っている(いいのかよ)。

 

あろうことか、この冬には、このモデルに酷似しているとされる、ブラックのLudlowにも手を出しては、予習も怠りなく(爆)。

ごジマンのサイドバックルの使い勝手や新世代ブーツの造形、さらにどちらかといえば特殊なあつかいの細身のDワイズの履き心地などなどを、大枚叩いて味わったのちに、見事にオークションで売り抜けたのが、昨日のことのように思い出されます(ばかと呼んでください)。

サイドバックルといえば、今回のこれにはエルメスのデザイナーさんの手になるという、あのJOHN LOBB2010に使用されたバックルと同一デザインの物が使われていて、2010との2足もちは、実に履き道楽の頂点といって良いのでわないでしょうか(あほの頂点ともいいます)!

バイヤーさんにバイリクエストで満を持して注文ののち、手元にやってくるまでに実に10ヶ月を要しましたが、いやあ待った甲斐があったというものでございます。

では、その仕上がりをご覧いただきましょう~(ここ加藤みどりの声で~ビフォーアフターのアフターのほうのBGMここから)

 

色は、現状ではブラックに見えておりますが、実はmidnightと呼ばれる、沈んだ濃紺。毛足の長いスエードが乗せられているのは、いまをときめくスマートな#7000ラスト(木型)でございます。

さらにワイズはお約束のD。

同じ便で届いたjodhpurも同じDで仕立てましたが、スエードでできているこちらの方が、はき心地の点ではるかに優しく、しなやかで、Dワイズのキモチよさと格好良さが思う存分味わえます。履いたその日から、馴染んでしまっているかのような、驚くべき心地よさでございます、アウ~ン(爆)!

さらにソールをオクトーバーソールと呼ばれる、ゴム底に指定してあるために、風雪に強いのも特徴。

雨に濡らすことで、おそらく色落ちが進み、非常に良い感じになるのが期待できますなあ~(涙目)。

ううむ、よきかな。すでにお散歩に出動させておりますが、このあたりの散歩では誰ともすれ違わないんだよなあ、見て欲しいのに~(爆)。


県境のトーゲでGT-Rにいぢめられそうになる(爆)

2014-11-17 13:55:52 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

日曜日の午後、午前中までのゲキムを終えて、マターリと過ごしていたのですが、せっかくの週末にこのまま夕暮れってんぢゃもったいない、とハタと思い立ちまして、またしても県境を越えて、いつものルートをボクスターに乗って100kmほど楽しんで参りますた。戻りには大抵、アウトバーンに乗り入れるのですが、今日は久々に県境にまたがるトーゲのバイパスルートを取ります。

3速で旋回する中速コーナーがおよそ50。ただし海抜200m前後からイッキに1000m超まで駆け上がる、それなりの高低差があって、結構スリリングなうえに路面が荒れている関係で、踏むのにはナカナカ勇気のいるワインディングでございます。

旧道の方はさらに険しく、3と2で曲がる複合コーナーが180、数えようによっては200を超える難所ですが、ボクスターで乗り入れる、となった場合にはやはり3と4で思い切り踏める(ブレーキの方ですよ~)バイパスの方が楽しい。午後の5時前でしたから、そろそろライトを点灯するかという時間で、交通量は登り側はまったくまばら。下りは首都圏へと向かう車が列をなして、イライラしておられます。

九十九折れの区間ではほぼ全てに登坂車線がついている関係で、ラインもかなり自由。が、そこに至るまでの3kmほどの間は一列になって、今日のメンツ(爆)が確認できる仕組みになっております(ここ肝心)。Kやミニバンにまみれている中に、ペタペタの車高のシビックやらインテグラさまなどがおられるのですが、こんなのはまあ論外。

この区間では火山灰土の上に舗装が敷かれている関係で、路肩が弱く、コーナーのアウト側の路面が非常に悪いのです。足回りをいじくり倒した結果、足が動かなくなっているクルマは、1mがところは簡単に飛ばされてシマウマ。まあコーナ3つ目あたりで戦意喪失、となるのがフツー。

