嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ステイホーム総会終了 気がつけば梅雨入り?

2020-06-11 08:56:45 | 夏のエレガンス講座(爆)

ポストコロナというのにはまだまだ気が早すぎるのですが、非常事態宣言解除からここまで、キモチは緩んでしまっております。主に経済方面からの要求で動かさざるを得ない人間社会の性でございます。

マスク着用やソーシャルディスタンスなどという、きき慣れない様式に振り回されながらも、人間生きてゆかねばなりません。

前代未聞といってよい一連の給付金はともかく、3月くらいからここまで、持続化補助金、と呼ばれるものが国や自治体からジャブジャブと放出されている気配です。

3月末に締め切った、毎年恒例の国の小規模事業者持続化補助金にはすでに申請を済ませておりまして、じつは先日、作文の甲斐あってミゴト採択されたのですが、こちらは上限50万円で3分の2の補助。従来通りのものだったのに対して、この5日に締め切ったコロナ特別対応型と呼ばれるスペシャルバージョンで

は上限100万円(!)にハード事業75%、ソフト事業では100%の事業補助というお手盛り加減です。従来型とは比べ物にならないゴーカ版なうえに、県からの上乗せが35万円あるんだと!

思わず、こりゃやるしかねえ、ということになり(なじみの)商工会議所に相談に参りましたら、3月末締めの、すでに審査通過済みの補助事業を保留にして、こちらの特別型の申請をおこない、結果をみたうえでどちらをとるかを選択できる、というぢゃないですかっ!

つまり受験でいう併願ですぜ(爆)。そりゃいいわ、といって猛作文(爆)に禿げんでいたのですが、そこへ追い討ちをかけるように、今度は県からも補助金がリリースされました。

小規模事業者3者が集まって、事業をおこなう場合に300万円を上限にこれまたハード10分の9、ソフト10分の10を補助してあげようぢゃないの、というオイシイなんてえもんぢゃない補助金です。

ううむ〜。これもはずせやしない!意地でも取りにゆかないと、といって力んだのわよいのですが、これは申請すればソクいただける給付金でわなく、補助金。何かしらの事業に対して金銭面の補助をしてくださる、というわけです。

コロナ対応の何かを3者で300万円かけてやってみな、ということですから、なかなか(爆)。

というわけで、かつてなかったような規模の補助金がばらまかれている、というお話でございました。私もこじつけにこじつけを重ねてようやく申請書を書き上げました。

ここへきてお客様も徐々に戻りましたけれど、年内のイベントはすべてキャンセルされるだろうとみております。

補助金獲得が成功した暁には、年内いっぱいかけてポストコロナを念頭に、入念な改装に取り組むか、という計画でおります。

みなさま、まだまだステイホームでございます。

 

 


いよいよ梅雨あけ、夏来たる。

2019-07-29 08:21:25 | 夏のエレガンス講座(爆)

祝、梅雨明け。ここ長野県中部の標高700mはあるか、というエリアでもものすごい湿気。タイ出身の友人が、母国の気候にそっくりだ、と言っておりましたが、タイとの緯度の違いを考えますと、いくらなんでも異常なことです。

ちょうど南海の空気がまるごとドドーンと垂直移動して、せり上がってきたイメージか。

ホテル業界内でも、標高2000mクラスのいわば「山岳リゾート」と呼べるエリアのホテルや旅館でもエアコンの導入を余儀なくされているとのことです。ううむ。

ウリなはずの「冷涼な気候」が2000mでも得られない、というわけですが、これも異常ですね〜。致し方ないってのはこのこと。

ただし、導入を決めたからといって、ハイ明日からエアコン完備、とはゆかないのが今年の事情。

長野県では、ここへきて各自治体で今年度予算での各小中学校へのエアコンの導入が決まり、品薄なのはもちろん、取り付けをおこなう業者まで不足してしまい、いま依頼しても取り付けは9月以降。ヘタすりゃ来年。果てはエアコン本体の仕入れ値まで高騰しているそうな。

まったく異常事態でございますぜ。フントニモー、などと私がアツくなってもしゃーない。

とりあえず、当ホテルは40年前から全室エアコン完備で、お客さまには実害はございませんが、暖房にも使えるエアコン完備の環境で育った子供たちが果たして幸せなのかどうか、というのは大いにギモンです。

そりゃあ授業中に熱中症で倒れられたのではモンダイですが、そういうの回避するために長い夏休みだってあるし、「暑さ、寒さしのぎ」に授業でできることだってたくさんある。そういうことも含めてガッコーで習ったでわないですか。

