文化逍遥。

良質な文化の紹介。

稲架掛け2020年秋

2020年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム
 厳しい暑さも、どうにか峠を越し、秋めいてきた。夏の間は猛暑日が続き、自転車で外を走るのも控えていたが、気温も30度を下回るようになったので、少し走ってきた。


 ここは千葉市の東寺山というところで、今でもかなり自然が残り、また、歴史のある所でもある。我が家から自転車で15分くらい。すでに稲刈りが終わり、刈り取られた稲は稲架(はさ)に掛けられている。今では、地方の農家でも機械で刈り取りそのまま乾燥機で乾燥させるので、このような光景は珍しいかもしれない。おそらくは、自家消費分や地元の神社に奉納する分をこのようにして稲架掛けしていると思われる。自然乾燥された米の味は、機械乾燥よりも格段に良いらしい。が、かなりの重労働だそうで、米作りをしていた新潟の友人は、この稲架掛け作業をすると腰がつらいと、かつて話していた。


 こちらは、上の写真の左側。葭川の水源地の一つである東寺山調整池方向。森の奥、台地の先に東寺山貝塚などがある。この辺りの空気は清浄で、思わず深呼吸を繰り返している。新鮮な空気が入ると、体も心も正常な状態に戻るような気がする。

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