手強そうなのは、まあいないな、とタカをくくっていたのですが、ふと見れば、列の後ろの方にひとつ前のR34が追いついてきています。いかにも走りそうな爆音シルビアもその後ろにくっついてきているけど、まあこれもねえ~。というわけで、なかなか賑やかですぜ(爆)。さすが週末。こんなメンツはハナからやり過ごしておかないといぢめられるぞ~、と覚悟していたのですが、気温10度近辺の冷気のもと、フルオープンのなか、対戦相手を冷静に分析してみますと、なに強化ブレーキと、持て余さないパワー、さらに動くサスペンションをもっているうちの僕ちゃんだって、そんなには遜色ないはず。

まあね、ひと世代前とはいえ、オニのように速いはずのGT−Rに置いて行かれるのは致し方ないとしても、シルビアに負ける、ってのは考えにくいっしょ、というわけでイザ~(一生やってろ)。

となったのですが、みなさまそれなりのペースながら、追いすがってはきません。

なんだよ、つまらない、と思い、少し待ってやるかな~(爆)とも思ったのですが、カマされるのがオチというものですから、先行逃げ切りを図りましたっ!

案の定、GT−Rが追いついてきましたので、すかさず私も外側の走行車線にどくのですが、先行させた、と見せておいてそのまま加速を続けます(爆)。旋回中はほぼ互角。そのあとの直線の立ち上がりでわずかに置いて行かれるだけで、ブレーキング開始。となってしまいます。Rにもよるんだけど、こりゃいける。

進入と旋回はむしろミッドシップのこちらがいい感じなほかに、どうやら旋回中の安定感が違う模様。直線で置いて行かれるがコーナでは挽回できる(気がするだけです)。

2速に入れたいのを我慢して3速のアクセルコントロールでやっつける高低差のある中速ヘアピンが中盤には連続するのですが、勝負はそこだ(ここ高橋涼介の声)。頃合いを見計らったブレーキングがあれば3のままギリギリ進入できるか、というあたりが勝負。

アウトからの進入は、路面が荒れている関係でヒジョーにコワイのですが、なにうちのボクスターではタイアひとつ鳴きやしません。ですから3のまま進入できる。それに、普段からこのトーゲではアウト側のみ走って、スピードを落とさない練習を怠ってはおりませんて。GTーRのことはなるべく見ないようにして、コーナーの出口をめがけてアクセルを開けてゆくと、なんと並んでしまうではありませんかっ!

ここで遠慮する私ではありません。ガードレールから遠い=イン側に寄りたいのをこらえて、ビミョーなブレーキングののち3のまま、思い切りロールを伴いつつもガマンして旋回。アウト側からきっちり前に出たらもうこっちのものだ~っ!

あとはもう遮二無二でございますよ。フェロードのパッドがもたらす、恐ろしい程の制動力に助けられながら、それでも後輪荷重が抜けないように、というのを意識しつつ制動。さらに中回転からのトルクを意識した、U教授譲りのドライビングを行います。

付かず離れずしていたお相手は次のコーナーではインからいこうとするのですが、そうは問屋が卸しませんて(爆)。パワーとトルクを持て余す、あちらはアクセルコントロールが非常に難しいはずなうえに、インでは踏めないのがありあり。かといって路面が荒れ放題のアウト側ではさらにペダルコントロールの難易度が高いはず。だいいちコワイ(爆)。

いっぽうボクスターでは、適度に足りない気味のトルクとパワーなので、アクセルを開ける方向で調整ができるので、はるかにラクです。

また、34Rでは当然MTでしょうが、こちらはTIP。スイッチひとつでアップもダウンも自由自在ときている。一昔前のトルコンとはわけが違うダイレクトシフトでもって、アクセルコントロールが効きますから、これも有利です。今日の旋回では3と4の超高速バトルでしたが、それでもフツーの人ならTIPが断然有利なはずです。

まあね~、こうやって前に出たからってなんにも意味はないんですけど、トーゲの楽しみはこういうひっくーい次元のものです(自虐ネタご容赦)。

頂上に近づくに従って、Rはどんどんきつくなるのがこのルートの特徴。後半ではさらに高低差もついてきて実際以上にコーナーのRをきつく感じる仕組みとなっています。中盤で前に出たらもうこっちのものですからして、あとはスムーズに転がすように心がけます。

