嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足2019師走 今年もまた長湯温泉で長湯〜っ(爆)

2019-11-28 19:59:18 | ブログ

さて、私的に恒例となっている、年末のこの時期に出かける湯治に出かけてまいりました。今年も大分県の長湯温泉へと突入。

今年は思い切りよく、愛用のカメラを持たずにi padのみ持参で出かけたのですが、どうやら最新のi pad mini5 ではHEICと呼ばれる高効率規格で画像が記録されてしまう関係で、このブログには載せることが

できない模様。名画の数々(おおうそ)ばかりでしたのに、まことに残念ではございますが、画像は去年のものを使わせていただいております、あしからず。こういうの、実はヒジョーに大切な要素。スマホの中にこれでもかと画像をため込む昨今。早く対応しないと。みんな辞めちゃいますよ>goo blogさん。

去年と違ったのは、お天気。連日の晴天に恵まれて最高のドライブ日和の連続でございますた。おかげでレンタカーでお借りした、今をときめくニッサンのノート君の7日間のトータル走行距離も1000kmを超えてしまいますた(ばか)。でもたしか去年のフィットくんでは1400km超えていたような(ばか)。

ノート君は売れ筋だけのことはある。一連のスキャンダルのせいでモデルチェンジができず、商品力の低下が危惧されているニッサンですが、あれだけの不祥事、というか「使い込み」の挙句、会社があること自体がすごいと思います(そっちかい)。それにしても社員さんと株主は怒り心頭でしょうなあ〜。

アライアンス関係にあるルノーが見放さない、ってことわルノーの経営陣も「カネもらっちゃった」んだろうな、などとぼんやり考えながら運転していると大分、熊本方面の県道では非常にキケンなメに遭います。

 ノートくんのレンタカーなどときた日には1.3のエンジンにcvtの組み合わせに過ぎません。んなの、たかが知れてんだろうと思いきや、とんでもございやせん。ロングホイールベースと、そこそこの重量からくるスタビリティに助けられるのと、発進停止の回数が圧倒的に少ない上に平均速度の高さがありますから、アンダーパワーはむしろ吉。思うさまアクセルを開けることができます。

大分、熊本県境あたりの山岳ワインディングではcvtの美味しいところばかりを味わうことができます。これ、はっきりいって快感。本州にはまずあり得ないペース。北海道、九州限定である、と個人的には思います。

大量クレームで泣いている顧客も多い、vw謹製のdsgもうちの個体のように徹底的にミガいてある個体に関してはカイカンの極みですが、cvtもこのような環境下では理想的な感じ。ようは使い方なのです(きつぱり)。

コツさえつかめば「理想のミッションである」、との製品解説が納得できる仕組みっす。

今回の旅の一番のヒットは長湯温泉クアパークでございます。今年の5月オープンの長湯温泉内では最新の施設。

長湯温泉の中心部からはほぼ1kmほど離れている、という絶妙(にはずれた)な立地に、もはや80年代に輸入されてニッポン各地に建設されたのちに紆余曲折を経たうえで、もはや旧態化して久しい(爆)ドイツ出自のクアハウスという形態を持ちこんぢゃった時点で話題沸騰なわけ。今でいうオワコン(終わったコンテンツ)。

そこへ全室離れのコテージタイプに天然木をこれでもかと使いまくったゼータクな宿泊棟を併設してある、というから興味深い。総工費10億円超(のけぞる)!

長湯温泉のスタイルは先人たちが縁あってドイツに学んだ影響を色濃く受けているのを汲んで、今回のクアハウス導入、ということになった、という流れは理解しやすいのですが、私も個人的にクアハウスの入浴スタイルが好きで、そこ彼処のクアハウスを軒並み試してまいりました。

プールと温泉のいいとこ取りのようなスタイルですから、未体験の方がいらしたらぜひ。ほんと、クアハウスのために旅に出たこともあるほど。

今でもたまに寄りはしますけれど、大抵、施設のどこかが壊れていたり、意味不明な置物(白雪姫と7人の小人w)などに迎えられてあとずさったり、などと違う意味でのサプライズがあって、これはこれでやめられまっしぇん(爆)。

とっくにブームも去り、忘れ去られたかに思えた2019年のここへきて、いまさらのクアハウスがあの長湯に計画中である、というニュースを聞いてから丸一年。こんかいの訪問を楽しみに待っておりました。

