嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

シーズン到来 そのまえに冬のリセットをおこなっておく

2015-03-21 09:43:43 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

うちのボクスター、通称僕ちゃんは、走行30000km。棲息するエリアが、冬のあいだも、乾燥した晴天続きだ、ということもあり週に1度はひっぱりだして、遊んでもらっておりました。

流石にロングドライブ、というわけにはゆかず、せいぜいが200km程度までの短距離ドライブを重ねてまいりましたが、気がつけばオイル交換サイクルを大幅にオーバーしているぜ(汗)。

というわけで、時間を作って、岐阜県各務ヶ原市のトクイチオートに詣でて参りました。

オイル交換はもちろんなのですが、リフトアップしてボディの下部から詳細にコンディションを点検する、通称リフトアップの儀が執り行われます。距離から申しますと、タイアをはじめとするラバーパーツの状態が気になるところですが、当面はオッケイである、とのお墨付きもいただきました。

次のタイアも選択にまよう、と言いたいところなのですが、リア235/50/17という、あまり見慣れないタイアサイズのおかげで選択肢はほとんどないなか、BS からリリースのS001に珍しくもサイズがあることがわかりました。が、走行距離や使い方などからして、ハイグリップに振ってしまうのはどうだろう、ということで却下。

ポルシェ認定を示す、N認証モデルがあるのかどうかは不明ですが、あくまでもサスペンションが若い場合のチョイス。ここはグリップを一段おとして、サスペンション系に優しいチョイスを行う、が正解。

よく、スポーツカーなんだから、ポルシェなんだから、と言ってハイグリップタイアを履き続ける方がいますが、全くムリ。あと1万キロもったかもしれないサスペンションが1000kmでパーになるかもしれない。コワイお話です。

現状のミシュランPS2は、私の印象ですと、これ以上ないか、というくらいにボクスターとの相性がよいタイアで、ハイグリップの割にマイルドな乗り心地が秀逸、が、それもボディやサスペンションが新しい、という前提あってのこと。距離をこなしてきたアシやボディにはそれなりに優しいタイアを組み合わせてやる。ここキモっす!なんとか、この丸く、転がりたがる性格を引き継ぎたいな~、というのが私の希望。

さらにもうひとつのチョイスで、Continental Sports Contactというのが純正サイズであるのですが、そちらよりもキャラが立っている、というかマイルドな感じが強く、ボクスターに特有の、とことんいなしが効いた乗り味に、よりよくあっているかな、という印象です。

現行、最新型のコンチネンタルのpremium contact5にサイズがあれば、と思うのですがねえ~(とほひめ)。スポーツカーに乗っているくせに、ハイグリップタイアいらないの?おかしいんちゃう、と考えられたそこのあなた、ごもっとも。ですが、トクイチオートのエアソリューションを経験してから、もういちどお考えになってみてください(きつぱり)。

今回は、行きに立科界隈を走ったのですが、雪解け水とアスファルトの穴がすごくて、戻りの時刻には非常に厄介なルートになるな、という印象でしたので、有料の和田トンネルを使いました。なんかクルマの印象が行きと全く違う。一体どうしたんだろう(完全謎)。こちらのルートも、春先に特有の荒れ方で、走りにくいことおびただしいのですが、なんのその。

ものすごいいなしと安定感で、オソロシイ程の速度で山間部をやっつけてしまうのでした。発進のマナーも全く違うし、1800rpm程度からのレスポンスが綺麗についてくる。トルクの出方もすげーし、2と3の吹け上がりがものすごい!4に入っても、トルクドバドバ(運転はマナーを守って安全に)。ううむ、クルマになにかが起きている~。


そろそろ春?Barbour のRe Waxをおこないつつ、ディテールにシビレる(爆)

2015-03-17 09:20:02 | コスメ・ファッション

画像は、先日ちょいとご紹介した、Barbour x Tokito Driving Jacket。2005年のAW向けに、われらが日本人デザイナー吉田十起人氏が満を持して放った一連のシリーズのなかの代表作です。

