嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ようやく梅雨入りだってさ B子さん9万キロのリフレッシュ

2022-06-16 08:48:48 | 

うちのB子さん(通称です。VWビートルのことですw)は、この6月で車検満了。手元にやってきてからは3度目でしょうか?走行距離はほぼ9万キロ。

普通ですと、そろそろ乗り換えか、となるあたりかもしれませんけれど、この個体に関しましては、なこと考えもしない。

すでに2年まえにシリーズは終了してしまったのは、今思い出しましたけれど、残念。どうりで増えてないわけだわw。どころか、件の乾式7速DSGのおかげで個体数は減少傾向なのでわないでしょうか?

私にとりましては、愛嬌たっぷりなこのスタイルをもった元祖へのオマージュ満載のこのモデルはお宝でして、。パワーだとか速さなどがあったところで路上では何の役にも立たないニッポンの現状では、非常に良い落とし所であった、といって大切に乗っているところです。

とはいえ、毎日の酷使はあいかわらずw。

トクイチオートでは、現在「マイスターの卒業論文(正式名称でわございません)」がリリースされておりまして、論文の基調は普遍なまま、細部は依然として推敲中な模様ですが、そら恐ろしい結果をともなってクルマが仕上がってしまうので、

一部の顧客間では大騒ぎとなっております。

今回の整備では、じつにタイア、イグニッションコイル、ウォーターポンプ、プラグなどなど、一連の消耗品を総どっかえして第2期に備えております。

際立ったのは、身のこなしが軽快になったこと。タイア交換が一番効いているかと思われますが、ボトムエンドから低速までのトルクの嵩上げが大きく、リニアリティが増してB子さんのキャラクターにぴったりです。

ここまで履いていた、Continental Premium Contact5では車重が足らずに、乗り心地が若干キツいものになっていたのが、今回Pirelli P7 Cinturatoへの換装で絶妙なマッチングが起きて、非常に良い結果が出ています。

前回の整備でサスペンション一新を終えていたのですが、更にレベルが上の結果が待っていたとわw。ううむ、たけえタイアをつけりゃあ良いってもんぢゃないと。まったく奥が深いことでございます。

車重や、サスペンションのコンディションをも勘案した上でのチョイスをおこなうべし、とのご託宣。

いやはや、それにしても物凄い結果。振り返れば、(ほぼ)新車の時からここまで9万キロのあいだ、体感コンディションは上げられ続けております。

ガソリンエンジンの終焉が囁かれる昨今ではございますが、なにに乗るのか、というテーマはみなさん常日頃、考え続けておられることでしょうけれど、私は「どう乗るか」。これこそが大切である、とB子さんのトルクを味わうと、そういう気持ちになりますです、ハイ。

なんというすばらしいカーライフでしょうか!今回の整備あがりは、まるで新車の納車のようでございます。ヤレがきてもそれと分かりにくいインテリアもありますけれど、ドイツものに特有の長年所有したい、させたいという部分が見えてきて非常に好ましい。

トクイチのみなさま、本当におせわになりました。今度、ボクスターも持って参ります(爆)。

 

 


shiftのコーティング経過観察

2017-09-09 08:58:15 | 

画像はB子さん近影。

走行距離4万半ばを超えてゼッコーチョー。毎日の酷使にもめげず、調子が変わらない、のではなく調子を上げてゆくあたりがすごい!

クルマのボディは大まかにいって新らしいほど大切にされます。

買った直後ほど大事にされて、ビカビカ。必要もないのに、引っ張り出しては洗いまくったキヲク、誰にでもございますって(自嘲ぎみ)。が、3、4年が過ぎる頃から忘れがちになって(爆)、5年もすると次のモデルが気になる、というのが世の常ではないでしょうか。

私は、そんな煩悩とは無縁に生きておりますから(本当かい)B子さんをねぎらう意味で、つい2ヶ月ほど前にshiftのコーティングを奢ったのですが、経過を報告してみましょう。

shiftは東京のコーティング屋。

施工ももちろん請け負うのですが、基本コースで10万円オーバー。どちらかといえばDIYを推奨しているお店です。オリジナルの液剤から、洗車ツールまでを独自の理論に基づいて開発しておいて、それらをセット販売。

方法については動画サイトで詳細に解説しながら、おもに価格帯で購買層を選定して一定の結果を出す(出させる)、というわけです。

極端に高価なわけでもないが、それでも興味のない層には高額すぎてひびかない。プロ施工とのバッティングも起きちゃう価格レベル。じつにこの設定が絶妙でして、飛び込むユーザーはまあ大抵が洗車マニヤである、ということになってしまうあたりがキモです。

つまりユーザー側にも一定のレベルが保たれるわけ。練りに練った、高品質プロダクトを腕ジマンのマニヤさんに使わせるのですから、評判は自ずと高いものになります。ここがブランディングというやつでしょうか。

シャンプーからはじまって、洗い用のツール、さらには拭き上げ用の布までトータルに決められているので、じつは失敗しようがないのですが、それなりに時間もかかるし、シロートには環境によって結構ハードルが高い作業かもな、という印象です。

セット販売されているメインのコーティング剤はこれ。B子さんクラスの中型のボディ1回の施工で、だいたいビン半分使いますから、重ね塗りを行う場合には1台で使い切りです。

仕上がりは漆塗りに近い絶妙な光沢。膜厚感というのでしょうか、クリアー層をひとつ塗り重ねたような厚みのある仕上がりがステップさえ踏んでおけば、確実に得られます。

と、ここまでは市販のガラスコーティングと変わらないのですが、

画像の、メンテナンス剤がshiftの真骨頂。

主コーティングは短くても1年にいちど施しておけば十分なはずで、それの維持に使うのがメンテナンス剤です。これを洗車するたびに使っているうちに、ボディ表面に明らかな変化が現れます。

ギョーカイで言うところの防汚性能というやつですが、とにかく水はじきがすごくて、汚れがつきにくい。

高速道路でワイパー最速の雨の中を走っている時に、300m程度の短めのトンネルに突入すると、抜ける頃にはボディが完全乾燥している、とそれくらいのスピードで撥水いたします。

B子さんの塗装はお世辞にも上物とは言えない代物ですけれど、まあ伝統(爆)。ビートルなんですからね。初代からそうだった。それがポルシェ並みの仕上がりになります(爆)。というか、そのように見えます。梨地というのでしょうか、そいつが埋まって、周辺の風景の写り込みが細密になるのです。

