嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

使った包丁は研いでおく! ボクスターの車検

2015-07-28 18:41:43 | 加齢なるボクスター

画像は、ボクスターのリアエンド。基本、911コンプレックスを抱いているこの私ですが、なんだかここへきて、クルマ自体がものすごい仕上がりなので戸惑っております。つねに上昇志向を持って生きている私(ばかやろうと読んでください)のことですからして、乗り出しからはまるまる4年。

このあたりで911を欲しがるんだろうな、と自分でも予測していたのですが、そうはなりませんでした。

あっ、もちろん997の後期型PDK、スポーツクロノパッケージ、スポーツエグゾースト、外装シルバー、内装ナチュラルレッドフルレザー、スポーツシート装備で600マンだなんてえ個体が出てきたら、そりゃあかんがえますけどね(ありえねーし)。つまり、⒉00万円がところ予算が足らないだけ(爆死)。

非常に軽いドライバビリティと、低速トルク、さらにNDロードスターより4枚半はうわて(個人的感想に過ぎません)のサスペンションマネージメントでもって、ヒジョーに満足度が高いのが私の987ボクスター=「僕ちゃん」の特質です。

おもにタイア方面から来る安定感のおかげでしょうか、スタビリティが、直進、旋回ともに抜群で、どんなシーンでも破綻がない。

いうまでもなく、トクイチオート謹製のテクノフィット+車体への取り付け精度。さらにエアソリューション、そこへ歴代イオンブリッジを施工してあるおかげなのだと思うのですが、この清々しい仕上がりで車検、ってなによ、と(爆)。

コンディションが落ちてきたところで、ああ、そろそそ整備の時期かな、といって車検、というのでしたらわかるのですが、トクイチオート整備車両では、そんなのありえない。

コンディション最高の状態で、なんでだよ~、と考えながら車検(爆)。これがあたりまえ。

車検、てのは納税(悔涙)の儀式に過ぎないというわけで、諦めるしかない(完全意味明瞭)。

強いて言えば、タイアを新しくすればさらに、となるのでしょうが、まだあと10000kmはいける、という判断なので自重するといたしましょう(爆)。タイアのピークはすぎているが、少しガマンしながらつかう、と。このあたり大人の選択ですのう~。

車検満了は来月末。ブレーキパッドをいっそノーマルに戻しちゃおうか、思案中。続報を待て。

 


RRLのリファインに挑んでみる

2015-07-23 19:18:20 | 夏のエレガンス講座(爆)

さて、念願叶って、ようやく入手した、このRRL。

一見、オーソドックスな造形に横幅60cmにも及ぶ大型のサイズ、プラス、トラッドな色使いで非常にまっとうなモデルに見えるのですが、まったくもう、信じられないくらいのユーズドテイストをまとっております。これでもかのダメージが新品のうちに人為的に加えられているのです。

私も、服飾好きなこともあって、この方面も理解しなきゃ、と思いはするのですが、ここまでやられちゃうとアゼンとするしかない。それくらいの加工ぐあいです。

このようなレザーを多用したカバンてのは、パリパリの新品を恐る恐る買って、丁寧にエイジングを行いながら、10年、20年かけて自分のテイストにしてゆく、というのが不文律と考えていたのですが、そんなのどうやら古いスタイルらしい(とほひめ)。

新品の状態で、すでにカスカスに使い込まれた風合いを醸しているのがエライのだ、といわんばかりなのがこのRRLラインでございます。一部ブランドが力を入れている、ダメージ加工ジーンズで、ほとんどすべてに鉤裂き(爆)が走っちゃってるのを履いている人を見かけることがあるでしょう?

あれを見かけたときのなんともビミョーな空気を想像していただけるとこのバッグに近いです。

それこそ、昭和の頃はこのエイジングなど、自分で行ったものでして、大枚はたいて買ったばかりのリーバイス501(私は70年代にXXシュリンクトゥフィットを8800円(消費税なし)で買ったキヲクがあります)を履いたまま湯船に浸かって、タワシで洗いまくったら、風呂釜ごとインディゴ染めになっちゃったり(爆)、軽石でこすって薄くした上に、クギやドライバー、はてはカミソリなどを動員して割いたり、穴をあけては、悦に入っていたものです(ばかだ~)。

せっかくあけた穴なのに、そいつを見かねたおばあちゃんがアップリケ(完全死後)で補修しちゃった(爆)、などという「事故」もごく普通に起きておりました。

これらダメージ加工はいまやブランドごとにワザの競い合い。

いかに巧妙に仕上げるかにしのぎを削っておられるわけですがNYやロンドンあたりのホテルですと、いっしょに託す荷物がナイロンのリュックなんかだったりしたら、まずまちがいなく足で蹴られて転がされるのがオチ。とそれくらいの仕上がりでございます(爆)。個人的にはホームレス一歩手前にしかみえない(爆)。

こんなダメージ加工に予算を使って、非情な高額で売りつけるのよりも、パリッとした状態で、このデザインで売ってくれれば、と思うのはすでにジジイの戯言、というわけなのでしょう、多分。

個人的には、自分の手で、長年かかって成長させる、この一点こそがオサレの喜びだと思うので、まったく理解不能。ユーズドテイストは自分でやるからカッコよい、これが私の意見です。

さて、私のお好みはこちらへ置いといて(どうでもよいともいいます)。とりあえず手に入れたバッグは、どこか中途半端な印象です。長期在庫だったのがありあり。

肝心のベルトとバックルのリアルレザー部分はなんだかカサカサに乾燥しています。

基本、ダークブラウンのところが、ライトブラウン~イエローにも見えちゃうくらい。サンドベージュの本体にライトブラウンの組み合わせ、さらにやれやれのビンテージ仕上げでは、どこか締まりに欠ける印象。

これらをヒビ割れるまで放っておくのがラルフローレンの意図なのか?

それともここで一発、油脂類を補填して、自分好みのテイストに少しでも持って行くのが正解なのか。

あるいは新品未使用なのを売りにして、このままとっとと売り払っちゃうのか?

