嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

アメリカン・クラブハウス・サンドウィッチ

2012-05-29 19:05:35 | 食・レシピ

Dsc06049 ホテル料理の定番といってよいクラブハウスサンド(ビミョーな和製英語ですね)。

ハムサンドなどとは一線を画する(爆)、ごちそう扱いのサンドウィッチのはずでございますね。

当ホテルでは帝国ホテルのレシピに習い、ローストチキンにはムネとモモ、さらに皮のブレンド。自家製マヨネーズにあえたうえで、胡椒で味をきめてあります。

パンにはマスタードをまぜたバターを、というのがレシピですが、おいまつえんではここをトマトソースとマスタードに代えております。サワヤカな味わいが身上。オーブンでカリカリにやいたトーストにあげたてのシューストリングス・フライドポテトを添えて召し上がっていただきます。ビールとの相性はこれ以上ないというレベル。一度はお試しくださいね。


帝國ホテルのクラブハウスサンドウィッチをコピーしてみる

2012-05-28 20:33:19 | 今日の逸品

Dsc06049 「ホテルのバーはリーズナブルですからね(ここ、ダミ声で)」との迷言を残して去った(爆)、アソー総理なんてものすごい以前のお方(完全意味明瞭)な気がする昨今、おいまつえんにはお庭のつつじ鑑賞をお目当てにご来訪くださるお客さまが絶えません。みなさま、ありがとうございます。

さて、ホテルのバーでのお話なのですが、都心の老舗といわれる大ホテルのバーやカフェのメニューには必ずあって、そこはかとなくコダワリのレシピがそれぞれにあるメニュー、というのはいくつかあります。いわゆるホテルの名物料理、というやつですが、観光地のそれと違って、ホテルのそれにはまずハズレはございません(きつぱり)。幼少期ならびに青春期(爆)にこれらを食する機会があった場合には、まあ大抵が刷り込まれる(きつぱり)!美味しいものってのはこういうものだ、というモノサシが形成されるわけです。以後の食生活に多大な影響を及ぼすはずの、これら所謂、「ハレの御馳走」の責任は非常に重い!・・・場合によってそれらはうな重だったりお寿司だったりアイスクリームないしはパンケーキだったり、フレンチトーストだったり、カクテルだったりするわけですが、私の場合はクラブハウスサンドウィッチ!

Photo_restaurant01 ホテルオークラ東京での修行時代に、ベルボーイで夜勤だったある晩、客室の廊下を通りかかったおりに、食べ残しのルームサーヴィス版、クラブハウスサンドウィッチを空腹のあまり(涙)つまんでしまった(爆)、その瞬間の(ニンゲン変わらないな)あの衝撃はいまだかつて忘れたことわございませんて。ムホ~、なんちゅう美味しさだ、と!それ以来、機会あるごとに各ホテルでこの「アメリカンクラブハウスサンドウィッチ」をば食べ歩いてまいりましたが、まあ都心の一流どころでは、シンプルなだけに突き詰めると一定レベル。なかでもこれは帝國ホテルがルーツである、といわれていて、当然、名物料理のひとつですが、なんと昭和6年登場、というからたまげるでわありませんか・・・

02693_1 ほぐしたローストチキンにはモモとムネのブレンド。カリカリのベーコン、レタス、トマト、帝国ホテルベーカリー謹製の一斤を8枚切りにした「サンドウィッチスライス」と、シンプルな構成なだけに差がでやすい、難しい一皿でございます(現行定価2100円・・・ただし一階のインペリアルダイナーの提供価格・・・ルームサーヴィスでは3000円台。「上の」アクアラウンジやバーではさらに高額なうえに10パーセントのサービス料加算とキタ!!・・・いうまでもなく、世界最高価格レベルのサンドウィッチと申せましょう(脱力)。なんといっても皇居を見下ろしながら食せる立地ですからね(爆)。

主に食パンのクオリティが全体を支配しているのが印象的。作り手といたしましても食べ手にとっても非常にキビシー一皿である、というものです。画像は帝国ホテル東京内では比較的新しい、1Fパークサイドダイナー・・・日本一高額なファミレスといってあながち間違いでわないでしょう(爆)。同額のサーヴィス料を支払うのなら、上層階のお店へ、となりそうですが、そもそも値付けが違うので、なかなか這い上がれない情けなさよ(爆)。

アメリカへのアコガレ、などいまでは微塵もありませんが、当時はかように高額なサンドウィッチを食しては、思いを馳せたものです。ジューシーでトリの旨味たっぷりのこのアメクラサンド(略すなよ)、機会があればどうぞ。なお、おいまつえんでもご要望があれば本家を超えるレベル(ほんとうかい)のものを供しておりますので、ご用命くださいますよう・・・


Motorities 更新絶好調! こんどは幻のあのブランドが!