するとどうでしょう(ビフォーアフターのアフターの方のBGMここから)。

あれほどしつこくつきまとっていたGTRが離れてゆくではありませんか。ここにも匠からの贈り物がぁ~(爆)。

ううむ、僕ちゃん、よくやった。県外ナンバーのGTRには花をもたせてやりたかったけど、まあしゃーない。スポーツカーが乗用車に負けるわけにはいきませんからね(一生やってろ)。

その昔、964ポルシェでここを登っている最中に、ランエボの2だか3だかにカマされたことがありますが、なんというか911には常に付きまとうコワさがボクスターには一切ないんですよね。道を選ばない安定感は超一流。本当にすごいクルマに仕上がっていると思います。

 

 

 

 


寒さ本番!いよいよ最終兵器投入かっ

2014-11-17 09:16:46 | コスメ・ファッション

今朝の長野は冷えました。佐久でマイナス2度。つい昨日の野辺山がマイナス7度だった、といいますからまだまだ序の口、とはいえこのレベルでは最終兵器、つまりもっとも防寒性能の高い衣類を引っ張り出して着ていないと、一発で風邪をひく羽目になります。

というわけで、秋口からお世話になりっぱなしだった一連のBarbour x TOKITOの活躍はここまで。さすがにどう頑張ってもBarbour レベルで対応できるのは、気温プラスの範囲まででございます。つまり秋物のカテゴリー。

 

そこで、今年のトップガン認定はこれ!くくく~、9月の上旬にオークションで落札しておいたTOKITO360というブランドのオイルドコットン製ジャケットでございます。

まだまだ暑さの残る、9月の上旬だったこともあって、全くの新品未使用の一着が1万円を切るお値段で放置プレーでしたので、思わず手を出してしまったというわけです。私も好きですね~(今更)。

 

ま~たオイルドコットンかよ、と思われた方、そうなのです。実は長野県中部での降雪、となった場合にはバレンタイン豪雪の時のような紙雪となる場合が多く、重く湿った雪となる場合が多いのです。ダウンで出撃してしまうと、30分後には濡れ鼠となって、高価なダウン全損。散々な目に遭う。

そんなケースで最強なのは、オイルドコットンの表皮にしっかりした裏地をかませた一着なのです。

雪かきなどでは、それこそ体温は上がってくるので、ゴアテックスのような通気と保温の相反する条件に強いハイテク素材が好適なのですが、良さげなのは10まんえんを軽く上回るプライスタッグ!

そんな観点からオークション巡りを繰り返すうちに、巡り合ったのがこのTOKITO360の一着でございました。

 

裏地にハイテクファブリックAGGREVEを使用。アグレブのコーティング被膜をもったポリエステル素材ですが、こいつは、衣服内のムレを外に通過させ、 雨や水滴をはじいて通さないという快適な機能を発揮するそうです。

TOKITOさんのデザインアイコンといってよいくらい定例化した感のある、背面に付けられたポケットには樹脂で覆われる止水ジッパーがつかわれていたり、袖口にはスノーガード、さらに夜間に気がついたのですが、ジッパーに着くストラップには反射材が忍ばせてあったり、とBarbour x TOKITOよりも一枚以上、上手のハイテク

+機能性が満載です。

一見非常にクラシカルな面持ちなのですが、それとは裏腹な最先端の機能をもたせてあるあたりが、TOKITOの面目躍如というところでしょうか。

また、こんなの当然なのですが、いちいちBarbour x TOKITOに落とし込まれていたディテールが、再現されていてしかもはるかにモダンな印象を持っているあたりがファンにはたまらない、というわけでんがな。

一見ブラックに見える、ダークオリーブの色合いも渋ければ、全体にスリムに絞ったシェイプもカッコ良い。おまけに新品なので、オイルも効きまくりでタマランチ会長なのですが、個人的にはアクセントのようなものが欲しいかも、と考え始めたらもういけない(爆)。

衿周りには、実はフードが内蔵されていて、さらにソリッドアルミの金具を使ってあったりして凝りまくりなのですが、ここへ細工を施して、Barbour 調を狙ってみようかな、と仕立て屋さんに相談してみました。詳細次号。


履き道楽2014 いきなりクライマックス? 英国からのヲ荷物!!