エアコン導入によるガッコー温室化=快適な教育環境とはならないと思うんですけど。え、なに暑くてベンキョーできねえって?塾に行けばエアコンあるし(爆)。

体温調整機能もある程度の温度変化に身体を晒すことでこそ鍛えることができる。このぶんですと、やたらと風邪をひきやすく、耐性にかける体質が大量に生産されるとみた。もちろんメンタルだって暑さ寒さの中でこそ鍛えられる。

こういうの、成人になってから効いてきますからね〜。そのうち富士山頂にエアコン完備の山小屋とかドーム甲子園でもできるんぢゃね(爆)。

とかいって、モロにショーワのジジイ化している昨今(爆)。こういうのPTA総会とかでまくし立てるとガキがいじめられるんだろうな(苦笑)。

 

 


猛暑をやり過ごしつつ、夏を愉しむ

2018-07-18 19:16:05 | 夏のエレガンス講座(爆)

連日の報道では、「危険な暑さ」といってますけど、これ今年の流行語大賞最有力候補でわないでしょうか。こちら長野県東部でもタイヘンな騒ぎ。とわいえ、避難するわけにもゆかず、ひたすら体感温度50度にもならんとする厨房にこもって、調理に禿げむ毎日でございます。

調理というのは、時間をかけて、ある状態へともっていってナンボの世界ですからして、これはキビシー。そのキビシー環境を作り出すまでが私の仕事といってもよいのです。

まあね、暑さが一生続くわけでもありませんから、せいぜいビールなど飲んでやり過ごすといたしましょう。

これ、ギョーカイニュースなのですが、避暑地としてもブランド化している蓼科高原のホテルでも軒並みエアコン導入ですって。

標高1500m近辺に点在する硫黄系の源泉と冷涼な空気に支配される、ということで明治の頃から軽井沢に劣らないリゾートとして有名な彼の地ですけれど、エアコン導入というのはなかなかなニュース。

ううむ、すごい。キヲクに残る暑さ。ぶっ倒れないように気をつけて、ひたすら働いておくといたしましょう。

ちなみに中小企業庁と日本商工会議所主催の小規模事業者「持続化」補助金に応募したところ、見事に採択(祝)!持続するべく、邁進いたす所存でございます(爆)。


春のオトナ買いってなんだよ(爆)

2016-04-23 18:02:52 | 夏のエレガンス講座(爆)

どかーん、春のオトナ買い。本当は話題のアディダスの復刻スタンスミスやカントリーも欲しいんだけど、相変わらずの品薄らしい。

スニーカーごときを苦労して探すなんてまつぴら御免なので(John Lobbとはえらいテンションの違いだな、おい)、量販店でもどこでも入手可能なコンバースのこれ。

日に4kmほどは歩く関係で、2足のローテーションで、ちょうど2年に一度の買い替えペースですが、こんかいはOX と呼ばれる、くるぶし丈のやつはやめにして、ハイカットを2色でいってみますた。

が、なぜかこのモデルも日本中でサイズ切れが続出している、と売り場には張り紙がしてありました。どうしたんだろう?クラシック、いやベーシック回帰なの?

今年は定番のオフホワイトの他に、若干新しめに思えるケミカルホワイトを加えてみますた。

オフホワイトのほうは、レトロ色がつよくてこれも好きなんですけど、たまには、ねえ。

脱色した感じの純粋なホワイトですが、服装とのマッチングはどちらもよさそう。

売り場には同じモデルで、日本製=12000円、というのも売られておりましたが、ビミョー。

たしかに色出しが若干アザヤカなところや、細部の作りなどなど、綿密な感じが若干あって、4000円のインドネシア製に比べますとぜんたいにしっかりした感じがあるのですが、並べて比較してようやくわかるレベル。目隠しテストで順番逆になっちゃったらもうそれっきり(爆)。とうてい3倍弱の価格差の説明にはなりません。

このオールスターに関しては、ヤレたら捨てる、のようなユニクロの下着みたいな使い方が相応しいはずなので、12000円もしちゃうと、いざヤレても気軽に捨てられないな、と考えて、一瞬でインドネシア製2足のオトナ買いに決定いたしました。ううむ。


RRLのリファインに挑んでみる

2015-07-23 19:18:20 | 夏のエレガンス講座(爆)

さて、念願叶って、ようやく入手した、このRRL。

一見、オーソドックスな造形に横幅60cmにも及ぶ大型のサイズ、プラス、トラッドな色使いで非常にまっとうなモデルに見えるのですが、まったくもう、信じられないくらいのユーズドテイストをまとっております。これでもかのダメージが新品のうちに人為的に加えられているのです。