2012-05-26 19:18:10 | Motorities

Dsc06016 みなさま、毎日のチェック、お忘れではありませんか?>そう、おいまつえんHPでございます!

http://www7.ocn.ne.jp/~oldpine/

更新はほぼ毎日!特にトップページの画像の更新が頻繁ですが、お料理のキャプションが変えてあったり、画像を一枚だけでも、とにかく毎日更新するというのが特色でございます。信州とおいまつえんの空気感が伝われば、との思いからでございます。ぜひ、ご愛読の程を、よろしくお願い申し上げます。

さて、そんなおいまつえんHP内のMotoritiesコーナー。第5弾はなんとあのニッポン撤退ブランド。迷走したブランドの行方は、といって一時期、クルマ好きの話題を独占したかに思えたブランドですが、結局ニッポンでは買えなくなってしまいましたね。

みなさま、クリッククリック~!!

画像はすっかり毛も抜け落ちて、すっきりスリムになったももちゃん(爆)。春眠暁を覚えず、ってもう初夏ですね!


987ボクスタードライビングマニュアル TIPーSの考察ー4 実際にはどうするか

2012-05-24 16:39:39 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc06021 TIPのDで走る限り、やはりドライビングそのものはスムーズに終始いたします。私ごときがMT用のスイッチを使ってシフトをすると、どうしてもキモチがよいため、上のほうを使いがちになり、これはこれで、となりそうですが、今回はDの考察なので、ガマンします。

Dレンジシバリでは自然、高めのギヤ選択でして、さる道2012のような高速コースではそれこそ5→4→3→2のミゴトなシフトダウン+アップを拝むことができます。きっかけはブレーキング。どこまで速度を落とすかに加えて、どのような減速Gを与えるかで次のギヤが選択される様は見ていて気持ちがよいほど(爆)。最初はこのフルオートモード(AT本来の使い方なのにね)に慣れないために、本当に大丈夫なのか?と身構えていたのですが、なかなかの確立でドンぴしDsc06025 ゃりの旋回が実現いたします。こうして「ウキーきまった!」といって騒ぐところから「さる道」の愛称があるわけでございます(爆)。

このコーナーへの進入時にダラダラとブレーキングをしていたのではまったくダメ。ヘタすると5のまま旋回開始だ、などという始末となってササるのがオチ。ボクスターに標準装備の(爆)、ポルシェ謹製4輪ベンチレーティッドドリルドホール入り(狂喜)ディスクにアルミモノブロックキャリパーつきのシステムでは、まあおおまかにいってアウディTTの4割増の剛性感とタッチが何時間でも持続するパフォーマンスですからして(きつぱり)、「強く短く気持ちよい制動」を行うことがつねに可能となっております。そこへ私のクルマではトクイチオートのリファインメントを施してある関係Dsc06033 で、急ブレーキというのではなく、非常にバランスのよい制動が実現しています。出色なのは下りのコーナー。旋回中にはゼッタイにシフトアップが起きない、とトリセツには書かれているのですが、それもGのかけ方次第ときている(コワー)。あくまでもちゃんと走ってナンボなようです・・・

と、以上がTIP-SのDレンジの考察でございます。ちなみにこの世代のボクスターならびに911にはスポーツクロノパッケージなる呼称のオプションが用意されており、こいつを50万円がところ支払って装備するとコンソールに「スポーツモード」のスイッチと目覚まし時計みたいな造形のクロノグラフが装備されて、スイッチひとつでたとえTIPでもスポーツモードを瞬時に呼び出せる仕組み。エンジンレスポンスから電制ダンパー制御まで備わったこのオプション・・・なんとしても欲しいところですが、ザンネ~ン(爆)。もっと楽しみたいんだったらカネだしな、と、世の中のキビシサを垣間見る思いでございます(意味違うから)。まあね、右足、あ、わたしゃ両足使いますが、の踏み加減ひとつでスポーツモードを呼び出す、なんてのもまたワザなんだ、と、納得することにいたしましょう(涙)。運転は、マナーを守って安全に!

