嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2020 JOHN LOBB 2021 William 75 がリリースされた模様

2020-10-27 19:44:28 | 履き道楽

まいとし10月25日は、ジョンロブ のイヤーモデルリリースの日です。今年は、コロナ記念モデルか、といってスゴイのを期待しておりましたのですが(苦笑)、さにあらず。

究極のヘリテージ、ともいえるダブルバックルのウイリアム君の記念モデルをイヤーモデルとしてリリース、ということになりました。間に合わせに聞こえますけれど、けしてそうではない、今年もスペシャルな出来なのは当然として、中止としなかったのはリッパ。

ウイリアムは、シティと並ぶジョンロブ の登竜門。最初の一足に、まだ10万円台で買える(私の頃は7万円代でした)これらクラッシックラインのどちらかを選んだのちに開眼(爆)。そのうえで階段を一段づつ登った正統派のみなさまも多数いらっしゃることでしょう。

そんなベーシックなロングセラー、それもジョンロブ の、だなんてすでに完成されてるに決まってる、いじる余地なんかねえわ、といって油断していたら、とんでもない。

2021では、なんと1枚皮仕立てとして(!)、各部に超絶技巧のステッチを落とし込み、極上のミスティカーフでしか使えない色を使ってスペシャライズを大胆に成功させています。

うーん、すごいレベルですよこれわ。コロナ禍だったからこその入魂の逸品だといえると思いますけど、考え抜いて、ベーシックを巧妙にリニューアルして格上げしてるあたり、本当にうまい!唯一、グラデーションをつけた、と言われている色調がどうか。

ケチつけるとしたら、それくらいしか見当たらない(爆)。

ブランドの象徴ともいえる代表モデルにさらに手を加えるってのはある意味、相当な勇気のいることだったと思われますが、このあたりの、基本コンサバながらチャレンジングな姿勢は、一言で言ってカッコ良い!

さっすが、わかってるぢゃねえかい、といって喜び勇んで買いに走りたいところですが、JL2021のお定価368500円(!)。

いやあ、ご立派(脱力)。でもね、これでリリースから75年にもなるというベーシックモデルのウイリアムの市場価値までがじつはあげられた、というのは大きいと思います。

ブランディングの教科書的な展開といえるでしょう。ロレックスとポルシェの各モデルの展開にも酷似しているのに気がつく昨今。

また、今回のこのJL2021が1枚革仕立てになったことで、同じツインバックルの最高峰、ラスト、バックル、全ての面で上をいってるJohn Lobb 2010の価値までが上げられてしまったといえるか(コレが言いたかった)。

ジョンロブ のバイリクエストでなにかスペシャルなのを一足、とお考えのそこのあなた。2010のディープブルーなんかいかがでしょうか(ってオレのぢゃねえかっw)?

万が一、来年春あたりのバイリクエストまつりのリストに載れば、2021よりも10万円は安く買えるのではないでしょうか(希望的観測にすぎません)。

JL2021がこの仕立てとなった今、まさに2010がキテる、と思うんですがねえ〜(あほの戯言ご容赦)。

ちなみに現在、John Lobb LONDON では、バイリクエスト祭り絶賛開催中です。好きモノは急ぎましょう。

 


私のマイクロツーリズムw

2020-10-25 09:54:43 | ブログ

ひさびさの秋晴れにつられて、どこかへお出かけでも、と言いたいところながら、私の仕事ではそうもゆかず。ウイークデイとウイークエンドの区別なくいそがしいのが私の仕事っす。

ま、そういう中でどう息抜きするか、ってのがテクですがね(爆)。コロナ禍で、週末に出かけられない、だなどといってゼータクいってはなりませんよというお話です(爆)。週末あるだけマシなんだかんね。

ここさいきん、往復20km程度の道のりを毎日クルマで移動するのが日課なんですけど、アップダウンはじわじわながら、速度が状況によっては上がるところから、ブレーキングの練習にはなっております。

Gの立ち上げ方と、抜き方がキモか。

マイクロツーリズム、とは近所へのお出かけのこと。だったらそう言えば、というのは正論です(爆)。マスクといっしょに、新しい生活様式、というやつのひとつになるかもしれません。

