嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ベルルッティ、ほうっておくとタイヘンなことになりますよ(爆)

2009-06-20 20:51:19 | 履き道楽

000619_005_2  履き道楽ネタの連発(爆)、ご容赦。ベルルッティのお手入れはお店の推奨する方法ですと缶入りのワックスのみでおこなう、ということになっておりますが、これでは革が必要とする水分が失われてしまい、ジマンのベネチアン・レザーのよさがなくなってしまいます。ベルルッティだろうがなんだろうがただの靴ですから、通常の革靴のお手入れとなんら変わるところはありません。ちなみにこの缶一個が4000円(驚愕ののち抜け腰)。原価はまあ40円くらいなものでしょうに、なんともオイシイ商売ですこと(汗)。

足の指の付け根に当たる部分・・・親指と小指を結んだ線をボールジョイントと呼びますが、これに沿って折れ曲がる部分を観察してみますと革の状態がよくわかります。折れ曲がった先からささくれ、ヒビワレ、ひどい場合には切断、となるわけですが、これらは水分の補給で防ぐことができます・・・え、なに水分だったらこのあいだ雨の中、1kも歩いたし、アブラアシなのでワックス補充もできてる、って?・・・ノーコメント(爆)

000620_017 そこで水分補給に使うのがこれ!クリームっす!主成分はロウですが、こいつは所謂乳化性クリーム。靴に塗り込めば水分、栄養分の補給はオッケイです。ちなみに画像はレッドとイエロー(爆)。ここまでアザヤカなイエローは探してもなかなかないのですが、こういった珍しい色のシュークリームは見かけたときに買っておけ、というのが鉄則です。ミニカーに似ているのですが(一部意味明瞭)、そもそも生産量、販売量ともに限られているものなのでお値段にかかわらずゲットしておきましょう。私のようにこの道40年ちかく、ともなりますと各色これでもかと揃ってきますので、場合によっては調色、のようなこともごく簡単にできてしまいます(汗)。ちなみに画像の2色を合わせますとアザヤカなグリーンが出来上がってしまうわけですが、私のコレクションにはぴったりですね(爆)。このほかにブルーやグリーンもありますから、まあ自由自在に、と(ばかともいう)。

000620_011 というわけでひさびさに引っ張り出してみたらささくれが目立ったベルルッティ(ダメぢゃないか)。酷使しておったのですが、そのたびにワックスでお手入れしていたところが、ロウのみが勝りすぎてしまい、水分が不足しているのが明らかだったので例によって完全脱脂ののちオリジナルのパープルのクリームを明るめに調合して塗りたくること3日(ヒマなのか)。画像のような仕上がりとなっております。しっとりとした質感が戻って履き心地も「大丈夫なのか?」と疑うくらいにしなやかで合格。照度が少なめなところではブラックにみせておいて、ハイライトが当たると下品一歩手前なパープルが主張する、という、誠に私好みの仕上がりとなっております(爆)。ピンクも入れようか、と思ったのですが、まあ、あんまりやりすぎても、ねえ(ばか)


ツルヤのPBが充実しているらしい

2009-06-19 11:23:58 | 食・レシピ

000619_003 PB・・・最近よく耳にするコトバですが、どっこい地元の優良スーパーツルヤでは1970年代のスーパーとしての創業当初から存在しておりますた。それも徐々に品数が増えていってたと思う。

当時は小諸駅裏の本店一店のみでの営業でしたが、その後東信地方を中心に店舗ネットをジワジワ拡大。いまでわ北信と呼ばれる長野市方面や中信と呼ぶ松本平方面へも増殖中の注目のスーパーでつ。

ツルヤのPBは食品全般にわたっていて、ジャムやベーコン、ハムを始め、ヨーグルト、牛乳などなど、そのほとんどが20年以上の超ロングセラーなのは驚愕ものです。食べてみればたしかにオイシイ!!間違いのない品質と最近では値段もがんばっていて、周辺に林立するスーパーとの激烈なバトルにもひとり勝ちの様相。

そんななか、画像の味噌ラーメンが新発売。味噌ラーメンといえば「蔵詰め」味噌というやはりPBの味噌をふんだんに使ったラーメンがすでに売られているのですが、そちらは2食入り199円なところへ今回のこれは3食入り199円(税込み)とキタ!!

