嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-8 ジョンロブのブランディング

2013-01-30 20:19:25 | 履き道楽
Tumblr_mgx4n38lrl1r1w31so1_500さて、ここまで読まれたかたは、アンタのようなケチがどうして、本国の売り場に直接掛け合わずに、バイヤーなんかにお願いするんだい、と思われたことでしょう。

さよう、語学は私のもっとも得意な分野ですし、英会話だなんて教室もって教えていたくらいだ(とほひめ)。インターネットがデンワ並みかそれ以上に普及した昨今、たとえ通販専門サイトなどなくともお店とのコンタクトさえ取れればネット経由で通販を、というのは誰でも考えますし、じつは可能。

しかもモノがジョンロブとなった場合には尚更!日本国内の直営店舗の店頭小売価格ははっきりいって世界一高い(きつぱり)。クルマと違って、保証などほぼいらないクツの場合には正規ディーラーの存在意義はずいぶん違います。

じっさい私もイギリス国内の各店舗にコンタクトをとって実勢価格の調査を行ってはきたのですが、いざ注文、という段階になりニッポン国内の住所なりメアドを告げますと、イキナリメールがジョンロブ・ジャパンに転送されるらしく(脱力)、どうやらクツの個人輸入はジョンロブに限っては厳しく規制されている模様。

いうまでもなく正規ディーラーの保護がその理由ですが、商品の性格上、一級の家賃を要求される場所に店舗を構えざるをえないブランドなだけに、その上乗せの金額がすごい(地代と人件費ですね)。たとえば、今回私が振り回されたモデル名chapelの例でゆきますと、本国11万にたいして、パリ13万。が、ニッポンにまいりますと一気に22万となって、まったく驚く他はない!

まあね、他のアイテムに比べて皮革製品の関税は図抜けて高いほかに、流通コストだってかかる。世の中そういうものだ、というのはカンタンですが、ジョンロブジャパンも設立されて久しい昨今、そんなのはもちろんすでに時代遅れも甚だしい。世界統一価格で勝負してこそ、と思うのは私だけではないでしょう。

幸いジョンロブのバックにはあのエルメスがあるわけで、革質でいけば世界一の座は容易に揺るがないはず!今回の値上げはそういう意味であって欲しい、と考えるのは私だけではないでしょう、きっと(キボン的観測にすぎません)。

それにしてもものすごい値付けですね>ジョンロブ・ジャパン



履き道楽でウツツを抜かしていたらイッキに現実に引き戻される!の巻

2013-01-30 19:28:08 | うんちく・小ネタ
Dsc07354ヌホ~、ジョンロブのMTOに加えて、まさかのイヤーモデル購入、と年明け早々ハデにやらかしたもんだ~、とひとりごちておりましたんですが、メール便のヲジサンが持ってきてくださった封書をみてイッキに現実に引き戻されます(爆)。

ガーン!!平成24年度所得税確定申告書類さま御一行到着の瞬間でございます~(脱力)。

が、それがどうした、ってなもんすよ(ほんとうかよ)。数字の集計はとうにできてるし、必要書類は抜かりなく揃えてある。添付書類もオッケイとくれば、あとは小学生レベルの四則計算のみでございますよ・・・って、つい去年、こいつを間違えた挙句に真っ青になりながらゼーム署に出頭したオモヒデがまざまざと蘇ります(とほひめ)。

ううむ、今年こそはあんな思いだけはしたくねえ、というわけで非常にシンチョーにコトを運んだのですが、いくらニブイこの私でもいい加減慣れる、ってなもんですよ。

普段から領収書を受け取った段階で「仕分け」がおこなわれている関係で、カテゴリーごとの集計がラク。これさえできていればこの痔期にラクできる、とわかってはいても・・・となるところを「きっちり押さえてある」関係で、ほぼ1日でだいたい下書きを終えてしまいますた~!