まったく悩ましいところですが、せっかく2年間も探し回って手に入れたのですから(といってもネットを徘徊してだけですけどね~)、ここはジマンのギヤを動員して、リフレッシュ、というかリファインを図ることにいたしました。

引き出しを開けてみれば、各種サプリメントが目白押しですよ(爆)

画像右はCordonnerie Anglaise en Parisのビーズワックス。蜜蝋(honeycomb)から作られた贅沢なクリームは香りも良く、染色パワーはミディアム程度ですが、皮へのなじみが良く、ある程度、浸透はするが、染色性能はほとんどなし、というのが特徴。つまり、保革と防水むけ。

中央はサフィールの油性クリーム。ツヤの他に、染色性能が高く、浸透性もかなりよい。シアバター配合だというから、革には効きそう。

クツヲタが自宅に一本必ず所有しているのでわないか、というくらいのヒットとなりました。おもにMen's EXの靴磨きムックのおかげでしょうか?

かくいう私も、所有する靴にあわせて、ほぼ全色そろってしまった(ショック)ほどで、ぜんたいにバランスが取れたソツのなさが売りか。

右端は無色の栄養クリームで、これまた有名プロダクツ。あの、Web広告ばかりしているので有名な(爆)土屋鞄が純正お手入れクリームに指定したのはキヲクに新しいのですが、浸透性能がよすぎて、つい使いすぎてしまうま(ばか)。結果、CPが非常に悪いのが特徴(苦笑)。

円安のアヲリを食らって、ものすごい高級クリームとなってしまったのはつい去年からです。はっきり言って、オーデコロン並のお値段を誇るので、おいそれと塗りたくれない。

塗り込む側から浸透してしまうので、エンドレスに使ってしまう。大量に使ったなりに、仕上がりはしっとりとして文句なし(爆)。重量感すら出ます。

無色なので、素の色を大切にしたい場合に重宝。と、これもまた皮革好きのお手元には欠かせないアイテムです。

全て靴関連からきているのが、まことにアレですが、なに同じレザーには変わりありませんて。

ツヤ、というよりもこんかいは栄養補給がおもな目的なので、実績のある上記のサプリは、経験上必ず効きそう。昭和の頃には、こんな気の利いたアイテムは皆無で、ひたすら溶剤たっぷりのミンクオイルを塗りたくっては、伸びとホコリとの戦いに挑んだわけですから、恵まれていると申せましょう。

今回のようなカサカサのレザーにはそれこそこれら最新ケミカルはドバドバ浸透してゆくはずなので、楽しみでございます。

画像左側がクリーム浸透後。右のベルトは使用前です。色の違いが明確ですね。ちょっと塗っただけでこれなのでかなり効きそう。

というわけで、クリーム出動、と行きたいところなのですが、明日からの週末は世間イパーンに夏休みシーズン、というやつ。カバン相手に楽しんでいる場合ではなさそうなので、秋口まで放置プレー、との公算が大きいです、はい~(うれし涙)。

 


とうとう発見したのでとりあえず入手してみた! RRL Safari Lugguage

2015-07-22 19:03:28 | 今日の逸品

画像は、NYのマディソンにあるお店。ご本尊が最上階にいる可能性がもっとも高い、とされる、まさに旗艦店です。

さて、その前にデーンと停められた小汚ないランドローバー(爆)。借り物かもしれませんが、おそらくRLご本人の所有になるはずのもの。もちろんプロモーションの一環ですが、その荷台に

ドカーン!あれやこれやとWEBをうろついて画像検索を繰り返していたところ、偶然、目にした画像。上の画像のランドローバーの荷台に積まれたニモツでございます。

いちばん手前に置いてあるベルト使いのバッグなんですけど、これをみた瞬間にデンキが走ってしまったのでした(またかい)!で、これが今を去ること2年前。

なーんか、ヒジョーにカッコ良いではないですかっ!

個人的に、サファリ方面の色使い、つまりサンドベージュにダークブラウンの組み合わせに弱い(ターンジュン)この私ですが、厚手のキャンバスに縫製のしっかりしたこれまた厚手のレザー使いで、ぜんたいに大きめの無骨な造り、となりますと80年代のハンティングワールドやグルカ、マルベリーあたりに行き着くところなのですが、耐久性に富むのをよいことに、使い込まれまくってしまい、いまとなっては過去の遺物。

コンディションの良い、これからエイジングを楽しめる個体は市場から姿を消してしまいました。そんなわけで、サファリ系はあきらめていたのですが、こりゃあ期待できるかもしれない。

というわけでどうしてもこのバッグが欲しくなってしまい、いろいろと苦労と工夫をしながらネタ元をたどると、ラルフローレンのサイトに行き着いたのです(感動)!

ラルフローレンには90年代の前半に展開したサファリラインというのがあって、私もバッグをはじめ、コロンなどでもお世話になったのですが、なんかイメージふくらむ(その程度かよ)。

どうやらこのバッグは、現在も展開中のウォッチコレクションのプロモーションに駆り出されたイメージ作りのためのアイテムだったらしいのですが、さらに辛抱強く(超得意分野)調べ上げるうちに、RLのトップオブザレンジ=RRLのラインナップで売られていたモデルらしいというのがわかってまいりますた。

すでに数年前のコレクションですし、バッグとしてもこの存在感と仕上がり具合ですから、おいそれと手に入らないか、とあきらめそうになりつつもここ2年ほど(爆)、関係各方面を探し続けていたわけですが、とうとう~!!

国内某オークションに

このようなお姿で出品されておりました。リテイルプライスのほぼ半額。解説を読みますと、新品未使用な由。

画像のこのお姿だけですと、原形がまったく分からず、私のような、必死に探していたもののみにわかる感じ。出品者様のやる気のなさもありますけど、異様に安いスタート価格で売られておりますた。まさに某オークションのもっともオイシイパターンでございます!