私も、服飾好きなこともあって、この方面も理解しなきゃ、と思いはするのですが、ここまでやられちゃうとアゼンとするしかない。それくらいの加工ぐあいです。

このようなレザーを多用したカバンてのは、パリパリの新品を恐る恐る買って、丁寧にエイジングを行いながら、10年、20年かけて自分のテイストにしてゆく、というのが不文律と考えていたのですが、そんなのどうやら古いスタイルらしい(とほひめ)。

新品の状態で、すでにカスカスに使い込まれた風合いを醸しているのがエライのだ、といわんばかりなのがこのRRLラインでございます。一部ブランドが力を入れている、ダメージ加工ジーンズで、ほとんどすべてに鉤裂き(爆)が走っちゃってるのを履いている人を見かけることがあるでしょう?

あれを見かけたときのなんともビミョーな空気を想像していただけるとこのバッグに近いです。

それこそ、昭和の頃はこのエイジングなど、自分で行ったものでして、大枚はたいて買ったばかりのリーバイス501(私は70年代にXXシュリンクトゥフィットを8800円(消費税なし)で買ったキヲクがあります)を履いたまま湯船に浸かって、タワシで洗いまくったら、風呂釜ごとインディゴ染めになっちゃったり(爆)、軽石でこすって薄くした上に、クギやドライバー、はてはカミソリなどを動員して割いたり、穴をあけては、悦に入っていたものです(ばかだ~)。

せっかくあけた穴なのに、そいつを見かねたおばあちゃんがアップリケ(完全死後)で補修しちゃった(爆)、などという「事故」もごく普通に起きておりました。

これらダメージ加工はいまやブランドごとにワザの競い合い。

いかに巧妙に仕上げるかにしのぎを削っておられるわけですがNYやロンドンあたりのホテルですと、いっしょに託す荷物がナイロンのリュックなんかだったりしたら、まずまちがいなく足で蹴られて転がされるのがオチ。とそれくらいの仕上がりでございます(爆)。個人的にはホームレス一歩手前にしかみえない(爆)。

こんなダメージ加工に予算を使って、非情な高額で売りつけるのよりも、パリッとした状態で、このデザインで売ってくれれば、と思うのはすでにジジイの戯言、というわけなのでしょう、多分。

個人的には、自分の手で、長年かかって成長させる、この一点こそがオサレの喜びだと思うので、まったく理解不能。ユーズドテイストは自分でやるからカッコよい、これが私の意見です。

さて、私のお好みはこちらへ置いといて(どうでもよいともいいます)。とりあえず手に入れたバッグは、どこか中途半端な印象です。長期在庫だったのがありあり。

肝心のベルトとバックルのリアルレザー部分はなんだかカサカサに乾燥しています。

基本、ダークブラウンのところが、ライトブラウン~イエローにも見えちゃうくらい。サンドベージュの本体にライトブラウンの組み合わせ、さらにやれやれのビンテージ仕上げでは、どこか締まりに欠ける印象。

これらをヒビ割れるまで放っておくのがラルフローレンの意図なのか?

それともここで一発、油脂類を補填して、自分好みのテイストに少しでも持って行くのが正解なのか。

あるいは新品未使用なのを売りにして、このままとっとと売り払っちゃうのか?

まったく悩ましいところですが、せっかく2年間も探し回って手に入れたのですから(といってもネットを徘徊してだけですけどね~)、ここはジマンのギヤを動員して、リフレッシュ、というかリファインを図ることにいたしました。

引き出しを開けてみれば、各種サプリメントが目白押しですよ(爆)

画像右はCordonnerie Anglaise en Parisのビーズワックス。蜜蝋(honeycomb)から作られた贅沢なクリームは香りも良く、染色パワーはミディアム程度ですが、皮へのなじみが良く、ある程度、浸透はするが、染色性能はほとんどなし、というのが特徴。つまり、保革と防水むけ。

中央はサフィールの油性クリーム。ツヤの他に、染色性能が高く、浸透性もかなりよい。シアバター配合だというから、革には効きそう。

クツヲタが自宅に一本必ず所有しているのでわないか、というくらいのヒットとなりました。おもにMen's EXの靴磨きムックのおかげでしょうか?

