文化逍遥。

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AM・FMラジオ

2019年05月09日 | 日記・エッセイ・コラム
 最近、ラジオを買った。DSPラジオと呼ばれるもので、従来のアナログのAM/FMラジオ放送を受信し、信号をデジタル変換し、デジタルにて信号処理した後、再びアナログ信号に戻して出力する。ノイズは軽減されているように感じるが、スウィッチを入れてから音が出るまでワンテンポ空く感じになる。
 目を悪くしてからテレビや読書を控えているので、近頃はラジオを聴くことが多い。FMはコンポで聴き、AMは主にAM専用のポータブルラジオで聴いていた。が、民放各局が105MhzまでのFMワイドレンジでも放送するようになってきているのでAM・FMポータブルラジオを購入することにした。たとえば、東京のTBSラジオは、AM954khzで流している放送をFM90.5Mhzでも流している。古いタイプのラジオではFM90Mhzまでしか入らないので、受信できないわけだ。AMの民放各局は、いずれはFM放送に移行させたいらしい。聞くところによると、送信設備がFMの方が簡略化できるらしい。



 ヨドバシカメラで、4300円ほど。AM・FMの他にラジオNIKKEIだけだが短波も受信でき、外部入力端子も付いている。スピーカーは10cmのものが1個だけなのでステレオでは聴けないが、ステレオのイヤホンを使うことは出来る。その他、機能は十分で、感度も問題なく使える。わたしが中学の頃は、深夜放送などがはやり、けっこうラジオを聴くことがトレンドになったりした。その頃、1970年代中頃だったが、AM・FM・短波を受信できる3バンドラジオが1万円程だったように記憶している。現在の貨幣価値では、3万円位になるだろうか。安くなったものだが、ありがたみが薄れていることもあるだろう。長く使っている中で、修理するより買った方が安い、そんな状況は「使い捨て」を助長する。なので、安くても大切に使いたいものである。

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