思い切り競ってやるわい、といってハナイキ荒く、挑んだのですが、ライバル現れず(歓喜)。

というわけで、

なんと元ネタの画像をはるかに上回るかっこよさ、というかやれ具合で(苦笑)、圧倒されますた。

これで新品未使用かよ、と一瞬、疑いそうになったのですが(爆)、たしかにそういう雰囲気。タグも付いているし、ミョーな匂いもしないぜ(爆)。

数年前にミニクイ家督相続争いで、話題になった京都の一澤帆布というのがありましたけれど、あそこのトートを20年くらい、まいにち使い続けると、こういう感じになるかな、とそんなやれ具合(アゼン)。たぶん、極厚のキャンバスを石ころなどと一緒に洗いこんで、この風合いを作り出しているのでしょうが、できれば、この究極のユーズドテイストは、チョイス可能にして欲しい昨今(爆)。

現状でも十分にこなれているのですが、私流にカスタマイズしてみるつもりなので、以下次号。ちなみに最後の画像が、問題のウオッチ。ですが、さらに注目すべきは上段、奥のクーパーバッグ@クロコダイルですなあ!これ見てデンキ走ったら、まことに厄介です(完全意味明瞭)。まあね、クルマ一台買うと思えば安いもんですけどね~。

 

 


ロードスター試乗のあとイヤなものに乗ってしまう(爆)

2015-07-11 15:32:44 | 

 

さて、U教授の治療をうけに、山を越えてひさびさにI君がやってこられたので、懇願してゴルフ7の1.2リットルの試乗もさせていただきました。

こちらはほぼ貸し切りだったR299~相木村方面へと抜ける「新さる道」と呼ばれる、壮大なワインディングロードです。ほぼ60kmにわたって、アクセルを踏み続けられる稀有なドライブルート。

画像は白樺の原生林。標高も2000m弱で、湿気ドヨーンの下界とは別世界の空気が広がっています。

このゴルフ7はトクイチオート仕立て!フルメニューをこなして、抜群のコンディションを継続中。このボディカラーでは、ボディの鉄板の折り返しが非常にシャープに映える仕組みですが、I君の個体はボディがとことん汚い!きけば4ヶ月も洗ってないらしい(爆)。せめてウインドウくらいは拭きましょうよ、と。

素晴らしい路面のいなしと、操作に対する遅れのなさ=リニアリティでもって、ほぼ無敵。ゆいいつうちのB子さんが食い下がるか、とそれくらいの仕上がりを誇ります(爆)。

ゴルフ、特に5以降のそれの場合、ドアを閉める瞬間に負けた、と思わされるのはビートルおよびポロオーナーの宿命ですが、こちとらスタイルで買ってるのでしゃーない(涙)。

 

開発コストの違いをハダで感じる瞬間ですが、履いているタイアの違いなのか、運転した印象は随分違います。6と7の違い、といっても良いのかもしれませんが、印象で申しますととことんクール。事務機(爆)。windowsマシーン。あるいはアンドロイド携帯。つまりはゴルフテイスト。

つまらないが、けして文句もつけられない、とそんなところ。

弱アンダーのまま、オソロシイ勢いで山を下ってしまうのですが、小さなエンジンのおかげで荷重移動も非常にスムーズなのがVW1.2エンジン搭載マシンの特徴です。

このI君ですが、この夏になんと現行型BOXSTER 2.7がドイツから届けられる、というからうらやましいでわありませんか!

拝ませていただくのが今から楽しみですが、ことロードスターと今日のゴルフ7、クルマとしてみたらゴルフの圧勝!セッティングの勝利。たとえば、ですがロードスターのコーナリングは2B程度。ボクスターではHBだとすると、このゴルフ7は4H(いずれも個人の感想に過ぎません)、ちなみにぴんぴんに尖らせた場合の鉛筆の硬度にたとえてみますた。そんな印象の違い。

楽しいの楽しくないの、ってなんのこと、と言ってひたすらクールなゴルフですが、クルマってのはこれで良いのです、たぶん。なんというか、綺麗に走るんですよね~=トクイチオート仕立て(きつぱり)!

仮にロードスターをトクイチオート仕立てにしたら、って?ううむ、楽しすぎて、考えたくない~(爆)!


ND型ロードスター試乗記

2015-07-10 16:01:59 | 

かねてよりの懸案、ND型ロードスターに乗ってまいりました。ちょうど北海道からお見えになったU教授を迎えに行ったついでなのですが、ちょうどいいや、プロのご同伴でかねてより話題独占のロードスター第4世代の試運転というわけです。願ったり叶ったり。

ディーラーに寄りますと、ちょうど赤のSスペシャル、6MTという一番の売れセンと思われる個体が試乗車として提供されておりました。こいつにほんの10キロほどですが、乗ることができました。ディーラーの対応も最高によく、サワヤカな営業さんに見送られて、発進。

1t内外の軽めな車重から想像される乗り心地からは意外なほどしっとりとした路面のいなしがまずは印象的。このいなしはどこかで、と考えたら、トクイチオートの社長車=初代NAロードスターの超限定バージョン、M2 1001の調整後のあのいなしにそっくりだ(衝撃が走る)。そう、トクイチオートはざっと20年分、3モデルあまりを先取りしていたのです!!

なんともはや!ジョーダンかよ、と思われるでしょうが、そうではありません。本当に背筋が凍りました!!

アシもよく動かされているし、タイアのバタつきが多少あるけれども、トクイチオートの調整技術があれば完璧に仕上がるでしょう、との教授からのご託宣もあって、なかなか(爆)。

ウエストラインが低く切られているので、ボクスターとの比較ですと頭上の開放感は同等。上半身のむき出し感はかなり強い。が、その割に、風の巻き込みが圧倒的に少ないのに驚きました。

このむき出し感は、慣れるまでは結構恥ずかしいかも。ファッションにも相当な気を使う必要あり、とみますた。ボディカラーとのコーディネートを意識しても後悔しないでしょう。

振り返れば、そっけないウインドディフレクターがはめ込まれているだけなのに、風の制御もここまで来たか~、と感慨しきり。初代リリースよりも数年前にリリースされたRX7カブリオレを3年ほど所有していた経験があるのですが、こと風仕舞いではこのレベルは達成されていたかもしれません。けれども初代ロードスターでは、セブンのようにキャビンをカプセル状にして風から完全に遮断してしまうのではなく、テキトーに風を取り込んで流してやる、のようなロードスター流の風仕舞いが行われておりました。

NDの巧妙極まりない風仕舞いには年季を感ぜずにはいられません。大切に作り込まれてきたモデルの歴史を感じるひと時。連綿と育てられてきた古典だからこそ醸せる風合い、とでも申しましょう。

初代NAに追随した欧州各国のモデルたちの風仕舞いも各社それぞれで興味深いのですが、ドイツ系はやはり完全遮断、が基本。ロードスターのようなある程度取り入れながらもイイ感じで遮断、というのは一番高いレベルと思われます。