なんだかこうして眺めてみますと、異様に年季が入っていそうですが、これでほとんど新品だというのですから、服飾の世界はわからないものです(爆)。

Barbourでは、表面に独自開発のオイルを染み込ませてあって、それで防水性能をもたせているわけなのですが、定期的にそのオイルを補充してやる必要が出てきます。画像では、一部ムラのように見えているのがその痕跡ですが、どうやら表面積の半分以上が乾いて、かさかさになってきたので、そろそろやるか、というのでシーズンに向けてRe Waxとよぶ、オイルの補充をおこなってみました。まずは、靴用の仕上げ用の馬毛ブラシで、こびりついた埃を落とすあいだに、専用オイルの缶を湯煎であたためて、オイルを溶かしておきます。i podなどで、BGMの用意もしておきましょう(爆)。

 

光線の加減が違うのでわかりにくいのですが、オイルが均一に馴染んだかな、という印象です。これをやるのは、たしか2着目ですが、なんどやっても慣れるということがない作業。古いTシャツを指に巻きつけて、熱して溶かした専用オイルをヤケドしそうになりながら(汗)、缶からすくっては、塗りつけるのですが、オイルをどの程度すくって良いものやら、というのですくうそのたびに悩みます。

おそらく、キモチ多めにとって、塗りつけておいてから、ヘアドライヤーでならす、というので良いと思うのですが、他では味わえないので、なかなか楽しい作業です。そりゃあそうです。服ってのは洗って綺麗にする、というのが普通なのに、油まみれにして喜んでるだなんて、ヘンタイそのものですからね。You Tubeなどにも無限にその作業の様子が上がっているので、ご興味おありの方はご覧になってください。

ちなみにこの作業をプロに依頼した場合には、15000円(本体+フード)の3ヶ月待ちだ、というからオソロシイことです。こんな楽しいこと、他人にやらせてどうするのでしょう(ひとりよがり)。

xTokitoでは、細部が凝りまくっている関係で、オイルの補充にも非常に気を使うのですが、なにテキトーでいいや、などと言ってやっていると、ムラになってしまい、かならずあとで後悔いたします。

というわけで、2時間ほどかけて塗りたくるのですが、中腰になってやっているせいか、結構キツイっす(爆)。

袖口もこの凝りようですから、たまりません。裏地に使われているコーデュロイにはオイルをつけずに仕上げなければなりませんし、ボタンの周囲にも満遍なくオイルを、ということで時間に余裕がない場合には間違っても手をつけてはいけない作業です。

今回は

今まで一度も使ったことがなかった(爆)、背中のポケットに防水ジッパーが使われているのに気がついてガクゼン(おせーよ)!!なんという凝りようでしょう。今後はせいぜい使い倒して差し上げることにいたしましょう(爆)。シリーズの最終年に発表されたプロダクツにはすでにこの防水ジッパーは使われていませんでしたから、貴重なディテールです。

ということわっ!その防水ジッパーで守られたポケット内は、ミゴトに完全防水されているのでしたっ!画像は、裏地をめくってみたところですが、裏地の止め方もまたシャレているでしょう?まあね、せっかく防水ジッパー使ったんだから、ポケット本体も防水にしなきゃあ、と考えるのは当然といやあ当然なのですが、このように作り込みが徹底しているのをまのあたりにしますと、このx Tokitoシリーズって、やっぱりすごい!というかウレシい。コスト度外視!

ここまでして、防水したいものってなに?というツッコミはこの際しないこと(爆)。

 

このモデルに特有のポケットをご覧にいれましょう!一件、普通のパッチアンドフラップのポケットなのですが、ポケットの入り口が、通常あるはずの位置よりもはるかに上にあって、ポケットそのものが折り返されているのがお分かりでしょうか?

そう、仮にスナップが外れていても、内容物が外に出にくくしてあるデザイン。出し入れのしやすさ、という使い勝手の点では大幅なマイナスでしょうが、こぼれ落ちにくい、という点でプラス、というわけです。このポケットはムネと両脇に合計3点装備されていて、さらにマチが異様に大きく取られている関係で、ぷっくり膨らませたようなシェイプです。デザイン上のアクセントとしてもキョーレツに効いています。

なんかポケットだけで、ここまで個性を持たされちゃうと、たじろぐというか、他人に語りたくなってしまう(爆)非常に厄介な一着なのでした(だったらよせば)。

それにしてもこの泥水から引き上げたばかりのような独特の色合い(汗)。基本、独特の土、というか泥を思わせるブラウンなのですが、微妙に起毛してあって、ムラ感をもたせてある。リワックスでそのビミョーな風合いが変わってしまわないか心配しながら、だったのですが、どうやらうまくいったみたい。

