嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

そこまでやるか!W124究極の再生計画 そのときなにがおきたのか その2

2006-08-27 08:01:13 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0602jpg_001_1ところでオーナーのAさんは「踏む(完全意味明瞭)」ドライバーさんです。その昔、某ガレージから代車に出たビートルの後を964ポルシェでついてゆく場面があったのですがリアを振り子のように振り回してコーナーをクリヤーしてゆくさまはまさにゲージツ。ビートルはスポルトマチック搭載車だったですが、いまだに目に焼きついているアザヤカなコーナリングでございました・・・まあとにかく踏む(爆)。
さてW124 300Eにはすでにあたらしいアシが組まれておりました。クルマ本来の姿を追求してそれを忠実にクルマに反映させるのがトクイチオートのファインチューンですが、このときの300Eはオーナーのドライビングスタイルに合わせてサスペンションが組まれておりました。パーツのほとんどが本国オーダー、そいつをさらに磨き上げて組んだファインチューン・・・どんな乗り味だったのかは知る由もありませんが、まあすごかった、と。
ところでこの個体はトクイチの社長さんの所有物だったものをある日ちょいと乗ったお客さまがそのあまりの良さに「これくれー!」といってそのまま乗り逃げ(爆)・・・ののち33マソキロにわたって使い倒したのちAさんの手元に回ってきたものです。そのかんトクイチで管理されきたのはいうまでもないのですが、2代目オーナー様とAさんの踏み方が同じだったとは到底思えません。つまりエンジンひいてはクルマを使う領域がまったくといってよいほど違った・・・と、そいうわけです。急激に上がってくる標高、とことんついてくるスポーツカーはだしのサスペンション、レッドゾーンまで踏まないと気がすまないドライバー(完全意味明瞭)・・・(以下痔号)



そこまでやるか!W124究極の再生計画 そのときなにがおきたのか?

2006-08-24 19:38:00 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0312jpg_010前号より抜粋・・・とあるトンネルの出口付近でそれは起きました・・・さて、現場のあるこの区間はじつは山岳区間ならでは、といいますか、それまで標高が200m台だったところからイッキに1000m近くまで上る区間です。それも昔ながらのトーゲをコーナーひとつづつやっつけながら徐々に標高をかせぐ、というのではなしに山腹をモロにぶち抜いたトンネルをいくつも通過しながら急激に高度を上げてゆく区間です。したがって気圧変化が急激に起きる・・・エンジン内部でなにが起きるのか・・・さよう、冷却系にまずはストレスがきます。冷却水の沸騰が早い時点ではじまった結果エンジン内部の温度は急激に上昇いたします・・・以下痔号(爆)



そこまでやるか!W124究極の再生計画(爆)まるでイニD?

2006-07-08 22:01:17 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
300e_2・・・タイアの限界までしっかり使い切った挙句に4輪ともすすすっと、ビミョーに流しながらの圧巻のコーナリングの連続が待っています・・・(前号より抜粋)こんなとき、タイアのグリップ、それもハイなやつに依存などしていたのでわいつまでたってもクルマに乗ったことにはなりませんぜ(爆)。が、これをやるにはそれなりの投資も必要ってもんです。同様のコントロール性能は私のTT3・2がもっていますが、こちらは新車整備からやっとの思いでここまでたどり着いた結果です。300Eのこの走りとはまた意味が違うなり。
なんとこの300EのサスペンションOH、アーム類総どっかえ(爆)、ブッシュ類に一部500E系を流用してのグランドトータル=私の9Nポロ一台分+エドワードグリーン・チェルシーそれもバーガンディアンティーク仕上げ(一部意味不明)でんがな!
ううむ、絶句・・・が現実だ!さて、そんな300E、アルプス(またかよ)フトコロ深く切り込んでゆくわけですが、とあるトンネルの出口付近でそれは起きました(以下痔号)