ボディもすばらしくて、ボクスター比でいっても軽くて小さなこちらのほうが上か。80kmh~100kmh程度の安定感が初代とは段違い。これですと、快適巡航スピードは初代の3割増しくらいに感じられそう。

100kmhの巡航でも、サイドウインドウは下げっぱなしでまったくオッケイ。テキトーに巻き込んで、むしろサイドが上がっている時よりもよい感じの対流ぐあい。排気音もくすぐってくれる感じのいい音が、しっかり聞こえてきて、「らしい」。が、ただの4気筒サウンド(爆)。回してもうるさいだけで、けして嬉しくないのが特徴か(殴)。

トルクは排気量なりで、あり余らないが、使いきれる。

場面によっては、スロットルをガバチョとあけて、パワーを使いきれる快感があるわけで、速度レンジが多少違いますけど、ボクスターにすこし似ているかも。

というか、ボクスターだって初代のロードスターの世界的ヒットがあったからこそ生まれてきたモデルなわけで、ロードスターには常に敬意を払うべきなのです。安易な比較などしては、シツレイというものでございます。

トラッドなインパネは適度に液晶表示を取り入れてあって、ネオトラッド調。先代(NC)のレイアウトのほうがよほどスポーツカーらしくて、古典的。液晶表示のそれも漢字が紛れ込んでいるあたりは萎える(爆)。フライホイールまで軽量化を図った、というエンジンもシャンシャン回っちゃうので、気がつけば低めのギアで4000rpmあたりを中心に使っている感じ。

ゴルフ5そっくりのダイヤル中心の空調に、直線基調のダッシュボードは初代へのオマージュか。高級感ははっきり言ってないが、簡素で文法通りなので、落ち着く。

手首の返しできまるシフトもこれまた歴代各モデルゆずりの手応えで、硬いが、気持ち良い。コクコク、ではなくポクンポクン、という印象。987ボクスターのカチャコンカチャコンしたおもちゃみたいな安っぽいシフトフィールよりも明らかに上。ノブ本体とノブ周辺のデザイン秀逸。

乗り出し300万円は安くはないが、このてのモデルを買うのは40代後半から60代のじじい。じじいの持ち物として、ミョーに安っぽかったり、コゾー臭がしない仕上がりのバランスが値段も含めて絶妙。初代みたく170万円だと、コゾーが買いに来るからね(爆)。あっ、きょうびだとaqua買っちゃうのか?

おじさんの嗜好品としての品格も一瞬見える。八重洲地下街の靴屋で買ったナイロン靴みたい(ばかにしてるのか)。

シェイプの効いたボディは眺めても磨いてもキモチよさそう。画像よりも実物の方がはるかによい、の見本。

運転していると目に入るのはフェンダーの峰。はっきりとわかるエッジが切ってあって、ポルシェともまた違う、どちらかといえばイタリヤンな印象ですね。前後フェンダーの抑揚はBMWのZを連想させますが、なにZだって、ロードスターなしには生まれてこなかったモデルに過ぎない。パクってなにが悪いの、と(爆)。

U教授も、めずらしくかなりな高評価で、バイクに乗らないんだったら、これ一台あれば良いな、と言ってご満悦でございました。

ミョーな顔つきはすぐになれるかもしれませんけど、賛否が分かれるところかも。フロントマスクを人物の表情として捉えると、かなり意地悪な印象。

ですが、乗り味が非常にマイルドなので、乗ってからの印象は表情とは逆にフレンドリーそのもの。ですが、華はない(きつぱり)。乗って本当に楽しいのは事実ですが、肩肘張ってないから、Converse All Star Canvas Oxford程度の位置付け(ホメています)、といいたいが、そいつは初代に対する賛辞。こいつは、乗ったフィールはコンバースでも見た目は全然すがすがしくない。全てが程良くて、トラッドで、文法通りだった初代がコンバースオールスターなら、こいつはアジア生産のナイキ、ってところか(爆)。が、それでも印象が飛び抜けて良い。初試乗なのにすべてにおいてフレンドリーなクルマなんて、そんなにあるもんぢゃない。カーオブザイヤーほぼ確定!

まさに初代の再来。けれど、あれから25年(ここ綾小路きみまろ調)。

ロードスターの乗り出し300ちょぼ、というのは中古車市場ではヒジョーな激戦区。新車にこだわるのならばともかく、ロードスター自らが切り開いた、と言えるセグメントというかカテゴリーにはいまや欧州の列強たちの力作がひしめいていて、それぞれに初代ロードスターリリース以降、連綿と育て上げられて名車の域に達しつつあるのです。

ボクスターしかり、Z3、4しかり。TT、SLKもギリギリそうか。とっくに廃車済みの(失礼)MG Fなんてのもありましたっけ(とほひめ)。

なかでもボクスターなどは伝統のフラットシックスのミッドシップマウント、そこへジェームズディーン伝説の550スパイダーの逸話などもからませて、ポルシェの本流だといわんばかりの育てぶりで、ポルシェの経営面での窮地を救ったとまでいわれる大ヒットとなったわけで、ロードスターサイドから眺めるとまったく皮肉な存在。

そいつの先代モデル(=987)が、ほぼ同レベルの予算で視野に入ってしまう。あ、あくまでも新車にこだわらなけりゃ、のおハナシね。

でもこの手のアソビ車ってのは、基本大切に扱われているのが多いし、距離も本当に少ない個体が多い。いまぢゃ認定中古、というシステムで保証が当たり前の世界ですから、そんなにひどいのはそもそも市場に転がっていない(性善説にもとづいております)、はず。

Z3だって、300もだせば、あのMロードスターが、コンディションはともかく(爆)お釣りがきちゃう世界。1Mにも及ぶか、という巨大カムカバーに印されたBMW M POWERの世界一よく回ると言われる折り紙付きのDOHC6気筒がこれまた手に入るのです。

NDよりもはるかにカッコよいZ4だって色、グレード、装備よりどりみどりで、同レベル予算で検討可能。

同じ100kmhで走って、どちらの満足度が高いか、もちろん人それぞれですが、そんな選択が可能になってしまった。それくらいこのカテゴリーには比較対象がひしめいています。初代ロードスターの影響がいかに大きかったか、驚くばかり。