2014-11-11 11:08:08 | 履き道楽

  

さて、おいまつえんではつい先週末に20年来のお客様を大勢お迎えして、秋祭り開催。

無事に終了、となったその日にタイミングよろしく、英国からのヲ荷物=JOHN LOBB BY REQUESTが手元にやってまいりますた(小躍り)!

なにやら、でっかい箱が届いているわよ、と驚くマダムに、待ちに待ったバイリクエストのブーツが届いたんだよ、と告げましたら、さすがに厳重な包装なのね、と言って驚いておりましたが、マダムはてっきり1足だけだと思っていたところが2足分な訳ですから宜なるかな(汗)。

というわけで、ドカーン!

おそらく、国内初入荷、と言って良いはずのjodhpur 2 plum museum calfさまでございます。店頭ではこのジョドファー2はすでに購入可能となっておりますが、色の展開は黒と茶、あとはスエード系が数色。私の注文はこのジョドファー2、国内発売のはるか以前。バイリクエストでもジョドファー1が継続販売されていた頃のことです。しかもこんかいのこれはバイリクエストリミテッドカラーのプラム(すもも色)に塗られています。

画像のような照明ですと、暗めに沈んだバーガンディ系に見えるのですが、ハイライト下では、

このように、まんま「すもも」となって、主張いたします。ジョドファー2の特徴は甲皮が1枚だったところを2枚ににされて、切り替えのステッチが入っているのと、ベルトを固定するループが追加されている点。のっぺりした1に比べて、2では引き締まった印象か。

ですが、なんといっても大きいのはラスト(木型)の相違です。

1では8695と呼ばれた、クラシックなぽってり気味のやつに載せられていたところが、この2では今をときめく7000に載せられており、非常にスマート。

さらに今回の注文では、せっかくなので普通扱いのEワイズからDにシフトしてあるので、シャープさが際立つ仕組みでございます。

ううむ、個人的にはジョドファー1を7000に載せて、ブイブイ言わせたかったのですが、注文を入れた時点で、2がすでに本国では発表されてしまっていたので間に合いませんでした。がっ、最新の2のDワイズはモンク言えない仕上がりでございますから、よしといたしましょう!!なんといってもシャープ。

実は、ジョドファー1は数年間履いていたのですが、8695のクラシックすぎるぽってり木型にどうにも馴染めず、Eワイズだったこともあって、スマートさには圧倒的に欠けておりました。Dワイズで攻めればまだ良かったのですが、当時すでに17万円を大幅に上回るお値段で販売されていたモデルに、そんなビミョーな違いで、おいそれと手が出せるわけもなく(涙)、つい先日手放してしまったのでした。

が、このように要所は共通なまま、ものすごい洗練度をもったニューモデルが買えるのはやはり英国プロダクツの美点と言えるでしょう。同じではないが、連綿と磨いてきっちりと伝統を継承する、というのはイタリア靴あたりではあまり見かけない気がいたします。

さて、今回のヲ買い物では、さらにもう一足届きますた!詳細次号。


因縁の兄弟対決! ゴルフ6試乗記

2014-11-11 11:06:56 | 

今日は、本州一帯がすっぽりと高気圧に覆われてしまい、珍しいくらいの秋晴れ。この天気はここ数日続いておりますが、この秋一番ではないか、というくらいに空気も澄んで乾いた感じ。非常に快適でございます。

つい先日、お客様が乗っていらしたゴルフ6TSIの1.4シングルターボに試乗させていただく機会がございましたので、そのインプレッション。

そう、ビートルオーナーとしては、非常に興味ある一台なのです。

なんといっても、ビートルのベースはこれ!

どうりで、フロントの絞り込みなどをじっくりと眺めておりますと、ぼんやりとビートルが浮かび上がってくるではありませんかっ!