食してみればツルヤならでわのコダワリで、平うち太麺、スープともによし!味噌もケチってないが、かといって蔵詰め味噌ラーメンとのバッティングも巧妙に避けられているぞ(驚愕)・・・ううむ、恐るべしツルヤ・・・長野県東信地方へとお越しの際はぜひともお寄りください・・・ってわたしゃ~なにももらってませんよ~(爆)


ジョンロブはストレートに磨き上げる(爆)!

2009-06-19 11:04:45 | 履き道楽

000619_002 ジョンロブのチャペル・・・ダブルモンクの最新型。メディア露出も禿げしく、人気モデル、ということになっているらしいですが、なこたぁ関係ねえ(爆)。

プレステージラインともなればステッチのひとつひとつにまで入念な細工が施されていて、このあたりは店頭で手にとってみても実感できないかも。やはり履いて、磨き上げてみることです(爆)。革質もここまできますと別段こすらなくてもピカピカ光ります。

リーガルのローファーが光るのはガラス塗装のおかげな訳ですが、このグレードまできますと革自体が光沢を帯びます。ミュージアムカーフと呼ばれる極上カーフを、小学生時代より培った(ばかともいいます)テクでもって磨き上げたのが画像(爆)。

ステインリムーバーなる靴墨落しをフランネルの布にとって脱脂すること3日(爆)。完全にマットな状態を作り出したところに通気を良くして「すっぴん」状態としたところにビーワックスと呼ばれる蜜ロウから作られた高級ワックスを擦り込んでまたしても3日の放置プレー。完全に乾ききったところを拭きあげてやると「まあまあの」状態となります。このままはいても非常に上品な光沢で、まさにロブらしい気品に満ちた雰囲気がでてきて好ましいわけです。

000619_005  ここまでにしておけばよいものを(爆)、ヲタの血には抗えず(爆)、さらに画像のベルルッティ純正ワックスを刷り込んで鏡面を作り出します。極端に薄く塗って、そのたびに磨き上げる、を繰り返すうちに、えもいわれぬ「ペカペカ」状態が作り出されるわけですが、このレベルに持ってゆくまでの時間が磨きヲタにはたまらない時間というわけです。層にしてだいたい5層くらいを積み重ねるうちにいわゆる「鏡面」という状態が生まれてくるのですが、ここまできたらもう止まらない(爆)。このあたりをたとえば1日1層、という具合に落ち着いてゆっくりやれば割れにくい強靭な皮膜が形成されるのだ、とわかっちゃいるのですが、どんどん光りまくるヨロコビのあまり、止まらなくなる、というわけっすねえ(苦笑)。

ちなみにこのベルルッティのワックスはパークハイヤット東京に泊まって、靴磨きを依頼すると使ってもらえるらしい。オープン当初のザッシに書かれていたのを読んだので、いまだに層なのかは不明ですが、なんともいえないよいカヲリのワックスでつ。最近ではフタがイラスト入りのダサイやつに替わってしまったので、このロゴ入りのやつはまさにコレクターズアイテム、っす(ばかともいう)

000619_001_2 ダブルモンクは特にベルトまわりが磨きにくく、それなりのテクや用具(サイズをあわせたブラシ類を使います)を必要としますが、そのあたりもまたヲタにはタマランチ会長(爆)。なんともいえない一枚革でできたほとんどゲージツでわないか、と思える一足ですが、なかなか年季も入りにくく、あいかわらず新品臭さが抜けませんが、せいぜい活躍させてやるとしましょう。


ベルルッティはマットに履く(爆)!!