ひさびさ(爆)そこまでやるか!W124究極の再生計画!試練のときですかい・・・

2006-07-06 19:44:12 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
W124みなさんお久しぶりです。その後のAさん所有のW124-300E・・・新しいアシが組まれて凄まじいまでの路面追従性がスゴイ、とご報告いたしますた。オーナーのAさんもそんなスポーツカーのような脚を楽しんでおられたのですが、とある日、事件がおきますたよ~(爆)。東京を起点にして関越アウトバーン経由で長野方面を目指すとき、みるみるうちに条件が変わる箇所があります。それまで関東平野の平らでマターリとした起伏の少ない3車線のユルいアウトバーンだったのが、いきなりキツイ登りとなって、さらにトンネルの連続とRをしっかり持たされたコーナーの出現・・・トクイチオートチューンのクルマにとってはまさにステージ(完全意味明瞭)!!、タイアの限界までしっかり使い切った挙句に4輪ともすすすっと、ビミョーに流しながらの圧巻のコーナリングの連続が待っています・・・(以下痔号)。画像は実車とは関係ないW124後期型。どこかイタリヤンはいってる!と直感したそこのアナタ、鋭いです。ブルーノサッコの名作といわれるこのボディライン。ヨーロッパ諸国はドイツだイタリヤだといちいち区別していては間に合いませんぜ。通勤している人だっているわけだし(爆)。というわけでワールドカップサッカー決勝!どうなるんだろう(あんまりアツくない)



そこまでやるか!W124究極の再生計画!新しいアシ

2006-06-07 19:42:33 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0312jpg_012さて300Eにはあたらしいアシが組まれますた。一部に500E用のパーツを組み込みながらデフ、ひいては駆動系全般に強化を施して・・・とわいってもあるレンジを越えないチューンナップを施してあります。中速コーナーで床まで踏みながら旋回を試みてもアンダーのアの字も出ない、まるでスポーツカーのような足回りでございます。300Eにスポーツ性を求めてもお門違いなわけですが、乗り手が乗り手なだけに・・・(一部意味明瞭)

ただ、このアシはまだまだ最終セッティングではありません。ブッシュのなじみが進んでからアライメントその他をオーナーの好みを考慮しながら落とし込む、このあたりが真骨頂なのですが、そこへいくまでにはあと数百キロは走らないと、という段階でございます・・・(痔号につづく)



イタ車はこんなものですよ 第85話 キター!!シャマルさまに異変が・・・

2006-06-02 18:49:21 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0602jpgお待たせいたしますた>みなさま!イタ車はこんなものですよ、いよいよ明日はコーンズデイか、というこんな日になってニュースでございますよ!なんとシャマルさまがアウトバーンのSAでエンジン始動不能状態に・・・初爆はくるんだが続かない、燃料もきていないみたい・・・パーコレーションにしては3時間待っても復帰しないぞ・・・原因不明のイタ車に特有のトラブル・・・まあ全体にアヤシイ電装系のどこかがぐずっているのでしょう・・・こんなのは大抵が時間がたつと復帰したりも、となるんですが、3日たっても再現しない、どころかエンジンは快調そのものらしいです。まったく謎ながら、そんなわけでコーンズデイあえなくキャンセルとなりますた・・・楽しみにしていてくださったみなさんごめんなさいね<イタ車はこんなものですよ(完全意味明瞭)




そこまでやるか!W124究極の再生計画 その2

2006-06-02 07:13:02 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0602jpg_002先週末、ちょいと機会があってW124のやはり新車整備からトクイチオートの個体に乗るチャンスがございました。91にして距離5マソそこそこの260E。ヤナセ純正のシートカバーがゲキシブの一台だったですが(爆)、これがまたタマランチ会長!!荒れたコーナーの旋回でもびしっとした乗り心地は車齢を忘れるくらいヨイ。とことんしなやかなタイアのいなしとビシッと引き締まったボディ、生きているアシの
3重奏でふと気がつけばとんでもないスピードに達しているという麗しい個体なのでございました。

先月のNAVI「長く乗る」特集にちょいと書かれていたのですが、2004年のルマンにアウディのR8で出場して優勝した荒選手のお父様って最近ヤナセから独立してW124それもワゴン(!)の専門ショップを立ち上げたそうですね。ポイントを押さえた整備を施せば新車のように蘇る、それがW124だ、というわけですが、むべなるかな。ドイツ車好きにとってはとっくにジョーシキながら2006年の今頃になってW124専門店とはこれまた興味深いです。アルナージュリミテッド045-949-3930。