パワーも車格も数段違いの比較をすることが可能になったあたりが、初代リリース当初と環境的に一番ちがう部分なのは否めない昨今でございます。

新品のConverse All Star Canvas OXの新品と、John Lobb Luffield の中古が、同じ金額で売られていたら、アナタどうします、とそういうお話ですよ、これは(若干例違)。

 

 


悪戦苦闘2015! 池の流れは絶えずして-4

2015-07-08 10:19:05 | 悩み

画像は3番目の池。

画像手前のテラスの下あたりから、水が流れ出て、右側の壁面近くに見えている排水口に水が流れ込み、家屋の地下を通り抜けて用水に戻される仕組みです。

反対側から眺めるとこんな感じ。岩のみで構成された凝った造りで、水路が作られているわけですが、岩に阻まれて奥に埋蔵された土管の吐出口までは1m強ほどあって、やっかいです。

ケルヒャー吹くなら、こちら側からしかない。

というわけで、配達されるのももどかしく、カッパを着て池に飛び込みブシャ~、と吹くのですが、

ざんね~ん。

全然ダメ。むしろひどくなってるし(爆)。考えますに、ケルヒャーの水圧をもってしても、動かせないなにかが詰まっているのか、はたまた、凝りすぎた造りが邪魔をして、ケルヒャーの噴射口がスイートスポットに当たり損ねているのか。

と、そんな悪戦苦闘を2週間ほど続けるうちに、いよいよ詰まりがひどくなり、画像の吐出口からの出水がほとんどなくなってきてしまいました。

以前はチョロチョロ、とでも流れがあったのに、今回はもうバッタリない(顔面蒼白)。

こうなりますと、水を流すことができない→鯉のえら呼吸に支障が出る→鯉お亡くなりになる→お客様に鯉料理ふるまう、って違いますから~!

もとい、

緊急事態でございます。うちの植木屋さんは、とっくに作業終了で、他の現場に行っていたところを出動要請いたしました!シロートの手には負えないというわけっす。

もちろん造園のプロでもありますから、緊急の打開策を相談します。

過去の事例でゆきますと、池の排水に使用されていた土管の継ぎ目や割れ目から、木の根が入り込み、そいつが内部で繁殖して水路を妨げていた、木の生命力はすごいというお話ですとか、土管の水路全体が水で満たされてしまって動いていないところから推察するに、2番目の池の鯉が水路に迷い込んで、一方通行で行き止まっているのではないか、などなど、当事者としましてはまったく笑えない話が飛び出します。

そんな話をする中でも、池の水は止めざるを得ないのですから、鯉のことを考えると一刻も早く打開策を見出さなければなりません。

画像の鉄棒=の直下あたりを問題の土管が走っているわけで、いっそこのテラスを斜めにぶった切って、そこを掘り、全て露出の水路として流れを作る、という大胆なプランも浮上したのですが、高価な総ヒノキで作られたテラスをぶった切ってどうの、というのはどうにももったいない。せっかくの長方形で使い勝手もギリギリよいので、スペース的に削られるのは痛い。

という判断で、点検口、といっても数年前に同じ植木屋さんが土管にツルハシを突き立てて開けてくださったものなのですが、そいつの開口部をできるだけ大きくする。つまり土管にさらに穴を開けて可能な限り露出させる作戦としました。

もちろんそこから手を入れて、土管内の掃除に役立てよう、ということです。その程度かい、と思われるでしょうが、そのとおり。これしかできない、のです。

いよいよ追い詰められてまいりますた(汗)。

 

画像は、完成後のお姿、ご容赦。だってさ、作業中は撮影どころぢゃないっすから。もう、全身泥まみれ。

画像左側の奥に問題の点検口があって、そこからだいた50cmほどのところに新たなる点検口が開けられて、その間をツルハシ一閃!!

ビシューっと泥水が吹き上がって、池の水位急降下。と行きたいところなのですが、そんなドラマみたくいきやしませんて(爆)。

2番目の池の水位が下がるまではあらたなる点検口からドボドボと溢れてくる水をかいだします。およそ1時間(号泣)。ジムで鍛えておいてよかった~、と(爆)。出水がどうやら落ち着いたところで、新規の点検口から画像上の鉄製カナてこを差し入れて、土管も割れよとばかりにこじりますと~

ぶっしゃ~とばかり詰まっていた泥や、その他枯葉などなどが大量に排出されて、「黒部の太陽」状態(完全意味不明)だ!!画像は、水位が下がって平常の状態に戻った2番目の池。中央の石に泥の跡が見えますが、水位がここまで上がって、溢れていた、というわけです。

ぬわ~、よかった。

ちなみに土管内に詰まっていたのは。鯉でも根っこでもなく、堆積しまくって硬くなった泥。

実に毎年、鯉が活動期に入るたびに、池の中の泥を捲き上げたものが流れに乗って長年の間に堆積。そいつが徐々に流れを妨げていた、というのが実態だった模様。

どうりでブラシが通らないわけです。こんかいは、たまたま植木屋さんが持参の1.5mサイズのカナてこの重みが役に立った、というわけ。ホースやブラシでは水中で浮いてしまい、役に立たないわけっすね~(涙)。

というわけで、お疲れ様でした!これで私もここ数年来の苦行からようやく解放されることになりましたとさ(祝)。

気がつけば、今年も後半。すでに7月も半ば近い。

みなさま、せせらぎが戻ったおいまつえんへと、どうぞおでかけくださいませ~(PRぬかりなく)。

 

 

 

 

 

 

 

 


悪戦苦闘 2015! 池の流れは絶えずして-3

2015-07-08 09:07:07 | 悩み

さて、なにが起きたのか? 