2009-06-18 19:43:53 | 今日の逸品

000618_006 画像はベルルッティのタトゥ。履く頻度が高くて、そろそろヒールの交換か、という段階でつが、ここへきて重ねに重ねたワックスをとこっとん落として、いわゆる「すっぴん」の状態とした上でベルルッティ純正のブラン、つまり無色のワックスを極限まで薄く塗ってみた状態です。

グリーンとイエロー、さらにピンクが強調されたオリジナルの色彩が戻ってまことに美しい、の図(ばか)。テカテカにして履くのもまた一興ですが、実はマットに限りない状態のほうが名物ベネチアンレザーの質感を愉しむのには好都合というものです。

素材に染み込んだ色を浮き立たせる仕立て、というわけ。小学5年生からのシュミでして(まぢ)、そろそろプロの領域か(うそ)、というわけで、顧客のみなさまの靴を磨かせていただくサーヴィスも受付中(爆)・・・もちろん無料ですって。


赤ピーマンのムースにスヰ―トコーンスープを添える

2009-06-18 19:32:03 | B級グルメ

000618_003 赤ピーマンのムース・・・80年代のトーキョー・フレンチでもてはやされた逸品ですが、いまやフレンチの定番です。クネール型にすくったのをそのまま皿に盛って前菜に、というのが長年供されてきたスタイルですが、おいまつえんではさらにひとひねり。

旬のスヰートコーンをクリームでわなく、お水のみでスープとしたものに浮かべた一品。

濃厚な赤ピーマンに対して軽めに仕立てたコーンのお味を、という趣向。素材頼みなのは致し方ないが、うまいものは仕方がない(爆)、ぜひともお試しください。0267-62-0251 おいまつえんまでどうじょ(爆)


シャラン鴨の青山椒マリネ

2009-06-18 19:20:08 | 食・レシピ

000618_001 おいまつえんの庭には山椒の木がたくさんございます。ので、山椒の需要にはとことんお応えいたしております(爆)。今日はかねてよりの懸案だった鴨と山椒の黄金のコラボレーションを実現させてみますた。

山椒のあのピリピリくるシゲキは中国語でいう「麻(マー」なわけですが、この麻はいうまでもなく、麻酔のマーなわけで、舌の間隔を一瞬マヒさせるギリギリの味覚です。が、そこに鴨の濃厚な味覚を持ってきて覚醒していただこう、という新しい試み。

鴨はシャランの極上。皮側から焼いたのち、フォンドボーと黒糖のソースで火入れをして半生の状態を食していただきます。甘味と麻の極上の味覚をどうぞ・・・ご予約はおいまつえん 0267-62-0251まで。御予約、お待ちいたします。


こんなの読んでまったがや 黒岩重吾 夜の駐車場

2009-06-12 19:15:14 | こんなの読んでまったがや

000612 JR小海線、中込駅の「ふれあい図書館」蔵書(爆)。駅の待合室の片隅に置かれた本棚の片隅にあったものを拝借して読ませていただきますた(爆)。

昭和53年7月10日発刊の初版本。アマゾンで調べますとその後、だいぶ重版となった模様ですが、ギンザのホステス事情がまさに赤裸々に描写されており、当時としてはかなりなモンダイ作だったのでわないか、との想像。

美貌とカラダを武器に新規開店を目指す銀座のホステス英子を軸に彼女を取り巻くどろどろの人間関係。ただし英子の肉体関係があまりにも多すぎて(爆)、焦点がぼやけるあたりが残念。もっと客を絞り込んで盛り上げていただかないと飽きてシマウマ(爆)。

このての現地取材物(完全意味明瞭)にかけては並ぶもののない我らが清張センセには遠く及ばない。清張センセの例でゆくと、ホステス、客、店の内情をすべて調査ののち、そこから、たとえば「黒革の手帳」のような名作を生み出すわけだが、こちらは赤裸々なのはよいがただのレポートに終始してしまっている嫌いがあって惜しい。重吾センセと清張センセの比較などしても意味を成さないが、同時代の小説家が同じギンザで同時期に飲んで、生まれてくる作品がこうも違うか、という「読み比べ」は単純に楽しい。現在発刊されたとしたら婦人団体(一部意味不明)が黙っていない内容は必読。セクハラなどという用語が存在しない時代の単純ゴラク作。