うう、こんなものにジョンロブ一足分(そのたとえかい)を会計事務所ごときに支払っていたのか、とまったくアフォらしくなるのですが、後悔あとに立たず。今年はせいぜい「お呼び出し」を食らわないように、慎重に記載いたすといたしましょう。ちなみに、会計士さんに申告書の作成を委託してみたところで、いざゼーム調査、となった場合にはなんの役にも立ちませんよ>会計士(爆)。

ことしの申告書類はネタの収拾がてら、ゼーム署に出向いて質問などいたしながら仕上げてくるか、と画策中。請うご期待!



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-7 年明けから急転直下 201

2013-01-30 14:09:57 | 履き道楽
Tumblr_lfseyvs0uu1qgevofo2_1280_2さて、私にとりましてはかのジョンロブにMTOをかけるなんざ、一大事。
中3のときにクツ道楽をはじめて以来の大事件といってよい。自分で正規店店頭に出向いて、ああだこうだやるのはもちろんベスト。ですが、国内の正規店ではおもに価格方面での敷居が高すぎて(3階くらいにエントランスがある感覚ですかね)試着がせいぜい(爆)。できればロンドンに出向いてお店で5時間くらいかけてじっくり選びぬきたいところですがそうもいかず・・・

自分は国内にとどまったまま、海外のバイヤーさんを介してのショッピングと相成りました。ちょうど政権交代が終わり、円が安くなりかけた時点で始めた商談ですが、そんななかエルメス系のバイヤーさんからこんなのもあるど~、といってリストが送られてまいりました・・・円安がこれ以上進んだ場合にはとてもぢゃないが、そのお値段では出せなくなりますので、顧客セールということで5日以内にお返事いただければ手配しますよ、との注意書きが添えられてあります。

そのリストになんとあの「イヤーモデル2010」の私のサイズが掲載されているではありませんか!!まあね、その時点ではMTOしか視野になく、ひたすら見積りに集中していたのですが、先日来の値上げのニュースを聞いたらもういけない(爆)。

だいたいイヤーモデル、それも3年も以前のやつがまだ残っていること自体が奇跡・・・この2010は画像のとおりひたすら装飾を廃したストイックなモデルで、クツ好きとしても非常にハードルが高い。色もブラックなだけに(シリーズには茶色もありました)華やぎとは対極にあるストイックなモンクらしいモンクとでもいえばよいでしょうか?

・・・発表の時にはそりゃあ響きましたけれど、お値段きいてイッキに引きましたともさ(爆)。国内正規店定価25万円に限りなく近い24万円台!!そこへこのジミ~なスタイルですぜ・・・ある意味マニヤックともいえる一足で、私も発表直後に丸の内のお店でこいつを試し履きした記憶がございます(とほひめ)。

それがアータ、3年後のいまになって「非常に現実的な」お値段で出現してしまった、というワケです。きけばR(リジェクト=検査不合格)やS(特売品)などのスタンプなどない、エルメスの店頭に堂々と並べられていた正規商品であるというではないですか~!!
が、それもあと数日で「値上げ」となって、またしても手が届かないはるか彼方へと去っていってしまふ・・・幸い、先日手放したチャペルとベルルッティ、さらに英国靴数足を売り払った分の実弾は「まだ」手元にございますよ(珍)。

というわけで、2013年初頭からお騒がせいたしてまことに恐縮ですが、ジョンロブイヤーモデル2010を手に入れてしまいました~(ふるふるふる)。

詳細さらに次号



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-6 緊急速報!ジョンロブ製品 

2013-01-30 11:59:19 | 履き道楽
Tumblr_lvuelyj5id1qgevofo1_500さよう、見積りの最中、飛び込んできたニュースはこれ!あれだけ長期間続いたあれだけの円高でもピクリとも動かなかったくせに円安の傾向がみえただけですぐこれだ!・・・うひい、さすがエルメスグループ(関係ないのか)。