べつに感染しているわけではありませんから、遠くへ出かけても一向に構わないわ、と思うのですが、そういう気持ちにもなりにくくて、というのが昨今の空気です。

この橋は、クルマで10分のところにある「さかえばし」。千曲川にかかっています。ローズ型桁群、と呼ばれる土木学会方面では有名な美しい橋だ、とのこと。

以前からあるのは知っていたのですが、いざ、といって降りてみたら立派な見学スポットとなっておりました。

うつくしいアールが見どころでしょうが、周辺の田舎町の風情が最高です。ひとつ上流の橋までは200mほどですが、なんともいえない昭和の風情が残っており、というかゴーストタウン化いちぢるしく(爆)、商店街だった場所は暴走中の地元のクルマがたまに通りかかるばかり。

B子さんも、もうすぐ冬タイアへ、という時期ですけれど、この橋を経由するルートを毎日辿るおかげでマフラー、からっから。

クルマで遠回りしてまで、仕入れに出向くだなんてムダなことかもしれませんが、トクイチオートのクルマでこれをやるってのは、明らかにセーシン面には効いております。なんといってもキモチよい。これだとボクスターも同じ役目に就かせて、さらなるブラッシュアップを狙う

この秋なのでしたとさ。

画像は、川上を向いてひとつ上の橋を眺める、の図。紅葉がはじまって、初冠雪も望める八ヶ岳の全貌が拝める立地。まさにパノラマビューっす。

 

 

 


そんな季節 いよいよ初冠雪

2020-10-19 07:32:55 | 今日の逸品

いやはや、浅間山と八ヶ岳に初冠雪でございます。今朝の気温は5度近辺。11月並みの冷え込みが急にやってきて、冬じたくが間に合わないイキオイでございます。

今年の3月あたりから各方面より連発されてきた補助金ですが、ここへきてさらに地元、佐久市からも「IT導入支援補助金」という名前のものがリリースされました。上限金額30万円で4分の3補助。

けして少なくはない額ではありますが、IT関連はだいたいやり尽くしているし(爆)、と悩んでおりましたのですが、じつはすでに申請、採択済みの日本商工会議所と中小企業庁主催の「国の」補助金の審査の中で、採択はしたが、支払いが認められるかどうか、ビミョーである、

というのが1項目あるのでした。内容=高規格LANケーブル敷設工事、というものですが、なんと今回申請中の補助金ではPC関連のソフト、ハードウエアの申請は認めない、という但し書きがついているのでした。

ホテルの今後の持続化には密接に関わる分野ですし、今後需要が拡大するはずのホテル客室内でのテレワークなどには必要な装備でしょうよ、といって事務局とモメている最中だったのですた。現在、審査中。

こいつあ、やるしかねえ、というわけで(爆)、たまたま取材にみえた地元商工会議所の課長さんをつかまえて、作戦を練ったのですが、国の支払い決定がまだの今、「すべりどめ」の意味でも今回の佐久市の補助金には申請しておくべきだ、という結論。ま、トーゼンですわな。

同一内容の補助金申請を2つ、並行して違う先へ上げる、というある意味離れ業ですが、なにどちらかひとつが採択ならばよし。両方採択されても書類1枚でキャンセルができるのです。このあたりもここまでの経験のなせるワザか(違)。

というわけで「おしん」みながら(大丈夫なのか)3時間で申請書を書き上げて、添付資料もすべて揃えてしまいますた(!)。市の補助金は、財源がなくなり次第受け付け終了、というものですから善は急げ。

さいきんなんだか補助金ナレしてきたような(爆)。

はてさて、こんかいも、どうなりますやら。

が、これら高額の補助金審査では不備がつきもの。電話一本で足元すくわれるのもごくあたりまえ。が、そんな急転直下にも慣れておりますので(爆)、支給のその日まで粘り強く待つことにいたしましょう、けけけ。


コロナ禍は「おしん」でやり過ごす(爆)

2020-10-13 08:30:15 | 今日の逸品

気がつけば10月も半ば。去年襲来した台風19号の大災厄からはちょうど1年が経過いたしました。いまだに去年、氾濫した河川のそこかしこで改修工事中ですが、つい先週の台風に伴う大雨による増水で工事が遅れる予測だ、とのこと。いろいろと思い通りにゆかないのでございます。

相変わらずのコロナ禍は治まらないまま、「新生活様式」などという、どうにもポジティブには受け入れられない言葉にも慣れ、マスクなしで外出すると何か忘れ物をしたような気持ちにもなる。