画像は「そんなことに意味があるもんかニャ」と訝しがるももちゃん。季節もよくなって、最近はテントでお昼寝ニャ(羨望のまなざし)


987ボクスタードライビングマニュアル TIP-Sの考察ー3 さる道2012にて

2012-05-23 19:13:44 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc03259 さて、予習はこれくらいにして(もういいのかい)、いよいよさる道2012へと突入いたします。

一連のさる道は「元祖さる道」「新さる道」「奥のさる道」などなど、各地に点在しており、それぞれによろしい(爆)。なかにはいぢわるなコーナーや路面が組み合わさった厄介なコースもないではないのですが、キホンクルマとドライバーにやさしい、楽しめるワインディングロードです。すべてのさる道に共通するのは交通量がまばらなこと、で平日の昼間などには完全に貸切となることも多いドライブルートでございます。

今回乗り込んだこの「さる道2012」はどん詰まりにあるダムで道が途絶えてしまう関係で、対向車にはまずお目にかからない、が山肌からはこぶし大、あるいはスイカ大の石が、運が悪いともろに岩(完全意味明瞭)が転げ落ちていることも多く、ひっちゃきになってぶっ飛ばしているとこっぴどい目に遭うのがオチ。こんかいはあくまでの「Dレンジの考察」でございますから、じんわりと・・・

さて、そんなときにふと脳裏をよぎるのがMY08 987ボクスターに付属のトリセツ145ページの記載でございます・・・以下抜粋

「D」の位置は、通常走行時に使用します。車速とアクセルの踏み込み方により、前進ギアが自動的に切り替わります。

ギアチェンジの特性は、アクセルペダルの踏み込み方や車速、エンジン回転数および通常の加速、コーナリング時の横方向の加速、地形に応じて変化します。コーナー手前の急激なスロットルの戻しを感知して、コーナリング手前のシフトアップを防ぎます。コーナリング中は横方向の加速を感知してエンジン回転数がレブリミットに達するまで、現在のギヤが維持されます。限界を超えなければ、ギアはシフトアップされません。

ブレーキを踏むと、減速の程度に応じてギヤは自動的にシフトダウンされ、エンジンブレーキがより効果的に作用します。コーナー手前でブレーキをかけた場合は、コーナーを曲がりきってアクセルを踏むときにシフトダウンしなくてもよいように、最適のギヤが選択されます・・・抜粋ここまで

Dsc05993 イヤッホ~、てなもんですよ!んま、ニッポンの路上でこいつをすべて実現させるのにはまあフツーの県道や酷道ではムリ!かといって拘束道路では更にムリ、ときている(爆)。人里はなれた山道でこそ、楽しめる、というものでございます。

結果、どうやらTIP-Sのなかにいらっしゃるという5人目の「あのお方」にもお目にかかれたようで、非常に過激なシフトスケジュールを味わわせていただきました。ドカーンというショックを伴って2速に落ちた(5人目のお方が登場している証拠ですね)瞬間にはトリセツ読んでよかった~、となったのですた(おそすぎだって)。

ちなみにトリセツにはレブリミット近辺でのシフトアップを起こさせないウラワザもきっちり語られているのですが、U教授からは「あんまり回すんぢゃない」、とキツく言い渡されているので(爆)、今回はDレンジシバリで楽しみましたが、素晴らしい、の一言!それにしてもトリセツまでこの過激さですよ!さっすがポルシェ、といわざるを得ません。入手からはまだ、ほんの6000kmほどですが、すでに満腹状態(はやい)。

まあね、さる道は普通に流しても非常に楽しいし、キモチよいのでそのうちまた出かけてみるといたしましょう・・・って、さる道2012はさも痔元にあるワインディングみたいにして語ってますけど、じっさいのところ、ダムの対岸はサイタマなんすよね~(爆)。


987ボクスタードライビングマニュアル TIP-Sの考察ー2 ロックアップのスリップ制御?