洗車好きな方でしたらお分かりでしょうが、クリアーの表面のキメが細かくなったかのような仕上がり。 

とめておくと、よくキレーにしてますね。といわれて歯がゆいのですが、キレーにしているのではなく、汚れないように処理した結果です。

というわけで、shiftおすすめ。ですが、このような状態にまで持ってゆくのに時間がかかるのが難点といやあ難点でしょうか。

最近のヒットはこれ(爆)。携帯型の洗車用圧力ポンプっす。駐車場に水道栓がない場合に強い味方になるわけですが、私の場合には水栓までほんの30mほどを移動させる手間を嫌ってついアマゾンで買ってしまいますた。なんと1500円(のけぞる)。

30mを洗車のためだけに移動する、ってのがネックなんすよ。ちまちまエンジンをかけたくない、というね。

容量5リットルで、手動で圧力をかけるごくシンプルなものですが、洗車には十分な性能を持っていると思います。冬場には特に重宝と思われます。

 ところで画像はB子さんのボディの特徴がよくわかるショット。なんと、リアシート直上にルーフの最高点がきています。ううむ、今まで気がつきませんですた。

リリース当初は、VWのデザイン基調は水平ラインで、かのデシルヴァ様監修のもと、全モデルにそいつが落とし込まれていたわけですが、6年経ってリリースされたマイナーチェンジモデルではサイドはともかく、細部がビミョーにいじられて水平基調が破綻しています。

ううむ、どうしちゃったんだろう?シンプルを旨とする、という初代リリース当時の御大のコメントには納得していたのですがいったいコレわなに?頑張りすぎの○f-impみたい、と(爆)。

販売のテコ入れ、ってのは理解できるのですが、元祖ビートルの頃のモデルイヤーごとの進化、のようなドイツ車らしさも今は昔というものでせうか。

 


ボクスター好きにはよかタイミングがやってきている?

2017-08-09 10:52:16 | 

2040年以降、ガソリン、ディーゼルなど化石燃料を使う車の販売を禁止する、という爆弾発表が各国からなされた、ということは内燃機関のたのしみにはリミットがつきました。

このタノシミもいつまでもやってられない、ということですが、そんななか空前のボクスターバーゲンが起きているのではないか、というお話

画像は懐しい第1世代。シリーズ名986。プロトタイプを穴のあくほど眺めた目には、発表当初こそ抑揚を欠いた平板なボディに映ってしまったものですが、現車を目にいたしますと、かなりな力作。

Model Yearごとになにがしかの改良が施されながら、成長を遂げたのもポルシェらしい。2004年の最終年式=完成型に向かって紆余曲折もありながら、本当によく育ったと思います。私は最初期型と最終に近いMY2003に乗りましたが、別物に思えるほどの路面のいなしの見事さに舌を巻いたキヲクがございます。

リリース当初は、上の画像のように996カブリオレとの酷似ぶりに996オーナーからのクレームが殺到(w。次のモデルイヤーで996のグリルは大幅に変更されたのですた(爆)。600万円以上にも及んだはずの価格差の説明ができにくいほど酷似した外観ですけれど、まあね、乗ればわかる、ってなもんです。

って、それでも似てるわな。オーナーの私にしてからが、911カブリオレとすれ違っても、ミラー越しにテールを見ないと判別不能、それくらい986、987時代は996、997カブに似通っておりました。

ちなみに、そもそもがオープンモデルとして設計されたボクスターのボディと、「屋根あとから切り飛ばし」モデルの911カブとでは、まったく比較にならないレベルのボディ剛性をボクスターは持っております。近年の911ではだいぶ剛性があがった、と言われておりますけれど、それでもそんなはずはない。

オープンモデルが欲しい場合には、ボクスターの存在がある限り、911カブというのは常に劣勢なのは否めないか。

初期の2.5リットルのエンジンは、さすがにトルクが不足気味で、急な登り坂の全開加速を行うようなシーンでのみ、でちょいと苦しいか、となったのですが、2000年に2.7エンジンに登りつめてからは、必要十分である、という評価になってそのまま。

パワーは上げながらも、似たようなトルクのまま981の最後まで2.7が入門編にして王道でございました。

987の後期型で一瞬2.9にかさ上げされて、ユーザー一同どよめいたものですが(爆)、すぐに2.7に戻されました。ある意味レアモデルか。

986は画像のようなアングルですと、どちらかといえば直線的なボディが強調される造形でそこがまた持ち味でしたけれど、987からはこれが

かなり丸みを帯びて見えるのが不思議なほど。基本造形は不変ながら、余計なラインを整理してジャーマン風に仕立て上げたディテーリングの妙でございます。ドア周りが数十ミリ凹まされた結果、コークボトルシェイプが強調されているあたりが、タマランチ会長(久々)。

個人的には、最も911コンプレックスが強いモデルで(つまり似ている)、今でも高速道路の追い越し車線などではフロントのみ見られて911ターボと勘違いされ、抜いた瞬間にボクスターだと知れて、追いかけられる(汗)というのが頻発いたします(爆)。

また、この987リリースと前後して、ポルシェの社長が身長187cmの大柄な人物となった関係で、大柄なオレが「快適に」乗れるようにせんかい、というトップダウンのもと、シートの取り付け位置が2cm下がった、というのは実に987では一番光った部分であると理解しております。

ひくけりゃ良い、というものでもないと思いますけれど、水平対向エンジンをはじめ、低重心をムネとするポルシェとしては重要ポイントといえるでしょう。

964以降の911では、カレラ4のリリースがあった関係でフロントへのドライブシャフトぶん、フロアの高さが上がってしまい、シートの取り付けにも当然影響が出て、着座位置が数cmほどは上がってしまったのは惜しいところなのですが、それとは反対に2cm下げた、というのはピュアな感じがして清々しいか。

かように、ポルシェのモデルイヤーごとの改良は地味ながら確実なもので、このように変遷を辿るのは楽しい作業でございます。

このあと2012年に987は981へとフルチェンジされてゆくのですが、そのあたりはまたオーナーとなった暁にリポートすることにいたしやしょう(爆)。

 

 

 