さて、Aさん所有のW124ー300E、いよいよアシの組みつけが終了。走れる状態になったようで、現在なじませるべく試運転中らしいです。スポーツカーのようなセッティングとなってしまい、整備元の元オーナーさんが引き渡したくない、と仰っておられるようです。うう、どんなのだろう?なんかデフにまで手が入ったらしい(完全意味明瞭)


そこまでやるかのW124再生計画 やるならいっきに!

2006-03-29 19:53:21 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0312jpg_013さて、整備、というか今回の場合はレストアにちかい大規模メンテナンス(爆)なわけなんですが、よくそこらのザッシに書かれてるような今月はここ、来月はそこ、みたいな事をやってるのはちゃんちゃら可笑しい!!そんなことをやってるからクルマがいつまでたっても直らない。ザッシのネタとしてはいつまでも引っ張り続けられるわけでオイシイのはわかりますが、所詮クルマザッシなんてこんなレベルです。
かように壊れた部分だけを直してどうの、というのは整備ではなくただの「修理」、と呼んで区別しなければなりません(完全意味明瞭)。やるならイッキに、これをできない限りクルマが本来の姿をオーナの前に示すことはまずない・・・ってどうしてそんな強気なことを言いえるのかといえば経験済みだからですね(号泣)。予算の制約から(完全意味明瞭)イッキ直せないばかりにここ直しては次こわれ、そこ直しては次こわれ、を9年もやってりゃ、そのあたりはイヤでもわかるってもんです(号泣)。
http://popopo964.fc2web.com/

旧いクルマの整備はイッキに逝かない限り費用対効果は4割程度にしかなりません・・・なぜか?同様にヤレていたはずの関連部分とのバランスが崩れてその後にお亡くなりになるからです(完全意味明瞭)。さらに整備をするのはよいとして、その後の調律、とでもいいましょうか、全体のバランス取りのようなことまで「いっきに」行われない限り費用対効果は薄れてゆく一方だ、とも「ご報告」しておきます(とほひめ)。このブログの姉妹シリーズ(爆)に「イタ車はこんなものですよ」がありますが、あれにしてからが一番のハイライトだったはずの一連の整備についてはほんの1話か2話で終わらざるをえなかったのもこの理由からです。

さて、このてのモデル、といっても300Eだなんてそこそこ程々のバランスを持ったモデルですからまだよい、重量級にハイパワーエンジンなモデルの場合には顕著にでます。W124でいいますと500Eだなんてえキョーレツにマニヤックなモデルがありましたが、伝説は数々あれど、重量+ハイパワー=ダメージ、したがってヤレはそれなりに早い、は真実でしょう。それをおしてあまりある魅力はもちろん満載なわけですが、つまりはキロ当たりのコストでいくと非常に高価な、贅沢な乗り物なわけですね。だからよいのだ、というあなたはリッパなヘンタイです(爆)。

一見上物に見えるこの300Eにトクイチオートか突きつけた見積額(第一章より抜粋)・・・ぐひひ、きいて驚けのモデル名と一緒万円(一部意味明瞭)!!!300Eなだけに300マソですぜ(絶句)。

どうすんだよ、こんな金額、だなどと悩む必要はありません!他人事なんですから(爆)・・・いやあ、それにしても高額だ、ヘタすりゃそこそこのチューコが3台買えますがな(爆)。というわけでつづく・・・



新シリーズ登場!!そこまでやるか!W124究極の再生プロジェクト(爆)