このまま3日ほど吊るして、ある程度落ち着かせたところで、出動、という手はずです。いやはや。

細部に使われている、金具はこの通り、ソリッドアルミでかなりな質感をもたされております。ううむ、ファッショ~ン(完全意味不明ご容赦)。

 


そろそろ春 Barbour Tokito を引っ張り出しておく

2015-03-12 17:11:20 | コスメ・ファッション

3月半ばですが、寒気が入って、朝晩は真冬なみに冷えております。

が、日差しだけはそれこそ春。そろそろタートルネックやダウンを脱いで、とおもい、いろいろと服を整理し始めたのですが、去年燃え上がった(爆)Barbour があふれているぜ!ううむ、振り返りますに、なんというイキオイだったのでしょう。今更ながらにオドロキでございます。

X Tokitoシリーズが持つ、独特の機能美というのでしょうか、今風なシェイプに、機能性が盛り込んであるのですが、そいつがまたいちいち使いやすく、着やすいうえにカッコ良い、というわけでシビレまくった挙句に手当たり次第に買い漁った、という印象ですが、アブラにまみれたコットンのジャンパー(完全意味明瞭)に一体いくらつぎ込んだのやら、と考えるとクラクラきます(いわゆるばかやろうですな)。

ところで、Barbourは英国のブランドですからして、ロンドンでも当然のように旗艦店といわれているお店に詣でたのですが、感触イマイチ。画像は、ロンドンでも非常にホットだと言われているCarnaby St.にあるお店。

なんといってもこちとらニッポン人ですから、バリバリにロンドンぽい店員相手にx Tokitoのハナシで盛り上がろうと思ったのですが、すでに伝説、というよりも過去のお話、という印象ですた。相手が悪かったのかな?

店内には定番のBeaufortや Bedaleと呼ばれる、ここ100年間でとっくに完成された名品が並んでいるだけなので、すげーわ、よくできてるわ、としかいえない空気。ちょいと外したクリエイティブなライン、のようなことが私の関心でしたから、そちら方面へもハナシを振るのですが、盛り上がらねえ(涙)。Barbour着ていなかったからかな(爆)。

ロンドンの繁華街ですれ違う確率は、はっきりいって1%未満。真冬だったせいもありますが、キホン地味なので、じつは着ていてもわからない、というのもあるか。

さて、今日は個人的に話題の(汗)、x TokitoのSports Jac.とDriving Jac.の比較を行ってみましょう。

いまや超レアどころではない、好事家のあいだではタイヘンなさわぎになっているという2着ですが、関係者でもない限り、この2着を同時所有している、というのは結構レアかも、と思いましてねえ~。

いかがです?両方とも雨に濡れているあたりもキモ(ばか)!

ちなみに画像左がdriving、右がsportsでして、発売年度には4年ほどの開きがあります。driving jacが先行で、x Tokitoがはじまった、初年度の作品。sports jacは、007が最新作で着ちゃった関係で、世界的にブレーク。それまでは一部マニヤのあいだでだけ、騒がれていたこのシリーズをイッキに有名にしてしまいました。

それぞれビミョーなディテールの違いが散見されて、非常に興味深いわけですが、作り込みの点では甲乙つけられないレベル。全体のフンイキも全く違うので、比較する意味もこれといってないのですが、やはりこの2着には血縁を感じる昨今。テイラードジャケット好きな私には、特に響いたか(爆)。

どうです、いちいち似ているでしょう?で、どこか一貫している。おなじデザイナーの仕事なんですから、当たり前なんですけど、ボタンのサイズや表皮の仕上げ方で、ここまで印象が変わる。いやあ、ステキ。個人的にはdriving jacketが持つ、ワイルドな雰囲気がより好みなのですが、あとは、着込むにしたがって、身体に寄り添ってくる、というBarbourがもっているポテンシャルに期待するといたしましょう!

え?あ、なにアンタが着ても、上野駅のホームレス風だ、って?その通りっす(爆死)。カネ貸してけろ~!