まぢかっ、いよいよカウントダウンが始まった模様

2017-07-30 19:23:25 | 

これまで、終わる終わる、と言われつつも、どこか現実味を帯びていなかった、ガソリン、ディーゼル燃料使用車の販売中止がいよいよアナウンスされはじめております。

期限は2040ということですが、開発そのものはその随分前に終了してしまうでしょうから、まさに終末期が始まろうとしています。

個人的にはいよいよその時がやってきたか、というのと同時に目標が立てやすくなってラクになったな、と考えております。

少なくとも私の場合には年齢からいくと免許持って、クルマに乗っていられる間は、ガソリン車に乗れることも保証された、というわけですからより具体性を帯びるわけです。

こんな楽しげなクルマにのほほんと乗っていられるのもあとわずか、と心配する必要などありません。期限が切られたことで逆に安心感が増している。

ところでこのところ981ボクスターを間近に眺める機会がたくさんあり、やはりポルシェの出してくる新型は良いなあ、とアコガレるのですが、そいつを現実にするのには多額の実弾が要求される関係で(爆)、現実味を帯びませんですた。

キホン、リファイン版に過ぎないし、内容は排気量始めほぼ同様ですからして、ムリして買うほどぢゃねーわ、というのが本音(ただの強がり)ですけれど、こんかいの2040年ニュースは効きます。

値落ちが禿げしいといわれるボクスターの中古相場ですけれど、ある程度のところからは手堅く維持されていて、この辺りはさすがポルシェか。

最新型が4気筒化した影響なのか、相場が若干上ぶれしている気がするのは気のせいというものでしょうが、とりあえずあと数年は関係ない(爆)。

ちょうど今、トクイチオートに入庫中で、車検中ですけれど、出庫が楽しみで仕方がないというね。それにしてもあと23年かあ〜(感慨深い)。

 

 

 

 


春本番 コーティング方面も見なおしておく

2017-04-25 18:59:27 | 

さて、うちのB子さんもそろそろ4万キロ越え。通年酷使されているのは変わらないのですが、機関方面はまったく好調の極み。乗れば乗るほどコンディションを上げてゆくトクイチオートの整備が光ります。乗るたびに実感できるリニアリティは本当にすごい。まったく感動しますぜ。

季節も良くなってきたし、洗車でもしたいところなのですが、毎日ものすごい忙しさで無理。

洗車ってのは、時間ではなく、気分的に余裕がないと作業に影響が出るので要注意っす。

ほんの数ミクロンしかないクリアー層をいかにキズをつけないように扱って、いかにテカらせるか。洗車の肝はここなので、ヘタに洗うくらいなら何もしないほうが、というのが実際のところです。

極端に言えば、車のボディ、ひいてはクリアー層にはさわらないのが一番。こまめに洗って、手を入れているクルマほどキズだらけ、というのが本当。

だというのに気がついてしまったおかげで、このところ必要最小限の洗いというか、なるべく触らないようにしていたのですが、そうもゆかず。なにかソリューションを、というので動画サイトを巡るうちにたどり着いてしまった洗車屋の製品がよさげなので、ようすを見ながら、手を出してみることにいたしますた。

SHIFT という磨き屋さんのオリジナル製品群ですが、独特。

使うクロスの説明の動画で、車体表面にさわる回数について論じているのをきいて、電気が走ってしまい(爆)、その5分後には買い物をしてしまっておりました(ばか)。

DIYを推奨している店で、失敗しなさそうなのはねえかな、と考えていたのですがドンズバ。

店にクルマを置いてきて、ぢゃあお願いね、といってプロ施工でお願いもできるようなのですが、それだと達成感がないし、プロセスを楽しめない。普段のメンテナンスも他人任せにするしかなくなってしまうので、それらすべてをなるべく自分のチカラで、というのが私の好みっす。

幸い、ボクスターもB子さんもホワイトなので、失敗してもごまかせるし、たとえ放置プレーでもあまり気にならないのが幸いといえばそう(爆)。

ここ数年は、シュアラスターの簡易ガラスコーティングにお世話になりっぱなしで、もちろん悪くはなかったのですが、こちらは施工があまりにも簡単すぎて、物足りないわけです(ワガママ)。中華、飽きてきちゃった、というのが正直なところか。

さよう、クルマ磨きなんてそんなものです。

数年前には散々お世話になったPCSも、今は昔。いつの間にやらガラスコーティングが主流になってしまい、樹脂ポリマー主体で色々と製品開発を続けてこられた同ブランドもさいきんイキオイが感じられません。

個人的には樹脂好きなのですが、コーティングなんて流行を追いかけていれば良いのです(テキトー)。

ですが、上塗り前の下地づくりはテキトーというわけにわゆきません!手順を踏みさえすれば、ある程度の仕上がりが約束される仕組み。コーティング前の下地づくりまでの洗車の基本は古来(爆)、変わりませんから、上に塗り込むのは最新型を更新し続けてゆく、というのでよいか、と。逆に、ロウづかいのワックスという

クラシック路線もありです。下地さえしっかりしていれば、というね。

さて、今後はこのSHIFTさまですよ。

なぜ乗り換える気になったかというと、その洗い方。スポンジ洗車禁止、というから新しいではありませんか。私も、洗車にはスポンジしかないと考えていたので、これで随分キズを刻んで参りますた。実に、洗車ビジネスってのはこのスポンジがクリアー層につけるキズのおかげで成り立っているのです(きつぱり)。

SHIFTの推奨はムートン、というか本物の羊ではなく、毛足の長いぬいぐるみ調のソフトタッチツールを独自開発。そいつを使ったブラシに独自開発の拭き取りクロスを付属させて、販売。クリアーにキズを入れる原因になっているというステッチをきっちり排除したのが売りで、説得力を帯びます。詳細な動画がYou Tubeにいくつも貼られており、なるほどと思わせる仕組み。

動画サイトで拡販を図る新しいビジネスモデルといえるかもしれませんが、本題のコーティング剤の性能がどうなのか、興味の焦点はそこです。

口コミなどでは、マニヤ様には響いているようで、下地づくりまでの工程で買われているみたい。なので、かなり期待できそう。

実はまだ現物が手元になく、どうなるのかわかりませんけれど、とりあえず使ってみることにいたしますた。ううむ、楽しみ、って施工できるのわGW明けっすけどね〜(涙)。

 


キブン晴れ晴れ(爆)!そこらぢゅうに遊びに出かけておく

2016-11-10 11:06:15 | 

ももちゃんは、無事に保護。気になることが一切なくなりましたので、これまでのウップンを晴らさないと、というわけで、おもにB子さんに乗ってそこらじゅうに出かけている昨今でございます。

そりゃあ、そうです。今までは、所用での外出は最小限にとどめ、ももちゃんの捜索にすべてあてがっておりまして、キブン転換というものが一切なかった。4月からこちら、おやすみもなかった関係で、私自身も煮詰まっておりました(涙)。

