いやはや、トクイチオートでの整備が完成した模様でございます(祝)!
振り返ってみますと、987ボクスターをかうぞ、と決心してからはや3ヶ月。個体選びに難航するか、と覚悟しておりましたが、ボディカラー方面からせめていった結果、意外とすんなり決まりますた。距離逝ってない、よさげな個体は実は結構存在するのですが、内実がわからない(そりゃそうです)。そこへ高額なスペシャルカラーや、一発勝負のレザーインテリヤものなどなどを施した個体を省いてゆきますと、色もすんなり決まるし(ハデーな黄色か白、またわブラック、王道シルバーですね)、06までの前期にするか07、08の最終型を選び出すかはそれこそ予算とタイミング。今回はkoshinyaさんからの情報にやられました~(改めて感謝)!
高松へとうどん食べがてら、出向きましたのも、いまやずいぶんと以前のことのように回想される昨今ですが、ここ30年来、ポルシェ唯一の911の以外のヒット作であった、というボクスターを表面的ながら学習するのには3ヶ月は充分な時間でございました(爆)。
ご存知なかたにはまことに恐縮ですが、ここで自分なりの解説をいたしますと、ボクスター発表以前のポルシェはまさに青息吐息。もろにVWに吸収されても全然フシギでわない経営状態。おもに964がダメダメだったせいだと思われますが、売れやしない。928、968の水冷エンジン搭載のFR、通称「おみず系」もことごとくダメ。こんなんぢゃおわるぞ!となったところに起死回生の一発が投入された!それがボクスターだった、というわけでしょう。たぶん。
ボクスターの成功の要因はまことにビミョー。水冷化した時点で、ようやく可能になったツインカム「フラット6」を搭載したのが一番効いたか、と思われますが、たとえば968で使った直列4祈祷3リットルをそれでもミッドに積んでいた、などという始末でしたら、お水の先輩がたが辿ったのと恐らくは同じ運命を辿られたことでしょう(完全意味明瞭)。そうなると987などというボクスターの熟成モデルも存在しえなかっただろうな、と想像できます。加えて、ボクスターが600ちょぼで買えたのに、1000万超の996とマスクが同じだった、というあたりが巧妙に効いていた、と(苦笑)。つまりは大バーゲンにうつった、と。
そいう意味では996を買った方々、というのは本質を見極めていたか、本当のお金持ちだった、か、ということになるわけですが、そのあたりの矛盾をロングホイールベースからくるスタビリティとミッドシップのパフォーマンスで別のキャラクターをも醸して、ボクスターならではのアイデンティティも作れた、というのがボクスターの成功の要因でしょう(きつぱり)。
一方、ロードスターボディをもつボクスターの成功には、マツダが連綿と育て上げてきたユーノス・ロードスターの世界的な成功も多分に効いていた。そこへ手持ちの550スパイダーあたりの「元祖系」エッセンスを織り込んでイメージ作りも行って、という巧みな商品企画もいうことなし!かように「社運かけた」級の意気込みが見られた場合にはポルシェもよい仕事しますって(爆)。ジェームズディーン死んでるしね(爆)。
ただ、成功したのはよいのですが、そこはポルシェ(爆)。熟成にはドイツ流儀の時間がかかる。40日程度のバカンスとりながらですからね(そういうものか)。そのアヲリをうけて、所謂、初物であった986ないしは996に手を出した方々はとこっとん苦い目にあっておられるわけですが(爆)、ボクスターの売り上げで911系だけでわなく、さらにカイエン、ひいてはケイマンの開発に予算を割ける体質を取り戻したポルシェは997を「かつてない」イキオイとセンスで仕上げてきた、と。そんなところでしょう、たぶん(以上、個人的な意見に過ぎませんので事実と異なる記述ご容赦)。
リリース当初は「あの」911(モデル名996)とボクスターごときがなんで同じマスクなんだ、とブーブー逝ってたわけですが、アンタ上手くやったな、と今となってはそんなところでございます(爆)。こうなりますとボクスターの今後、つまりは988、またわ989への興味は尽きませんが、その頃にはモーター駆動となって、今のタノシミは「終わってる」に一票。
嗚呼、早く愉しんでおかないと、と(完全意味明瞭)。なんといっても今月のフランクフルトで痔期911がリリースだというでわありませんか(爆)。このタイミングで手に入れる987ボクスター・・・待ちに待ったほんとうの「お納車」は明日。本当のポルシェ987ボクスターの実体が、いま、明らかにされる~(中古ですがね)!!