池の水があふれ出したのです(顔面蒼白)。さよう、ひさびさにポンプの清掃をして、性能が戻ったのはよいのですが、吐水量が、排水量を上回ってしまった、というわけ。

テキトーにやれたポンプの能力で給排水のバランスがギリギリ取れていたところへ、お掃除をすることでポンプの能力が戻ったために、そのバランスが乱れてしまった、というわけですよ。

でもね、あれやこれや詰まったままでは当然ポンプにも負担がかかりますから、しゃーない。

まあね、池から水があふれたところで、ソク床下浸水するわけではありませんし、これまでにもじつは週に一度程度は水位がギリギリになってしまい、3つある池のそれぞれに溜まったゴミや泥などを掻き出して、流れを良くする、という作業はおこなっておりました。

3番目の池の水位が最低レベルまで下がっているのに、2番目の池の水位最高(号泣)。というかあふれてる。

池周辺の泥が浮いて、庭が台無しです。

ふたつの池の間はおよそ5m。地中埋設の土管で繋がっています。この地中に埋められた土管のどこかにモンダイがある、というわけです。

土管は直径およそ20cm。けして細いものではありませんし、詰まる、といってもよほどのことがない限り、チョロチョロくらいは流れそうなものです。

実際、これまでにもこの土管内を固めのホースやブラシなどでこすっては、ゴミを掻き落として、なんとかしのいで参りました。

今回の戦場はまさにここ(爆)。

池の中にはジマンの鯉も多数泳いでおりますから、水を止めることはできません。それに当然ですがポンプの能力を落とすこともできませんから、ならば、というわけで画像のような24時間タイマーを導入(爆)。あふれちゃうんだったら、断続的に流してやろう、と。付け焼刃(涙)そのものの対応です。

アマゾンで2000円。翌日には届いちゃうんですから、便利なものです。本体にこびりついた泥が当事者の慌てぶりを物語っております(とほひめ)。

本当にこんなものに頼らざるを得ないくらいに今回の詰まりは頑固なのでした。

そんなにタイヘンなのかよ、と思われるでしょうが、非常に冷たい水に腕全体を浸して、蚊やブヨにまとわりつかれながら、ブッシュの中にかがんで、周辺にあふれ出した泥水の中に膝をついて、地中30cm程度のところに這っている土管に手を伸ばしてゴソゴソやる、ってのは私には苦行です。しかも使っているブラシやホースがなんとなく頼りなくて、引っかかったりしているうちに腕なんか傷だらけですし、手もあちこちぶつけまくってしまい、もう思い出したくもないほど。

これが、5月のGWの猛ラッシュ+ホテル旅館組合定時総会と重なったのですから、いうことはございません(爆)。ほんと、ウツ寸前ですよ。

さらに

みなさん、お買い得ですよ~(ここ声が裏返った社長さんの声)!!ジャパネットタカタのケルヒャーセット導入!押してもダメなら引いてみな、それでもダメなら吹いてみな(完全意味明瞭)。というわけです。

これも元から手元にあったものではなく、たまたま遊びに来ていた、koshinya さんのアドバイスで、今回の作戦に合わせて購入いたしました。親切な彼は、地元で所有している人に借りられないか訊いてくださったのですが、他にも用途がたくさんあるので、結局買ってしまいました。2万円強。ずいぶん安くなりましたね~。って感心している場合ぢゃないってのよ。

これで、モンダイの箇所を高圧で洗浄して、泥や、ゴミを掻き出そう、というわけです。ブシャ~、と吹きまくって、そのあとは土管すっきり、と。

どうです?アタマで考えると理想的、というか最強の作戦だと思えるでしょう?

以下次号(引っ張ってどうする)

 

 


眼鏡道2015 10年目のトムフォードTF5116

2015-07-06 08:09:23 | 眼鏡道

トムフォードのTF5116は、オサレなウエリントンめがね。画像のような、小ぶりでクラシックな基本の造形にモダンなディテールを配したトラッドなタイプです。数年前に廃盤となってしまい、直接の後継モデルも発表されていないので、買いたくとも買えない、非常に惜しいモデルです。

トムフォードはトラッドを重んじるタイプのデザイナーではありませんから、過去の遺物、として葬り去られてしまったモデル、というわけですが、個人的にはアクが強く、誰にでも似合うわけではないあたりが特にお気に入り。

気がつけば購入からはほぼ10年ほどが経過してしまいました。

え?そんなに難易度が高い眼鏡が、アンタに似合うのかい、って?

トムフォードというよりも、役所の戸籍係かい、と言われておりますがなにか(爆涙)。

コホン、気を取り直して、この5116では、ブラックのモデルにのみ、画像のようなハデーなゴールドの鼈甲調の裏地が貼られているのですが、ある日お手入れをしていたら、肝心の部分がミゴトに割れてしまいました(涙)。ううむ、一番脆い部分だとはいえ、考えられない品質です。

経年劣化で、柔軟性が無くなっていたのか。さすがイタリア製だけあるわ~、と感心していたのですが、かなりなお気に入りなだけになんとかしたい。ここまで、数十本は買いまくってきたなかでもこいつはシリーズの全色を買い漁ったほどのお気に入りだったのです。もちろんすべて使用中です。

というわけで、近所の眼鏡屋へ、とも思ったのですが、たぶん眼鏡屋も外注に出すのがわかっているので、盲目的にマージン払うのよりは、自分で納得した先に、とかんがえて、ネットで検索しますと、それこそ無数に眼鏡修理屋さんがあるではありませんか。

修理屋、とくに眼鏡のそれにはお世話になったことがいちどもないので、どんなものかな、と思って、画像を添付して問い合わせてみますと、ごく簡単に復元できる、というので、産地として有名な福井県鯖江にある工房にお任せすること一週間。

ロウ付け、とポリッシュで画像のようによみがえりますた。費用、4500円プラス送料。

じつはヒビが入ったまま使っても、特段の支障はなかったのですが、気分的にアレでしたので、完全復元を目指しました。現行で生産されていれば買い換えるところですが、それができない、というのが旧モデルの悲しさですが、愛着がある一本なだけに大切に使って行くつもりです。

なんといっても、この「裏地に凝る」を地でいっているあたりがお気に入り。ストイックなブラックのウェリントンにみせておいて、じつはエナメル調の鏡面仕上げ。そこへピンクゴールドのTを象ったエンブレムに、裏面のド派手ゴールド系鼈甲仕上げ、と。いかにもトムフォードらしいではありませんか。

修理なって送り返されてきた5116は、それなりにポリッシュしてあったのですが、私レベルですと、完全鏡面でないと満足できない(ヘンタイ)わけで、ポリッシュには住友のハード2を動員。「本物の」鏡面仕上げを施して差し上げたのは言うまでもございません。4500円は、購入価格の10分の1。まずはお安い復元費用だと言えるでしょう。

 

 

 


