みなさまメリークルシミマス(まだいってる)・・・それにしてもあのイヤルミネーション・・・すでに一般民家に飾り付けるのはあたりまえ。「和」の建物にLEDのデンキを飾りつけるセンスからして理解不能ですが、まあよい。シュミの世界は自由っす。なかには地域の活性化に役立てば・・・などといって街ぐるみで一斉電飾(驚愕)などという動きもあるようで、まったくたまげます。しかもこれらイヤルミネーションは年々バージョンアップするのが常(爆)!不景気とはいえ、まだまだ豊かぢゃん>ニッポン(違)。どこかデコトラですとかパチンコ屋の電飾を想起させるイヤルミネーション・・・うう、さぶ~!!
さて、南紀白浜でお風呂に入りまくった私は早々に「海舟」をあとにしまして、和歌山、大阪をかすめ、ひたすら北上いたします。中国道からさらに豊岡方面へ向けて有料道路が整備されており、豊岡の40kほど手前まで自動車専用道路で移動できるのは便利でよいのですが、グランドツーリングとなったときには多少物足りないか・・・9時過ぎに白浜をでて、昼過ぎには城崎の温泉街をぶらついておりました。こちらは8箇所の外湯めぐりが名物らしい。が、調べてみれば一箇所につき入浴には500円~800円かかります・・・ううむ、「巡って」いたら金額的にも体力的にももたないぞこれは(けち)。というわけで駅前の「さとの湯」につかります。各種の趣向を凝らした浴槽は目新しさこそないが清潔で、痔元なまりも聴けるので旅情に浸れます。
城崎の温泉街はびっくりするくらいの人出で、旧来の温泉街でここまで賑っているのはまことに珍しい。南紀白浜でさえ、この賑わいはない(きつぱり)。んま、季節もアレなので、しかたがありませんがね。ちょうどカニの旬にあたっていたのとクルシミマスシーズンということもあったのかもしれませんが、バスがガンガン到着してくるし、温泉街はそれこそ押すな押すな状態。温泉街にかけてはこちら長野も引けを取らないはずですが、ここまでの賑わいというのはさすがにないでしょう。城崎の泉質がすごいのか、といえばほぼ無味無臭のどこといって特徴に欠けるものですし、クラシックな温泉街のたたずまいが唯一印象的なだけで、通りがかりの私には理解できませんでした。もちろん風情はたっぷりですし、いっちょ泊まって浴衣でぶらぶら外湯めぐり、というのをやってみないことにはきっと理解できないのでしょう・・・
城崎のお宿は画像の「銀花」。城崎の温泉街からは2kmほどはずれた円山川のほとりにある一軒宿ですが、これがまた興味深い。明らかにつぶれた旅館をリニューアルしたもので、独自のノウハウで設備面を中心にハードウエアを近代化し、独自のサービスで演出がはかられている。2000坪の敷地に18室の贅沢な立地、というのは文面どおりですが、ようはスカスカ(爆)。ハコだけを観察してみれば簡単にこの4倍くらいのキャパがあったはずで、個人的な推察に過ぎませんが、円山川の水害に遭った旅館が復旧をあきらめて売りに出したのを銀行を説得してどうのこうの、というのが本当のところではないでしょうか?パンフなどには穏やかな円山川・・・などと書かれているのですが、道路と川面のあまりの近さから推して水害がなかったはずはない、と思い仲居さんに訊いて見ますと数限りなく氾濫している由・・・まあ、そうでしょうなあ(他人事)。
夕食はいわずもがなのカニ(爆)!津居山蟹と呼ばれるローカルズワイをたっぷりといただきますた・・・他人が調理してくださったカニをいただくのは実は初めての体験だったりします(爆)が、実にうまかったっす。特にお刺身(モンゼツ)。大欲情もとい大浴場をでて、部屋に向かう道すがら、ううむ、このフンイキどこかで、と考えて思い出しますた!これ、高校の校舎にそっくしぢゃん、と(完全意味明瞭)。
その3につづく