実は、今回のバイヤーさん経由での買い物では、当然ではありますが、ルートを2本用意して、それぞれから見積りをとり、互いに競合していただいたうえで、そのどちらかお安いほうから、という方式を取らせていただいたのですが、その2本目、エルメス系直営店経由ルートから「値上げ」の情報がはいったのが25日。うへえ、こりゃ大変だ、というワケでロンドンルートとエルメスルートともに数字を急いでいただいたのでした。当然ですが、生産国のロンドン価格のほうがお安いはずなのですが、今回のMTOのようなスペシャル度が高いものに関してはコネがものをいう世界です。

案の定、ロンドンルートが見積もりに手間取るうちに、エルメスルートからはとっとと数字があがってきてしまい、こんなに(スピードが)違うものか、となりました。30日時点でもまだ数字が揃っていない。深夜にメールしてはけしかけているのですが(爆)、時差の関係で昼夜が逆転しているだけにレスポンス悪し!!値上げまでのタイムリミットギリギリのここへきてまさにハラハラドキドキの展開となってしまったのですが、どうなりますやら。注文とおるのかダメなのか・・・新価格でのMTOだなんておマヌケは考えたくもない。

どうやら値上げにそなえて、店頭では旧価格と新価格で結構混乱しているらしく、そこへ値上げのウワサを聞きつけた全世界の顧客が駆け込みで買いに走っている模様。ううむ、どうなっちゃうんだろう>私のMTO(不安なまま次号へ)。





履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-5  ジョンロブのチャペルに振

2013-01-30 11:33:23 | 履き道楽
Jl2_1_2このオハナシはそもそもが去年に売り払ってしまった、ジョンロブのチャペルへの思いを断ち切りがたく、もういっぺん手に入れたろ、というところから始まっております(ばかともいう)。

ミュージアムカーフのあのまだら具合や、絶妙のシェイプ、さらに一枚革の造形がもたらすゲージツ的な雰囲気、とチャペルのホメ言葉には、枚挙に暇がございません・・・んが、ちょいと買ったれ、というのにはあまりにも高価。まちがっても画像の正規店舗(完全意味明瞭)店頭でなど、買えない。し、そんなつもりもない(爆)。

たまりにたまったマイレージを使って1泊3日でロンドンへ、というのも何度も考えたのですが、なかなかその時間もとれず、とかイイワケをしているうちに年も明けてしまい、なんと年末に起きた政権交代の影響で円が安くなってきている(涙)。ぐずぐずしていると、どんどん旨味が減ってしまう~。まあね、このような嗜好品(完全意味明瞭)の買い物なんてそんなものですって。

直接買い付け以外ですと、全世界にいる各国人のバイヤーさんにハナシをつけて、若干の手数料をお支払いして店頭に出向いていただき、希望のモデルを買っていただく、というのはもはや一般化したショッピングの方法ですが、今回はそれを使ってみました。

在庫さえあれば、問い合わせから1週間もあればお目当ての品物が手元に届いてしまう、というまさに驚きのシステムですが、そこはそれ、こんかいは2足目のチャペルですからして、チャージと日数をかけても、MTO(Made To Order)で色違いに塗ってみよう、とシャレこんだのが運の尽き。

待ちが9ヶ月だ、ということになって、改めてなげーよ、と考え直す結果となり、そのMTOを寸でのところでいったんとめていただき、あらためてもっとスペシャルな「素材違いのMTO」にかえてしまった、というのが真実でございます。同じ待つのでもこちらだったらガマンできる、というわけですね~(高いけど)。

で、その見積りをロンドンのバイヤーさんに依頼している最中、とんでもないニュースが飛び込んできたのでした~(以下痔号)!!






