シューシャイン業界、ならびにヲタク界隈では有名なお手入れキットですw。お好きな方はすでに使用中かもしれません。デリケートクリームは水分主体の補給に使います。説明書に「靴を光らせたくない方に」と大書されているのが気に入って、ここ20年ほど愛用しております。
さよう、油分を含まない関係で革の質感を生かしたマットな仕上がりが得られるのでお気に入りなのです。
右のステインリムーバーはワックス落としですね。ふたつとも大量に使うのでプロ用の大容量バージョンを買ってあります。気がつけば5年で同時にカラになっておりました。なんとパラブーツでは、ゴムソールの汚れ落としにも有効。新品のようにチャキチャキに蘇るので、お試しあれw
リムーバーは頻繁に布にとる必要があるので、いちいちビンを持って傾けたりする必要がなく、容器の上部を布を巻きつけておいた指で押し込むと布に適量がとれるという工夫がされております。これ、一度使っちゃうとクセになりますよ〜w。
クリームは今度は倍以上の量の500mlを調達しました。ステインリムーバーの方はシャンプーみたいな詰め替え用パックがしっかり売られていて全く感心です。ほどよい性能がプロフェッショナルからも支持を得られている理由だと思われます。
パラブーツにはオリジナルのCuir Lis 、日本名リスワクシーレザーというオイルドレザーが使われており、モチモチした手触りが独特なのですが、個体によっては補給が必要な感じなので、手に入れた順にお手入れをかましております。
パラブーツのこのタイプを使用したモデルでは、表面が非常に柔らかく、すり傷が入りやすい印象がありますけれどこのキットを使えばそんなの一瞬。一拭きで見えなくなっちゃいます。
私の場合は2工程のみw。表面の油分を剥がして、水分を入れるだけ。デリケートクリームはほぼ3周くらいするうちに、これ以上靴の内部に浸透してゆかないか、くらいのレベルになりますから、それが終了の合図です。
数時間放置したのちにブラッシングしてやるとツヤを抑えた深みのある光沢を放つようになります。
こんな感じ。ピカピカしてないのがミソw。かといってベトつきも全くなく、ホコリや汚れも弾きます。サラサラな感じ。で、履くとしなやかなわけです。水分を補給するうちに革の地色というのでしょうか、そいつが出てきて底光するようになるのが特徴。
ジョンロブのミュージアムカーフでも同じやり方ですが、柔軟性が出る上に革の質感がわかる仕上がりになるのでお気に入りっす。たまにオイルを塗りたくって、別の味を楽しんでおりますが、長く楽しめるのはこちらのマット仕上げかもしれません。
そういった、気分次第でやるwオイルから水へのスイッチの際にも、このリムーバーは靴を傷めることなくおこなえるので気軽なのは秀逸です。どうりで詰め替えパックが売られているわけです。