嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2017 NEW BALANCEの考察

2017-03-21 21:04:49 | 履き道楽

画像は、最近買った、ニューバランス。みなさまのご想像通り、というかご期待にお応えして(爆)、いろいろと試しておりますが、なにしろレキシあるブランドですからして、メインストリームといえるクラシックなラインに限定して年代別に何足か仕入れて履き込んでいるところです。

このクツの本質は、大きめな器に、徹底して足を包み込むクッション材を張り巡らせて理想のフィットを得るというわかりやすいものです。そのクッション材の進化ごとにモデル名になって連綿と作られては消え、を繰り返しているわけ。

つまりは40年の歴史はクッション材の歴史であった、と言って過言ではないと思われます。

このクッションが千差万別なヒトの足型に応じて微妙に変形して、たとえ既成のクツであっても理想に近いフィットが得られる、という寸法ですが、そう上手くゆくのか?

とかいってわかった風なこといってますけれど、ハードなランニングではなく、ただの散歩のインプレッションですから、ポテンシャルの10パーセントも使っていないかも(汗)。

ソールも、てきめんに進化を続けていますけれど、モデルごとに比較してわかるような違いが出るレベルではない感じ。

これだけのクッションを張り込んでおいて、非常に軽量、というあたりがNBのキモですが、たしかにつかれにくく、同じ散歩コースでも、短時間で終了してしまうのにはびっくり。

ニューモデルの発表ごとに品薄を繰り返してきた歴史を振り返りますと、それらブームがことごとく終わった今、好きなモデルをアーカイヴの中から自由に選び出して「安価に」買えるのはお得感たっぷりっす!

最初の一足だけは、正規オンラインショップから取り寄せましたけれど、その後はお得意の某オークションで自由自在でございます(爆)。新品の出品もたくさんあって、ニセモノにさえ気をつければというところ。

ジョンロブの実に十分の一以下であるという価格もあって(比較対象違)、手を出しやすすぎるのが難点といやあ難点か(あほ)。

 


春のユニクロもうで

2017-03-10 15:25:24 | 今日の逸品

 

春風に誘われて、といいたいところですが、とんでもない。真冬並みの寒気がやってきて、気温急降下。思わず、冬物を再度取り出して着込む始末。

そんななか、まいにち酷使されてイタミ放題だった靴下と下着などの消耗衣料を買いに、ひさびさにネットショップではない、ユニクロの「実店舗(爆)」に行ってまいりますた。じつに1年ぶり(そんなになるのかよ)。ちょこまか買ってる割には少なく感じますけれど、同じ商品のリピートばかりなので、ネット通販で十分。お店に出向く必要もあまり感じないんすよね〜。

地元のユニクロは、大型店にランクされる規模の店ですが、よぅーく眺めますと、ガワがでかすぎて並べる商品が足らず、たとえばジーンズなどでは4カ所にも分けて同じ商品が陳列されたりしております。

天下のユニクロといえども、こんなところはヒジョーにユルくてマヌケ。いまやニッポンを代表する衣料メーカーですが、そもそもがど田舎出自の衣料品屋。そういうお里が窺い知れて笑えます。

商品の細分化がいちぢるしく、出発前にチラシやウエブでしっかり商品名をキヲクするなどして、狙いを定めておかないと、いま手に取っている服と、さっき見た服がごちゃ混ぜになって、混乱しますからご用心(本当です)。これいいわ〜、とかいってカゴに放り込んでおいて、次にまたこれいいわ〜、と手に取ると同じものだったりする(認知症初期症状?)

同じように見えるオックスフォードのシャツでも、機能別に数種類に分かれていたり、機能が同じでも繊維の割合が違えてあって、着心地が別だったり、さらにフィットもスリムとレギュラーに分かれていたり、という具合。

色なども注意しないと、たとえば霜降りグレーだけでも3〜5色程度に分かれているので時間に余裕を持って出向かないと失敗します。

下着類はさすがに定価で買う覚悟で出向いたのですが、売り場の隅っこのほうにヒートテックの売れ残りが投げ売りされていたり、サイズ切れになった今シーズンの最新型がうちすてられているのを発掘するのもまた楽しからずや。個人的には、お直し後に返品されてしまい、どうしようもなくなったのが定価の5分の1くらいで売られている、通称「出戻り」の救済ができたりすると達成感があって、満足度高し(ヘンタイ)。さすがにこういうのはネットショップには並ばないからね。ジーンズ一本400円くらいで売られているのがそれです。

シーズン初めに、これだっ、とかいって「定価で」買ったアイテムが500円で燃え残っていたりするのを眺めたりするのも、こういう実店舗巡りの楽しみというやつです(血涙)。

画像は、ユニクロのレジ横で配られていた最新のスタイルブック=BOTTOMS COLLECTION。

店中をうろついていて、特にボトムズ関連の変化、というか進化が興味深かったので一冊もらってきますた。

ううむ、くるぶし出せってかい?