 


履き道楽2015 ロンドンの思い出にひたりつつJohn Lobb 2010のお手入れをおこなっておく

2015-03-09 18:45:13 | 履き道楽

いやはや、忙中閑あり(爆)。というほどでもありませんが、john lobbのイヤーモデルのなかでも、異色であると言われるこの2010。ひさびさに引っ張り出してみましたらば、そこらぢゅうカチカチ(涙)。しばらく放っておくとこれですよ。まったく目が離せませんが、このあたりも実は、クツの良いところなのです。

クツ磨きはそれこそわたしの日課。毎日、その日にお世話になったクツを安置。翌日の午前中にシューツリーを装備。午後に磨き上げる、の繰り返しをおこなっております。え?あ、なに?防寒靴ばっかり履いてるんぢゃないのって?それがねえ~、ロンドンから戻ってからこちら、死ぬ気になって(死ななくていいから)ジョンロブの靴ばっかり履いてるんですよこれが(爆)。

結果、本当に良い。履きこむにしたがって、靴が寄り添ってくる気がいたします。

今回の旅では、jodphur2を4泊6日にわたって履きつづけたのですが、そのかん、どんどん靴が馴染むのが感じられて、感動してしまった、というわけ。一見華奢にもみえるDワイズのjodphur2なのですが、どっこいこれだけ履き倒しても、どうってことはない。型崩れもほとんどありませんし、なんといっても1日に数キロの歩行、のほかに、雨にも当ててましたから、ということは、ものすごい水分にさらされていたはずなのですが、シミにもならず。さっすが英国靴、さすがjohn lobb プロダクツ、というわけです、はい。

 

ミュージアムカーフには、出発前にできるだけクリームを塗り込んでおいたので、油断してお手入れグッズは持参しなかったのですが、これは失敗。できればもう一足持って、ローテーションを組めていればさらによかったか、とハンセーしきりでございます。

さて、ロンドンのお店ではTyburnという、John Lobb London 店舗限定のダブルバックルモデルを拝ませていただいたのですが、レーセイに観察してみますと、これは2010のリメイク、と解釈するのよりも、過去にあったNasebyというダブルバックルの復刻である、というのが正しそう。

 

画像は、左Naseby、右がTyburn。どうです。バックル以外はほぼ同じ、といってよい。全体のバランスもほぼ同じなので、あきらかにリメイクといってよいでしょう、多分。私も現物を店頭で見かけた折には、あれ?Naseby?と勘違いしたほどでございます。 

おそらくバイリクエストでも注文殺到だったはずの人気モデルな関係で、再リリースに近い、Tyburnの発表となったのでしょうが、今後の展開もまた見ものです。

2010は、一見似ている造形なのですが、それは結果に過ぎない。基本、ダブルバックルのままどこまで単純に作り込めるか、とその辺りを突き詰めていった一足がこれのはず。一枚革で完結しているあたりが、とにかく超絶技巧の連続ワザで、TyburnやNasebyとは全く違う次元である、という解釈ができます。

また、使われているレザーが、ミスティカーフとよばれる、独特の肌理を持つ極上革なのも効いています。プレステージをはるかに超えているのがイヤーモデルの証。年に一度のリリースはやはりダテではなかった、というわけです。

こんかいはクリームだけで5日ほどかけて「拭いて」みたのですが、なかなかなツヤ。非常に上品で、造形のうつくしさが際立ちました(自己満ご容赦)。

いかがです?黒の靴としてはなんとも色気がある、というか味わいがあるでしょう?

ロウ分をできる限りおさえてみがいた結果なのですが、ミスティカーフはこういう仕上げが一番だと思われます。これまた自己満ご容赦。10年後、20年後が楽しみな昨今でございます。

 


BRUTUS最新号でロンドン特集!