おりしも、信州は一年中でいちばん落ち着いた、最高の季節なわけで、それこそもうね、貪るようにドライブ三昧をばいたしております(ばか)。おなじ場所に向かうのでも、わざわざ遠回りしてみたり、あいだにトーゲや好みの風景がひろがるルートを思いつくままにとってみたり、と。

そんなときに、B子さんのこの乗り味はありがたいです。

最近とみにマイルドさを増した印象の、サスペンション周りですが、ルートによっては、床まで踏む時間が随分と長くなってきた関係なのか、エンジン自体が軽く回る印象が強い。

タイアの丸みを強く感じるのも、今までになかった印象で、距離35000kmに届こうとしている昨今ですが、なんというかキモチ良い印象が強いです。

 

今月末には、冬タイアへの履き替えを余儀なくされるわけですから、こちらもせいぜい使っておきませんと。

まあね、ニンゲン、チョーシくれてるとロクなことになりませんから(完全意味明瞭)、自重することも忘れないようにしつつ、短い信州の秋を思う存分たのしんでおくといたしましょう!

とか言っていたら、ここへきて11月後半の予約が立て込んでまいりますた(うれしい悲鳴があがる)。

ちなみにうちのマダムは11月後半はお留守となりますので、一部ご不便をおかけすることがございます。何卒、ご了解くださいませ。

 

 

 


忙中閑あり?GW終盤 ちょいと息抜きに出かけてみる

2016-05-07 09:04:22 | 

GWもいよいよ終盤。例年人足として駆り出される、お祭りもなんとかこなして、ようやくゴールが見えてきたか、と。

このGW前半にお見えになった、長年の顧客、というより友人が念願かなって手に入れた、というプジョー406クーペをびらかしにお見えになったので、交通量のない山間へと出向いて、気分転換を図ってまいりました。

思い切り磨き上げられた、ボディに光り輝くのはピニンファリーナのエンブレム。ぜんたいに漂うエレガンスはやはりラテンならでわか?ドイツものには醸せない、優美なディテールがそこかしこにふんだんにあって、眺めているだけで気分が上がってくるあたりは、さすがというものでございます。

ピニンのクーペ、とくれば、たしか去年の夏にお見えになった

こちらの

これでした!

優美なクーペ、てのは共通ですけれど、漂うエレガンスも共通と見ました。いずれももはや貴重品。こんなクルマたちに触れることができるのもこんなショーバイしているおかげですね。

納車後の、クイックブライトの儀(一部意味明瞭)をササッと済ませて、150kmほどのドライブに出かけたのですが、距離なりのヤレは相応にあるものの、ここまでの整備履歴もわかっているのだそうで、今後はああしよう、こうしよう、などと話し合いながら流すのは無常のヨロコビ。

こうして、積年の望みを果たす、ってのはクルマ好きライフのひとつのピークですなあ~(しみじみ)、といって盛り上がったのでした。

ううむ、リアスタイルもいいわ~。色も珍しいし、凝った意匠のバッジも泣かせる。大人のクーペ、って感じ。

走りを楽しむ、というよりも雰囲気や居心地を味わう道具、と、そんな感じ。こんなのを愛でつつ、上品に流す、って私にゃムリか(爆)。

私もこれからはもうちょいと辛抱して(完全意味明瞭)、つぎのFXに向かうのみでございます(ほんとうかい)。

ARさん、またいらしてくださいね~!楽しかったです。私も大いに刺激されたことでございました。

 


やはりあった!Mazda Roadster Spyder

2015-11-02 08:47:04 | 

秋はいろいろと集っては発表のシーズン。折から開催中の東京モーターショウですが、来場された方によれば拍子抜けするほど空いていた、という情報もございます。話題のコンセプトモデルをじっくり眺められるかもしれません。チャンスなのかも。とかいっても、人ごみを嫌う私のこと、いきゃあしませんけどね(爆)。

さて、今日から北米で開催されるSEMAショウでMAZDA Roadsterの新規コンセプトモデル発表の模様。

その名もspyderとspeedsterだというから興味津々。spyderはともかく、speedster ってのはポルシェの専売特許じゃないの、と思ったのですが、未確認。で、mazdaがその両方を仕立てちゃう、というんですから、いまのMAZDAのイキオイを感じます。

roadsterベースのspyder、とくればわれらが(いつから)987ボクスターの前例があるのですが、上の画像からですと、もろにBoxsterのパクリなのがありあり(爆)。

spider化ときて、まず思いつくのはカーボンバケットシートと手動サイドウインドウくらいのものですが、内装材を省くくらいまでいってるのかどうなのか。ポルシェ党として注目なのは、ドアオープナーにヒモを使うかどうか(爆)。mazdaのえげつなさが試されるところです。

幌周りの仕立て方をみるとモデルがボクスターなのは一目瞭然ですが、2Lエンジンを積んで、軽量化も、ということになれば発売と同時に飛びついちゃったオトーサンはそりゃあ、悔しがるぞな~。

speedsterでは、より念入りにAピラーをぶった切って、ルーフの造形から作り変えちゃう方向でしょうが、これはコンセプトで終わるとみた。あるいは、現行型のサヨナラバージョンとして3年後に限定50台、価格600万円程度で抽選販売、でどだ~。あ、板金屋がすでに作ってるか(爆)。

roadsterベースのspiderはおおまかにいってシート直後のカウルがアイコン。幌の収納場所としては、非常にカッコ良いわけですが、機能的にはなにも果たしてはいないはず。

先代のBoxster Spyder では、軽量化のために電動の幌収納メカニズムを省略。屋根をつけるのに10分程度を要した、というから、上の画像の意味がお分かりでしょう?

すでに発売されている、現行モデルのspyderでは、一部電動の幌を装備して、近代化を図っているらしいのですが、このあたりの進化も興味津々。現行になって、明らかに911とは違う方向性でもって歩み始めたボクスターの展開だけは、今後も非常に楽しみでございます(って、roadsterの話ぢゃないのかい)。

最新のBoxster Spyderにすわってご満悦の、マリヤシャラポワ。ううむ、生意気なキャラが似合いすぎっ!!

