文化逍遥。

良質な文化の紹介。

千葉市美術館『ふたつの柱―江戸絵画/現代美術をめぐる』

2016年06月15日 | アート・文化
 千葉市の中央区役所7階8階にある市立美術館に行ってきた。





 今は、同館所蔵の江戸期の絵画・版画と現代美術の展示。入場料200円は安い。
特に江戸絵画は良かったなあ。若い頃はあまり魅力を感じなかったが、今見ると大胆な中にも繊細さがあり、線の1本1本に魂が込められているようで引き込まれた。団扇なども展示されていたが、江戸期の庶民は今では美術館に展示されているようなものを普段の生活の場で使っていたのだから、ある意味贅沢だ。版画などは襖の補修に使われることも多かったらしい。量は少なくても人の手が掛かった物があることは、精神の安定に寄与する部分が多いように思うが、どうだろう。

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