さて、みなさまには、お元気でお過ごしのことと存じます。暑中お見舞い申し上げます。こちら長野でも記録的な猛暑が続いて、ネコもニンゲンも干上がり気味となっております(爆)。
陽性者数のみが毎日、定時に報道されて、その都度、アガってきた空気を澱ませてくださる関係で、ホテルの予約はキャンセルと新規予約が交互にはいってしまい、これはこれで奇妙なバランスを保っております。
基本的には回復基調ですが、にぶい。2年前から始めている施設改修の効果は出ているといえるか?いずれにしろ、ただでさえ忙しい8月に加えて、さらなる忙しさがやってきております。おかげさまで。
そんななか、私のオフは基本、ステイホームを余儀なくされております。ここへきて、繰り返される感染の波に脅かされながら、というわけですが、いくらなんでもここまで長いステイホーム続きでは煮詰まってしまう。
とはいえ、自営業者が感染したのではシャレになりませんから、ごく身近に感染者が多数出てきているこの状況では、限定的な行動を余儀なくされております。やれやれ、こりゃこの先もなげーわw。
なので
新しい相棒w、をゲットしてしまいますた(そうくるか)。
ご存じ、FANATECの最新作DD Proの交換用ステアリング!まさか、とわ自分でも思いましたけれど、ここまでシミュレーターの世界にハマったからには、もはやトーゼンのお買い物というものでございます(手がつけられない)。
PORSCHE 911 RSR のレプリカもあったのですが、高価すぎて手が出ずw。比較的リーズナブルかと思えたこちらに決まりましたとさ。32パイにアルカンターラ貼り仕上げで、実車さながらのフィールがジマン(ばか)。
純正のゴムステアリングは、どうにも、ねえ、というわけです。金属パーツが多用されているので、耐久性は未知数ながら、ちょっと袖口でひっかけちゃう、のような破損にも強そう。レースでのハードな操作が繰り返されるシーンでも安心感があります。
リアルなだけに、結構アツくなるからねえw。
GRAN TURISMOは、単なるレーシングゲームの次元はとうに脱却して、さまざまな面からクルマの世界に触れることのできるシミュレーターという印象です。
クルマに対するスタンスは人それぞれですし、運転そのものもレベルに応じて、その楽しみ方も変わる。運転好きもいれば、嫌いな方も珍しくない。
感じ方はユーザーの求めるがまま、各人各様に楽しめる仕組みとしての仕上がりはすばらしいです。コロナ禍における外出への希求の受け皿として捉えたい私wですが、まさにドンピシャ。
仮想現実を含む、世界中の実在サーキットで床まで踏んで、というのもやりたければどうぞ、な一方、クラシックカーを適度にいぢって、山岳ドライブのような走り方をしてもまたよし。スーパーカー小僧みたく、写真を取りまくるのもアリですし、A プラスと呼ばれる世界ランカーさん
たちとのオンラインレースもまた可能。私の場合では、ステイホームを良いことに、あれやこれやと楽しむうちにハタと気がつけばガレージには130台を超えるクルマが溜まっていたのですた(ばか)。いやあ、課題をこなすうちに溜まっちゃうんっすよw。
オンラインのレースに出場して、全世界のeドライバーさまたちと渡り合って、というのはすごそうですけれど、私には全く太刀打ちできない世界。FIA管理のAIの監視のもと、反射神経の消耗戦になっている様相で、ご同慶の至りでございますw。
ルールやマナーを守ったクリーンレースを目指して、いろいろと気をつかいながらサーキットを楽しむ、なんてのはハードルが高くてなかなかオトナな世界ですが、勝てるのは「標準」レベルでのお話。
「オプション」から選択できる「レース難易度」が「上級」の場合には、最後尾のままついてゆくのがやっと、ときているw。
それよりも、私には中学生の頃から映画や雑誌でみてアコガレまくったルマンのサルテサーキットやニュルブルクリンクなどに出かけ、新旧のマシンを交互に、好みの時間帯で乗り換えて、そのときどきの自分の状態に応じてストレスがない領域を作り出したうえで(ここ大事)思うさま攻めまくれる、ってのは夢のよう。
事故りまくりですがねww。
ちなみに私の設定はレース難易度、標準のままw。これですと、レース結果や自分のドライビングに深く悩まずに「気晴らし」に持ってゆけます(爆)。上級では、あれやこれやと悩み抜いたり、クルマのセッティングを突き詰めたり、ドライビングのハンセーを繰り返したり、と
キケンな領域に入ってしまいますw。上達を目指すのならこの設定は欠かせませんけれど、余力のある時に限られるか。レースそのものがめっぽう楽しいのは明らかに「上級」です。AIがとこっとん競りまくってきます。
最新ニュースでは、GT7がChristian Diorとのコラボを実現、というのがあるのですが、ヨーロッパの文化の奥深さを垣間見る思いです。東洋の島国のゲーム屋の仕事としては白眉ではないでしょうか。