2012-05-23 11:47:55 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc05985 「さる道2012」に乗り込む前に、少々学んでおかねばなりません・・・ATのレキシというか開発の道程を資料がそろう限り読み漁ってみたのですが、これが面白いなんてえもんぢゃない。

ミッションの開発に携わっていた経験を持つ北海道のU教授から、断片的な知識だけは授かっていたのですが、お互いに忙しく、みっちり講義を受ける(爆)などという機会のないまま、世間話のなかで断片的に積み重ねて参りました。が、興味はあるものの、トルコンATに関してはそれこそ聞きかじりレベル。今回の勉強会に際しては書籍類(ザッシも含む)を捨てられない体質のおかげで(爆)、本棚や押入れから発掘された、これはと思われる関連図書が優に10冊を超えてしまいました。

古くは87年刊行の『あなたがやってる!間違いだらけのAT車テクニック/黒沢元治(!)』などというレア本から、ご存知ポールフレール著「BOXSTER STORY」ストーリー(なんと3500円!当然アマゾンマーケットプレイスで1000円ちょぼで購入)まで、参考図書にだけは困らない、というわけです。

というわけで何日もかかって各図書を紐解いてまいりますと、ボクスターに搭載のA87/01と呼ばれるティプトロニックギアボックスにはロックアップ時のスリップ制御なる高度なコンピューター制御が搭載されている、との記述発見・・・ロックアップはいまや常識といえるAT内部のメカニズムとして認知されていますが、その制御だなんてお話になるとなかなか・・・

Dsc03258 以下ポールフレール著「Boxster Story」より抜粋

トルクコンバータによるトルク増大作用が得られなくなるまでエンジン回転が高まると、ロックアップクラッチがエンジンのフライホイールとギヤボックスのインプットシャフトを直接結合する。これにより、トルクコンバータのスリップによる伝達効率の低下を防ぐことができる。またロックアップが働くとスロットル操作に対する車の反応がより機敏となり、MTに近い感覚になる・・・

とまあ、これがロックアップの概要。以下、更に抜粋

しかし、トルコンをバイパスするとクランクシャフトのトルク変動(レシプロエンジンには付き物で、特に低回転時に顕著)を緩衝する作用が得られず振動や騒音の軽減の点で不利になる。そこでロックアップ機構はクラッチを単に解除・結合するだけでなく、必要に応じてわずかにスリップさせることで、伝達損失を最小限にとどめながらクラッチの解除から結合への滑らかな移行と、振動や騒音の軽減を図っている(いわゆるスリップ制御)。

抜粋ここまで

・・・どひゃ~、これこれ。このあとに各ギアでの解除と結合、さらにスリップ制御がなされる速度域が詳細に記述されているでわありませんか!

いかおまけ(爆)

1速:ロックアップなし

2速:~24kmh:解除 29~35kmh:スリップ制御 35kmh~:結合

3速:~24kmh:解除 29~48kmh:スリップ制御 48kmh~:結合

4速:~35kmh:解除 37~48kmh:スリップ制御 48kmh~:結合

5速:~43kmh:解除 48~58kmh:スリップ制御 58kmh~:結合

ううむ、じつにこれがTIP-Sの発進直後のマナーに関連する制御だったわけです。快適な低速フィールと引き換えにダイレクト感にいまひとつ欠ける、というわけですが、こうしてロックアップクラッチの苦労(爆)を知ってみれば、これもまた納得できるというものです。『いまとなっては旧型のトルコンだから』といって片付けるのは簡単ですが、それはなにも知らないのと同じ。こんごはロックアップクラッチに感謝しつつDレンジに身をゆだねるといたしましょう(そうくるか)。

 


987ボクスタードライビングマニュアル TIP-Sの考察ー1

2012-05-22 19:27:36 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc05994

祝!東京スカイツリー開業!天候イマイチの場合はチケット、翌日に繰り越せないのか、と(ムリムリ爆)

午後からは雨が降る、という予報なのですが、サワヤカに晴れあがったのを幸い、今日しかねえ!というわけで南相木村にあらたに発見された(爆)ワインディングロード、通称「さる道2012」へと出向いてまいりました~(まだそんなことやってるのか)。

や、なに、途中にある日帰り温泉「滝見の湯」で供されるおそばの出来が素晴らしくて、つい通りがかってしまう、というだけのお話でございます(ほんとうか)。

で、滝見の湯まで来たからには、その先に続いている山のなかとしては比較的長い直線に3で旋回するゆるいコーナーを組み合わせつつ、徐々に標高を上げてゆくワインディングが「ほんとうに」すばらしい!中華、気持ちがよい。意識しないときがつかない程度なのですが、登り坂となっている関係で、ムリなブレーキングをしなくとも減速がスムーズなのと、加速のときに適度に負荷がかかっていい具合!この道はどん詰まりにある東京電力所有の『相木ダム』まででオシマイとなっているので、対向車も平日にはまずいない。

