文化逍遥。

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弦交換ーHeritage

2018年08月07日 | ギター
 久々に、メインギターであるギブソンのヘリテージの弦交換をした。
 ブルース系のギタリストは、わたしを含めてあまり弦を交換しない人が多い。特にアコースティックギターでは、高音を多く含んだ新しい弦よりも、少し古くなった方が落ち着きのあるブルースっぽい音になる。なので、切れない限りはあまり交換しない。有名どころではライ・クーダーなどが、噂では、1年ほど弦交換しないらしい。ちなみに、わたしはコーティング弦では2年以上は使っている。
 それはともかく、今回はダダーリオのコーティング弦EXP26(011-052)を張ってみた。交換する前は、エリクサーのコーティング弦だった。ボトルネックで弾いた時に、余計なノイズが生じにくいので最近はコーティング弦を選ぶことが多い。値は張るが、長く使えるので結局は同じようなもんだろう。それだけに、3弦あたりが早くに切れるとガクっとする。人によっては3弦は緩めないらしいが、3弦はけっこう張力が強いのでネックに悪影響がでそうで、気が引ける。最近は、やはりダダーリオからフォスファーブロンズ弦で、表面を平らにした「Flat Top」のEFT~シリーズも出ている。これも使って見たが、フィンガーノイズはほとんど出ないものの、音の切れが悪い感じでしっくりこなかった。



 さて、使った感想。やっぱ、なんだかんだ言ってもダダーリオ。ピッチの安定性は抜群。チューニングしていって、ピタリと音が合うとホッとする。音質的には、コーティングされているためか余計な高音が抑えられていて、すぐに使える、感じだ。逆に云えば、マーチン系の「鈴鳴り」というような音質を好む人には、どうかな、とも感じる。エリクサーより少し安いし、今度からこれにするかなあ。まあ、しばらく使い込んでからまた考えたい。

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