履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-4  ジョンロブのイヤーモデル

2013-01-29 19:33:43 | 加齢なる遠足(爆)
Top_johnlobbひきつづき寒中お見舞い申し上げます!能登半島輪島上空5000mでマイナス42度、というやつが去ってからこちら、非常にラクに感じる昨今ですが、それでも体感上は真冬日。
なんというか長い冬でございます。

そんななか、ジョンロブのイヤーモデルの話題でございます(なぜ)。

毎年10月25日は靴聖人サン・クレピンが投獄されたといわれる日、いってみれば靴の日なのですが、ジョンロブマニヤにとっても注目の日。96年から毎年、超絶技巧を凝らした靴が「イヤーモデル」としてリリースされ続けております。意表をつく、斬新なやつが発表される年もあれば、ストイックなまでに装飾を廃したシンプルの極み、のようなモデルがくることもあって、目が離せない仕組み・・・限定モデルですからして、リリース直後にはもちろん「奪い合い」。さすがにプレミアムがついた、というのはまだきいたことがありませんが、それでもニンキなのはマチガイナイ。

その時々の空気なども織り交ぜながら、ベストの素材にでき得る限りの技術を織り込み、さらに絶対にハズさないスタイルをもつ、というポリシーのもと、毎年それはそれは素晴らしい、ゼータクな一足がリリースされ続けております。

が、お値段もすさまじい(きつぱり)。特にアジア圏での値付けは世界でも有数で、おもに中国やロシア、さらにニッポンの富裕層をにらんでか、生産国の英国の直営店店頭価格のほぼ倍付けとキタ!!

なめるなよ、といいたいところながら(爆)、買うやつがいるんだから仕方がない(がっくし)、なんといってもカッコよいし、同じムリするんだったら、ありがたみたっぷりのこちらのほうが、という心理も働く、というワケですがね。

というわけで、画像はそのイヤーモデル2012!!内装にファーをあしらった、ポップなカラーを含むアンクル丈ブーツときた!じつに16年にわたるイヤーモデルのレキシのなかで初のブーツですよ・・・非常にポップな色使いを含む、スエード仕立てのほかにお得意のスムーズレザーづかいも選択可能で、実勢価格はだいたい20万円強。洒落も効いているし、紳士のたしなみとしてもってこい・・・え、なぜそんなイヤーモデルのお話なのかって?・・・ご縁があったからに決まってるぢゃないですか!・・・(笑劇のまま以下痔号)



有線LAN開通いたしました!

2013-01-28 21:00:01 | ディテールオブおいまつえん
Dsc06857おいまつえんでは、かねてより懸案だった、「有線」LANを開通させて、お客さまに無料で提供させていただいております!

お部屋にはLANケーブルも装備。ぜひともPC持参のうえ、お越しください。

なお、フロント周辺、レストランなどでは光回線による超高速インターネットをwi-fiで楽しんでいただけます!

ご予約は 0267-62-0251 おいまつえん までどうぞ!

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-3 ジョンロブのダブルモンク

2013-01-24 08:35:08 | 履き道楽
Tumblr_lh4g0euabz1qgevofo1_500_2モンクストラップ・シューズにはシングルとダブルが存在します。留め金の数で呼び習わしているのですが、靴の全体のバランスの中でこの金具はなかなか目立ちます。形状、材質、色、サイズなどビミョーな影響を靴全体に及ぼすのは、じっさいに所有してみて履くとわかります。

そんなモンクストラップは当然ですが、バックル1個のシングルがルーツ。で、英国王室のプリンスオブウエールズがジョンロブに、このバックルを2つにしてくださいな、といってMTO(Made To Order)したのがルーツといわれるのが「ダブルモンク」と呼ばれる、バックル×2のモデルなのです。