のをよいことに、今日はかねてよりの懸案だった、TIP-Sの「D」の考察を行います。987ボクスターに搭載のTIPーSというトルコンAT本体はVWから供給されたものらしいのですが、たとえただのトルコンでもボクスターに搭載するからにはそれなりのチューニングが施されておりました。前半3速~後半2速ないしは1速(!)も楽しめる貸切ワインディングレポートの詳細は次号。

画像右奥は八ヶ岳。下界では15度近辺だったものがここまできますとゆうに一桁まで下がっております(驚愕)・・・ううむ、充填効率最高(ニンゲン変わらないな)!


忙中閑あり(まだいってるのか) 禁断のポロ1.2に乗ってしまふ

2012-05-20 19:30:51 | 

Dsc05979 「ゲンゼーと補助キンも(ここ、タラちゃんの声で)!」というササヤキのCMを何度眺めたことか(爆)。いまや、補助金なしぢゃクルマなんか買わないぞ、というのがジョーシキである、との認識さえ出てきてしまう始末のこの「エコ」という名前の狂想曲ですが、まあね、いざクルマのような高額なわりに償却が異様に早い耐久消費財を買うか、となったときには支払い総額なんて安いほうがよいに決まっている(きつぱり)。

で、その何度目かの(爆)減税補助金騒ぎの真っ只中にあって、つい先日リリースされたのがポロのブルーモーション・・・1.2の究極のダウンサイジング2バルブエンジンにターボチャージ、そこへアイドリングストップその他の省燃費メカニズムを満載したモデルですが、くりくり所長によればモノが間に合わないくらいなイキオイの予約が殺到しているそうな。現実には今日予約入れても納車は早くて3~4ヵ月後な由。

想像しますに、矢継ぎ早の小手先ニューモデル乱発に生産現場、つまり工場のラインがついてゆかないのが現実ではないかな、と。予約殺到というよりも、じつは作り手のモンダイでしょうて。

んで、今回のこのポロ1.2ブルーモーション以前(爆)でございますよ。まさに素のポロ。アイドリングストップや回生ブレーキなんてまさに小手先メカニズム。結果がまだ未知数のメカニズムのはずで、10年後にどうなのか、なんてまだだあれも知らない、中華、知っててもいえない(きつぱり)。

そんななかでこの「ただの」1.2の清々しいシンプルネスは一言でいってヨイ。なんといってもエンジンとシャーシのバランスというのでしょうか?ダウンサイジングが進めば進むほどVWらしさがでてきてフシギなくらいですが、本領発揮、というのはこういうことをいうのでわないでしょうか?アイドリングプラスから「きっちり」湧いているトルクは回転が上がってもどうということもないわりに直線的に立ち上がっているので充分。早いだの面白いだの、そういうことではなくて、必要充分、と。ドライ、とでもいうのでしょうか?旧型オーナーといたしましては、座面が数cm伸ばされたシートが出色。これだったらどこまでも、という感じ。9Nレベルでもいいっちゃいいんだが、というレベルのお話ですがね。

イロケですとか走りのタノシミなどという分野は他でやっとくれ、と耳元で囁かれているような道具感ありあり、つまりはDELLのパソコンみたいな事務機のようなクルマですが、どっこいエクステリヤにはエッジの効いたイタリヤンモウドをまとって、そこはかとなくいいもの感を醸しておられます。が、あくまでもゴルフにはゼッタイに及ばない、中華及んではならない、ポロのポジションもまことにビミョーですが、ニッポンの道路環境を考えた場合にはサイズ的にもパワー方面でも文句のつけられないソツのなさはやはりポロならでは、といえるでしょう。欲しくて欲しくて、とはならない代わりに、嗚呼、これがあるじゃないか、となりやすいこのベーシックポロ・・・ううむ、痔期FXか?と踊りそうになりましたが、わたしゃ乗り続けますよ~>ポロ@トクイチオート(そっちかい)!