長野県内に限らず、全国各地で70年代の末から温泉地を中心に流行ったクアハウスの末路はそりゃ大変なものです。おもに多様な浴槽をそれぞれ独自に維持しなければならない関係で管理費が普通の温泉に比較するとオソロシーレベルになっちゃうのは自明。泉質に特徴があるところほど配管が傷みやすい、というのは中学生

レベルの温泉知識しか持たない私にもわかります(爆)。私設のところから徐々に閉店してゆきました。

ののち税金投入がされている公設の施設も、維持管理には四苦八苦なのは報道もされないほど。つまり周知の事実っす。そこをあえてクアハウススタイルできたか、と。

こちらは竹田市の経営。運営を地元の、入浴剤を作っている会社に委託したもの。おそらく市長さんが補助金を引っ張ってきて実現させたものでしょう。

ニッポンの温泉好きにも色々おりますが、そんな中でもマイノリティなのは否めないクアハウス=ドイツスタイル。大体、フロに入るのに、そんな真面目なコンセプトを持って通うひとなんてそうそういやしません(爆)。

大分空港から別府経由で長湯入りをいたしましたが、到着早々、いてもたってもいられず(うそ)初日から滞在中ずっと日参してしまったのですが、予想どおりのまばらさでございました。

6日間通いましたけれど、完全貸切が数日ございました(脱力)。利用する側にとってはヒジョーにゴージャスな状況です。グレートギャツビーのラストシーンみたい(レッドフォードのほうね)。

50mもの歩行浴ができるという通路がこのクアハウスのメインの浴槽ですが、そこへ「長湯の」あの笹濁りの炭酸泉がこれでもかとバッサバッサ投入されているのです。本当にハンパない量ですよっ!

投入口のあたりに陣取っていると炭酸ガスでむせかえるくらいに新鮮なやつが自分だけのために提供されているのか〜、といってちびりそうになるわけです(ちびるなよ〜、たのむから)。

そこへさらに阪 茂(ばんしげる)センセの建築が目を楽しませてくださる、というわけで、これ、わざわざこれのために旅をする価値がある=つまりミシュランでいう3つ星だと思いました(あくまでも個人の感想でございます)。

このゼータクさはもちろん12月の平日限定のことなのでしょうが、周知が徹底されてしまったら、混雑は必至。そうなる前に行っておけ、というのが私の意見でございます。温泉好きなみなさま、ぜひ!クアハウスのスタイルが嫌いな温泉マニヤの方にこそ試していただきたい。

ちなみに階上部分にはハダカで入るお風呂ももちろん完備。長湯随一のオサレなデザイナー浴槽がお待ちしております。ときて利用者さまのお支払額=グランドトータルはたったの500円ですよ。ううむ、いいのか〜!

どちらかというと長湯しにくい浴槽の多い長湯温泉のあの独特な泉質を心ゆくまで全身で愉しめるという一点でこちらは出色です。

 


トクイチオートをかんがえる B子さんの労をねぎらっておく

2019-11-22 08:13:34 | トクイチオートを考える

毎年、この師走までカウントダウンとなるころ、私には一瞬のヒマができます。ほぼ1日中出かけてもあまり支障が出ない日。人はそれを休日と呼びます(爆)。

さて、そんな休日を利用いたしまして、岐阜県各務原にございますトクイチオートへと出向いてまいりました。

スタッドレスタイアに早めに換装をおこない、その試験走行の意味でもありましたけれど、手前で交換したタイア+ホイールなんてもちろんダメダメ(爆)。みごとに現地でやり直していただいたのは申すまでもございやせん。ここ、要注意。

行きと戻りとでクルマの状態が明らかに違っておりました。

別段なにか特別な整備があったわけではないはずなのですが、トルクの立ち上がり方が直線的になっており、アイドリングからピークトルクまでに段付きがあったものがドバーッと直線的に湧き出すようにしつけられておりました。

こうなると街中、特に混雑気味の街中の50kmh程度までの加減速を繰り返すようなシーンに効いてまいります。クルマを転がしているときに一番多い、アレですよ。

ほとんどのクルマ、特にヨーロッパ系の輸入車が不得意なはずのこのレンジでのリニアリティが飛躍的にあげられている関係で、クルマがドライバーに「寄り添う」印象が強く、場合によってはスポーツカーのような一体感すら感じられるのが特徴。スポーツカーといったって、このレベルでの一体感を感じられる