 


秋のドライブと洒落ておく(爆)

2015-09-26 18:28:47 | 

今日は、突然時間ができてしまったので、しかたがないから(うそうそ)、B子さんに乗って、いつもの新潟県内にある温泉に出向いてまいりますた。連休明けの週末、というわけで、道路は比較的まばらだろう、との希望的観測によるものです。

行きは、下道のワインディングを200kmものあいだに5つほど組み込んでおいて、戻りには高速道路でさらにスス払いをおこなう、というのが密かな作戦でございます。

画像は、関係者のみにわかるポイント(汗)。じつは今を去ること13年前、この場所でゴルフに乗って、大事故を起こしてしまい、相手の方は入院3ヶ月。

9:1で相手方の過失、ということにはなったのですが、自分のクルマで相手にケガをさせてしまったというショックは大きく、その後3ヶ月ほどはおち込んでおりました。

この時に乗っていたのは87年式のゴルフ2。Aさんから譲り受けた、トクイチオート仕立てのバリバリの個体、それも走行17万kmの個体をあえなく廃車にしてしまったショックもそれはそれは大きく、さらに落ち込む毎日なのでした。

と、その場所に、今日はB子さんと一緒にお参りをしてまいりますた。

山を登ったところにある、日帰り温泉を目指してドライブをしていたトヨタターセルが、登り坂で後ろから来たクルマにアオられて、うざかったので無理をして、進行方向右側にあるこの駐車場に無理していったん避難。メーワクな後続車をやり過ごした上で、この駐車場を(車線をまたいで)右折して、ふたたび山を登るか、といって発進したその瞬間に、山を降りてきた私がターセルの側面に激突ののち大破。というわけです。

ターセルはまたミョーなのが登ってこないかどうか、そればかりを気にして、つまり左サイドばかりを気にするあまり、右方向への注意を怠ったのではないか、というのが私の推測ですが、なんともいえません。山を下っている私も、現場付近は高速カーブの連続。速度が知らず知らずのうちに上がってしまい、マージンを取れていなかったのももちろん原因のひとつです。いまにして思えば、タイアのコンディションも良いとはいえなかった。

画像右のガードレールの切れ目から右折して山登りをしようとしたのが相手方。画像右の道路を下ってきたのが私、というわけで、私はターセルを避けようとして間に合わず、衝突ののち路側帯に突っ込んで停止したのでした。こちらは幸いケガなし。助手席の友人がかけていた眼鏡が飛んで壊れた、というから衝撃はさぞかし凄まじかったのでしょう。頚椎捻挫程度でふたりとも収まったのが不幸中の幸いですた。

当時のゴルフ2にはABSやAIR BAG などという近代装備はいっさい搭載されておらず、この事故の反省から、当時の現行車では安全装備最強といわれたVW Poloを買ったのが、つい昨日のことのようでございます(とほひめ)。たしかサイドエアバッグに、レーザー溶接ボディがウリで、このクラスとしては、例外的に安全面にお金を使ったモデルだったのが購入のきめて。

すでに後の祭りもよいところ、ではありましたが、ABSやESPなどのデバイスが搭載されていれば、もしかしてあの事故は避けられたのではないか、とのハンセーからのチョイス。

まあね、ナニゴトにも前向きに対処するのが私の信条ですからして、この事故の経験は忘れることなく、今後も安全運転をつづけて参るといたしましょう(どの口がいってんだい)。

それにしても、この場所に、13年前とほぼ同じ日程で(爆)、VW Beetle、それもトクイチオートのフルチューンで通りがかるなんて、感慨深いです。

今にして思えば、運転フィールはほぼ一緒(事実です)!「あの」ライドが終始提供されるわけですから、そりゃあペースも上がりますって(汗)。

思えば、ゴルフ2からは、別物のようだが、たしかに同系列のまま進化したゴルフ6が中にはいっているビートルでこの場所にいる、ってのもなーんかフシギな感覚っす!ここ数年で開発されて定着したエアソリューションの効果は凄まじく、13年前のゴルフ2で旋回したのと同じコーナーをほぼ2割増しで回ってしまうのが、時代の流れというものでしょうか?

このbeetleは、いたるところにオリジナルのType 1のディテールとオマージュが落とし込まれていて、満足度が非常に高い。ダシルヴァさんの手腕はほんとうに只者ではありません。

ビートル終了後、あきらめてゴルフに乗っていた私にとって、あったらいいな、の代表格に現実に今のれている、ってのはある意味奇跡ですぜ!

もどりの高速で、最新型のミニとバトルになったのですが、まあね~トクイチオートの最新型燃料改質剤をぶち込んである当方といたしましては、こういう瞬間のために新車時から大枚叩いているわけでしてねえ~。

前半の、事故の反省は何処へやらというわけで、まことにお恥ずかしい限りですが、このあたりは排気量やパワーだけでは語れないゾーンといえるでしょう。パワーが同等か下でも、実際の路上で、床まで踏んづけてどうの、というシーンでは、やはりトクイチの整備は光ります。

ミニはおそらく1.6のNAの個体だったと思いますが、前車に阻まれてからのフラットアウトの加速は同等かむしろ上。けれどもそのあとのひと伸びがない。わるいけど、デンキと燃焼、あとトータルバランスの勝負!

こんかい遊んでいただいたのは、急な登りと超高速コーナーの連続に、いくつもの橋がある区間。ということは超高速での段差のいなしも含まれます。最高速度で、このいなしをこなせるかどうか、とそういう課題です。走っていれば、そこらぢゅうにごくフツーに出てくる道ですけれど、速度域が上がるとそれはそれはオソロシー道に化けるんです。

直線区間ではべったりとはりつかれてしまうのですが、旋回部分や、旋回+段差が重なってくると、いつのまにか見えなくなっちゃう(爆)。

B子さんはコーナーの前半からアクセルオンと同時にキョーレツに立ち上がるピックアップで、いちいち燃え切ってる、という印象。つるしのミニには申し訳なかったんですけど、相手がわるい。テイラーメイドとデパートの8階紳士服売り場(完全意味不明)。世の中そういうものです(きつぱり)

おそるべしトクイチオート!目指せ、世界一コンディションっ、と(ハナイキ荒く次号へ)。

 


究極のディテール仕上げ剤なのか? Plexusを導入してみる

2015-09-19 21:18:18 | 

画像はうちの僕ちゃん近影。分かりにくいのですが、お肌ツルツル。ライト周りのレンズも透明度があがって、ついていないみたい。プレクサス、という名前の万能クリーナー+ポリッシュを使った成果です。