ねっ、どことなく、ですが、たしかに中に入ってるわ、とそうなります(爆)。フロントエプロン、と呼ばれるナンバー下の直線なんかは、まさにアニキ(ゴルフ)譲り。レキシから言いますと、ビートルの方がお兄さんのはずなのですが、誕生順ということになれば、まずゴルフ6ありきの現行ビートルは弟ということになるでしょうか。

ちなみにゴルフ6のほうも、きっちりトクイチオート仕立て。これはなかなか高レベルな勝負になりそうな予感(爆)。

が、大きく違うのは実は、話題のイオンブリッジなのです。B子さんの方が一枚上手の、最新バージョンをおごってあり、動き出しがはるかに軽い。エンジンのせいかな、とも思ったのですが、どうもそれだけではなさそう。

ゴルフの方が重い感じで、このあたりがイオンブリッジの違いなのかな、と。B子さんが「すっ」で発進するとすれば、ゴルフは「ズズッ」という感じ、といえば近いか。良し悪しではなく、感覚的な違いっす。

また、エンジン自体にもほんの200ccではございますが、違っていて、このあたりはパワーやトルクというよりも、回転感覚の違いとなってきっちり味わえるようになっている。

一番違うのはなんといっても路面のいなし。

タイアのエアボリュームはB子さんのほうが圧倒的に多いはずなのですが、段差のいなしはゴルフの方がしっとりとお上手な感じ。本当に微妙な違いですが、体感できる違いがきっちりあってクヤシイ~(涙)。ボディの細部にわたる造り込みもいちまい上手な様子なので、ウーム、となってしまいます。お得意のレーザー溶接の賜物でしょうなあ、このあたり。

速度を上げての試乗ではなく、市街地を一回りしただけなので、まことにアレなのですが、大まかながら、明らかに違うこの2台。どちらがどう、ではないのですが、非常に気になる比較でございました。Tさま、ありがとうございました。段差には御注意でっせ(爆)。

 

 

 

 


ユニクロの冬物 2014 

2014-11-04 18:38:22 | コスメ・ファッション

いやはや、起床時の寝室の気温を47都道府県で比較をおこなった、という珍しいデータによれば、長野県はダントツの一位なんだそうです!

そう、つまり寝起きの体感温度が日本一低い!ううむ、こりゃあキツイ!どうりでこのところ、つらいわけです(爆)。

え?なに北海道ぢゃないの?って。

アチラでわ、セントラルヒーティングが常識で、真冬でもTシャツ一枚で暮らしておられますがな。つまりは住宅の断熱性能と暖房性能が長野とは段違い。それこそ次元が違う。ちなみに同じ統計ではなんと45位ですよ(驚愕)。個人的にはカナダ辺りの暮らしぶりに非常に近い印象。センス無いのもどこか似ている(爆)。

それにしても恐るべし、長野の住宅事情。

サッシや壁の断熱性能が飛躍的に上がっている昨今ですが、なものいったん家を建てたら、そこまで。まあ木造家屋で、30年程度は経過しない限り、リフォームなんかしやしない。というかローンの関係で、できない。

そう、つまりこちら信州では新築でもない限り、日本一のスカスカの家に住まわされているわけで、断熱に関してはとことん甘い家屋がまだまだ多いのです。

冬は寒いもの、という刷り込みが幼少時からなされているおかげで、私もそういうものだと思っておりましたが、たまに新築のメーカー系住宅にお邪魔などいたしますと、その温もりにびっくりしたりいたしますって。

ちなみに昭和の頃では、かぶっている布団の表面にはうっすらと霜が降りていたものでございます(事実です)。

さて、そんな寒い長野では、ここ最近のユニクロの冬物のパフォーマンスアップは、非常に助かります。

これ、本当にここ数年。はっきり言えば去年あたりからでしょうか?ユニクロがグローバルに出店したる、といって公言したあたりから、製品、とくに冬物ののパフォーマンスが飛躍的に上がっていると感じる昨今。

そうです。ニッポンを始めとする温帯向けの製品展開ではなく、グローバルに寒帯にまで出荷して、ヒットを狙う、となれば自ずと性能があがる、というわけです。

今季の代表格は、起毛ジャージ。フリースの裏側に起毛素材を張った、というのとは違い、フリースよりもさらに目の詰んだコットンジャージを採用。フリースは、裏地としてはアリなのですが、表地としてはスカスカなので、これは正解と見ました。

試しに起毛ジャージパンツを一本買ってみたのですが、こいつが個人的には大ヒット。

一昨年の暖パン発売以降、最高レベルの保温が実現しております。

スリムな今風の型紙のおかげで、肌に密着する度合いが強く、履いた瞬間に温もりを感じる仕組み。

一連のシリーズは、ただいま期間限定特売中。なんかスースーするな、と感じたお方、お急ぎください(爆)。ちなみに、つい2週間前に大騒ぎしたユニクロのカシミヤ、今週はなんと2000円びきでおそらく今シーズンの最安値更新中でございます(涙)。

 

 

 


まさかっ!あのしまむらがHarris Tweed とコラボ?

