ブイヤベースはフランスのマルセイユからトゥーロン一帯にかけて作られている漁師鍋。さいきんのニッポンではトマト鍋なる珍妙な一皿がもてはやされて話題となったのはキヲクにあたらしいですが、ブームでしかとらえられない食なんてすぐに忘れ去られる運命です。だいいち土鍋にトマトぶちこんで楽しいかい、と(爆)?
が、考えてみますといまさらトマト鍋だ、などと騒がなくともずいぶん昔から食されていたものでしょう。ブイヤベース、と呼んでしまいますとやれサフランだ、ドライトマトだなんだとウルサイわけですが、なもの現地ではもっとおおらかに作られるものっす。それに沿岸をイタリヤ方面に進んでいきますとZuppa di Pecheなる「魚のスープ」があるし、さらにスペイン方面へと向かっても同様。ニッポンではカツヲと昆布でダシをとるところをニンニクとオリーブオイルに置き換えただけだ、と極論してもあながちマチガイでわない(爆)。
というわけで今年のかにぢごくは北海道在住のゴッドハンドU教授(一部なぞ)に直接買い付けをお願いした毛ガニとタラバで轟沈していただきますた。
甲殻類の殻からとれるダシを煮詰めたビスクという濃厚なスープがありますが、あれをイメージした「毛がにのスープ」をメインにいろいろと楽しんでいただきました。仕上げはこのスープをさらに煮詰めてスパゲティソースとしたもの。殻から滲みだすえもいわれぬ滋味に加えて濃厚なカニみそこれでもか(爆)。ちなみに画像ではわかりにくいですが、これ、直径70cmの皿に盛られておりますがなにか(爆)。U教授、お世話になり誠にありがとうございました。御礼に来週末、ご馳走しますんで(一部業務連絡)。
ご予約は0267-62-0251 おいまつえんまでどうぞ。かにぢごくはご要望があればいつでも開催可能でございます。ご予約、お待ちいたします~。