987ボクスタードライビングマニュアル たまにはトリセツを読み返しておく

2012-05-20 16:15:56 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

Dsc03343 明日の金柑日食(爆)はどうやら曇りの予報・・・ううむ、せっかく買った専用観察道具はどこへ行くのでしょう?また、終了後には大量の廃棄物(完全意味明瞭)が排出されてくるわけで、エコ方面を考えたらこれぞアサハカの極み。え?なに有給とって日食ツアーですって?やなに、それこそが、経済発展の原動力でございます(爆)。職場ウケがなんだというのでしょう(完全無責任)。

さて、そんな日曜日。あれやこれや雑事を片付けておいて、今日はひさびさにうちのボクスターにでも乗ってウプン晴らしか、と考えておりましたんですが、週末にその気になってクルマでおでかけなどしますと、平日には有り得ない混雑に遭遇したりして、まず大抵はストレスがたまるってなもんです(人ごみが嫌いなわけでもないです)。ここは自由業の特権を生かし、お出かけはまた平日Dsc03326 にして(その程度かい)、今日はひさびさにボクスターのトリセツ(=取扱説明書)を研究するといたしましょう。国産車のトリセツはご存知のとおり、幼児向けとしか思えない絵本まがいなのに対して、輸入車それもポルシェのトリセツは専門知識無しに理解するのは到底無理な内容。おまけに原文に忠実な翻訳を意識しすぎるあまり、肝心の日本語がどこかおかしいときている(爆)・・・

そんな理由で、まあ必要な事項のみパパッと納車直後にナナメ読みしたあとには大抵が放っておかれる、というのが常でございます。もちろん私もそう(爆)。んが、入手してからはいよいよ8ヶ月、6000km(私としては低調ですね)に到達しようか、というDsc06000 昨今、クルマにやさしいドライビングを心がけながら、いろいろとやってみた結果、TIP-SのDレンジにどうやら乗りこなしの秘訣が隠されている気がして仕方がないので、いろいろと試していたのですが、ある日、あそうだ、トリセツちゃんと読んでないし、ということになったわけです(おせーよ)。

ご他聞に漏れず、987ボクスターのトリセツも件の文法どおりの文章で書かれており、読解にはある意味、忍耐を要するわけですが、TIPのなかにいる一番スポーティなお方(爆)を呼び出す方法も実は事細かに書かれているし、各種センサーの検知内容から始まって、果たせるかな、シフトアップを抑制するためのヒントのようなことまで詳細な記述がございました(気がつくの遅すぎだって)。出色なのは安全デバイスなはずのPSMをオフにした場合の挙動変化やその対処方法などがきっちり語られていたり、サーキットでタイムを出しにゆく場合にはこう、まで書かれているあたりではちびりそうになるってなもんです(爆)。ほんとうに読み応えあり、ですが、ここだけはポルシェオーナーのみに許された特権というものでしょう(感涙にむせぶ)!あぶないから、といって教材に「肥後の守(懐)」のような、「安全だが切れない」ナイフをあてがうニポーンのような国に対して、ゾーリンゲンをはじめから幼児にあてがっておいて、道具に対する認識をしっかり持たせる国との教育の違いが明らかになる瞬間でございます。

どちらがどう、ではありませんが、少なくともボクスターがそういう教育を行っている国の産物である、との認識は重要でしょう。金柑日食だから、目を傷めないように、とかいって大臣がでてきてご注進くださるナサケナーイ極東の島国の民といたしましては、ボクスターなど、しっかりと認識と覚悟を持って扱うべきで、極めて研ぎ澄まされた稀なツールなのです(おれって何様)。

マニュアルの中で明かされる数々の秘儀(爆)に、うひい、そうだったのか~、とひとり赤面すること数たび(モンゼツ)・・・こいつあ、おでかけがタノシミだ、てなもんですハイ。U教授からも走り方についていろいろと示唆をいただいておりますので、平日で空いているはずの各種山道(完全意味明瞭)にでも繰り出して実践してみるといたしましょう・・・運転はマナーを守って安全に!目指せゴールド免許。発行まであと3ヶ月(うっそ~)!!


