さて、晴れて私のものとなった(爆)一連の落合センセの著書(ハアハア)、読み進むうちにセンセもカルティエ・タンクのオーナー、通称「タンキスト」だったことが判明いたしますた(祝)。
まあね、角型腕時計の絶対定番といってよいこれをスーツに合わせないわけがない(きつぱり)!自分の腕の太さから始まる袖口のバランス、のようなことを考える限り、小柄なニッポンジンには通常のタンクのサイズはまさにベストバランスといってよいでしょう。スポーツ系のでっかいやつ、たとえば○ライトリングやロ○ックスをスーツの袖からこれみよがしにのぞかせるキモチは、私もしっかりやっておりましたので(爆)よっく理解できるのですが、部長、ならびに得意先に見つかる前にやめておきましょう。あ、もちろんカジュアルではオッケイですし、腕の太い方にはまさにこれ以上はないくらいに映える!歴代ジェームズボンドさまはロレックスやオメガのスポーツ系を袖口からのぞかせていましたが、体格が大きめなボンド限定であった、という理解でよろしいでしょう。現行のボンドやコネリーなどゴツめには似合うのですが、ロジャームーアやブロスナンなどのどちらかといえば「優男(やさおとこ)」系ボンドにはビミョーに浮いていた気がします。が、ボンドの場合は、相手をぶん殴ったり、ぶん殴られたりするわけで(爆)タンクごときでは一発で吹っ飛んでしまいますから必要であったという理解もできましょう(爆)。同じ理由でブライトリングなんざ絶対に使わせてもらえない、と(一部意味明瞭)。ここ数年はオメガが独占状態ですが、経済危機な現在、今後はわかりませんね。70年代のボンドウォッチはセイコーだったしねえ。
スーツの袖口のバランスは実はネクタイ並みに目立っていることは注意しておく必要がある、とセンセは説いておられます。鏡の前に立って眺めてみるのよりも、たとえばデスクや「応接セット(爆)」のソファー越しに商談だ、などというシーンを想像してみますとよく理解できるかと思います。トケイだけが浮いてしまったのではまったく何のために嵌めているのか判らなくなりますからね。
また、先日買ったタンク本(一部意味明瞭)を参照しますとイヴ・モンタンやアラン・ドロンもしっかりタンキストだったそうで、スーツに合わせるほかにシャツいちやセーターに合わせてもシッグゥ~(ムリヤリエドはるみ調)
センセのコレクションにはタンクは2本あって、一本はタンクLC-LM-YG(ルイカルティエ・LMイエローゴールド)、もう一本はタンクアメリカンのYGなのですが、どうもLMと呼ぶ紳士向けではなかった模様。MMと呼ばれる中間のユニセックスサイズだと思われますが、どうなんだろう?LMでなくMMを選択するあたりに徹底した全身のバランス追求の姿勢がうかがわれます。ロレックスのバブルバックのPGも所有されていたようですが、1日で10分もの狂い(爆)に悩んで、購入先のNYのアンティーク屋にクレームしたら失笑とともに「アンタ、わかってないねえ」の一言で片付けられた由・・・ううむ、奥が深いでつ>紳士の服飾(爆)