また、グラツリ7だけではなく、イタリア製のシュミレッツォーニ、Asetto Corsa Competizioni では、リアリティがさらに上がり、路面の凹凸が精密に反映されるおかげで、没入感の追求にはこちらを選択することもできます。
筋肉痛を引き起こすレベルなので、たまげますよw。
ニュルで開発されたとかいうモデルが国産、輸入問わず、80年代のGTRに始まり、近年、たくさんリリースされてきておりますけれど、ニュルのなにがどうタイヘンなのか、ということまではフツー知らない。
ボクもいまだにニュルの路面に手を焼いて、どうしてこんなに難しいんだろう、といって深夜に以前乗っていたアウディTTに乗って、80kmhくらいでニュルの路面を流して、考察しているのですが、これだと舗装の荒れた、ただの山道にすぎない(爆)。
そこを250kmhで他車と競り合って走るからそうなるのだ、とw。
そういうところを手のひらと視覚から、たとえ免許なくても、ほんの片鱗でも、疑似的なことであっても知り得る、というのは貴重。プロのレーサーが、普段の自分のやり方でシミュレーター経由でサーキットを走って、現実と同タイムが出てしまった、というのは有名な逸話で
す。gt7のプロデューサーさんがニュルのパドックを歩いていると、現役のレーサーさん達が、おかげさまで幼少期にはグランツーリズモのおかげでコースを覚えたんだよ、といっていまだにサインをせがまれるそうです。
たとえレンタカーでもサーキットを自分の運転で実際に走るなんてのは、フツーはほぼ現実味を帯びないわけですから、そういう目的にもこのシミュレーターの世界は意味が大きいと思います。
また、それを実写と見まごうばかりの映像クオリティでもってリプレイモードで眺めることができるのも特徴。こんなのたとえ実車を持って現実にサーキットにいってみても不可能です。
さらにGT7から実装された隠しモードで、ミュージックリプレイというのがあるのですが、これのAI編集が凄まじいデキだときている。80年代にあったクルマのコマーシャルフィルム、あれのノリでレースを追いかけてくださるのですw。
現実にはあり得ない画角や、最新のドローンを使っても決して撮れやしない映像のコレクションも自由自在です。こちらはレースを眺めると表現するよりもすでに「鑑賞」と呼べる次元。
かように凄まじいレベルの作り込みはクルマ好きのココロを掴んで離さないのですw。シミュレーターおよび周辺機器の開発者のみなさまには敬意を表するばかり。
コロナ禍で続く、誰も望まない「ひきこもり」ではございますが、このレベルまで高められた引きこもりならば大歓迎というものです(違)。
3月の発売当初は、このすごさがイマイチ理解できておらず、それでもいぢり続けていたのですが、有名なリプレイモードや、セッティングの奥深さなどを味わううちにどんどん引き込まれました。まだ未体験のクルマ好きには是非一度体験せよ、と申し上げておきましょうw。
911RSRで世界各地のサーキットを転戦したのちに お昼のラーメン食べて昼寝してから、買ったばかりのフェラーリ250GTルッソか356カレラGSに乗り換えて、貸切の明け方のニュルに出撃、などという道楽はこの世界でないと実現しないでしょうw(勝手にやっとけや)。
さて、私の現実逃避その2wは、WANDERIZMです。
これは、ロンドンバスの2階部分の最前列にカメラを据え付けて、とあるバス路線の出発から終点まで、ロンドンの街並みを眺める、というyoutubuチャンネル。こちらはCGではなく、実写です(爆)。
んま、キホン慢性渋滞を帯びているロンドンの都心部をバスで練り歩くのをのんびり眺める、というわけですが、街並みや歩く人々、乗客のおしゃべりなんかがリアルに聞こえてくるのを耳にしながら、名物のロンドンバスに乗って街を散歩する気分に浸る、という特異なチャンネ
ルです。普通だと編集されてしまいそうな信号待ちの時間も、そのまんまノーカット。実際の信号待ちの間、各国語で交わされる同乗者のおしゃべりや、車内の雑音などでなんともいえない間が作り出されているのですが、路上では人や物が止まることなく動いている。
あたかも実際にバスに揺られているかのような気持ちになるから不思議ですw。
そんなの、なにが面白いのか、と思われるでしょうけれど、実際にロンドンバスにお乗りになった方なら理解できるはずw。
私は走行中のクルマを眺めるのにハマっております。古いモデルから最新のモデルがそれこそカタログそのまんまのやつが美しい街並みの中を流しておられますw。
ロールスロイズやベントレーなどはむしろ普通。最新のアラブ系スーパーカーなどもエリアを選ぶと実際に走っているのが目撃されるのですが、そういうのを日常的に眺められるのがこのロンドンの路上です。
キホン、常に渋滞しているのがロンドンですが、これはかなり楽しいw。道ゆく人々のだっさーいファッションや、ブリティッシュスーツを着こなした紳士。店舗デザイン、看板なども興味深いか。
極東の島国のど田舎の机に座ったまま、この眺めを楽しめる、というのは稀有な体験といえるでしょうw。というわけで、みなさまもキホン、ステイホームっすよw。