つまりは「元祖(爆)」というやつね。服飾の世界ですとブルックスブラザーズのボタンダウンですとか、ラコステのポロシャツとかね、あの類といってよい。そのダブルモンクの代表格はモデル名「ウイリアムス」・・・ロングセラーなのと同時にニンキもある、という解説がつきますけれど、私にはどうもピンとこない。実物はカッコよいし、質感もこれでもか、なんですが、画像のようなchapelなんかを一度でも見てしまうともうダメ(爆)!オサレ度が違う、というか。ワザがきいている、というか・・・このあたり、個人的にはいまやジョンロブのオーナーとなっているエルメスのセンスを感じないわけには参りません。ウイリアムがいかにも無骨な英国のカントリーサイドを連想させるのに対して、chapelにはとことんオサレで軽いParisの空気感(個人的印象にすぎません)を感じるのは私だけでしょうか?
chapelはよく観察するとわかるのですが、アッパーの皮が一枚でできている!さよう、皮の継ぎ目が靴のどこにも見当たらないのです。普通は踵の後ろやつま先にステッチが出るでしょう?それがない!・・・なんというかありがたい、と(爆)。

こんかいのシリーズはたしかこのchapelを一昨年に売りに出してしまった、というところから始まっているのですが、前記事のデ・ムジュールといい、これといい私は一体なにがしたいんだ、と思われることでしょう(爆)・・・そう、上級移行ですよ!chapelとデ・ムジュールを束ねてさらに上を狙う、と・・・ビンボー人、というか「身の程知らず」はつらいっす(爆)。以下痔号(まだまだひっぱりますぜ~だって納品は9ヵ月後だもん)。





履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-2 モンクストラップと呼ばれる靴

2013-01-23 21:20:54 | 履き道楽
Dsc07393モンクストラップ、というのはバックルとよぶ、留め金でもってストラップを締め上げて履く靴。モンクとは僧侶の意味で、お坊さんたちが僧服にあわせてはいていた靴が原型となっているところからこの名前をいただいている由・・・

つまりは僧侶の靴なわけですからして、ある意味「禁欲的」でないと矛盾してくるはずなのですが、どっこいこのベルルッティ・デ・ムジュールにあってはそれどころぢゃない!シェイプが限界までやらかしたロングノーズでハデなうえに、このお色・・・当時、このデ・ムジュールにしか塗れなかった「トパーズ」という色で着色されていてこれがまたハデ。トパーズ=虎目石ですからして、そのヒカリ方や押し出しは推して知るべし。フチにダークブラウンを効かせてシェイプを際立たせているあたりがベルルッティのワザというものでしょう。さらにこのモデルではサイドに彫刻のように文字を彫って入れてある関係でニギヤカさもあって、とてもぢゃないが禁欲どころではない。ここまでハデなモンクも他にない、といえる特徴的な一足でございました。まあね、履いて出かける折には大半がパンツの裾に隠れてしまうのが靴の宿命。どんなにハデでもそれは90パーセントが自己満の世界。

で、所有たったの5年で放出してしまったのにはワケがある、と申し上げました・・・もちろん他に欲しいのが出てきちゃったから(爆)というのがその理由でしたが、そちらは究極の「禁欲的な」一足なのでした!詳細次号(ここ数年ぶりにもったいぶる)。



加齢なる遠足 2013年第2弾ー3 大寒の四万温泉で寒さを思い切り味わう 

2013-01-23 20:38:58 | 加齢なる遠足(爆)
Dsc07423さあて、四万温泉 積善館 ただし湯治部(けち)・・・こちらの一番の特徴はなんといっても朝夕の食事がサービス扱いだ、ということです。つまり宿泊料金は5000~7000円だが、食事はお宿のキモチです、と!つまり無料!!!期待してはいけない、とは思いつつも前回(もう3年ほど前になるでしょうか)赴いた折には、たしか夕食、朝食ともにモンク言えない満足すべきレベル(お弁当ですけどね)だったのですが、今回の食事がすごかった~・・・