U教授がつい先月、お見えになった折に勧めておられた万能ケミカルなんですけれど、この手の薬剤は私の手元にはもう腐るほどある。実際、くさってるのがゴロゴロしてるし(涙)。

とはいえ、あのU教授が、ここ7年ほど、これ以外に使ってない、というほどの万能性を誇るプロダクツだというのは、ヒジョーに気になるのでアマゾンで買ってみますた。

おもに内装用かな、と考えていたら、とんでもない。

外装のほぼ全てのパーツに施工してみたのですが、今までなんだったの、というくらいにラクでツルツルになっちゃう。

雨のあとのボディ、ってのはフツーは水で洗車して、となるのですがこいつはそれすら不要。

もちろん水で砂や埃は流した方が良いに決まってますけれど、とくにやらなくても、というくらいなクリーナー性能にまずはたまげます。

ホイールや、テールレンズ、ライトレンズなどが効果のいちばん凄まじい部分で、使用前使用後で雲泥の差が出てしまう。

樹脂系に有効、というわけですが、じつはボディ表面のクリアー塗装も結局は樹脂。つまりクルマ一台ガラスを含むほぼ全てに使えちゃう(皮革、ファブリック、ゴム類を除きます)

ううむ、今までなんだったの、と。

これですと、シャンプーだクリーナーだ、コーティングだ、と買い揃えていたのがぜーんぶムダになっちゃう。それくらいの万能性があるらしい。ううむ、クヤシーけど、これすげーわ。

こんな汎用性ありありのプロダクツで最高だ、などと言っちゃうとマニヤさまにはバカにされそうですけれど、事実なんだからしゃーない。使ってみないとわからない、の代表格。

あまりボディをいぢりたくない、というオーナーさまにはまさにおすすめ。かくいう私はシツコクいぢりたいクチですけれど、こんなにラクして、ものすごいレベルの仕上がりが提供されるんだったら、乗り換えますって(ばか)。

ううむ、まいった~。ポリラック以来の衝撃かも。すでに、僕ちゃん、B子さん、ともに内外装につかいまくり。とくにB子さんの内装なんて樹脂だらけですから、新車みたいっす。

 


とうとうこの日がやってきた 911モデルチェンジ

2015-09-09 15:50:32 | 

ドカーン。すでに発売決定。予約も受付中なので、いそがないと(うそうそ)!

予てからの噂どおり、911シリーズがダウンサイジングされて、全車ターボ化されますた。ううむ、これが進化というものでしょうか。

そういう時代である、といえばそりゃその通り。つまらないの、なんのというのは自由ですが、じつはそんなはずもない。

楽しい、よくできてる!に決まっているぢゃないですか!

ボクスターにも同様の手法でダウンサイジングが行われるはずですが、予想ではSのみが6気筒で、素のモデルは4気筒ターボとか。

911ではかろうじてフラット6エンジン搭載を守ったあたりが、わかってらっしゃるというところでしょう。ボクスターのベースモデルのみ、NA6気筒だったりすると、さらに光ると思うんですけどね。

新車には一生ご縁がない(涙)私としましては、ここでミョーな懐古ブームがやってきて、NAエンジンの911全般、とくに997の後期型のお値段暴騰、などという事態だけは避けていただきたいなり(それかい)。

それにしても、最新型のこの丸み。いよいよ元祖356に近づいているのではないか、と錯覚する昨今。グリルのパターンもクラシックな感じがつよくて、ヒジョーに好み!

個人的には、エンジンだけでなく、ボディもサイズ的にふたまわりほど小さめにまとめてやれば、それこそ無敵の商品力を帯びるとみた。

 

ううむ、しかし進化は考えていたよりもスピードがずっと早いぜ(とほひめ)。

 

 


ロードスター試乗のあとイヤなものに乗ってしまう(爆)

2015-07-11 15:32:44 | 

 

さて、U教授の治療をうけに、山を越えてひさびさにI君がやってこられたので、懇願してゴルフ7の1.2リットルの試乗もさせていただきました。

こちらはほぼ貸し切りだったR299~相木村方面へと抜ける「新さる道」と呼ばれる、壮大なワインディングロードです。ほぼ60kmにわたって、アクセルを踏み続けられる稀有なドライブルート。

画像は白樺の原生林。標高も2000m弱で、湿気ドヨーンの下界とは別世界の空気が広がっています。

このゴルフ7はトクイチオート仕立て!フルメニューをこなして、抜群のコンディションを継続中。このボディカラーでは、ボディの鉄板の折り返しが非常にシャープに映える仕組みですが、I君の個体はボディがとことん汚い!きけば4ヶ月も洗ってないらしい(爆)。せめてウインドウくらいは拭きましょうよ、と。

素晴らしい路面のいなしと、操作に対する遅れのなさ=リニアリティでもって、ほぼ無敵。ゆいいつうちのB子さんが食い下がるか、とそれくらいの仕上がりを誇ります(爆)。

ゴルフ、特に5以降のそれの場合、ドアを閉める瞬間に負けた、と思わされるのはビートルおよびポロオーナーの宿命ですが、こちとらスタイルで買ってるのでしゃーない(涙)。

 

開発コストの違いをハダで感じる瞬間ですが、履いているタイアの違いなのか、運転した印象は随分違います。6と7の違い、といっても良いのかもしれませんが、印象で申しますととことんクール。事務機(爆)。windowsマシーン。あるいはアンドロイド携帯。つまりはゴルフテイスト。

つまらないが、けして文句もつけられない、とそんなところ。

弱アンダーのまま、オソロシイ勢いで山を下ってしまうのですが、小さなエンジンのおかげで荷重移動も非常にスムーズなのがVW1.2エンジン搭載マシンの特徴です。

このI君ですが、この夏になんと現行型BOXSTER 2.7がドイツから届けられる、というからうらやましいでわありませんか!

拝ませていただくのが今から楽しみですが、ことロードスターと今日のゴルフ7、クルマとしてみたらゴルフの圧勝!セッティングの勝利。たとえば、ですがロードスターのコーナリングは2B程度。ボクスターではHBだとすると、このゴルフ7は4H(いずれも個人の感想に過ぎません)、ちなみにぴんぴんに尖らせた場合の鉛筆の硬度にたとえてみますた。そんな印象の違い。

楽しいの楽しくないの、ってなんのこと、と言ってひたすらクールなゴルフですが、クルマってのはこれで良いのです、たぶん。なんというか、綺麗に走るんですよね~=トクイチオート仕立て(きつぱり)!