個体なんてつるしのディーラー整備ものにはまずない、とそれくらいのものでございます(まじ)。

ううむ、クリスマスはまだまだ先だというのに、ものすごいプレゼントでございやす。

B子さんの上陸当初はドイツ国内向けのセッティングだったわけですが、それがいよいよ日本国内での使用に完璧にマッチングさせた仕様になったなという印象。

完成形である、とトクイチオートがいうだけのことはあります。

というわけで画像は戻りに寄った昼神温泉w。

今年はB子さんが生産中止となってしまったわけですが、この後はどんどん個体が少なくなる中で、コンディション世界一を目指すのにはよい環境だというものです(爆)。

B子さんの本来の姿はこれである、とのトクイチオートからのメッセージを味わいながらの秋の夜長ドライブとなったことでございました。

トクイチのみなさま、本当にありがとうございました。完成形と言わず、さらなる進化を願ってやみません(な訳にいかないから)。

 


Kindle Unlimitedからd magazineに乗り換えてみる

2019-11-17 09:08:29 | 秋の夜長のすごしかた

さて、ご存知Amazonが提供する、読み放題サーヴィスがKindle Unlimitedでございますが、ギョーカイ騒然のリリースからははや3年。

ザッシの発売日に合わせて本屋めぐりをいたすほどの雑誌マニヤな私といたしましては、いてもたってもいられず、発表と同時に食いついたのはキヲクに新しいのですが、予想どおりここまでほぼ毎日ダウンロードの嵐(廃人そのもの)。

ですが、履歴を見てみますと全体のほぼ8割が雑誌でございました。ムックや小説、エッセイなども充実しているのですが、いかんせん探しにくい。i padなどでやっていたのでは時間の無駄ですから、こんなときにi macの大画面が効きます。また、AmazonとしてもUnlimitedで探しやすくしちゃうと、負担があまりにも大きい、とい う裏事情もあるのでしょう。

私は雑誌以外の文字ものはやはり紙で読まないと、というミョーなポリシーがございまして、自分の中で読み分けることにいたしました。

キンドルの特徴はなんといっても読書している実感が薄いこと。もちろん雑誌をめくるのは読書とはいえない気がいたしますが、小説などを読んでも印象が薄く、同じ本を何度も繰り返し読んでしまったりします。

また、よく言われるグラフィック感の欠如に関しましては、i padでは顕著。i mac27では全くない、かむしろ上回る、といえます。

雑誌の場合には実感はさらになく、ベストバイモノ雑誌(一部意味明瞭)やクルマ雑誌などは知らずに何度も同じものを読んだりしております。情けなや〜。

月額980円でこれか〜、と考え始めたらもうあきまへん(それでも十分に安いのですが)。今後は雑誌の読み放題に特化したd magazineに絞ることにいたしました。ちなみにこちらは月額400円(税別)。なに、一生続けるわけでもないし、あきたら、またキンドルに返り咲けばよいだけのハナシ。

こっちではカーグラも読めるし(爆)。

でもここまでの3年間で気がついたのは、やはり「紙をめくる」読書は必要だ、ということ。i padを枕元に置きつつ(というかスタンドにぶら下げつつ)も、紙をめくりたがるのわショーワの習慣というものでしょうか。

dマガジンにスイッチしたことで、紙の読書量が4倍くらいに増える予感がする秋の夜長でございやしたとさ。ちなみに私の図書館がよいは一向に衰える気配がございやせん。


i pad mini5を手にいれておく

2019-11-16 09:57:27 | 今日の逸品

長年ご愛用のi pad miniですが、気がつけば使用開始からは、もうすぐ10年にもならんとするご愛用タブレットでございます。ここまでいったい何台買い換えてきたことやら。

i padにはこの9月にウワサの専用OSが搭載されてリリースされております。アップデート以降はさまざまな便利機能に面食らいながらも、習うより慣れろ、の言葉どおり、寝転んで触っているうちに慣れてまいりました。

アップル製品の中でも進化がもっともいちぢるしいのがこのi pad ではないでしょうか。ラインナップには驚きの4モデル。それぞれに捨てがたいのですが、中でも私の使用パターンですと、このi pad miniがどうしても手放せないわけで。