チェックインのときにご案内があったのですが、本館(湯治棟)のコンセプトを少し変えて、「湯治」に特化して食事を見直してみた由…へええ~、とそのときはぼんやり聞き流したのですが、栄養士、それも管理栄養士さんを入れて献立を組ませる他に、塩分を1食あたり3g・・・これね~、塩分控えめがヨイってな~、わかるんですけれどねえ・・・ツライ!!というのがホンネ。

サービスで出してんだから、といわれればそれまで。その通りでございます。リッパなんてえもんぢゃない。今日び有り得ない良心のカタマリだ!けれど「まずい~(ここエコーがかかる)」。病院食そっくりの味付けはさっすが「管理」栄養士サマだ(爆)!入院したくなけりゃあこれでも食べな(爆)というメッセージがきこえてくるようなインパクトのない独特の味付けは全国共通だ!すごかったのが朝食。まあ大体が焼いたお魚に玉子料理、カップ入りアヤシゲ納豆、味付け海苔などなどで「定番」が形成されて、それなりの満足感が得られるはずなのですが、全体的な薄味、というか「味なし」のおかげで、病院食そのものとキタ!!私もお料理をさせていただく側の人間ですからして、出されたものは残さずいただく、というのがキホンですけれど、これだけはダメだった~(涙)。私の周囲は70代の入院歴これでもかの歴戦のツワモノたちが集合しておられましたので、反応をうかがっておったのですが、みなさま終始無言(爆)・・・ううむ、懐かしいんだろうなあ、と(爆)。健康食のつもりで管理栄養士献立・・・いいんですけどねえ(きっぱりとはいえない)・・・

高血圧でぶっ倒れて長期療養、ののち退院して親戚一同と温泉に繰り出す、というパターンの方以外にはとてもぢゃないがオススメできない「味わい深い」お弁当は一度は食べておけ、と(爆)。まあ、あの不味さですと、すぐにコンセプト変えざるをえない、と思われるので、1年後くらいに再訪してみるといたしましょう・・・

でも前回のお弁当はフライや唐揚げにソースやドレッシング(給食で使ってるQPの袋入りのやつ)ぶっかけてメシかっこむ、というのが異様に美味しく感じられたキヲクが蘇ります…(カラダに悪いだろう)普段の食生活を見直すきっかけに、というお宿からのメッセージが伝わるのですが、温泉宿に泊まる、なんてえのはハレとケでいえば、間違いなくハレ!客が期待するのは健康よりも美味しさなのではないかな、と。

それくらいの不味さで、極上の温泉とは対極の「病院食」。これを楽しめないようではまだまだ修行が足りませんことよのう・・・いっぺん入院してみれば、との諸先輩がたからの忠告がきこえてくるようでございます・・・以下痔号


加齢なる遠足 2013年第2弾ー2 大寒の四万温泉で寒さを思い切り味わう 

2013-01-22 19:37:32 | 加齢なる遠足(爆)
Dsc07424四万温泉へのドライブ、となった場合には通常でしたら、浅間山を越えて、長野原経由で中之条からのルートがベスト。ダイナミックな山岳ルートで途中に草津温泉なども織り込んで、となるところなのですがいかんせん先日おもいきり降ってしっかりと残っている雪、というよりもコオリを案じて、迂回ルートをとりました。

え、なにだらしない、って?いやあ、都会ナンバーのチェーン巻いたクルマに走路阻まれる、なんてのはゴメンですから(爆)。

で、R254経由で群馬県に入り、安中~渋川ときて中之条経由で四万温泉でございます。かなりな迂回ですが、途中にコストコに寄ったりして(またかよ)、いろいろと所用を済ませながらも2時間弱で到達。勝手知ったる温泉街は完全スルーして(興味ねーし)、お宿に突入いたします。

積善館はユニークなお宿。古来ある湯治のスタイルを尊重しつつも、別館というか新館をその時々で2つもこさえて時代の流れにきっちりあわせて進化してきております。川沿いの斜面に建つ、という文法どおりの立地をいかして、山を切り開き、山荘とよぶセミ新館(爆)、佳松亭とよぶ最新型和モダンをそなえて、あらゆる客層、つまりは2食つき5000円から25000円までの各客層のご要望にお応えしているのが特色です。