仮にロードスターをトクイチオート仕立てにしたら、って?ううむ、楽しすぎて、考えたくない~(爆)!


ND型ロードスター試乗記

2015-07-10 16:01:59 | 

かねてよりの懸案、ND型ロードスターに乗ってまいりました。ちょうど北海道からお見えになったU教授を迎えに行ったついでなのですが、ちょうどいいや、プロのご同伴でかねてより話題独占のロードスター第4世代の試運転というわけです。願ったり叶ったり。

ディーラーに寄りますと、ちょうど赤のSスペシャル、6MTという一番の売れセンと思われる個体が試乗車として提供されておりました。こいつにほんの10キロほどですが、乗ることができました。ディーラーの対応も最高によく、サワヤカな営業さんに見送られて、発進。

1t内外の軽めな車重から想像される乗り心地からは意外なほどしっとりとした路面のいなしがまずは印象的。このいなしはどこかで、と考えたら、トクイチオートの社長車=初代NAロードスターの超限定バージョン、M2 1001の調整後のあのいなしにそっくりだ(衝撃が走る)。そう、トクイチオートはざっと20年分、3モデルあまりを先取りしていたのです!!

なんともはや!ジョーダンかよ、と思われるでしょうが、そうではありません。本当に背筋が凍りました!!

アシもよく動かされているし、タイアのバタつきが多少あるけれども、トクイチオートの調整技術があれば完璧に仕上がるでしょう、との教授からのご託宣もあって、なかなか(爆)。

ウエストラインが低く切られているので、ボクスターとの比較ですと頭上の開放感は同等。上半身のむき出し感はかなり強い。が、その割に、風の巻き込みが圧倒的に少ないのに驚きました。

このむき出し感は、慣れるまでは結構恥ずかしいかも。ファッションにも相当な気を使う必要あり、とみますた。ボディカラーとのコーディネートを意識しても後悔しないでしょう。

振り返れば、そっけないウインドディフレクターがはめ込まれているだけなのに、風の制御もここまで来たか~、と感慨しきり。初代リリースよりも数年前にリリースされたRX7カブリオレを3年ほど所有していた経験があるのですが、こと風仕舞いではこのレベルは達成されていたかもしれません。けれども初代ロードスターでは、セブンのようにキャビンをカプセル状にして風から完全に遮断してしまうのではなく、テキトーに風を取り込んで流してやる、のようなロードスター流の風仕舞いが行われておりました。

NDの巧妙極まりない風仕舞いには年季を感ぜずにはいられません。大切に作り込まれてきたモデルの歴史を感じるひと時。連綿と育てられてきた古典だからこそ醸せる風合い、とでも申しましょう。

初代NAに追随した欧州各国のモデルたちの風仕舞いも各社それぞれで興味深いのですが、ドイツ系はやはり完全遮断、が基本。ロードスターのようなある程度取り入れながらもイイ感じで遮断、というのは一番高いレベルと思われます。

ボディもすばらしくて、ボクスター比でいっても軽くて小さなこちらのほうが上か。80kmh~100kmh程度の安定感が初代とは段違い。これですと、快適巡航スピードは初代の3割増しくらいに感じられそう。

100kmhの巡航でも、サイドウインドウは下げっぱなしでまったくオッケイ。テキトーに巻き込んで、むしろサイドが上がっている時よりもよい感じの対流ぐあい。排気音もくすぐってくれる感じのいい音が、しっかり聞こえてきて、「らしい」。が、ただの4気筒サウンド(爆)。回してもうるさいだけで、けして嬉しくないのが特徴か(殴)。

トルクは排気量なりで、あり余らないが、使いきれる。

場面によっては、スロットルをガバチョとあけて、パワーを使いきれる快感があるわけで、速度レンジが多少違いますけど、ボクスターにすこし似ているかも。

というか、ボクスターだって初代のロードスターの世界的ヒットがあったからこそ生まれてきたモデルなわけで、ロードスターには常に敬意を払うべきなのです。安易な比較などしては、シツレイというものでございます。

トラッドなインパネは適度に液晶表示を取り入れてあって、ネオトラッド調。先代(NC)のレイアウトのほうがよほどスポーツカーらしくて、古典的。液晶表示のそれも漢字が紛れ込んでいるあたりは萎える(爆)。フライホイールまで軽量化を図った、というエンジンもシャンシャン回っちゃうので、気がつけば低めのギアで4000rpmあたりを中心に使っている感じ。

ゴルフ5そっくりのダイヤル中心の空調に、直線基調のダッシュボードは初代へのオマージュか。高級感ははっきり言ってないが、簡素で文法通りなので、落ち着く。

手首の返しできまるシフトもこれまた歴代各モデルゆずりの手応えで、硬いが、気持ち良い。コクコク、ではなくポクンポクン、という印象。987ボクスターのカチャコンカチャコンしたおもちゃみたいな安っぽいシフトフィールよりも明らかに上。ノブ本体とノブ周辺のデザイン秀逸。

乗り出し300万円は安くはないが、このてのモデルを買うのは40代後半から60代のじじい。じじいの持ち物として、ミョーに安っぽかったり、コゾー臭がしない仕上がりのバランスが値段も含めて絶妙。初代みたく170万円だと、コゾーが買いに来るからね(爆)。あっ、きょうびだとaqua買っちゃうのか?

おじさんの嗜好品としての品格も一瞬見える。八重洲地下街の靴屋で買ったナイロン靴みたい(ばかにしてるのか)。

シェイプの効いたボディは眺めても磨いてもキモチよさそう。画像よりも実物の方がはるかによい、の見本。

運転していると目に入るのはフェンダーの峰。はっきりとわかるエッジが切ってあって、ポルシェともまた違う、どちらかといえばイタリヤンな印象ですね。前後フェンダーの抑揚はBMWのZを連想させますが、なにZだって、ロードスターなしには生まれてこなかったモデルに過ぎない。パクってなにが悪いの、と(爆)。

U教授も、めずらしくかなりな高評価で、バイクに乗らないんだったら、これ一台あれば良いな、と言ってご満悦でございました。

ミョーな顔つきはすぐになれるかもしれませんけど、賛否が分かれるところかも。フロントマスクを人物の表情として捉えると、かなり意地悪な印象。

ですが、乗り味が非常にマイルドなので、乗ってからの印象は表情とは逆にフレンドリーそのもの。ですが、華はない(きつぱり)。乗って本当に楽しいのは事実ですが、肩肘張ってないから、Converse All Star Canvas Oxford程度の位置付け(ホメています)、といいたいが、そいつは初代に対する賛辞。こいつは、乗ったフィールはコンバースでも見た目は全然すがすがしくない。全てが程良くて、トラッドで、文法通りだった初代がコンバースオールスターなら、こいつはアジア生産のナイキ、ってところか(爆)。が、それでも印象が飛び抜けて良い。初試乗なのにすべてにおいてフレンドリーなクルマなんて、そんなにあるもんぢゃない。カーオブザイヤーほぼ確定!

