文化逍遥。

良質な文化の紹介。

柳家小三治独演会

2016年06月01日 | 落語
 5/31(火)夜、JR津田沼駅前にある習志野文化ホールで柳家小三治師匠の独演会を聴いた。

 昨年暮れにも友人の招待で四街道で聴いたが、今回も同じくご馳走になってしまった。なんという贅沢。ただただ感謝。
習志野文化ホールは今回初めて訪れた。駅からすぐの所だし、1400余りの座席を持つきれいなホールだった。特に、パイプオルガンが据え付けられているのには驚いた。聞くところによると、パイプオルガンは維持管理にかなりな経費が掛かるという。なので、きちんとした整備でいつでも演奏可能な状態にしておくことは簡単ではないらしい。

 それはそれとして、今回の演題は『時そば』と『転宅』。どちらも良い出来だったが、さすがに長演はきつそうだった。ファンとしてはいつまでも元気に口演を続けてもらいたいが、持病もあるとのことでお体も大切にしてもらいたい。今回、休憩の後に出た(落語の符牒で「食いつき」というらしい)三味線端唄の「柳家そのじ」という人が良かった。普段は下座さんを勤めているというが、声もいいし、三味線も音程がしっかりしていて巧み。すこし調べてみたら芸大の邦楽科出身とのこと。寄席の客席からは見えない所で普段演奏していて、裏方にしておくのは惜しい人だ。

おまけの写真。暮れなずむ津田沼の街をホールの前の広場から携帯で撮影。歩道橋の奥がJR津田沼駅。写真より実際は暗かったので、少しブレ気味。

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