文化逍遥。

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荒屋敷貝塚2020.4.15

2020年04月17日 | 考古・エッセイ
 4/15(水)午後、千葉市貝塚町にある荒屋敷貝塚に行ってきた。千葉市内には120ともいわれる貝塚があり、特別史跡の加曾利貝塚を含め5か所の貝塚が国指定の史跡となっている。ここ荒屋敷貝塚もその内の一つである。


 携帯で撮影。この辺りは、貝塚町というくらいで大小様々な貝塚が存在している。地表に白く見えているのは、全て貝殻。不思議なもので、貝塚に来ると何か気持ちが落ち着く。太古から続く人の営みを感じることができるからか、あるいは自然が残されているからか。いずれにしろ、大切にされていつまでも残されていることを願うばかりだ。欲を言えば、この辺りの貝塚群をすべて含めて世界遺産に登録して保護してもらえたら、と考えている。地元の贔屓(ひいき)目抜きにして、それだけの価値がある史跡なのだ、と感じる。古いところでは、縄文前期からの遺跡なので、1万年以上前からのメッセージが貝塚には込められている、と言える。文字による記録ではないため重要視されることは少ないが、メソポタミア文明などより遥かに古い人々の営みの記録が貝塚には確かにあるのだ。






 コロナウィルスの感染拡大で、活動できる範囲がかなり狭くなっているので、しばらくは自転車に乗って行ける範囲の史跡などを回ることにするしかないなあ。
 今のところ、感染が終息する兆しは見えない。東京の繫華街あたりでは、家賃が高いため閉店するライブハウスなどが出ている。現在のような状況が続けば、千葉の映画館やライブハウスも存続が難しくなる懸念がある。元々わたしは社交的な人間ではないので、家にいてギターを弾けていれば辛いことはない。が、千葉劇場やライブハウスが消えてしまうのは辛い。なんとか持ちこたえてもらいたいものだ。今は、コロナウィルスの感染が終息した後ライブハウスが再開されることを願いつつ、そこで良い演奏が出来る様にひたすら練習するしかない。

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