忙中まだまだ閑あり(結局ヒマちゃうんかい) 禁断の新型ポロ1.2に乗ってみる

2012-05-19 19:36:28 | 

Dsc05978 さて、ひさびさのポロ系ねた・・・うちのポロ彦さまは11万キロ目前。この9月に車検を受ける予定でございますが、10年11万キロとくれば、まあ換えどきか、というのも世間の一般常識というものかもしれません。

究極の耐久消費財といってよいクルマの場合、6年で帳簿上の償却は終了、つまり残存価値ゼロ、となるのが税務の常識ですが(脱力)、現実にはクオリティ(と一部愛着)がまさってしまい、長い場合ですと10年かそれ以上乗り続けることができる。減税と補助金という名目のもと、買い換えこそがエコである、との非常にアサハカな認識は世界中の笑いものといえるレベルでまことに恥ずかしい。なものにつられてクルマを買い替えるほど無知ではなDsc05981 い、と(きつぱり)。というわけで、今後もうちのポロ彦さまには活躍していただこう、と決心したのが今日の朝(爆)・・・じつわ、ゆうべから治療会でいらしていた北海道のU教授にムリヤリ運転していただき、駄目だしをしていただいたのですが、結果、距離なりのヤレは当然あるものの、新車のポロなど軽く上回っている仕上がりな由(狂喜のち完全意味明瞭)。新車買ってこのレベルにまで持ってくる時間と費用を考えると買い換えなど論外である、との示唆があったからなのでした(爆)。ううむ、まあね、そうくるかと思っておりました(うそ)。恐るべし、トクイチオート整備!!11万キロでこれですよ!

で、I本さんのボクスターで地元のファーレンになぜか寄りましたらば、画像のポロ1.2のベーシックモデルに出くわしてしまいますた~・・・ううむ、まさに禁断のポロ!現状では一番乗ってはいけないモデルなのではないか、と危惧しながらテストドライブに出かけて見ますた(爆)。長年お世話になっているくりくり所長からは、駐車場からははじめて出すんですよ、とのご託宣だ・・・ううむ、詳細次号。


忙中閑あり(ほんとうか) ボクスター5MTをワインディングでいぢくる

2012-05-19 17:34:04 | 加齢なるボクスター

Dsc03227 おかげさまで、このところまことに忙しく、温泉に行くヒマもございません(あたりまえだろう)。

なんといっても朝夕の送迎で時間に制限があって、遠出ができにくいのがきいているぜ(爆)。そんななか、山を越えてボクスターともだちのI本さんがやってこられました。

いやがるオーナーさんを鼓舞して恒例のワインディングへと突入させていただき、ひさびさにMTの感触を楽しませていただきましたが、本当によい。2.7のパワーとトルクがこのあたりの里山にはぴったり。瞬間的には床までアクセルを開けることも充分に可能で、使いきれるかきれないか、のギリギリのあたりで愉しむのはこれぞスポーツカーだ、という感触(運転はマナーを守って安全に)。くしくも先日リリースされたボクスターの新型のベーシックモデルも2.7に戻されたとのことですが、納得しやすい。これ以上のパワーもトルクも実は不要でしょう、とのポルシェからのメッセージが伝わってまいります。

肝心のMTの感触もポクポクと決まる独特のもので、素晴らしい。うらやましいか、といわれれば、まあそうですが、TIP-Sの異様なロックアップの早さを知った今、別段なくてもよい。クラッチを気遣いながら、なんてえのがない分、お気楽か。たまには意味のないシフトアップやダウンをやってみたいのは山々ながら、こんかいのような2や3を使っての走りにはどちらでも楽しい、というのが本音。超高速でのバトルでは実はTIPのほうが圧倒的に有利と見ました・・・ミッション破壊の可能性がないからね(ヘタの戯言)。

というわけで、忙中閑あり、ミゴトに今晩もお仕事。ううむ、がんばろう、っと。I本さん、楽しかったです。ありがとうございました。今度はうちのを振り回してやってつかあさい!


いよいよ初夏!つつじも見頃でございます

2012-05-16 17:52:18 | スペシャリテ

Dsc05947 GWも終わって、ホッと一息、といきたいところですが、おいまつえんには毎日、たくさんのお客さまにお越しいただいております。まことにありがとうございます。

お客さまのお目当てはズバリ、これ!・・・そう山つつじでございます。おいまつえん周辺の標高は600m超。朝晩にはあいかわらず一ケタ台の気温まで下がってしまう山岳気象ですが、そんな条件にぴったりなのがこの花、というか木。さまざまな色で咲き誇って、目を楽しませてくれます。

これからほぼ3週間が見頃でございます。梅雨までのベストシーズン、あなたもいかがでしょうか?おいまつえんへの小旅行。ご予約、お待ちしております。

0267-62-0251

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp

おいまつえんHPは毎日更新中でございます。チェック、よろしくお願いいたします。


いまさらなにヲ!ルノーウインド ロードスター説浮上(爆)