2006-03-16 21:11:03 | そこまでやるか!W124究極の再生プロジ
0315jpg_010さて、お待たせいたすますた!かねてよりウワサのベンツW124再生計画発動!。124なんていまぢゃもう「終わってる」との評判が高いモデルなんですが、街でもいまだに見かけるもっともベンツらしいベンツといっても過言ではないこのモデル。モデルライフもドイツ車らしく85年の発売から94年の最終型までと長く、たびかさなるモデルイヤーごと、いや数ヵ月毎のバージョンアップで熟成がとことん進んだモデルとしても有名。基本に「過剰品質」とまでいわれたボディ剛性をかかげたおかげで、今なお現役のこのモデル。販売終了から10年を優に過ぎたこの「ベンツ」のユメと現実をつぶさにレポートいたします(爆)

さて、このシリーズの主役は90年式の300Eでございます。トクイチオートでの新車整備を施してある個体、どころの話ぢゃない、トクイチオートオーナーさまが自ら所有しておられたクルマそのものがなぜかAさんの手元に回ってきたのが去年のクリスマス。本国オーダーのオプション満載で当時900の大台に乗ったというこの個体の走行距離なんと30マソオーバーエンジンOHは25マソ時点であけてはみたのですが、まったく異常なし(!)、交換パーツの必要を見ないままそれでもせっかくだから、と予防的にOH済み。ミッションは新品への換装で2代目だそうです・・・そいつを実は昨日300kほど運転して参りますた。サスペンション系のOHは数知れず。このあたりはまた別の機会に・・・

すでにAさんの手でインテリヤには手が入っております(爆)。例によってウッドパネルはヒビワレ、退色多数。内装の一部にも浮きが出てきていてまあ年式相応か、となるのですが、そこはジャーマンなAさんのことですからとことん純正のままパーツこれでもかとかき集めてきます(爆)終売から10年、発売からはなんと20年を経過したモデルだけに中古パーツはこれでもかとそこらぢゅうにころがっております(爆)。けれどこのモデルライフの長さはすなわちバージョンの多さ。同じパーツだと思いこんで一発落札(完全意味明瞭)したところが実はまったく使えなかったり、だなんて日常茶飯事。そのあたりもレポートして参りましょう。

さて、まずは私のインプレ(いらないってかい)・・・乗り心地よし(爆)、ダンパー、ブッシュをはじめサスペンション系のやれから来るイヤーな乗り心地のよさは超高速コーナ以外では看取されず(一部意味明瞭)、ステアリングを切り増したりする瞬間にグラーっときます(汗)。車体は荒れた路面でもひたすらフラット、タタタターンと路面をいなしてすべるように走るのはまさにMBテイストなのか、ヤレたダンパー効果なのか。中央アウトバーンの旋回で160程度で「流す」のは鼻歌まじり(完全意味明瞭)、それ以上で突っ込んでみるとまずはフロントがおだやかーに逃げて外側にふくらみます(ミシュランドライス純正サイズでんがな)が、間髪をいれずにアクセルオフで軌跡が戻ってこのあたりの駆け引きというかコントロールの楽しみがタマランチ会長(爆)。リアのトラクションで軌跡が変わるこのヨロコビをなんとかTTに反映できないかと眠れない昨今ですが(爆)ないものねだりをしてもいけませんね。

直線ですと200(油温)はうかうかしていると「つい(爆)」超えてしまいます。ストレートシックス独特の回転感はいいもの感というのでしょうか、品質感にあふれており、4000くらいからの唸りは「高級な機械感(一部意味不明)」いっぱい。車齢を忘れてつい床まで踏みそうになりますが、そこは借り物(爆)でございますから、ジンワリヤンワリ踏みます。ブレーキも最新のテクノロジーこれでもか、なので911みたいに効いてしまいます(爆)。これで旋回中にダンパーの動きが若干遅れるのが解消されてしまえば怖いくらいのアベレージで「攻めまくり」モードになってしまいそうでコワい、というのが私のインプレッションでございます。FRに特有のアクセルコントロールで旋回を維持するあのタノシミに車体がしっかりついてくるいいもの感。MBにのったらクルマ求道は終わる、といわれてますが、まさに言いえて妙。ロレックスにはじまりロレックスに終わる(完全意味不明)、のにも似てそこには独特の上質な味わいがあるのでした・・・ところがこの一見上物に見える個体にトクイチオートか突きつけた見積額をきいて冷静でいられるお方はまあ・・・以下痔号