悪戦苦闘2015! 池の流れは絶えずして-2

2015-07-05 11:02:28 | 悩み

庭に池、というのはじつは非常に贅沢なものです。池なんて水が溜まっていればいいんぢゃん、と考えがちになりますが、とんでもない。そういうのはただの水溜りというのです(きつぱり)。

庭の池では水を絶えず流す。つまり給水と排水をおこなうのが必須(あたりまえですけどね、これがなかなか)。でないと、ボーフラをはじめ、その他のお友だちが大量に発生してしまい、ヒジョーに困ったことになります。

経営サイドから申しますと、手間とコストのカタマリといってしまってはアレですが、作った以上は手間暇コスト、すべてがかかり続ける。そんな意味でもゼータクな訳っすね~(とほひめ)。

おいまつえんでは、3つある池のそれぞれに高低差をもたせて流れを作っています。画像は、1番目の池です。庭の中ではもっとも高い位置にあって、画像では水路のように見えていますが、つい30年ほどまえまでは不定形の池らしい池で、左端に見えるお座敷のまじかまで水が張られていました。奥に見える松のさらに向こう側までが池でしたから、かなりの縮小ですね。まさにリストラの一環。漏水が激しいためにコンクリートで囲ってしまい、現在の姿になったわけです。

まずは取水。

建物を出たすぐの歩道。その地下に、じつは用水が通されておりまして、ここにポンプを沈めて取水しているのです。いちおう農業用水ですが、基本、住宅街ですから、消火用にも使われるのでしょう。

このような状態で、まずは取水するのですが、このポンプが関門(爆)。

ホームセンターなどでも入手可能なのですが、おいまつえんでは、この位置から取水して1番目の池までの距離が30m強。さらに取水ポイントは一番低い位置なのに対して、それを高低差でおよそ2mほど高い位置にある一番目の池まで圧送する必要があります。つまり到達距離5mがせいぜいの家庭用の小さなポンプでは用をなさないわけです。必然的に長い距離を送水できるパワフルな業務用モデルを買うことになります。まあだいたい10万円+工賃。

防水方面の念入りな手当が必要ですから、もちろんプロ任せですが、だいたい10年も使ったらヘロヘロ。

が、そうなるまえに定期的なお掃除が欠かせません。

画像では浅くみえるのですが、これがなかなか。

農業用水として需要のある今頃ですと水位も20cm程度で、掃除もラクラクなのですが、夏以降は50cm。冬場にはそれこそ雪や氷にまみれたやつが60cmもの深さでもってザバー、とばかり流れているのです。雨が降ったらもちろん、泥水。台風がきたら、それこそ近寄れませんて(爆)。

そこへ身を沈めて(涙)、蜘蛛の巣にまみれながらポンプにまとわりついた小魚やゴミ、水草などをかき出しておりますと、狙ったかのようにご近所さんやおむかいのホテルの従業員などが通りかかって、「ご精が出るいんね(ここ佐久弁)」などといって通り過ぎて行くものですから、はずかしいやら、なさけないやら(爆)。

まあね、ひとつきに1度やるかどうか、そんな頻度ですから、別にいいんですけどね~。

で、久々にポンプの掃除をすませて、やれやれこれでしばらくはいいぜ、と安堵していたのですが、その夜、コトは起きました(ここフラッシュバック)

 


悪戦苦闘2015! 池の流れは絶えずして-1

2015-07-03 16:39:08 | 悩み

おいまつえんは、これ、わざとなのですが、外観からは内容が窺い知れない造りとなっております。800坪の庭園を中心に構築物をコの字型に配し、外界との遮断を図って、庭の緑を眺めながら世俗とはかけはなれた空気の中で滞在ができるように考えられています。あっ、経営者が世俗そのものだろう、って?面目ない(爆)。

そのお庭は回遊式で、全国各地から選りすぐった、さまざまな形状、サイズの小砂利や庭石を踏んで散策ができるしくみ。

植えられている木も、造園当初からのものですと、そろそろ100年。杉や松、つつじ、かえで、紅葉、そして梅などなどが季節をとおして、ゲストをお迎えいたしております。ってパンフレットの文句みたい。

庭園内には池が3つ。

今回は、この池にトラブル発生!というか、長年にわたってひきづってまいりましたトラブルがいよいよ深刻になってしまったので、抜本的な改革を断行(それほどでもないか)。その顛末を詳細にレポートいたします。

以下次号


知らないうちにほぼ半額、ってなんだよ>Sur Luster ZERO Premium

2015-07-03 16:22:32 | 加齢なるボクスター

画像は、最新型ガラスコーティング、シュアラスターのゼロ。普通のゼロでも十分な仕上がりですけれども、シリーズのなかの上級ライン=プレミヤムはいちどでも使ったら、やめられないツヤと手触り(爆)が非常にカンタンに手に入るガラスコーティング剤です。カーショップならどこでも売ってるのもメリット。

プロ施工の10万円もしちゃうようなガラスコートなどとはもちろん異次元でしょうが、手軽で簡単至極な施工方法と仕上がりの満足度からいくとCP抜群。お値段が発表当初は150ccのミニボトル入りで、5000円近く、と文字通り「プレミヤム」な高額だったのものが、ここへきてほぼ3分の1ちかくまで下落してきた関係です。

これの前に使っていたPCSコートも仕上がりでは同レベルなのですが、入手しやすさとここ数ヶ月の信じられない価格下落を考えると、すでに比較にならないくらいのCPです。というかポリマー系主体のPCSはすでに旧世代といって良いかも。

まあ、ポリマーだガラスだなんだと騒いでみても2台並べて、印象の違いがある、くらいでしかないのが現実ですけどね。

ZERO Premiumでは、発表当初には存在しなかった280cc入り大型ボトルがいつのまにやらリリースされており、これでゆくとPCSのプレミヤム施工用コート剤(モデル名=ZQ)の仕上がりと同等の仕上がりが、1ccあたりの単価でゆくと4分の1程度のお値段で手に入る、という計算ですから単純比較ではあまり意味がありませんが、zeroのようにお手軽な感じで塗り(吹き)倒せる、というのは非常にヨイと思います。