2012-05-15 18:07:58 | 

Dsc05824 ロードスターというのはカブリオレ、とは違う乗り物なのはご承知のとおり。ご存じないお方のために解説しておきますと、カブリオレが屋根を閉めた状態「でも」使える屋根開き乗用車、またはスポーツカーという定義でよいのに対して、ロードスターは屋根をあけてナンボ。閉めた状態は「仮の」お姿というわけです。

ある意味、過激にも思えますが、きょうびのロードスターの快適性方面のポテンシャルは凄まじく、この屋根開きデフォルトがあながち「苦行」とはならない(爆)事実は素晴らしいことです。

Dsc05771_2 いて気がつきました・・・

屋根クローズ状態ですと、リアクォータには段差がついてしまい、デザイン的には明らかに破綻してしまうのですが、実は屋根開きですとこの段差がなくなってデザインが完成するではありませんか!つまりはこいつもやはりキホン屋根開き、つまりはロードスターだった、と(!)。

・・・まあね、これに気がつくのに、私の観察が鈍く、ここまでの時間を要したのは未経験のなせるワザ(爆)というものですが、このルノーウインド=ロードスター説は私的には新鮮。ロードスターDsc05809 としてとらえればへんちくりんでも(失礼)納得しやすいし、開閉メカニズム=デザインされた巨大なヒンジとして、そこへさらにリアウインドウをはめ込んだあたり、シャレっ気を感じないわけには参りません・・・かつてここまでのインパクトを有したクルマがあったでしょうか

ううむ、セ・レスプリドフランセー(違)!!


大好評!おいまつえんHP内Motoritiesにあのクルマが登場!!

2012-05-14 15:45:49 | 

Dsc05780 おいまつえんHPは依然として更新のイキオイが衰えておりません!なんとか自分で更新できる仕組みを、と考えてそこらじゅうのHPをわたりあるいて、いいとこ取り(爆)。画像中心のHPですが、お宿の雰囲気というか空気感をお客さまにお伝えしよう、と必死でございます。

風景やお料理の画像だけの更新でも、こちら信州ではネタたっぷり。なのですが、クルマ好きが集まることでも知られた(それほどでもないが)おいまつえんのHPとしてはぜひともこんなのを、というわけで追加で立ち上げたMotoritiesコーナーに待ちに待った(これもそれほどでもありませんね)第4弾が追加されております!

期待の第4弾はこの季節にふさわしいあの一台!!ううむ、この画像のみでああ、アレだ、という方はかなりなマニヤとお見受けしました。みなさまおいまつえんHPへどうぞ!

そしてリアルおいまつえんへと、ぜひともいらしてくださいまし!現在、お庭のつつじが見頃を迎えております~。


長年の懸案だったTHEO DIRKに手を出してみる

2012-05-11 20:32:45 | 眼鏡道

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ヨーロッパ諸国には実はあまり知られていませんが、オサレな眼鏡ブランドが育っています。フランスとドイツでは特に多いのですが、そんななか、

THEOはベルギーのアントワープの眼鏡屋が独自のセンスでもってオリジナル商品をリリースしたのがうけて、ヨーロッパでヒット。ののち、展示会経由で徐々に評判が拡大して世界的なブランドになった稀有な成功パターンです。概してヨーロッパものに多いパターンですが、家電などと違って、商品のほうからユーザーを限定してくるオーラが特に強いのが眼鏡。なかでもこのTHEOなんかその代表格です。

アクの強い造形とビビッドなカラーがこのブランドのウリなのですが、すっ飛んだのが多い中(爆)、比較的オーソドックスな造形の上にラインナップのなかに画像のような鼈甲柄をそろえたDIRKは3年前のチタンブームの折に、チタン+「セルの貼り付け」というあまり見かけない手法でリリースされたユニークな1本!数年前、リリース直後に丸の内のデコラ東京で試してはいたのですが、あまりの高額にひきまくり(もろにチタンですからね)・・・ウエリントンばかり買い集めてきた私ですが、ここらでいっちょ逝くか、というわけで、年明け以来持ち直したかに見えたが、ふたたび再燃(!)の歴史的円高に乗じてレート最高のフランス経由で輸入してしまいますた~(ばか)。ううむ、オサレ~。画像は私が注文して出荷待ちのゴールドハバナ・・・このほかにもオサレなカラーが20ほどもあって、たまげます>THEO DIRK