まさに初代の再来。けれど、あれから25年(ここ綾小路きみまろ調)。

ロードスターの乗り出し300ちょぼ、というのは中古車市場ではヒジョーな激戦区。新車にこだわるのならばともかく、ロードスター自らが切り開いた、と言えるセグメントというかカテゴリーにはいまや欧州の列強たちの力作がひしめいていて、それぞれに初代ロードスターリリース以降、連綿と育て上げられて名車の域に達しつつあるのです。

ボクスターしかり、Z3、4しかり。TT、SLKもギリギリそうか。とっくに廃車済みの(失礼)MG Fなんてのもありましたっけ(とほひめ)。

なかでもボクスターなどは伝統のフラットシックスのミッドシップマウント、そこへジェームズディーン伝説の550スパイダーの逸話などもからませて、ポルシェの本流だといわんばかりの育てぶりで、ポルシェの経営面での窮地を救ったとまでいわれる大ヒットとなったわけで、ロードスターサイドから眺めるとまったく皮肉な存在。

そいつの先代モデル(=987)が、ほぼ同レベルの予算で視野に入ってしまう。あ、あくまでも新車にこだわらなけりゃ、のおハナシね。

でもこの手のアソビ車ってのは、基本大切に扱われているのが多いし、距離も本当に少ない個体が多い。いまぢゃ認定中古、というシステムで保証が当たり前の世界ですから、そんなにひどいのはそもそも市場に転がっていない(性善説にもとづいております)、はず。

Z3だって、300もだせば、あのMロードスターが、コンディションはともかく(爆)お釣りがきちゃう世界。1Mにも及ぶか、という巨大カムカバーに印されたBMW M POWERの世界一よく回ると言われる折り紙付きのDOHC6気筒がこれまた手に入るのです。

NDよりもはるかにカッコよいZ4だって色、グレード、装備よりどりみどりで、同レベル予算で検討可能。

同じ100kmhで走って、どちらの満足度が高いか、もちろん人それぞれですが、そんな選択が可能になってしまった。それくらいこのカテゴリーには比較対象がひしめいています。初代ロードスターの影響がいかに大きかったか、驚くばかり。

パワーも車格も数段違いの比較をすることが可能になったあたりが、初代リリース当初と環境的に一番ちがう部分なのは否めない昨今でございます。

新品のConverse All Star Canvas OXの新品と、John Lobb Luffield の中古が、同じ金額で売られていたら、アナタどうします、とそういうお話ですよ、これは(若干例違)。

 

 


シーズン中に酷使されたB子さんをねぎらっておく

2015-06-22 17:57:47 | 

気がつけば6月もすでに後半。梅雨真っ盛りのなか、植木屋さんがいらっしゃって、庭木の手入れを行っておられます。ざっと2週間、997(987ではありません)のタイア1台分の出費(のけぞる)。

そのほかに、今季は離れの居室にエアコン装備をすませたほかに、めずらしくも佐久市が宿泊施設、飲食店向けにwifiを開通させるにあたって、工事全体の総額の50%を補助する、というので、ぬかりなく乗っておきました。

全館wifiないしは有線LAN を選択できるようになりました(祝)。ルーターは、設置型ではなく、モバイル用のコンパクトなやつを選択して、その都度PWを入力していただくタイプですけれど、確実につながると思います。

そのほか気がつけばあちらこちらと、設備投資がやまのよう(涙)。

や、なに施設全体を磨き上げるのが私の仕事ですから、問題ございません。

と、そんななか、先日トクイチオートに出向き、4月から5月にかけて酷使されまくったB子さんのオイル交換をはじめ、リセットを行ってまいりました。

結果、ものすごい。中央道の勝負コーナーに最高速(法定)で突っ込んでも何事も起こらない(爆)。

こりゃすげーわ、と言って、御満悦だったのですが、日頃の疲れが出て、後半はのんびり流しますた。ここへきてバーダルのオイルに特有のトルク感溢れるエンジンフィールが出てきて、さらによし。1.2リットルですから、どうなのかなと思って、期待はせずにいたのですが、しっかりと「あの」フィールが醸されております。

雨の日のドライブフィールが秀逸。

タイアからのインフォメーションが増して、安定感が強く感じられるのが不思議なほどですが、事実。デンキのなせるわざでしょう。


こちらもお手入れっ!B子さんそろそろ一周年

2014-12-24 11:41:02 | 

どかーん!B子さん近影。このところ氷雪路を泥にまみれて駆けずり回っておられるB子さんでございます。走行距離10000kmを越えて、いよいよ調子が出てきたか、という感じ。トクイチオートのイオンブリッジの最新型は低速でこそ生きる。リニアリティ満点の操作感が素晴らしい仕上がりです。

ついつられて、遠回りをしてしまいそうになるのですが、どフラットに躾けられたエンジントルクのおかげで、高速域での運転そのものはけして楽しくはないのが玉に瑕か?あっ、もちろん低速に比べて、と言う意味ですけどね。贅沢な発言ご容赦。

アップルユーザーにはまことにうれしい、ホワイトの樹脂内装。それなりの質感ももたせてあって、満足度高し。シュアラスターのゼロウォーターはウインドウや内装にも使えるので、非常に助かります。おかげでしっとりとした質感がさらに上がって、車格アップか?

ダサダサのシートパターンも、慣れるとヨイ!できれば、チェック柄のままもっとダサいやつにして、ドイツ臭プンプン、という路線が個人的には好み。

話題の7DSGですが、10ATの開発が発表されたいまとなっては、過渡期のメカニズムだったのか、という印象。悪くはないが、この先どうなるのか?イオンブリッジ装備の車には問題は起こらない、とされておりますが、このあたり非常に楽しみでございます。そういえば、マニュアルシフトはこの一年、ついぞ使っておりませんねえ~(とほひめ)。

おいまつえんは、今年も年末年始は平常営業。B子さんもお休みなく常に稼働体制でございます。ううむ、どこか遠出したい昨今(爆)。