これね〜、脚の長さをもて余しておられる8頭身向け以外の何物でもない(きつぱり)。

案の定、モデルは細身の白人ないしは、アフリカ系のみ。間違ってもアメリカンでぶや、日本人のオトーサンは採用されていない。

80年代でしたら、丈上げした後に洗濯するうちに、こんな丈になっちゃったカナシーチノパン、あったっすよね〜。つか、ものすげーお値段で買ってる(とわいっても8000円くらいでしたっけ?)せいで、悔しくていまも捨ててないかも(爆)。

当時は、このつんつるてん(いまや死後かい)になるのがイヤで、ショップで買うときに2cm程度は長めに丈上げしてもらって、ズルズルのやつ履いてたぢゃないですか、ええ?知らないとは言わせませんよっ(爆)!

今風にいうと、「着こなしが軽い」のだそうで、全くモノは言いよう。ですが、こんなの滑稽というしかない。ニンゲン、足は長く見せてナンボですよ。こんなのはっきり言って季節商品。来期には見られない(はず)。姿見でも買って、研究してみろ、に一票。

イノベーションセンターをLAに造った挙句、巨費を投じて開発したというジーンズにしても、ダメージ加工だ、というのですが、今季あたりからはアナが開いたところへ、さらに裏布が当ててある。これだったら寒くないしっ(爆死)。

これさ〜、わざわざ自分でハサミやカミソリで八つ裂きにしたやつを放ったらかしておいたら、次の朝までにおばあちゃんが直しちゃった、みたいなノリで笑える。というか、これほとんど私の実体験なのですた。

shirink to fitの501XXを8800円も出して買ってきて、まずは履いたままお風呂に入って、風呂釜を紺色に染めながら、家族一同から総スカンをくらったのを、今度はバリバリに破いて、軽石でこすってカッコイイと思っていたジーパン(当時呼称)をジマンげに履いておばあちゃんの家に遊びに行ったら、パジャマに着替えて眠った翌朝に、本当に継ぎが当たってやんの。

もう泣きましたよ、ホント(実話です)。

個人的には来季はアップリケが来るとみた!!

なにも新品でやらなくても、という感覚自体が昭和なのだ、アンタ古いよ。と言われればその通りですけど、ジーンズてのは履き込むうちに、いろいろダメージがあって、こうなっちゃった、というのでなければかえっておマヌケである、というのが私の意見っす。

そういう風に教えられた、というか、そもそもが野良着。そういうものだったのでわないでしょうか?野良着がカッコ良いのではなく、野良作業やってそうなったから、カッコイイ。野良作業やってない奴が、ズタボロの新品を履いたところで、中身がかんじられない、というね。わかんねえかなぁ〜(ぼやき)。

でも

ジャージ感覚で着られるというソフトタッチなジーンズも開発されたというし、今季からは中空の糸を使った軽量ジーンズを投入だ、というからものすごい。このあたりがユニクロのコア。

ダメージにはあんまりカネを払いたくありませんが、こういう機能にはお金払う、というわけで散々買いまくってまいりますた(爆)。ほとんどがセール品だったのは、まトーゼンといやあ、トーゼンですわね(けち)。

最新型はなんと「感動」。これも度重なる社内会議で揉まれた挙句のものでしょうけれど、「感動」だなどと言われたら、マニアな私としては買わざるを得ないぢゃないですかっ。というわけで、セール待ちの昨今。あ、試着だけはしましたけれど、別に〜てなもんですた。

が、服は着込まないと理解不能ですからして、何事も経験ですわね。限定価格を待って、そのうちに買うと思います。くるぶし出しはカンベンっすけどね〜(爆)。

 

 


名品の予感? ユニクロのブロックテックセール中につき

2017-03-06 15:51:46 | ウォームビズってなんのこと(爆)?

画像は、今期ユニクロの末期商品(爆)。ブロックテックパーカーと呼ばれる製品。防風と防水方面を徹底的にやってある、という触れ込みで今期からデビューした、防寒着系の一着ですが、ここへきて終末期のセールにかかっておりましたので、試しに買ってみたら最高ですた。

実は、この時期気温が5度を上回るような時の外出というのは、調節がやりにくい。真冬なみの重装備で出かけてしまうと、日差しが出てきたときに体感温度がぐっと上がって、汗ばむ、のようなことが多々あって不快なのですが、これはそんな時にドンズバです。

ブロックテックとは、読んで字の如しで、気密のこと。内側一面にフィルム状の処理が施されていて独特の着心地です。

そこへ、止水ファスナーや、巧妙な裁断を落とし込んで防水性能を確保したうえで、ムレずに快適、というのがユニクロの機能性生地ならでわ。まったく相反するはずの性能をこの次元とこのお値段で実現、というのはたいしたものです。 

さらに定価7990円(税別)だったところが、ここへきてななななーんとぉ(ここBS通販調)! 4990円(税別)まで降りてきているではありませんかっ(先週末しらべ)。

シーズン初めに一度試着して、着るだけで今風のスリムなシェイプからくるシャープな感じと防水、ある程度の防寒性能まで手に入るので、気にしていたのですが、お値段で引いていた(リーズナブルなはずなんですけどね)ところでしたから、今回、迷わずゲットしておきますた。