かくいう私も、所有する靴にあわせて、ほぼ全色そろってしまった(ショック)ほどで、ぜんたいにバランスが取れたソツのなさが売りか。

右端は無色の栄養クリームで、これまた有名プロダクツ。あの、Web広告ばかりしているので有名な(爆)土屋鞄が純正お手入れクリームに指定したのはキヲクに新しいのですが、浸透性能がよすぎて、つい使いすぎてしまうま(ばか)。結果、CPが非常に悪いのが特徴(苦笑)。

円安のアヲリを食らって、ものすごい高級クリームとなってしまったのはつい去年からです。はっきり言って、オーデコロン並のお値段を誇るので、おいそれと塗りたくれない。

塗り込む側から浸透してしまうので、エンドレスに使ってしまう。大量に使ったなりに、仕上がりはしっとりとして文句なし(爆)。重量感すら出ます。

無色なので、素の色を大切にしたい場合に重宝。と、これもまた皮革好きのお手元には欠かせないアイテムです。

全て靴関連からきているのが、まことにアレですが、なに同じレザーには変わりありませんて。

ツヤ、というよりもこんかいは栄養補給がおもな目的なので、実績のある上記のサプリは、経験上必ず効きそう。昭和の頃には、こんな気の利いたアイテムは皆無で、ひたすら溶剤たっぷりのミンクオイルを塗りたくっては、伸びとホコリとの戦いに挑んだわけですから、恵まれていると申せましょう。

今回のようなカサカサのレザーにはそれこそこれら最新ケミカルはドバドバ浸透してゆくはずなので、楽しみでございます。

画像左側がクリーム浸透後。右のベルトは使用前です。色の違いが明確ですね。ちょっと塗っただけでこれなのでかなり効きそう。

というわけで、クリーム出動、と行きたいところなのですが、明日からの週末は世間イパーンに夏休みシーズン、というやつ。カバン相手に楽しんでいる場合ではなさそうなので、秋口まで放置プレー、との公算が大きいです、はい~(うれし涙)。

 


バロンブルードカルティエにステンレスバージョン登場のウワサ

2008-03-17 19:40:46 | 夏のエレガンス講座(爆)

Baloonblue1 中古市場にもぼつぼつ出没中のバロンブルー・ド・カルティエ・・・発表当時から注目しておりましたんですが、ここへきてステンレスバージョン登場のウワサ!!ううむ、キター(爆)!!ロレックスのGMT2+カルティエロードスターを束ねて一本にすれば・・・(一部意味明瞭)なんとかなるのか、と妄想する毎日(爆)。ううむ、なんとかならないでしょうなあ、のリリース直後50マソ前後で推移するとみたが、いかがでしょう。中古美品、となったときにはマジに動くかもしれませんねえ>私(=鴨)

それにしてもうつくしいデザインでつ。普遍、というか迷わずに済む、というか・・・んが、手持ちのコレクションも飽きがきたりしないものばかりですしねえ・・・ここはひとまず静観、と(爆)。


そこのけクールビズ!夏のエレガンス講座(爆)夏時計=ヨットマスターですかい

2006-06-15 19:58:01 | 夏のエレガンス講座(爆)
0325jpg_013久々にご覧にいれましょう(爆)。残念ながらプラチナとステンレスの違いはパッと見でシロートには判別不能です(爆)。まあ人に見せびらかすものでもないわけで、オーナーの自己満な世界・・・腕時計の世界はこれでしょう。プラチナのかわりにこれがホワイトゴールドですと鈍い光り方でそれがむしろ上品。
根が上品なだけに(完全うそ)私の好みはそっちですが、今回のテーマは夏のエレガンスでございますよ(爆)

定番のサブマリーナより一回りでかいケースに分厚いクロームめっきを施してやたらキラキラするのがロレジウムさまのウリでございます。Ref.16622・・・通称ヨットマスターロレジウム、実はロレックスの中でも特異な意匠がちりばめられているとんがったモデルですね。赤い秒針をはじめ、プラチナをしっかりイメージさせてくれるスノーホワイトの文字盤は圧巻、ケースのディテールも実は凝りまくりで、どちらかといえばそっけない、そのかわり飽きが来ないしこわれにくいスポーツロレックス系のケースと思わせておいて、細部の意匠で違いを見せつけるというオトナなワザが使われていてタマランチ会長。こいつにシンプルな白いポロシャツをもってきたらどんなメタボリック野郎も一瞬にしてサワヤカな青年になれること請け合い(うそ)!!この夏、アナタもいかがっすか(爆)。涼しげに見えるのは単体だからで、こいつがどんな腕に巻かれるのかでだいぶ印象が違うなり。時計店店頭でお試しくださいまし(爆)