なんといっても寝そべって使いながら顔面に落とした時のダメージが最小限(そこか〜!)。あと、スリーコインでなぜか1000円で売ってるスタンドがギリギリ耐えられる重さだというのも効いております(爆)。

これ、フツーのi pad では重量オーバーとなって、ダラーンとなってしまうのです、って寝そべってしか使ってないのかよ、と問われれば9割以上、とお答えするしかない、というね(脱力)。

ちなみに今でこそ、このてのi pad対応スタンドも充実してきたのですが、ほんの1年ほど前にはこのスリーコインズもの以外はいきなり5000円クラスしか売られておりませんでした。

ちなみにこのようにゴロゴロしながらパッド類ならびにスマホをいぢくりまわしている人のことをうちでは「廃人」と呼んでおります(爆)。

名前の通りの絶妙なサイズ感と重量。みがかれ続けているユーザーインターフェイスなどなど、驚くしかないのですが、今回リリースの新OSはすごすぎました。

んま、ここまではi phoneと共通のIOSだったものを、専用の物に置き換えた、ということですから当たり前といえばその通りなのですが、いよいよ独自の進化をはじめたな、という印象です。つまり本当の買い時な気がいたします。

あまりにすごすぎて新機能を憶えきれないのが玉に瑕ですが(爆)、なに寝そべって読書と動画鑑賞する、が主用途でございますからして、問題ございやせん。年1のロンドンにもこれ一丁で出向いておりますが、本当に助かります。

コートのポケットに忍ばせてどこへでも、というわけですが、海外それもwifiが当たり前のように備わる都会では通信契約などないほうがむしろ快適である、というのが私の意見です。

もちろんお忙しいみなさまにはリアルタイムな通信が必要でしょうけれど、旅行のときくらいは雑事を忘れたいものよのう、と。ちなみに私、スマホを持たずにどこまでこらえ切れるか、実験中(爆)。90%以上が在宅なものですから〜(一部の皆様にはご迷惑をおかけしております)。

こんかいはスペースグレイにブラックフェイスを選択。なんかさらに引き締まった感じで、良い予感ばかりがする相棒でございやす。ちなみに手元にあった i pad mini4はとっとと友人に引き取られてゆきました。下取り価格もなぜかi macなどに比べますとダントツに高くてびっくりいたします。

概ね4年、たいへんにお世話になりました!つられてうちのマダムも買ったとか買わないとか。


改装工事を始めておく

2019-11-14 08:19:26 | ブログ

今年の紅葉は遅めにやってこられました。 秋晴れといえる晴天とキリッとした寒さに欠けて、湿気まみれの空気に支配されることが多かった10月の気候でしたけれど、11月のここへきてようやくサワヤカな晴天が続いております。

そんななか、貸切パーティが連続した連休明けの翌日から当ホテルでは部分的に改装を始めております。お客様が一瞬途切れるのを見計って、というわけですがなかなか。途切れたままになっちゃっても困るわけですけどね〜(爆)。

また、建設業界では、先日の台風19号の襲来以降、災害復旧工事が最優先である、との空気から職人さん不足に陥り、ただでさえ忙しいのに年末までのリミットも近づいてきてしまい、どうにもならない人手不足に悩まされている由。寒さもやってくるしねえ。

手をつけたのはまずは玄関付近。ホテルでは一番、通行量が多い場所でして、ドア周りや床、壁など経年劣化がいちぢるしく、こんかいはアルミ製のドア枠は残して、ドアのみ交換するという変則的な改造っす。40年ぶり(爆)。アルミの耐久性はすばらしいのですが、それ以外の素材が使われている部分の

劣化は否めないわけで、修理で対応しようとしたのですがご多聞に漏れずパーツがないときやがった。類似のものでなんとかならないか、と色々と検討したのですが、ダメ。ええい、面倒くせえ、というわけで木工屋さんに相談したら無垢の木でドアを作ってくれる、というのでおすがりいたしました。

床に貼ってあるコルクタイルも数えれば25年経過ものっす。

雨の日も雪の日も通行がございましたので、コルクの性質上、内部に染みついた感じの汚れが目立ちます。コルクタイルというのはこれらを「味」として見ることもできるのですが、日焼けして白っぽくくすんぢゃった部分もあるし、仮にもホテルのエントランスなのですから新しいものに交換いたします。