自分で買ったのだとちょいと後悔しそうな内容ですが、なにぶん駅の「ふれあい図書館」でございますからして、感謝して返却するといたしましょう。JR小海線中込駅にお立ち寄りの際には探してみてくださいね(爆)。


リーガルのローファーのレストア(爆)

2009-06-09 18:54:10 | 履き道楽

000609_007 画像は戻ってきたのをヨロコビのあまり鏡面を通り越して、エナメル状態としたものでつ(ばか)。

オールソールと呼ぶ修理で、靴底とヒール部分が完全に新品となり、ほつれかけていた甲部分のステッチもきっちり縫い直しののち部分的に再塗装が施されて手元に戻りました。

靴底が新品になって歩行時のクッションが戻って快適になったのとコバがしっかりと張り出しているので本体にキズがつきにくくなっております・・・ううむ、どうみても27年ものとわ思えないっす。というわけでKIWIのパレードグロスで思いっきりエナメル状態な昨今。バスのコピーだ、オールデンのコードバンにそっくりだなんだといわれようがなにしようがこいつを履いたときのタノシミはオーナーにしかわかりませんて・・・靴はこうしてかわいがる!次のオールソールもまた楽しみにしていられるのは履き手としてはまことに幸せなことです。現在履くたびに磨き上げているところでつがなにか(←ばか)


フォアグラにいちぢくの串

2009-06-09 18:42:54 | 食・レシピ

000609_005 旬のいちぢくを沸騰した赤ワインに一瞬くぐらせたのちに放置プレー(爆)、ワインの風味をビミョーにまとったコンポートが出来上がります。今日はそこにバルサミコとハチミツを合わせたソースを絡めてキャラメリゼしたものを串刺しにしてご提供。

ほんの突き出し、といったイメージですが、このあとどうなるんだ?という期待はふくらむでしょ(爆)?ご予約は0267-62-0251までどうぞ。


今月発売!白ライカ

2009-06-09 18:12:36 | 今日の逸品

Leica180 キター!!ライカのM8、ホワイトボディ・・・夏前のリリースということは季節感も考慮されているのか(驚愕)?

もちろん限定のご様子ですが、価格もまた限定ぽい88マソ超とキタ!!サワヤカなホワイトの牛革を張ったボディは手にするのさえ憚られるぞ(爆)。とてもぢゃないが実用には供せない、と思いきや、こいうのをさりげにバッグから取り出すのがオサレなのか・・・つうかどこかシャネルのJ12を想起させてホストっぽいぞ(爆)。エルメスに買収されたほんの一時期、エルメスオレンジボディのM8なども存在したわけですが、こんかいはアレ以上の笑撃か(爆)

長引く不況のさなか、目標にしてみるのもまたよいのか・・・って、どう考えてもやっぱり飾り物ですわねえ(完全意味明瞭)。アラブ・・・(一部謎)?


いちぢくに蜂蜜ヨーグルト

2009-06-01 19:40:54 | 食・レシピ

000530_005 今が旬のいちぢく。愛知県産のものを仕入れてふんだんに使っております。なんとも微妙な味わいがじつはあわせやすい。

フォアグラにあわせて前菜、というのもアリですし、ご覧のようなデザートにも、というわけですが、きょうはこれもやはり旬のブルーベリーで作った濃厚なソースをアクセントにして蜂蜜で甘味を軽くつけてあるヨーグルトにあわせてみますた・・・なんか喫茶店のメニューみたいですがヘルシーな要素もあって大人気。ミントも今が旬ですから非常に香り高いデゼールとなっております。

ご予約はおいまつえんまでどうぞ。0267-62-0251 。お待ちいたしております。