が、温泉宿、としてとらえてみた場合にはなんといってもオフロが大事。ですが、その肝心のオフロは5000円でも25000円でも同じものなのです・・・さよう温泉とるかお部屋とお料理を取るか。というふうに使い分けが効くのがこちら積善館なのです。

以下痔号



加齢なる遠足(爆) 2013年第2弾! 大寒の四万温泉で寒さをおもいきり味わう

2013-01-22 14:11:24 | 加齢なる遠足(爆)
Dsc07421いよいよ寒さのピーク、といってよい大寒を迎えたわけですが、それでは、というわけで(爆)またしても湯けむり三昧をいたしてまいりました!

今回もお仕事の合間でございましたので、近場の群馬県四万温泉での1泊(寂)。私のたびの目的は温泉そのものにつかることにあるので、設えのよい高級旅館でゴーカな御馳走を、というのとは対極でございます。

というわけで、1泊2食付7000円ちょぼ(通常おふたりさまですと5000円ちょぼとなります)で宿泊が可能な「積善館」に宿泊してまいりました。「千と千尋の神隠し」のオープニングに登場するお宿のモデルとなった建築物である、という一説がまことしやかに囁かれて、一躍有名になった一軒ですが、ひっきりなしに観光客がきてはデンワをかざしておられますた(爆)。もっと実物を観察すればよいのに、デンワを通してしかご覧になってない、まことにフシギな方々でございます(爆)。行った、というだけで満足して、すぐに忘れ去るのでしょうきっと。

さて、積善館は木造の3階建て。非常にフンイキのあるお宿ですが、たんに古いともいう・・・今回は本館、つまり湯治スタイルの方々が泊まる棟に宿泊したのですが、これが寒い!!スキマ風ぴゅーぴゅーというわけではないのですが、なにしろ気密が悪いご様子で、川風が吹くたびに窓ガラスがガタガタいってますぜ・・・

折からの寒波で夕方からは雪もチラホラ舞ってきて、まったく大寒らしいぜ(爆)。以下痔号



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)

2013-01-22 13:48:13 | 履き道楽
Dsc07394どはは~、昨日は大寒。さよう、一年中でいちばん寒い日、というのに私ってばクツミガキ三昧だった模様(爆)。

画像はもう7年ほど前になるでしょうか、日本橋のタカシマヤで買ったベルルッティ・デムジュールのモンクストラップ。私のコレクションのなかでももっともハデな一足・・・まあね、当時としてはベルルッティのトップライン、このデムジュールに死ぬまでに一遍は逝っておきたかった。

たまたま手元にあった、いただいた「商品券」で一部補填をしつつ(爆)、キヨミズジャンプで買ったキヲクがまざまざと蘇るのですが、まあね、人心はうつろひやすひもの(そうくるか)。飽きた、とかそういうことではなく、なんとなくこのハデさが気恥ずかしい(やっと気がついたかい)という瞬間が見えるようになってきたため、自分に合わない気がし始めたらもういけない(爆)。

さっそくオークションに出品ののち、良い感じの入札で落札されてゆきました。クツ、それも中古のやつとしては異様な高額なのですが、なにこのクラスのハイエンドの一群にはきっちりマーケットが存在するのです(きつぱり)。キライになったからでもなく、飽きたわけでもない・・・なのにナゼ?

・・・決まってるぢゃないですか!他に欲しいやつが出てきてしまったから、ですよ~(ここエコーがかかる)!!