ロングセラーになってもならなくても早晩、新型が登場してくるでしょうし、このあたりは思いきり流行を追いかけてやるか、と。

 


i pad air 3 をもらいうけておく

2015-07-03 15:54:20 | うんちく・小ネタ

ガーン、Apple のプロダクツを手にしてからこちら、ずいぶんと日が経った気がするのですが、じつは大したことない(爆)。

i pod touchから始めて、i padはデビューから全てのモデルに手を出して新型が出た瞬間に買い替え(驚愕)。このたび、うちのマダムがminiを買ったので(といってももう3ヶ月も前の出来事ですが)私の手元にi pad Air3がやってまいりますた。

一台はお客様に貸し出し用、というわけでロビースペースに常駐させるつもりだったのですが、貸し出していないスキに使ううちに、はまりまくってしまいました(そりゃそうだ)。

i mac 27inchの傍らに置いて、それこそ朝から晩までフル稼働状態。

で、画像のi padなのですが、2台、というか2枚並べると、やはりminiのサイズ感が絶妙なのに気がつきます。ちなみに画像のminiの後ろに置いてあるのはこれまたマダム所有のmac book airですから、まさにリンゴ園並みですぜ。

i padを手元に置いた経験があるお方はお分かりでしょうが、使い続けるうちに手放せなくなり、しまいには寝床にまで持ち込むようになる(きつぱり)。ビョーキ、と知りつつもやめられない。いや、本当です。

ストリーミングしかり、ポッドキャストしかり、読書しかり。

というわけで、寝床にまで、となった場合に光るのがminiの軽さなわけです。

純正のスタンドをつかって立てかけながらあれやこれや触るうちに、「バタンっ」だ、などといって顔面直撃っ!だなんてのも一度や二度ではないはず(爆)。そんなとき、miniの軽さは助かります(それかい)。これが初代あたりだったら青あざっすからね(涙)。

というわけで、miniは現在、マダム所有なのですが、僕もminiに移行しようかどうかお悩み中。こうやって、並べたりしなけりゃいいものを、並べちゃうとやっぱりねえ~、となってapple の思うツボなわけです、はい。

新世代がリリースされないうちに手放す、というのが理想なのはわかっちゃいるのですが、なかなかねえ~(とほひめ)。

 


気がつけば今年も後半っ(汗)!ひたすら働いておく

2015-07-02 11:34:42 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、きんじょから浅間連山を望む、の図。梅雨の晴れ間、というわけですが、日によって空気の入り方が違うらしく、からりと乾いている日もあれば、南方由来の湿気まじりの日もあって、着る服に困る毎日でございます。同じ25度でも、前者ですと長袖。後者の場合には半袖というね。

植木屋のお手入れも無事に終了。一連の電気工事も済んで、あとは支払いを待つのみ(ガクブル)。

お客様も夏休み目前ということもあり、通常モードのお仕事の方々が中心ですから、宿の空気は落ち着いたものです。

そんななか、B子さんで買い出しに行きがてら、遠回りをしてすす払いを行っておくのも忘れてはなりません(そっちかい)。

VW謹製のDSG(Direct Shift Gearbox)の制御は非常に細かく、初期のこれを知っている私としましては、感慨深い仕上がりです。

トクイチオートでは、新車整備時にこの制御も調整しておられるようですが、おそらくそれの効果なのでしょう、距離もうすぐ20000kmに届こうか、という段階になっても、なんの不具合も起きてはおりません。

ちなみに、Dレンジ以外はたまにSレンジにお世話になるくらい。レスポンスの良さを誇るMTモードにお世話になったことはほぼございません。

冷静に観察していますと、じつはSレンジもいらないくらいで、Rの大きなコーナーですとDのまま、5速で飛び込んで、3で脱出。場合によっては2に落ちてキョーレツな加速に備える。などというパターンが通常業務(爆)。

ドライバーが勝手に熱くなってマニュアルシフトなどしてみても、じつは燃料のムダでしかない。それだけDレンジの制御が完璧だ、ということです。まったくよくぞここまで、という次元なわけです、はい。

むしろ、アクセルとブレーキングで乗り手の意図をクルマに伝える、くらいのレベルでないとキレイに転がせないかもね、と感じる昨今。

画像のようなルートばかりを走るのがクルマにとっては理想なのでしょうけれど、普段低速オンリーのB子さんには非常にレアな出来事。こんなときにはチャンスとばかり、思い切りアクセルを開けてアタリをつけておきます。ほとんど毎日、低速でのビミョーな領域のドライバビリティばかりを味わっているのですが、高速もまたよし。80kmhくらいから乗り心地が激変して、安定感が増すのがカイカンでございます。

1.2リットルの、それもターボ、さらに軽くはない車重。などというスペックだけで捉えますと、さぞかしつまらないクルマだろうな、と連想されるでしょうが、どっこい、VWも並ではありません。

味わいのあるエンジンだ、などとは間違っても言えませんが、60kmhと100kmhまでの加速を意図して、そこへ到達するまでの時間は一瞬、スポーティな印象すらあるのでたまげます。

あと、この個体ではイオンブリッジ装着の関係で、車両全体が非常に軽く感じられてしまい、とにかくグイグイ前に進もうとする印象が強い。そこへきっちり調教されているDSGの気持ち良いシフトが付いてくるわけですから、かなりサワヤカな印象です。オーナーに似てきたか(うそ)。

このモデルでは、じつはドライビングポジションが非常に大切で、ステアリングとシートの位置決めを慎重におこなって、ボンネットを視野に置ける位置にポジションをとりますと、クルマとの一体感を強く感じられる造りなのに気がつきます。

ステアリングからダッシュボードとフロントウインドウまでの距離と、立ち気味のAピラーとサイドウインドウの角度あたりから構成されるスペースが独特で、なんか元祖ビートルっぽい。

考えてみれば、ポルシェ356ひいては911にも受け継がれたユーティリティなわけで、マニヤな私にもどうりで居心地が良いわけです。このあたりはゴルフに対して特に味付けが違う部分だと感じます。

パッケージ完全無視の先代(New Beetle)はともかく、初代ビートルには強くあった雰囲気なので、まあ、たまたまかもしれませんが、初代へのオマージュを感じるひと時。サイドミラーに映り込むリアフェンダーの眺めはまんま初代のそれですぜ。

というわけで、

夕食の仕入れだというのに、50km近くも流してしまった、私(爆)。なに、たまにはいいよね~!