2014-11-01 15:24:27 | コスメ・ファッション

10月の上旬に発表になった、というから、すでにもう旧聞に属するニュースですが、あのしまむらが名門ハリスツイードとコラボを行い、製品リリース。大ヒット中なのですって?

忙しさにまみれて、このところ、ザッシはおろか、TVやネットニュース、新聞からも(大丈夫なのか)遠ざかっていた私ですが、この手のコラボに極端に弱い(苦笑)自分にとりましては大ニュース。なんといってもあのハリスツイードにまさかの「しまむら」コラボですよ!ハリスさんも何を血迷ったのか?恐らくは仲介した人物にうまく言いくるめられてしまったのでしょうが、実態を知ればまずあり得ないコラボ。おそらく空前絶後(きつぱり)。

か、よほど資金繰りに困っておられるのか(完全意味明瞭)のどちらか。定番化するとは考えにくい、このコラボは「買い」と見ました。なんといっても意外性がウケる!UA(ユナイテッドアローズ)vs Harris Tweed ってんぢゃ、きょうび平凡の極みですが、しまむら、とくればねえ~。

こりゃあ大変だ~(ここカツオが廊下を走る音)、というので、早速ラインナップを検索。手袋やお財布などに、お値段の割には良さげなものもあるようでしたので、図書館に行きがてら地元、とはいっても、より可能性が高い山際の僻地(爆)の店舗に出向いてみますと、ううむ「ない(がっくし)」。

まあ、そりゃそうでしょうよ。首都圏や人口密集地の店舗では発売後、ソク完売だった由ですから、無理もない。さっすがネット社会。動きが早いや(ここもカツオの声で)。

ちなみにしまむらは客層をしっかり見ていて、ネット通販は行っておりません。

が、ちょっと待てよ、というので、ほとんどはじめての「しまむら観察」をおこなう意味でも、店内をあちこち、あれやこれやと、さらに注意深く探してみますと、あった、あった(爆)。

これだけの特異なコラボなので、特設コーナーなどが設けられていて、そこに集められているのか、と思い込んでいる私にはなにも見えない仕組み。そうではなく、他の商品にまみれて普通に陳列されているだけではありませんか。それも、ウリとなるハリスツイードバッジはどうでもよい感じで並べてあったりするものですから、一見きがつかない。そう、タグとっちゃうとただのしまむら(当たり前ですけどね)。

さては店員さんもハリスのタグには有り難みを見出していないご様子で売る気もなにもあったもんぢゃない。

というわけで、ミゴト手袋とポーチをゲットいたしますた。トートバッグだけは見かけませんでしたが、他はほぼ全アイテム取り揃えてお待ちしております、状態でございました。好き者はお急ぎくださいね。立科店です。

ただし、ありがた~いハリスバッジをとっちゃうと、ただのしまむらなので、要注意(爆)。お値段はそれでも安めでございますけどね。

ちなみに、手袋だけでも数パターンがあり、ツイードの面積を最小限に抑えたうえで、ビニールを張ってあるだけのモデルや、そうかと思えばツイード面積これでもか、にピッグスエードを張ったもの。さらにツイード、ウールニット、ピッグスエードを組み合わせた凝った造りのものなどなど、原価はかなりの幅でことなる模様。ううむ、やるな~、しまむら(爆)。ちなみにこれら全て、中国製。お値段もリュックなどパーツが多く、ツイード面積も最大になる製品で3000円弱。手袋などは1480円(税込)ですからして、信者にはバリューかも。

同様のコラボ製品がUAなどで売られておりますが、手袋一丁、8500円ときたもんだ。