コルクタイルは剥がすことができず、上に次の床材を貼って対応するわけですが、ここで問題になるのが画像にも見える2枚目のドア。

床とのクリアランスがギリギリで、コルクタイルの上に床材を貼った場合に干渉する可能性がありそう。そのほか、創業以来使い続けた非常灯も効率のよい蓄電池式のLEDに換装したり、とリフォームの範囲は広がる広がる(苦笑)。

そんなドアなんて切っちまえば、と考えるのはシロートの浅はかさでございやす(爆)。丁寧に外して工場へと持ち込み、一部分解してから加工するのだそうな。ううむ。

このほかにトイレの壁紙も張り替える、というので内装屋さんが壁紙を剥がしていたところが給水管からの水漏れが発覚(脱力)。水漏れ箇所を見ているとどうも床下かららしい。というわけで前途多難な出発な模様。

人生、思う通りにはなかなか行かないもののようで(涙)。おいまつえん 改装工事はここから来年5月申請。再来年3月受け取りの例の補助金などもアテにしつつ、工事そのものが来年末まで続く(!)予定でございます。

いへ、別にのんびりやっているわけでわございません。実弾が不足しているだけです(完全意味明瞭)。

ご利用のお客様にはなにかとご不便をおかけするかと思いますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


履き道楽2019 あらたにフライニット を買い増しておく

2019-11-06 19:53:05 | 履き道楽

フライニット はご存知、ナイキの®︎。ランニングシューズを中心に、バスケットシューズにも落とし込んで、靴そのもののパフォーマンスを上げる、という離れ業をやってのけているナイキの誇るスーパーウエポンでございます。職人さんが履いている地下足袋のハイテク版だと考えると近いか。

スニーカーの性能は、ソールはもとより、アッパーの性格にも左右されるのは明白ですが、プリミティブな靴紐の張りと紐そのものの伸縮で制約されるアナログな世界だったところへ、シミュレーションで足周辺の動きをさまざまに計算しつくしておいて、飛躍的に性能を上げてあるニットの伸縮性を落とし込むことで性能を限界まで高めたのがフライニット だと思います。

ニットなので季節に応じて通気性を持たせたものと、気密を優先して防水と防寒性能を持たせたものと2タイプリリースされているのがまたニクイw。

こんかい私がハマっておりますのは、フライニット ルナレピック と呼ばれるマラソン専用シューズ。ソールとアッパーにそれぞれハイテクの最先端を落とし込んであるという靴の最先端といえるわかりやすいモデルです。ルナレピック はそ靴底につけられた愛称でございます。

1日に15km程度を歩いてしまう私でございますから、大事に温存していたつもりのフライニット ルナレピック もほんの1年でこの通りです。画像は冬季専用のシールドタイプのものですがほんの5ヶ月程度の使用で、こんな感じでございます。濡れた路面では危険なレベル。

履き心地にはまだ影響は出ていませんけれど、そろそろ温存モードにするか、という状態。

夏バージョンのほうはまだこの程度ですが、このルナレピック の寿命は概ね700km程度が良いところだと思われます。性能のピークは、という意味でございますから靴の寿命ということでわありませんが、クッション命、つまり路面からの反発を味わってナンボのこのモデルではそんなところ。

減りかたが目に見えてわかりやすいのですが、実はゴムの硬化の方がサイン。

Gyakusouは、このフライニット ルナレピック のバリエーションですけれど、色使いが特にオサレ。目立ちすぎず、アスファルトとの相性も考えられた、さすが、と思わせるデザインを誇ります。実勢価格は普通のルナレピック の倍近いのですがその価値はあるか。

今回仕入れましたのは一番手前のブルーのバージョンです。フライニット はこれで4足目ですけれど、うまくローテーションができている感じ。ミゴトにフライニット にハマった感がございますが、はっきり言ってこれ名作。ルックスもイマイチですし、合わせる服装も思い浮かばない、デザイン的にはアレなモデルですけれど

歩くことや靴そのもののパフォーマンスに興味がある方にははオススメです。絶版となった現在ではまさに空前絶後。実勢価格はコンバースに毛の生えた程度ですから、ぜひ。

明日も歩くど〜(たまには走ってみれば)。