というワケで、ベルルッティ・デ・ムジュール・トパーズとのお別れは思い立ってからほんの1週間でカタがついてしまいました。寂しくない、とかもったいなくないといえばウソになりますが、人生短いのです。これらハイエンド靴に関しましては、ゆうに40年以上の寿命をもつ関係で、買おうかどうしようか迷ってる暇などない、というワケですがね、ハイ(爆)。

以下痔号




履き道楽 2013 15年ぶりに靴クリームを変えてみる

2013-01-18 20:09:34 | 履き道楽
Dsc07402みなさま、寒中さらにお見舞い申し上げます!

西高東低の典型的な冬型に、能登半島輪島上空5000mでマイナス36度の寒気団襲来…ときいても全然驚かない・・・ああ、その程度?てなもんです、ハイ(爆)。そろそろなれないと、というのがホンネですね。

というわけで、そんな寒い日には靴磨き、これです(そうなのか)!運動不足に陥りがちなこの季節…私にとりましてはそんなのとんでもない!折からの大雪で雪かき、というよりもコオリかき(脱力)が欠かせないうえに、AMPMには30分づつのウオーキング。室内での筋トレもきっちり15分欠かさないのは、もって生まれた性格から(爆)。

で、靴磨きですがこれね、意外に上半身の鍛錬になるのです。特に前腕とムネ。極端に寒いこの時期には靴用のワックスも硬化しまくりですし、考えてみると10年物のワックス類はとっくに水分が抜けている関係で、塗りこみにチカラいるわけで・・・(ばか)。

先日、ツタヤで立ち読みしたMen’s EXのクツミガキムックに掲載されていた、「とりあえずこれ使っとけばマチガイナイ」的な2アイテムの名前を暗記して(爆)、急いで帰宅してのちに、あわてて検索(おまえ高校生かよ!!)して、さらに○ネコネット経由で最安値を調べ上げたうえでゲットした乳化性クリームがこれです(非常に長いプロセスだな)。

商品名「コロニル ディアマント~(ここエコーがかかる)」。じつはここまで15年ほどのあいだ、ハチの巣のエキストラクトを材料に使ったフランス製の乳化性ワックス=コルドネリアングレーゼ・ビーワックス(各色あわせて5本ほど)を使い続けてきたのですが、自称「ミガキヲタ」といたしましては、ここらで最新型も試しておきたい。

なに、クツミガキの世界はわりと保守的で、靴そのものの表皮が進化しているわけでもなく、ほぼ60年がところは安定しています。つまり、革新的な磨き、など実はありえないわけで、そこそこのクリームまたはワックスを使って、キホンに忠実におこなえばきっちり結果が伴う、というまことに実直な世界。さよう、米国製のアレが輸入されてからこちら、戦後のGQ相手の路傍のクツミガキの世界は基本的に変わっていないのです。

というわけで、最新のモデルの考察なども行いつつ、寒中クツミガキ大会をば敢行してまいりますので、ご愛読よろしくお願いいたします~!!以下痔号(このネタでくるか)。




ブフ・ブルギニヨンをダッチオーブンで煮込む

2013-01-15 20:32:25 | 今日の逸品
Dsc07388ブフ・ブルギニヨン・・・牛肉のシチウ、というのとはちょいと違う。牛肉の赤ワイン煮、と表現すると近いです。肉はスネがいちばん。コラーゲンたっぷりで煮込みはじめから2時間程度で急に味が出てきて美味しくなるニクです。

ダッチオーブンを使って煮込みますと、密閉可能なフタができる関係で圧力調理が可能となり、味わいがさらに増します。こいつはタマネギ以外には具材を使わずに牛肉を赤ワインとスパイスでひたすら「美味しくなるまで」煮込む。それだけ。

出来上がる頃にはワインの酸味が失せてまろやかな味わいに牛肉のコクが加わって絶品。マッシュトポテトがイヤになるくらいに合うのでおためしあれ。

ご予約は0267-62-0251 おいまつえんまでどうぞ。冬にはこれっきゃない、ってくらいに美味いです!ニンニクを利かせるバージョンもあるので、お申し付けくださいね。