嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足w ボクスターを2年分走らせておく

2022-05-06 18:42:07 | 加齢なる遠足(爆)

みなさま、お元気でしょうか?規制のないGWだ、とかいってタガが外れたかのような人流が話題になっておりますが、まあ無理もないか。かくいう私も、この冬ばかりは動かしてやれなかったボク様のリベンジドライブをば敢行してまいりますた。

年が明けてからこちら、冬こそがロードスターのベストシーズンである、との痔論に背いて、マダムの入院や長期滞在客の増加のせいにして放置していたものですが、乗らずに置いておくのほどクルマにとって過酷な条件はございません。

なによりナマモノといってよいタイアやサスペンションのことを考えたら、毎日乗ってなんぼ、という世界ですぜw。

というわけで、GWのラッシュが終わり、来週からは再び長期滞在のお客さまがお見えになる、という晴天に恵まれた金曜日の午前中にふと思い立って、600kmのノンストップドライブに出かけてまいりますた。

いちお、時勢を鑑みて、だれにも会わず、どこにも寄らずにただ走らせるだけの孤独なドライブなのわ申すまでもございません。止まったのはおしっこ2回のみw。ウイズコロナ、だなんてだあれもきいてない、ってのよ!

アウトバーン中心に、日本一の山岳地帯を縦貫する長大トンネルをいくつも連ねるルートは600km近くにおよぶ雄大なものですが、ボクスターでの移動となった場合には余裕のカタマリっす。もち日帰り。

走行車線を巡航中100kmhくらいからのアクセルオンでは5速に入ったままの対処で、どこかゆるい「流し」感のままの加速なのか、となるところですが、どっこい明瞭なトルク感で持ってゆきます。

なまじな坂やアクセルオンではキックダウンしない領域を保って5速のままのエンジンレスポンスを味わいます。いわゆるトルクの出し入れ。アクセル開度にして1cmくらいのところで味わう、ヲトナの領域です。5cmでもいいけどw。

  

これがトクイチオートのクルマです。距離を経るにしたがって、クルマ全体がマイルドなトルク感に包まれるようになり、グイグイ前に出ていっちゃうのが、オリジナルのスーパーチューン。

加えて、増え続けているガソリンへのエタノール含有量に対応したトクイチオリジナルの燃料改質材(通称:シャブw)をタンクにぶち込んでありますから、いざバトルとなっても負けやしませんて(またやってるのか)w。

きっちり燃えきってるので、マフラー出口もパリパリの真っ白けに焼けております(ただのジマンご容赦)。

というわけで、久々に乗るといまだにクルマに対しての新鮮な発見があるのにわ驚く昨今。アブラと電気のハーモニーでもって醸されるこのボクスター道はまだまだ奥が深そうです。

あまりにもチョーシいいので、ご褒美に明日はボディコーティングをかましたのちにロングドライブに出かける予定っすw。今週中に2000kmくらいは走り込んでコロナ禍で失われた距離を取り戻す作戦(あほか)。

ちなみに、トクイチのスーパーチューンを施工したクルマでは車体が汚れないのが特徴。帯電が走行中にどんどん解かれてしまい、車体に滞らないのが理由ですけれど、これこの冬のB子さんで実感いたしました。

とっくにコーティングなど失せてしまったはずのボディでも汚れはするのですが、走り込むうちに汚れが落ちてしまうのにはビックリ。

画像のボクスターもここ3ヶ月ほど洗車のせの字もないんですよ〜。チャームポイントのちょっと膨らんだエンジン上部の造形ですが、ここへこの高さでホロとエンジンを収納できたのはフラット6エンジンならではであると言われております。そりゃそうだ!

遊園地のアトラクションは遊園地にあるからこそなのだ、という意見もございますが、このようにガソリン代と(膨大な)整備費を払うといつでも楽しめるアトラクションキャラをきっちり持っているボクスターはまさにクルマの枠を超える楽しさ満載。

というか、このパフォーマンスをアスファルトに向けて日常的に解き放たないだなんて、勿体無さすぎってもんだとw、600km走って気がつきますた。ミドシップからくるトラクションのす速さも特筆もので、そろそろタイムリミット付きといってよいガソリン燃焼エンジンを今のうちに、と

考えるのは私だけでしょうかw?

今シーズンは、昼間に限らず、深夜や早朝にも駆り出してさまざまなシーンで使い倒してやろうと画策中。誰がいつの間に決めたのかわ存じませんけど、ウイズコロナとせざるをえないようですから、今後の消化距離目標はさらに増やさざるをえないか(どうして)?

エンジンパワー、ボディサイズ、タイアサイズのすべてにおいてニッポン国内の条件では非常に巧妙なバランスを持っているのにも今更ながら気がつくわけで、10年も乗った今、遅すぎだろうとは思うのですが、あらためてかわいがってやろうと思えるのわドライバーとしてのシヤワセというものでしょうか(爆)。

購入からはすでに10年が経過しましたから、距離もそれなり、飽きも来てないとは申せませんけれど、シリーズ自体はキープコンセプトのままの正常進化なので最新モデルもあんまし気にならない感じ。実は、いまだに乗るたびにワクワクしてしまう異常ぶり(爆)。

たとえユーノスのヒットの影響だとわいえ、ポルシェの放ったロードスターで、リリース当初のコンセプトを正常進化させ続けている、という事実は御威光オーラのようなものとなって、モデルの信頼感に結びついています。

現行の最新モデルは4気筒だったのが、最後のあがきなのでしょうか、4リットル6気筒を載せたりして最近のポルシェらしいハデなモデル展開を続けていますけれど、ボクスターのキホンは変わっていません。

日本の路上の交通環境を考えますと、このパワーにこの車重ってのわ絶妙な落とし所。どうりで楽しいわけだわw。