この機能が、このお値段で手に入るのだとしたら、オススメです。

この季節の外出には

このような選択もあるのですが、じつは防水はともかく、防寒というか気密の面では少し物足りなく、梅雨時までは使えない感じ。風がありちょっと肌寒く感じる、などというシーンでは完全気密装備のブロックテックの圧勝です。

Barbourのこれも、ヒジョーにカッコいいんですけど、これはこれです。久々に取り出して、オイル塗るか、と。

 


履き道楽2017 新展開? 春到来!スニーカー方面でも見直しがおこなわれる

2017-03-01 19:27:10 | 履き道楽

画像は、去年の9月に買った、コンバースオールスター通称ハイカット。購入してすぐにももちゃんの失踪事件が起きてしまい、毎日ほぼ15km以上の歩行に駆り出される始末でございました。

ももちゃん騒ぎがおさまってからも、毎日のお散歩に愛用されておりまして、やはり10km弱の歩行に使用されてまいりました。

ちなみにこれ、毎日の日課。さらに雨天決行でございます(爆)。

このほかにOXと呼ぶ、かかと周りが開いているやつも加えて、3足のローテーションでやってまいりましたけれど、さすがにほぼ毎日これだけの距離を歩いておりましたら、ほぼ6ヶ月で3足ともお亡くなりになりますた。

コンバースの良いところは、申すまでもなく、クラシックなうつくしいデザインと、この雰囲気。あと、価格面から、やれたらすぐに買い換えられること。

であるといって、かかとが限界に達した瞬間に、次の一足にいっていたのですが、これだけの距離を毎日歩くことを考えると、上級移行してもバチはあたらないな、と考えて、80年台からのアコガレ=New Balanceに手を出すことになりますた。

私のスニーカー歴は、それこそ長く(爆)、小5の頃からうるさかった。そもそも輸入品以前の「運動靴」の時代でございました(爆)。

輸入ブランドを買いあさっていた頃からもNBだけは別格あつかいで、主に価格面で手が出せなかったのは宜なるかな。

ナイキだアディダスだ、といっても1万円前後の価格帯が良いところでして、1万円台の後半でほとんどのモデルが手に入ったのに比べて、NBは大体その2倍のプライスタッグでしたから、仕方ない。

実に、生産地のアジアへの移行が遅れて、低価格競争に乗り遅れただけなのですが、そいつがこんにち逆に作用してブランドイメージの向上に効いている、という皮肉なビジネスモデルです。

ジョブズが履いていた、とか、ラルフローレンが絶賛しただ、とか色々と伝説もございますが言ったもん勝ち(爆)。どちらかというと、ダサ好みのアメリカ人受けするハイテクルックですから、クラシック好みの私にはご縁がございませんでした。

90年代になって一部の雑誌が、欧米生産を、おもいきり崇めるようになって、急にありがたみが出てきたこれら一部のプロダクツですけれど、白々しいっす。私はつねに懐疑モードで接しております。風評に惑わされることなく、本質を見極めなければなりません。

70年台当時から、靴には惜しげもなく資金を使っておりましたけれど、スニーカーは別。なんと言っても修理不能、というのが一般常識ですから、お手入れしながら、大切に育てる、のようなこととは対極にあって、こだわっても買うときだけ。大事にしてもしゃーない。それこそやれたら捨てる、をスニーカーに関しては惜しげも無く繰り返してまいりますた。もったいないようですけど、しゃーない。

僕の場合は、着ているものとの兼ね合いでいつの間にかコンバースに行き着いておりました。ユニクロとの相性抜群っすから(やっぱし)。

今回は

 いきなりフラッグシップですよ。80年代当時のセレクトショップ、などという呼び名はまだなく、「アメカジ屋」のウィンドウには必ず鎮座しておられた1300シリーズの発展形。フラッグシップなだけあって、3万円近いプライスタッグを下げておられますが、ビミョーなところです。

すでに1週間ほど履いてみましたけれど、はき心地は気持ちよく、サイズさえまともに合わせられれば、疲れにくくて秀逸。

けれど、4500円のオールスターの6倍良いか、と言ったら、それわノー(爆)。新品でも小汚くみえるデザインと、ぽってりした外観も、好みが分かれるところです。

今回は、高価格帯のモデルに限って修理可能である、という情報があったので、手を出してみますた。

今後、毎日10km歩いてどうなのか、そのあたり興味津々ですけれど、こうなりゃあ評判の高いUKモデルや、30年以上売られているロングセラーなどにも手を出して、ローテーションを組んでおけば数年は履き続けられることでしょう。

ただし、こんな高額モデルでも、3足程度のローテーションでは、もって半年。修理となった時点でどんな判断が下るのか、そのあたりも楽しみでございます。

マニアの多いブランドですが、所詮は既成靴の世界ですよ。ひと通り語れるようになれるまで履き込んでみるかな、と画策中。