ちなみに私の常用時計はこちら!そうです。マダムから長期にわたってお借りしたままになっているロレックスヨットマスターロレジウムさっま~(ここ「俺のダンディズム」調)!
もうね、ほぼ無敵。スポーツロレックスの中でも、安定感や高級感まで醸す一大傑作といってよい。
最大の特徴といってよいプラチナで立体的に成形されているベゼルデザインは圧巻。1992年の登場といいますから、デビューからは、かれこれ20年以上が経過していることになるのがまったく信じられないほどの完成度。
92年式の911がアレからどうしてどうなった、と考えてみますと、その完成度の高さが理解できるでしょう。
ま、クルマはまだまだ変化し続けるのに対して、トケイの世界はほぼ完成されているわけですが。
スポーツロレックスには、ある意味、文法がありまして、各モデルがその文法通りにきっちり構築されている関係で、何年経ってもデザインが陳腐化せず、モデルチェンジが少ない、あっても相変わらずその文法が頑に守られてしまう関係で、むしろ廃盤モデルのほうに高値がつくのはロレックスの常でございます。
つい去年、これの後継モデルが品番と夜光の色だけ換えてリリースされていますが、モデルチェンジ、といってもその程度しか必要がないし、あえてしない、というのが本当のところ。
とまあ、そんな完成度の高いトケイ使ってるのにまだ新しいのが欲しいのかい?と考えるのはごく普通の感覚をお持ちのお方でございます。おそらく老後も蓄えに困らないでしょう(爆)。が、トケイ好きはそうはいきませんて。
ロレックスはロレックスとしても、どうにも他のブランドが気になる。動向もチェックしては、「お気に入り」リストにあげておくのです。
というわけで、IWCの中古を売っているお店にコンタクトをとります。そう、Roadsterに値段を付けていただくのです。最初は画像のやり取りで大まかな査定が出てくるのですが、期待以上。かなりな好感触でしたので、現物を送って正式な金額を教えてもらいます。
最近のトケイ屋さん(今風質屋です)は、これら一連の作業に要するキットも無料で用意されており、感心至極。道理で、中古品の動きが速いわけだわ。
結果、なんと購入時とほぼ変わらないレベルの金額が提示されてしまい、もちろん若干の躊躇はございましたが、即刻売却となりますた。
今回はここからがオイシいところで、下取りとなった場合には、さらに査定アップということで、モデルがモデルなだけに(不人気)期待していなかったぶん、本当にたまげますた。
Roadsterは4年ほど前に銀座の某ショップでOH後、傷がつかないように気をつけていたのと、オプションで買い揃えた各素材のベルトも4セット(!)一緒に付属させたのが効いたか?いやあよかった!
というわけで、いよいよブツが手元にやって参りますた!詳細さらに次号。
画像は、牡蠣と2ショットのロレジウム様。ロレックスではトケイとして組み立てる前に、この金属塊から削り出したケースを3年間寝かせたうえで、狂いをとって、その名も「オイスターケース」を名乗らせるといいます(しみじみ)。