画像はロムゼイくん近影(爆)。すでに20kmほど歩いて参りますた。
木型8000番は、かかとが沈み込まないうちはホールドが悪く、フィットがイマイチですから、ここを改善するべく意識して慣らし運転をおこないます。ほんの20km程度ですが、かなり落ち着いた感じにフィットが変わり、いよいよ8000本来のポテンシャルを味わえるか、という段階。
ただし、アシュビーソールはダブルソールなのに加えて5mmはあるブロックパターン装備で、ゴムソールのラインナップ中でも例外的な厚みを誇りますから、極上のクッションの割に「返り」が悪く、履き慣らしにはそれ相応の時間と距離を要します。
レザーのダブルソールですと大体100kmくらいでしょうか?これまでゴムのダブルは未経験でしたけれども、どう成長するのか。ううむ、楽しみ。
んま、歩き方に合わせて、靴底にカーブがついちゃえばいいわけっす。
ロムゼイではチャペルやルフィールドと違って、サイドにソールから立ち上がった厚めのレザーが貼られてダイタンな外羽根を形成しているのが最大の見せ所。その縫い付け部分が内装に張り出しております。
ほんの1mm、かそれくらいの張り出しなのですが、幅をギリギリまで攻めているDワイズの場合には大問題となります。
そもそもジョンロブのブーツでは内装は一枚革で(!)、というのが原則(これ、ものすごいことですよっ)ですからロムゼイくんのこの造りは例外的といえるか。
基本2枚の革の貼り合わせのみでこの流麗なシェイプを作り出しているのがロムゼイくんですから、この貼り合わせの強度こそがキモ。どうりでごついステッチが噛ませてあります。
構造上やむを得ないわけですね。
ここがごくわずかに足に当たって左足ボールジョイントの外側のみ微かに痛みましたので、
秘蔵のシューストレッチスプレーを内装と外装に染み込ませたら一瞬で改善いたしました!このスプレーは実に25年前に買ったまま放置されていたものですけれど、ここへきて使うチャンスがあろうとわ。実にDワイズで不具合を感じたのはこれが最初です。これまたスゴイことか。
取説によれば、スプレーしたのちに履いて歩いてください、とのことだったのですが、純正のシューキーパーをねじ込んで一晩放置したら完璧ですた。
レザーの色落ちや、変質などの心配がいらない優れものっす。
さらに近所の100均に出かけて、ブラウンの靴ひも、ただしゴム(爆)を買い込んで、交換。ワンタッチで脱ぎ履きができるように改善いたしますた。ううむ、無敵(ただの自己満ご容赦)。
このブラウンのゴム紐は、同じ100均でも店によっては入手不可能ですが、秀逸。Phillip閣下にも装備させていただきますたが違和感なし。
歩行時に甲部分にかかるテンションが常に最適に保たれるので、はき心地が非常に快適になります。レザーシューズ好きなみなさま、一度はお試しください。目うろこっすよ。