2015-03-08 18:10:42 | 今日の逸品

コンビニに寄って、トイレを借りましたら、出たところに並んでいたので、思わず買ってしまいますた。もう、戻ってきちゃったのに、すでに遅いかっ、とも思いましたが、どっこい私の中ではすでに次のロンドン詣でへの思いウズウズ(爆)。この手の最新情報は、とりあえず入手しておかないときっと後悔いたします。

なんといってもJohn Lobb Londonで、私の注文が処理されている、というだけでもオッケーなのです(ばか)。顧客リストに名前がある関係で、このところ頻繁にメールのやり取りをしているのですが、非常に親切。この関係は維持しておきたいものでございます。

BRUTUSの内容は、まあアレです。

現地のひと、というよりも現地のニッポン人におもに取材しておいたうえで、取材班が出向き、写真撮りながらウラをとっただけなのがありありで、アサハカなのは致し方ない。でも、文字通り「浅く薄く」網羅するのが雑誌の役割でもありますしねえ。それでもロンドン初心者の私には次の旅で、というテーマのもと、ふうんこんなのもあるのかい、といって、興味津々。断片的な情報でも、いざ行く、となればおおいに使える。そのときが待ち遠しいことでございます。

BRUTUS流に、レストランのシェフの系譜がどうの、フィッシュアンドチップス、ブルワリーパブの名店はここだ~、などと書き立ててみたところで、現地に赴けば、それどころではなくなります。探さなくても、飛び込んでくる。そんな勢いです。フィッシュアンドチップスのお店だなんて、それこそ100mに一軒はあるし、みんな同様に美味しいのです。そもそも不味いお店なんてとっくに淘汰されてしまっているわけで、そりゃあパブなんかですと冷凍物を揚げてお出しする、パターンもありでしょうが、それすら決して不味くはない。

大阪に、お味がイマイチのお好み焼きやがあったとして、はたしてなんにち営業できるというのか、というのを考えてみればわかります。

ブルワリーパブも、こだわってみたところで、ぬるいエール自慢だったりするので、そもそもがニッポン人の口にはどうかなあ、というのが私の印象。

まあね、せっかくなので、選び抜いた場所へ赴く、というのももちろん素敵なのですが、あまりにも軒数が多いので、いちいち探す気が起きなくなる、というのが現実かも。

紹介されているホテルが6万円台(一泊一室)より、ってのもすごくて、どうしようか、と。まあね、安ホテルなんか紹介してみても誌面飾れないのはよくわかります(爆)。エリアごとの性格とここまでの歴史を簡潔にまとめた記事があったのですが、これは秀逸!戻ってから読み返している関係で、そうか、どうりで、と頷ける点が多く、いろいろと勉強になりますた。

そもそもがものすごい密度で各ジャンルの名店がひしめいているのがロンドンですから、ガイドブック頼みで赴く場合には、逆にいちいち探すヨロコビがあって良いのかも、という印象です。スマホ握りしめて、GPS頼みで街歩き、というのも現代の旅の楽しみであると言って言えなくはない。宝探しの要領ですね。

それにしてもレートがもうひとつなので、BRUTUS流にロンドンを楽しむ、となればものすごい額の予算が必要。ざっと北米に赴くのの1.8倍程度か。ロンドンを一口かじる、程度でも覚悟が必要ですのう(とほひめ)。


加齢なる遠足 松之山温泉 再訪

2015-03-08 17:46:18 | 加齢なる遠足(爆)

ロンドンから戻ってからこちら、なかなかに忙しく、いわゆる「ツケが回った」状態だったのですが(苦笑)、なにたいしたことはございません。

時差に悩むか、と期待したのですが、どうということもなく経過してしまいました。

今日はひさびさに濃い温泉につかってやるか、というので新潟県の豪雪エリアに位置する、松之山温泉を目指してまいりました。

一度行っただけでは、なかなかその本当の良さがわからず、2度3度と繰り返すうちに理解できてくる、というのはよくあることですが、ここもそう。塩分が思い切り濃い関係で、温まりまくるのは初回から体感できるのですが、えもいわれぬ温泉アロマがもたらす癒し効果は、それこそじわじわ効いてくる。

片道2時間かけていっても、効果ありありなのでむしろ近く感じてしまいます。

非常にまばらな酷道を、地元の車に先導されながら、こんな雪景色の中をほとんど高速道路並みのペースで流しておりますと、なかなかに旅心をシゲキされてしまいます。

あまりの道路環境の違いに、遠くまで来たなあ、と感じ入るわけです。が、じっっさいにはそれほどでもない。10時に出発しても、お昼前には温泉に浸かっていられるし、そのまま戻って、自宅で遅めのお昼、というのも十分に可能。ううむ、これもまたよきかな。