まったくニンゲンというのは順応性が高いなあ、と我ながら感心しきりですが、コロナ、早く終わらねえかなあ、などとのんびり構えて待っているわけにゃあまいりません。

長期滞在のお客様で、ホテルの稼働は順調。去年と同レベル以上に回復したところへGo To Troubleもとい、Go To Travelのお客様にもご来訪いただき、フル稼働状態が続いております。

この先に待っているはずの、コロナクライシスと呼ぶべき大恐慌に備えてホテルとしてできることはいくつもありますけれど、大事なのは、冬季の暖房性能アップを含む、客室のブラッシュアップでございます(それかい)。つまり設備投資。ここは自己資金で、が鉄則です。

来春あたりに入金を見込んでいる、持続化補助金の額しだい(自己資金ぢゃねーし)。じつは、採択された時点で進行は止まっており、現在審査中。採択と支払い決定は別なのだ、というのもはじめて知りました。交付決定通知、という書類に記された金額が手元に届くまでは安心できないのです。

また、今後は単なるオヤジのシャレかっ、程度に考えていたワーケーションにとどまらず、ゆっくりと、ではあるでしょうが、かならず進むはずの多拠点生活の流れにきっちりと乗って、新たなホテルの役割を開拓してゆきたいと考えております。

画像はうちのB子さん近影。

最近、ちょっと遠くのツルヤまで遠征することにして(爆)、1日に20kmのドライブを敢行しております。必ず7速まで使うのと、クルマ全体の温度を上げるのが目的ですが、おかげさまでチョーシよいです(ばか)。

普通の曲がり角を意識してキレイに曲がったり、踏切の通過、白バイポイントの観察(爆)などなどもぬかりなく行いながら、毎日同一ルートを辿るのもまた楽しからずや(あほの戯言ご容赦)。ほぼ毎日、交通量がない中での移動ですから、同一ポイントを同一速度とラインで抜けて、ギヤやブレーキングなども再

現したりして、これが結構面白いのです。シートポジションや履いている靴にも左右されてしまう精密なドライビングを要求されるのがタマランチ会長。あ、ちなみにギヤはDレンジ固定ね。

信号はほぼ皆無なルートですけど、いくつか難所があって、普通に左折すると後輪を縁石にヒットする仕組みの(汗)交差点が最大の難所(爆)。

左折した先の対向車線の車両が停止線を踏んでいる状況だと、ギリギリのラインを通さざるを得ず、左後輪を意識した左折ラインの描き方はトップランクの難しさ。どちらかといへばスローなB子さんのステアリングギアレシオと旋回速度の兼ね合いがキモ(一生やってれ)。

状況によっては床まで踏めたり、ブレーキングも強いのからビミョーなのまでを正確に使い分けて再現するのですから、それなりのテクニックが必要になる。このように、毎日の買い物ルートでもとらえ方によっては難コースにもなるわけで、これはコロナ禍のささやかな楽しみ、というやつです。

あたらしい運転様式かっ(違)。

出口の見えないこの状況の中、現在の私の心の支えは1983年、NHK朝ドラ「おしん」(爆)。王道のサクセスストーリーなのか、という見方もできますけれど、ねちねちと、時にはダイナミックに襲いかかる災厄の数々に立ち向かってその都度、結果を出して生き抜いてゆくおしんのタフさには参ります。

心が折れる、だとかウツだとかいっていられないわけね。

5年ほど前の湯治に東北地方に出かけたおりに銀山温泉に寄ったのがきっかけで(そうくるか)小林綾子さん演じたシーズン1、第60話くらいまでは見終えていたのですが、そのまま放置していたのを、最近思い出して動画サイトで診始めました。

現在、田中裕子さん演じるシーズン2の120話くらいまで進んで参りますた(爆)。ネチネチした家族ドラマを描かせたら右に出るもののない橋田壽賀子の金字塔。たぶん、不愉快でイジワルなキャラクターを描かせたら世界一(ホメてんのか)。

そこへ、愉快であっさりした高好感度キャラを持ってきて対決の構図を毎回、絶妙に作り上げて展開する手法は、ここまでくれば御家芸。時代考証や方言の監修もものすごいレベルでたまげる。

歴代朝ドラどころか、過去にリリースされたテレビドラマの中で60%ごえの最高視聴率記録をいまだに守り続けている怪物ドラマなだけあって、見応え十分。そこらのドラマと違って、どんなに見続けても次々に課題がおそってきて飽きることがないのが長所か(働けよ)。

どっこい、これがモチベーションとなるのです(ターンジュン)